マグナムTOKYO エゴイズムインタビュー Vol.1(前編)
2009年5月21日2年9ヶ月ぶりに復活をはたしたマグナムTOKYOに、ハッスルオフィシャル取材班が超ロングインタビューを敢行! マグナム復活に至るまでの葛藤から、復活劇の舞台裏、そして“打倒・高田総統”への野望まで、“ミスター・エゴイスト”がその名に恥じない俺様ぶりでぶっちゃけトークを大連発だ! さらに、間近に迫った5月シリーズに向けて、マグナムからとんでもない爆弾発言が飛び出した!? 何はともあれ、読めばわかるマグナムワールドを思う存分に堪能せよ!
■「マグナムTOKYO復活は、全部その場の勢いだよな」
――まずは、復活おめでとうございます!
マグナム 別にめでたくもねえよ!
――いきなり逆ギレですか(笑)。
マグナム 話すのとかさ、もう面倒くせえんだよ。なんだったら、俺が話したってことで、そっちで適当に書いてくれてもいいからさ。
――いやいや、そういうわけにもいかないんで、ぜひともよろしくお願いします!
マグナム ったく、しょうがねえなあ。
――ってことで、気分が変わらないうちにさっそくお話を伺っていきたいんですが、3・23後楽園大会で、マグナムTOKYOの復活を宣言されたじゃないですか。あれっていうのは……。
マグナム それはもう、後楽園もそうだし、サムライTVに出たときも、ハッスルの携帯サイトのコラム(毎週金曜日更新『メルトモッDEハッスル!!』)で書いたのも、全部その場の勢いだよな。
――ですよね(笑)。
マグナム でもさ、後楽園で復活宣言したときのことを思い出して欲しいんだけど、あのときリング上には、ハッスル大将(天龍源一郎)、越中さんもいなければ、キャプテン(ボノくん)もいなかったわけじゃん? しかも、KUSHIDA君はハッスルを追放されて、チエちゃんは結婚して引退するって言うしさ。残ったのは、俺を含めて4人だよ。
――ハッスル軍が窮地に立たされた状況でしたよね。
マグナム しかも、そんな状況なのに、TAJIRIさんは俺に最後の締めを振ってくるし(笑)。それであのとき、お客さんには喜んで帰ってもらいたいっていう気持ちが俺の中にやっぱりあったからさ。だから、「どうしたらいいんだろ?」って、あの場で一瞬考えたんだよ。そうしたら、マグナムを復活させるって、つい言ってしまったんだよな。
――その場の勢いで(笑)。
マグナム でもさ、復活するって言ってしまったものの、よくよく考えてみると「次の後楽園まで時間ないじゃん。どうしよう?」っていう問題がね(笑)。
――マグナムダンスとか、いろいろ準備しなければいけないこともあるでしょうし。
マグナム そうそう。だから、3月の後楽園が終わってからの10日間くらいは、「まあ、4月シリーズになったら、しれっとアラン黒木で出ればいいか」っていう気持ちも正直あった(笑)。
――なかったことにしようと(笑)。でも、マグナムTOKYOを復活させるって言ったときのお客さんの沸き方はハンパじゃなかったじゃないですか。
マグナム だから、あのときは「ここにいる人たちは、本当にマグナムを見てえのかな?」っていうのはあったよ。だってさ、2年9ヶ月だよ。その間、マグナムとして公の場には一切出てないからね。確かに、あのときお客さんは沸いてたけど、「マグナムっていう男を知ってて、沸いてんのかよ?」っていう疑いも、俺の中にはあった。
――それこそ、お客さんもその場のノリで沸いてるんじゃないかと?
マグナム そうそう。「ウォー!」とか騒いでるくせに、実は俺の勢いにただ乗っかっただけなんじゃねえのかっていう(笑)。
――まずは、復活おめでとうございます!
マグナム 別にめでたくもねえよ!
