これさえ読めばハッスルの歴史が丸分かり。ハッスル軍と高田モンスター軍の壮絶なる抗争の足跡です。ハッスルを初めて見るハッスル・ビギナーの方も、『ハッスル1』から見続けているハッスル・マニアの方も、コレを読んで真の“ハッスル通”になろう!
2007年
ハッスルに総統が二人!? 高田総統vs有田総統
『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)で、高田将軍登場に動揺するハッスル軍に、さらにビビって、たじろぐ、アノ男が登場! なんと、ハッスル軍の目の前に現れたのは、『ハッスル・エイド2006』(2006.6.17さいたまスーパーアリーナ)以来となる有田総統だ! 有田総統は、「高田モンスター軍の侵略を阻止するため、ハッスル軍を創設したのが、この私だ!」と、いきなり驚きの新事実を明かすと、直後の高田総統劇場でも高田総統に一歩もひけを取らないマイクの攻防を展開。さらに、最後はハッスルポーズの音頭まで取って、2007年のハッスルを締めくくってしまったのだった。
高田総統の“新たな闘う化身”高田将軍、ハッスル初降臨!
『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)のメインハッスル終了後、高田総統の「戦国ビターン!」を合図に、何者かがステージの下から、ゆっくりと姿を現し始めた。その人物がゆっくりと立ち上がると、モニターには「高田将軍」の文字が……! 高田将軍は、腰から刀でも抜くかのようにゆっくりと手刀をハッスル軍に向けると、なんとレーザービターンを発射!
すると、ラブ&ハッスルの楯を持って構えていた坂田にレーザービターンが命中し、楯ははね返すこともなく壊れてしまった。ザ・エスペランサーを撃破して、ひと安心していたハッスル軍にさらにトンデモナイ強敵が現れてしまったのだった。
インリン様、ムタ、ボノの“夢の親子タッグ”が実現!
ハッスルのリングで魔界一家が勢揃い! 『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)のセミファイナルで、インリン様&グレート・ムタ&モンスター・ボノの“夢の親子タッグ”がついに実現……と思いきや、ゴングが鳴らされても父親であるムタの姿が見当たらない。人数的不利な状況でピンチを迎えたインリン様&ボノ。と、ここで会場が暗転し、花道から現れたのはムタだ! ようやく勢揃いした魔界一家は、天龍源一郎&TAJIRI&RGのハッスル軍を攻め込むと、最後は3人それぞれが必殺技を放つ家族リレーでTAJIRIを撃破したのだった。
生まれてから初めて会う父・ムタに大はしゃぎするボノ。しかし、再びムタが母子を置いて魔界に帰ろうとすると、ボノは「やだ! パパ行かないで!」と泣き叫んだのだった。
ミルコ・クロコップ、ほしのあき、ハッスルにサプライズ参戦!
『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)の第4ハッスルで行われたダイナマイト・ハードコア・ハッスル・ウェポンマッチで、豪華ゲストがハッスルに電撃参戦! まずは、超人気グラビアアイドルのほしのあきが、ウェポンを当てるための巨大パチンコ台のボタンを持って登場すると、最後にスペシャルウェポンとして登場したのはなんと、PRIDEヘビー級GP王者のミルコ・クロコップ! ミルコは、キンターマンに戦慄のハイキックを炸裂させ、Erica&崔領二の勝利をアシスト。高田総統が用意した、ビビって、たじろぐ、サプライズゲストに場内から盛大な拍手が沸き起こったのだった。
池谷銀牙、五次元殺法でハッスルデビュー戦を白星で飾る!
バルセロナ五輪体操銀メダリストの池谷幸雄が、『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)で、マスクマンの池谷銀牙に変身してデビュー! 銀色を基調とし、顔の大部分が見えるマスクを着用した池谷は、ザ・グレート・サスケとタッグを組み、モンスター軍のアン・ジョー司令長官&ジャイアント・バボと対戦した。試合は華麗な体操ムーブで相手を翻弄する池谷に対して、アン&バボはプロレスラーの意地を賭けて非情な攻撃で池谷を攻め込む。ここで、大ピンチとなった池谷をサスケが空中殺法でアシストすると、最後は池谷が必殺の銀牙プレスをバボに炸裂させ、見事ハッスルデビュー戦を白星で飾ったのだった。
勝利を収めた池谷は、銀牙軍団結成を宣言すると、これに同調したサスケの入団が早速決定。「僕はいつなんどき、どんなモンスターの挑戦でも受けます!」と、池谷は今後もハッスルのリングで闘うことをファンの前で誓ったのだった。
ジャイアント白田、ハッスルデビュー戦で川田に轟沈!
