ハッスル通信

10・10両国デビュー決定も、マッスル坂井がまさかの裏切り!
TAJIRIとの一騎討ちで“ハッスル乗っ取り”を大胆予告!!

2009年10月1日

10月1日(木)、都内・ハッスル道場にて、10・10『ハッスル・ジハード2009』(両国国技館)でデビューする新入団選手の発表会見が行なわれ、マッスル坂井の両国デビューが決定! さらに、坂井のデビュー戦の相手は、コーチ役のTAJIRIが務めることもあわせて決定となった。ところが、両国デビューが決まった坂井がまさかの急変! 事態は思わぬ方向に……!?

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10・10『ハッスル・ジハード2009』(両国国技館)にてデビューを目指す練習生らによる“Road to ジハード”へのサバイバルマッチも、ついに最終章へと突入! そして、この日の発表会見により、最終的に残った2名の練習生の内のどちらか1名が、両国デビューの夢切符を掴むこととなるのだが……。

会見には、コーチを務めるTAJIRI、そして、なぜか練習生はマッスル坂井のみが出席。すると、大事な発表の場にも関わらず練習生が1名欠けていることを不審に思ったTAJIRIは、「これは一体どういうことなのかな?」と坂井に尋ねる。これに対して、坂井は「実は、午前の練習中、この道場に海賊のような格好をした男が乱入して、練習生の児玉を血祭りにあげ、救急車で搬送してしまったんです!」と不測の事態が起きていたことを明かすと、「ちなみに、児玉は全治2ヶ月。10・10両国大会にはとても間に合いそうにないとのことです」と、襲撃された練習生・児玉の症状を説明。さらに、坂井は、自分がいながらも児玉を海賊男から救い出せなかったことをTAJIRIに詫びる。

この坂井の報告を受け、TAJIRIは「じゃあ、到底無理だね。ってことは、これは自動的に、ひとりだけ残ったマッスル君がデビューっていう流れでいいのかな」と、練習生が相次いで離脱する中で唯一残った坂井の両国デビューを示唆。すかさず、炭谷広報が「決めちゃっていいんですか?」と確認すると、TAJIRIは「いいんじゃないの。そういうことにしよう」と即断即決で、坂井の両国デビューを決めてしまったのだ! するとここで、思わぬ大事件が勃発する!

炭谷広報が、坂井の両国デビュー正式決定を発表しようしたところで、「ちょっと待ってください!」と叫びながら登場してきたのは、自動車学校に入学したはずの佐々木、KGの下着を盗んで追放されたはずの上田、そして、海賊男に襲われて大ケガをしたはずの児玉ら練習生3名が登場! すると、坂井は「ここは自動車学校でもなければ、ブルセラショップでもないぞ! ちょっと待てよ、お前ら!!」と急に慌て始める。

離脱したはずの練習生3名が突然現われ、明らかに動揺を隠せないでいる坂井。すると、3人の報告により、すべては坂井が仕組んだ罠であったことが、次々と明らかにされたのだ。さらに、練習生・上田にいたっては、坂井の手帳をこっそりと入手。その手帳の中には、なんと坂井が考案した“いやがらせプラン”が記されていたのだ!

上田から手渡された坂井の手帳に目を通し、絶句するTAJIRI。これには、坂井も「これは違います。偶然の一致です。僕が手帳に書くと、それと同じようなことが起こってしまうんです、すみません! “デスほぼ日手帳”です」と釈明するも、もはや完全に手遅れ。これには、TAJIRIも「そんなことはないでしょう。これは、すべてマッスルの悪巧みだったってことなのかな」と呆れ果てると、「これは取り消しだな」と坂井の両国デビュー取り消しを示唆だ。

すると、坂井は「すみません! 僕は悪魔に魂を売ってまでして、ハッスルのリングに上がりたかったんですよ!」と猛アピール! さらに、坂井は「TAJIRIさん! あなたのような偉大な選手や、そういう人たちと試合がしたいから、僕はそこまでして……」と情に訴えかける作戦に出たものの、話の途中で他の練習生3名から「だからって不正は許されないぞ!」「俺たちは、お前のせいで脱落したんだぞ!」「デブ、帰れよ!」と大ブーイングが飛ぶ!