――いきなり逆ギレですか(笑)。
マグナム 話すのとかさ、もう面倒くせえんだよ。なんだったら、俺が話したってことで、そっちで適当に書いてくれてもいいからさ。
――いやいや、そういうわけにもいかないんで、ぜひともよろしくお願いします!
マグナム ったく、しょうがねえなあ。
――ってことで、気分が変わらないうちにさっそくお話を伺っていきたいんですが、3・23後楽園大会で、マグナムTOKYOの復活を宣言されたじゃないですか。あれっていうのは……。
マグナム それはもう、後楽園もそうだし、サムライTVに出たときも、ハッスルの携帯サイトのコラム(毎週金曜日更新『メルトモッDEハッスル!!』)で書いたのも、全部その場の勢いだよな。
――ですよね(笑)。
マグナム でもさ、後楽園で復活宣言したときのことを思い出して欲しいんだけど、あのときリング上には、ハッスル大将(天龍源一郎)、越中さんもいなければ、キャプテン(ボノくん)もいなかったわけじゃん? しかも、KUSHIDA君はハッスルを追放されて、チエちゃんは結婚して引退するって言うしさ。残ったのは、俺を含めて4人だよ。
――ハッスル軍が窮地に立たされた状況でしたよね。
マグナム しかも、そんな状況なのに、TAJIRIさんは俺に最後の締めを振ってくるし(笑)。それであのとき、お客さんには喜んで帰ってもらいたいっていう気持ちが俺の中にやっぱりあったからさ。だから、「どうしたらいいんだろ?」って、あの場で一瞬考えたんだよ。そうしたら、マグナムを復活させるって、つい言ってしまったんだよな。
――その場の勢いで(笑)。
マグナム でもさ、復活するって言ってしまったものの、よくよく考えてみると「次の後楽園まで時間ないじゃん。どうしよう?」っていう問題がね(笑)。
――マグナムダンスとか、いろいろ準備しなければいけないこともあるでしょうし。
マグナム そうそう。だから、3月の後楽園が終わってからの10日間くらいは、「まあ、4月シリーズになったら、しれっとアラン黒木で出ればいいか」っていう気持ちも正直あった(笑)。
――なかったことにしようと(笑)。でも、マグナムTOKYOを復活させるって言ったときのお客さんの沸き方はハンパじゃなかったじゃないですか。
マグナム だから、あのときは「ここにいる人たちは、本当にマグナムを見てえのかな?」っていうのはあったよ。だってさ、2年9ヶ月だよ。その間、マグナムとして公の場には一切出てないからね。確かに、あのときお客さんは沸いてたけど、「マグナムっていう男を知ってて、沸いてんのかよ?」っていう疑いも、俺の中にはあった。
――それこそ、お客さんもその場のノリで沸いてるんじゃないかと?
マグナム そうそう。「ウォー!」とか騒いでるくせに、実は俺の勢いにただ乗っかっただけなんじゃねえのかっていう(笑)。
■「なかったことになんねえかな」
――マグナムTOKYO復活が決定して時間がない中で、復活にあたって一番苦労された点は?
マグナム やっぱり俺の中で、「あれ? マグナムTOKYOってどうやってたんだっけ?」っていうくらい記憶が消えかけてたからさ。“もうひとつの顔”と言いつつも(笑)。だって、コスチュームもまったく一式揃って残ってないしさ。それに、入場テーマ曲の『TOKYO GO!』の音源だってもう持ってねえし、みたいな(笑)。
――復活するにしても、環境すらままならない状態だったと。
マグナム だから、「なかったことになんねえかな」ってずっと思ってたんだけど、なぜか俺のことに関しては、ハッスルエンターテインメントがそれを許してくれなかったからさ(笑)。
――その一方で、いざ復活するとなれば、やはり完璧なマグナムTOKYOをお客さんに見せたいっていうこだわりもあったのでは?