日本最強のフードファイター、ジャイアント白田が『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)でついにデビュー! 白田は、KUSHIDA&\(^o^)/チエをパートナーに選び、“モンスターK”川田利明とのハンディキャップマッチに挑んだ。試合は、KUSHIDA&チエのサポートを得ながら奮闘する白田だったが、川田の容赦ない攻撃が白田を襲う。最後は、川田のバックスピンキックでアゴを粉砕された白田が、逆片エビ固めで無念のギブアップ負けとなった。
周りは超巨大モンスターだらけ! RG、人生最悪のクリスマス
『ハッスル・ハウス 〜クリスマスSP 2007〜』(2007.12.25後楽園ホール)のメインハッスルは、RGがモンスター・ボノ&ジャイアント・バボとタッグを組んで、ボブ・サップ&スコット・ノートン&ジャイアント・シルバと激突! なんとRG以外の5人は、全員モンスター軍所属の巨大モンスターばかり。試合でも当然、RGはサップ、ノートン、シルバにボロ雑巾の如く弄ばれると、味方であるはずのボノ&バボも誤爆連発で、虫の息に。最後は、シルバのトップロープからのジャイアント・プレスで、RGは圧殺されてしまったのだった。RGにとっては、二度と思い出したくもないクリスマスとなったに違いないだろう。
喰えんのか! ジャイアント白田がモンスターKとカレー大食い対決
ジャイアント白田が大みそかの対戦相手に“モンスターK”川田利明を指名したことで勃発した二人の因縁。『ハッスル・ハウス 〜クリスマスSP 2007〜』(2007.12.25後楽園ホール)で行われるカレー大食い対決『喰えんのか!クリスマス2007』で白田が勝った場合は、希望通り川田とのプロレス対決が実現することとなる。注目のカレー大食い対決の結果は、日本最強のフードファイターである白田の完勝! 白田が助っ人を連れてきてのハンディキャップマッチという条件つきながら、川田とのプロレス対決が決定したのだった。
「五次元殺法でモンスター軍に勝つ!」 池谷幸雄がハッスル参戦表明!
12月20日、記者会見が行われ、バルセロナ五輪体操銀メダリストの池谷幸雄が、『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)でハッスルデビューすることが発表された。デビュー戦で池谷は、ザ・グレート・サスケとタッグを組んで、高田モンスター軍のアン・ジョー司令長官&ジャイアント・バボとの対戦が決定! 「僕は子供の頃、タイガーマスクに憧れていました。タイガーマスクの四次元殺法。ですが、今となっては、五次元、六次元の技ができるようになっています。期待していてください」と、デビューに向けての意欲を見せたのだった。
坂田亘、妖精さんとのLOVEパワーでザ・エスペランサーを撃破!!
2007年の集大成『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25さいたまスーパーアリーナ)のメインハッスルで、坂田亘が“高田総統の闘う化身”ザ・エスペランサーと激突! 難攻不落の敵を前に防戦一方となった坂田だったが、この大ピンチに小池栄子さん似の妖精さんが現れる! 妖精さんがハート型の盾でエスペランサ―のレーザービターンを跳ね返すと、これがエスペランサーに直撃。このアシストを受けた坂田が、必殺スーパーキックでエスペランサーを撃破したのだった。
試合後、坂田は力を使い果たし妖精さんに、「もし妖精さんとしての力が尽きたのなら、これからはひとりの女として俺を支えてくれるか?」とまさかの公開プロポーズ! 最後は、妖精さんと手でハートマークを作る新ハッスルポーズで、感動の『ハッスル・マニア2007』を締めくくったのだった。
ジャイアント白田、ハッスル参戦表明!!
大食い選手権で名を馳せた、最強フードファイターのジャイアント白田が、『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25さいたまスーパーアリーナ)に登場。白田は、「大みそか! 僕は、ハッスルを平らげます!」と、なんと『大みそかハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)でのプロレスデビューを発表した!