完全に後がなくなった坂井は、「うるせえな一般人! 俺は、お前らの社長に言われて来てるんだよ! お前らこそ帰れ!!」と、まるで小学生のケンカのごとく言い返して反撃。ところが、練習生3名に囲まれてしまった坂井は、3人から袋叩きの目に遭わされる。

1vs3という圧倒的不利な状況の中、練習生3名から強烈なストンピングの嵐を受けていた坂井だったが、ここで「痛ってえな〜。てめえら!」とリミッターが外れてしまったかのごとく逆ギレすると、それこそ“人様にお見せできない”ようなあまりにもハードヒットすぎる攻撃で、3人をあっという間に返り討ちにしてしまったではないか! このあまりにもショッキングな光景に、集まった報道陣は完全にドン引きしている中、TAJIRI&炭谷広報が慌てて坂井の大暴走を止めに入ると、ここでTAJIRIが「そこまでしてハッスルのリングに上がりたいっていう、マッスルの心意気はよくわかったよ。それにケンカも強いじゃん。それなら、両国のデビューを決めようよ。これも一種のプロ根性だから。立派なプロレスだ」と、二転三転して坂井の両国デビューがなんと決定してしまったのだ!

さらに、TAJIRIは「じゃあ、ついでにデビュー戦の相手も決めちゃおう!」と切り出すと、「デビュー戦の相手は、僕がやります」と仰天提案! これには、困惑する炭谷広報、そして驚きを隠せないでいる坂井だったが、「ここまでしてハッスルのリングに上がりたいって言うんだったら、その気持ちを僕がリング上でがっちりと受け止めましょう」というTAJIRIからの熱望により、なんと坂井のデビュー戦の相手は、TAJIRIに正式決定となった! そして、対戦が決まったTAJIRIと坂井は、対戦を前に正々堂々、握手をしようとするも、ここでまたしても大事件が勃発する!

なんと、坂井は、TAJIRIが差し出した手を寸前でサッとかわすと、「オラッ!」とTAJIRIに目潰し攻撃を敢行! さらに坂井は、「スキあり!」と不敵な笑みを浮かべると、なぜかベンチプレス台の上に立ち、「元WWEクルーザー級王者も落ちたもんだな!」とTAJIRIに向かって、暴言を吐いたではないか! 完全に人柄が変わり、それこそ悪魔に魂を売ったような目つきになっている坂井は、「まさか、こんなに早く俺のシナリオ通りにいくとは思わなかったな」と、TAJIRIとの対戦までもが坂井のシナリオ通りであったことを明かすと、「10・10、両国国技館、『ハッスル・ジハード』。そこで、ハッスルの精神的支柱、およびプロレス的安心感の象徴であるお前を倒す!」と、TAJIRIに向かって宣戦布告! さらに、暴走が止まらない坂井は、「もし10・10、俺がTAJIRIに勝利した場合、これからはハッスル、いや“マッスル”エンターテインメントとして、この俺のために日夜働いてもらうことになる! スポンサーも、貴様らも、道場も、債権も、全部俺のもんだ!」と、なんとハッスル乗っ取りを予告したのだ!

完全に壊れてしまった坂井に、坂井以外の誰もが呆然とする中、坂井は、「マッスル坂井vsTAJIRIの試合については、両者にだいぶレスリング技術と、だいぶ体重差的なものがあるため、まあ、ルールと試合形式については、追ってリリースさせていただこうと思います」と勝手に発表! そして、一本的に話したいことだけ話して勝手に会見を締めた坂井は、目の前にあるロープに掴まり、“オペラ座の怪人”のごとく颯爽とベンチプレス台から降りてくるも、下で待ち受けていたTAJIRIが、堪忍袋の緒が切れてしまったのか、怒りの形相で坂井を急襲だ! ところが、これをかろうじて逃げることに成功した坂井は、「ハッスルのバーカ!」と捨て台詞を吐き捨てながら猛ダッシュで逃走! 闘いの舞台は、両国へと持ち越されてしまったのだった。

一体どこまでが本気なのかサッパリわからないマッスル坂井の“ハッスル乗っ取り宣言”。迎え撃つTAJIRIとしては、違う意味で厄介な相手と10・10『ハッスル・ジハード2009』(両国国技館)のリング上で対峙することとなるわけだが、はたして、“ハッスルvsマッスル”、究極の闘いの行方はいかに!?

▼10・10『ハッスル・ジハード2009』(両国国技館)決定対戦カード

TAJIRI
vs
マッスル坂井(マッスル)

関連大会:ハッスル・ジハード 2009
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