マグナム それはあるよ。単なるリバイバルでは終わらせたくないっていうのもあるしさ。でも、イメージがなかなか湧いてこないんだよ(笑)。
――お客さんの中にはマグナムTOKYOを知ってる方もいるわけで、それぞれが“マグナムTOKYO”の理想像みたいなものを持ってるわけじゃないですか。しかも、復活するとなればかなりの期待感をあるでしょうし。
マグナム だから、家に帰ってDVDを観たからね。それまで全然観てなかったんだよ。封すら開けてなかったからさ(笑)。
――まさか、封を開ける日が来るとは思ってもいなかったと(笑)。
マグナム ホントそこからだもん。まず、自分の中で、マグナムTOKYOだったときの記憶を呼び起こさなきゃいけないっていうね。それぐらいブランクが空いてたってことだよな。
――そんな感じだと、マグナムダンスなんかもかなり苦労されたのでは?
マグナム ホントまっさらの状態だからさ。だから、練習していて「あっ、そう言えば、ここはこんな動きだった!」みたいな感じで、一個ずつ思い出していくっていう。やっぱ、DVDを観ていても、観るのと実際に動くのとでは全然違うし。でも、練習していくうちにどんどん思い出してくるから、記憶にはなくてもカラダが覚えてたっていう、そっちの驚きもあったのは事実だよ。
――マグナムTOKYO復活が決定して時間がない中で、復活にあたって一番苦労された点は?
マグナム やっぱり俺の中で、「あれ? マグナムTOKYOってどうやってたんだっけ?」っていうくらい記憶が消えかけてたからさ。“もうひとつの顔”と言いつつも(笑)。だって、コスチュームもまったく一式揃って残ってないしさ。それに、入場テーマ曲の『TOKYO GO!』の音源だってもう持ってねえし、みたいな(笑)。
――復活するにしても、環境すらままならない状態だったと。
マグナム だから、「なかったことになんねえかな」ってずっと思ってたんだけど、なぜか俺のことに関しては、ハッスルエンターテインメントがそれを許してくれなかったからさ(笑)。
――その一方で、いざ復活するとなれば、やはり完璧なマグナムTOKYOをお客さんに見せたいっていうこだわりもあったのでは?
マグナム それはあるよ。単なるリバイバルでは終わらせたくないっていうのもあるしさ。でも、イメージがなかなか湧いてこないんだよ(笑)。
――お客さんの中にはマグナムTOKYOを知ってる方もいるわけで、それぞれが“マグナムTOKYO”の理想像みたいなものを持ってるわけじゃないですか。しかも、復活するとなればかなりの期待感をあるでしょうし。
マグナム だから、家に帰ってDVDを観たからね。それまで全然観てなかったんだよ。封すら開けてなかったからさ(笑)。
――まさか、封を開ける日が来るとは思ってもいなかったと(笑)。
マグナム ホントそこからだもん。まず、自分の中で、マグナムTOKYOだったときの記憶を呼び起こさなきゃいけないっていうね。それぐらいブランクが空いてたってことだよな。
――そんな感じだと、マグナムダンスなんかもかなり苦労されたのでは?
マグナム ホントまっさらの状態だからさ。だから、練習していて「あっ、そう言えば、ここはこんな動きだった!」みたいな感じで、一個ずつ思い出していくっていう。やっぱ、DVDを観ていても、観るのと実際に動くのとでは全然違うし。でも、練習していくうちにどんどん思い出してくるから、記憶にはなくてもカラダが覚えてたっていう、そっちの驚きもあったのは事実だよ。
■「ファンは、アラン黒木として出ることを許してくれなかったんだろうな」
――ハッスルでは、アラン黒木として活躍されていて、今年3月にはハッスル軍にも正式入団。その矢先での復活宣言だったわけですが。
マグナム やっぱり俺の中では、ハッスルではアラン黒木で行くっていう気持ちがあったからさ。アラン黒木としての面白さみたいなのも徐々に見つかってきたし、いろんなことにチャレンジしてみたいっていう単純な好奇心もあったし。でも、やっぱり昔から応援してくれてるファンは、アラン黒木として出ることを許してくれなかったんだろうな。
――それはどこかで感じてましたか?