ケロロ軍曹、ハッスルデビュー戦! ノートンの恐竜パワーに屈する
「地球(ペコポン)侵略計画に、高田モンスター軍は邪魔であります!」と言い切り、ハッスル軍と共闘してきたケロロ軍曹が、『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25さいたまスーパーアリーナ)でついにデビュー! ペコポン人用戦闘スーツに身を包んだケロロ軍曹は、“超竜”スコット・ノートンに果敢に挑むも恐竜パワーに屈して、デビュー戦を白星で飾ることができなかった。
大ダメージを負ったケロロ軍曹は、「くおらー、高田総統! 大みそかはこんなもんじゃすまさんでありますよ! 次は、我輩の仲間も連れてくるでありまーす!」と、早くも『大みそか ハッスル祭り2007』(2007.12.31さいたまスーパーアリーナ)への参戦を予告。そして、モンスター軍へのさらなる宣戦布告を行なったのだった。
マーク・ハントがハッスル参戦!!
元K-1王者ハッスル参戦! 『ハッスル・ハウスvol.31』(2007.11.22後楽園ホール)で試合観戦に訪れていたハントは大会終了後、マスコミに向かって「今日、ハッスルを見て気に入った。マニアに参戦するよ」と参戦を電撃発表!
「本当にハントは参戦するのか?」という疑問が飛び交う中で迎えた『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25さいたまスーパーアリーナ)当日。約束どおりハントは、キンターマン&クロダーマンvs“ファイアーモンスター”大谷晋二郎&ザ・モンスター℃の”ダイナマイト・ハードコア・ハッスル・ウェポンマッチ”のスペシャルウェポンとして登場! ℃に強烈な一撃必殺パンチを浴びせ、キンクロコンビの勝利をアシストしたのだった。
海川ひとみ、モンスター軍にリベンジ成功!
3度目の正直でついに初勝利! デビュー戦から2連敗とプロレスの厳しさを味わい続けてきた、グラビアアイドルの海川ひとみが、『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25さいたまスーパーアリーナ)に参戦。ザ・グレート・サスケとタッグを組み、高田モンスター軍のジャイアント・バボ&島田二等兵と激突! 島田の執拗なセクハラ攻撃をかいくぐり、最後はカイカワロックで島田を撃破した。念願だったハッスルでの初勝利に、海川は涙を流し喜んだ。
RG、後楽園に死す!? RGがサップと無謀な一騎討ち!
『ハッスル・マニア2007』(2007.11.25さいたまスーパーアリーナ)で行われるHGvsボブ・サップの前哨戦として、HGの相方であるRGが、『ハッスル・ハウスvol.31』(2007.11.22後楽園ホール)で、ボブ・サップとシングルマッチで激突! 全日本キックボクシングの小林聡GMからキック特訓を受けてサップ戦に臨んだRGは、序盤こそムエタイスタイルで善戦するも、サップの野獣パワーに押し切られ、最後はマットに轟沈したのだった。
『大みそかハッスル祭り2007』開催発表! テレビ東京でゴールデンタイム放送も大決定!!
11月5日、テレビ東京とハッスルエンターテインメントが記者会見を行い、大晦日に『年忘れKYORAKUスペシャル 大みそかハッスル祭り2007』と銘打ったスーパーイベントをさいたまスーパーアリーナで開催すること、それに併せて同イベントをテレビ東京系列にて同日ゴールデンタイムで放送することを発表した。
高田総統によるモンスター軍増強計画最終章! ボブ・サップ来襲
『ハッスル・エイド2007』(2007.6.17さいたまスーパーアリーナ)での高田モンスター軍全敗に怒り心頭の高田総統はモンスター軍増強計画を開始。レネ・ボナパルトやザ・ヘッドハンターズ A&Bに続き、なんと“ビースト”ボブ・サップまで招聘してしまった。『ハッスル・ハウスvol.30』(2007.10.16後楽園ホール)で突如現れたサップは、ハッスル軍エースコンビのHG&坂田亘を一瞬にして蹴散らしてしまった。
RGが念願の天龍タッグ“WARG”を結成! RGの秘策が勝利を導いた
HGと同じく学生プロレスに情熱を注いだRGが、『ハッスル・ハウスvol.30』(2007.10.16後楽園ホール)で、念願の“ハッスル大将”天龍源一郎とのタッグチームを結成。チーム名は天龍が1992年に設立したプロレス団体“WAR”をもじった“WARG”! この日、RGは秘策としてベビーグッズをリングに持ち込み、それがなんとボノに対して効果てきめん! RGのサポートでWARGを勝利に導いた。
TAJIRI復活! ニシム・ラマが電撃参戦
イン乳を失い、廃人同然へと追い込まれたTAJIRIが奇跡のリバイバル! ハッスル軍へ舞い戻った。治療したのは、HGの深刻なFED(ファイティングED)も完治させたという“ムガール帝国の賢人”ニシム・ラマ! 説法のような独特の語り口や、サブミッションを軸に置いたファイトスタイルが人気を博した。決めゼリフ(?)は「長州力だけは絶対に許しません」だ。
坂田がハッスルファンに入籍発表! 後楽園に“妖精さん”降臨か!?