マグナム アラン黒木として最初に出て、2回目、3回目って重ねていくにつれて、どんどんそれを感じてたからさ。ファンもどうやって俺を応援したらいいのか、戸惑ってるような感じだったし。だから、サイン会のときや、会場入りするときとかも、昔から応援してくれてるファンは俺になんて声をかけたらいいのか迷ってる感じでさ。最終的には、「マグさん」とか、「マグナムさん」って声をかけてきて、俺が「何?」って返事すると、向こうもホッとするみたいな。
――アラン黒木として出てるのに、“マグナム”っていう単語を出していいのかっていう不安も、ファンの方ならあるでしょうしね。
マグナム まあ、俺自身も、サインを書くときなんかは「俺のサインはいつもこれだから」って言って、色紙に“マグナムTOKYO”って書いてたからね。
――えっ、そうだったんですか!?
マグナム 俺もそんな器用な男じゃないしさ(笑)。だから、色紙を2枚用意してくるファンなんかもいたんだけど、2枚とも“マグナムTOKYO”ってサインしてたし、そういう部分も含めて、ファンには戸惑いがあったと思うよ。俺が入場するときなんかも、「アラン!」っていう声も確かに飛んでたけどさ、「マグ!」「マグナム!」っていう声も飛んでたからね。
――実際、お客さんの声援はそんな感じでしたよね。
マグナム だから、俺の中でも「まだマグナムTOKYOは必要とされてるのかな?」っていうのは、ボンヤリながらもあったのは事実だよ。
――ハッスルでは、アラン黒木として活躍されていて、今年3月にはハッスル軍にも正式入団。その矢先での復活宣言だったわけですが。
マグナム やっぱり俺の中では、ハッスルではアラン黒木で行くっていう気持ちがあったからさ。アラン黒木としての面白さみたいなのも徐々に見つかってきたし、いろんなことにチャレンジしてみたいっていう単純な好奇心もあったし。でも、やっぱり昔から応援してくれてるファンは、アラン黒木として出ることを許してくれなかったんだろうな。
――それはどこかで感じてましたか?
マグナム アラン黒木として最初に出て、2回目、3回目って重ねていくにつれて、どんどんそれを感じてたからさ。ファンもどうやって俺を応援したらいいのか、戸惑ってるような感じだったし。だから、サイン会のときや、会場入りするときとかも、昔から応援してくれてるファンは俺になんて声をかけたらいいのか迷ってる感じでさ。最終的には、「マグさん」とか、「マグナムさん」って声をかけてきて、俺が「何?」って返事すると、向こうもホッとするみたいな。
――アラン黒木として出てるのに、“マグナム”っていう単語を出していいのかっていう不安も、ファンの方ならあるでしょうしね。
マグナム まあ、俺自身も、サインを書くときなんかは「俺のサインはいつもこれだから」って言って、色紙に“マグナムTOKYO”って書いてたからね。
――えっ、そうだったんですか!?
マグナム 俺もそんな器用な男じゃないしさ(笑)。だから、色紙を2枚用意してくるファンなんかもいたんだけど、2枚とも“マグナムTOKYO”ってサインしてたし、そういう部分も含めて、ファンには戸惑いがあったと思うよ。俺が入場するときなんかも、「アラン!」っていう声も確かに飛んでたけどさ、「マグ!」「マグナム!」っていう声も飛んでたからね。
――実際、お客さんの声援はそんな感じでしたよね。
マグナム だから、俺の中でも「まだマグナムTOKYOは必要とされてるのかな?」っていうのは、ボンヤリながらもあったのは事実だよ。