坂田が5年付き合った小池さんと8月29日ゴールイン! 『ハッスル・ハウスvol.28』(2007.9.13後楽園ホール)で、ハッスルファンに感謝の気持ちを語った。するとどこからともなく聞こえてくる“妖精さん”の声。「ハッスルハウスに来い!けえいこ〜♪」。『ハッスル・マニア2006』ではこの声とともに妖精さんが登場したのだ。
坂田がドッキリ企画かとひとり唖然とする中、観客からは、大“えいこ”コールが巻き起こる。しかしそこに現れたのは妖精さんの格好をした“モンスターK”川田利明。崩れ落ちる坂田を相手に「あんまりみんなが楽しそうにしてるんで降りて来ちゃった。てへ!」とおちょくる川田。呆れ半分、怒り半分の坂田とのやり取りもそこそこに、勝手にオープニングを締めくくる川田であった。
プロレス青年・HGが憧れた天龍源一郎とのタッグチーム“龍ゲイ砲”!
大学時代、学生プロレスに情熱を費やしたHGにとって、天龍源一郎は憧れのプロレスラー。そんな天龍とのタッグ“龍ゲイ砲”が、『ハッスル25』(2007.8.18愛知県体育館)でついに組まれることとなった。試合ではサンドイッチ延髄斬りなどコンビネーションの良さをみせたが、結果は辛くもACHICHIの暴走・凶器攻撃による反則勝ちであった。
“魔界の横綱”モンスター・ボノ誕生! インリン様はカワイイ我が子にデレデレ
『ハッスル・エイド2007』でのご懐卵から、わずか2ヶ月。高田モンスター軍は、ふ化加速装置を利用して『ハッスル25』(2007.8.18愛知県体育館)でイン珠をふ化させた。生まれた子供は第64代横綱力士にそっくりで、モンスター・ボノと名づけられた。試合では、攻撃を受けると母・インリン様に泣きつくなど子供らしい一面を見せるが、いざ口にくわえたおしゃぶりがはずれるとさあ大変。荒々しく豹変し、ハッスル軍のRGと“ハッスル大将”天龍源一郎を圧殺したのだった。
インリン様の卵・イン珠誕生
『ハッスル・ハウスvol.27』(2007.8.15後楽園ホール)で、ご懐卵に顔をほころばせたインリン様が、ファンの前にご降臨。予定日を報告するなどしていたところ、突如陣痛がおそった。担架に乗せられたインリン様は、その後1時間足らずで産卵。その真珠のような輝きに魅せられた高田総統は、その卵をイン珠と名づけた。
ケロロ軍曹参戦決定!
『夢のハッスラー募集』キャンペーン。『ハッスル・マニア2007』への参戦を有名人から募集したところ、意外なところから手が上がった。『ハッスル・ハウスvol.27』(2007.8.15後楽園ホール)で観客に挨拶に現れたのは、なんとケロロ軍曹! 彼の言い分は「地球(ペコポン)侵略計画の一環としてハッスルに参戦するであります!」とのこと。その後、“モンスターK”川田利明との口ゲンカというささいな理由から高田モンスター軍を敵に回していくこととなるのだった。
ご懐卵発覚! インリン様がムタの子を宿す
『ハッスル・ハウスvol.26』(2007.7.11後楽園ホール)。この日も愛と美と闘いの女神・インリン様は美しかった。いつも通り、M字ビターンで洗脳を行なうはずであった。しかし突如吐き気をもよおしたインリン様は途中退場。その後インリン様のご懐卵と、父親はムタであり股間へのグリーンミストが原因であることが高田モンスター軍より発表された。
夢のBI対決!
「高田モンスター軍が最強と自負する高田総統に、アントキの猪木こそ格闘技の最強であることを証明するためにリングに上がります」(アントキの猪木)。自分がお笑い芸人であることを忘れたかのようなこの発言を受け、モンスター軍が用意したデビュー戦の相手は、高田総統からジャイアント・ビターンを受け、バッチリ馬場スタイルを身につけたジャイアント・バボ。伝説の名場面がよみがえる試合展開にファンも大盛り上がり。勝利したアントキの猪木はもちろん「1、2、3、ダー!」で試合を締めくくった。
HGが天龍を撃破 天龍は約束通りハードゲイコスチュームを着用(腰フリ付き)!
『ハッスル・エイド2007』(2007.6.17さいたまスーパーアリーナ)のメインハッスル、HGの前にかつてない強敵が立ちはだかった。“モンスター大将”天龍源一郎である。HGはこの試合で“ゴリゴリの中のゴリゴリ”天龍への憧れの想いをありったけぶつけ勝利した。天龍は高田総統の解雇通告を受け止め、会場をあとにした。
そして翌月の『ハッスル・ハウスvol.26』(2007.7.11後楽園ホール)、試合前の約束を守りハードゲイコスチュームに身を包んだ天龍は、モンスター軍からHGを救い出し、“腰フリ”ムーブまで披露。57歳の超ベテランレスラー・天龍源一郎が“男”を見せた瞬間だった。
RGがインランプを強奪! “ランプの魔人”グレート・ムタがインリン様を病院送りに
インリン様から奪ったインランプ。RGは、『ハッスル・エイド2007』(2007.6.17さいたまスーパーアリーナ)の、vsインリン様戦で見事ランプの魔人の呼び出しに成功。中からはかねてより噂されていたグレート・ムタが……! 試合終盤、インリン様のM字フォールを軽々とはねのけたムタが、なんとインリン様の股間めがけてグリーン・ミスト!! インリン様はショックのあまり失神。病院へ直行することとなった。
ハッスル軍“史上最強の助っ人”クロマティが虎狩りに挑む!
クロマティがタイガー・ジェット・シンと『ハッスル・エイド2007』(2007.6.17さいたまスーパーアリーナ)で激突! ハッスルデビュー戦となるクロマティに、この一戦は荷が重く感じられた。しかし伝説の右ストレートを受けた元中日ドラゴンズ投手・宮下昌己も応援に駆けつけた試合では、そんな不安をよそに快勝を遂げた。プロ野球現役時代、乱闘シーンで名をはせた激情型のアスリートはリングの上でも強かった!! 最後はもちろん“バンザーイ!”で締めたのだった。
鈴木みのる&高山善廣が『ハッスル・エイド2007』で誕生会?!
6月17日に行なわれた『ハッスル・エイド2007』(さいたまスーパーアリーナ)。その日はなんと“世界一性格の悪い男”鈴木みのるの誕生日! 「高田総統に誕生日プレゼントでもねだるかぁ」と高山を連れて会場に現れた鈴木は、“モンスターK”川田利明&“ファイアーモンスター”ACHICHI組を一蹴した。
モンスターKがオープニング劇場をジャック!
“モンスターK”川田利明がオープニング劇場でやりたい放題。まず2007年第一回の『ハッスル・ハウスvol.22』(2007.3.15後楽園ホール)を皮切りに“ファイティングオペラなんだから歌が必要”という、はちゃめちゃな理屈で歌謡ショーを始めた川田。以後、高田総統には疎まれつつも、ムーディ勝山やテツandトモや小島よしおといったお笑い芸人を巻き込んで会場を多いに盛り上げた。はい! おっぱっぴー!
タイガー・ジェット・シンが本格参戦! ハッスラーを次々と血祭りに
“狂虎”タイガー・ジェット・シンがハッスルのリングを血に染めた! 2007年、T・J・シンの餌食となったハッスラーは数知れず……。しかも、その被害は入場の度に観客にまで及ぶという非道ぶり。しかしシンの試合では、田中秀和リングアナの前口上を聞ける絶好のチャンスとあって、なかなか悩ましい選手だ。
“超竜”スコット・ノートンが高田モンスター軍に! 初戦の相手はRG!!
『ハッスル23』(2007.6.10青森県営スケート場)、元アームレスリング全米チャンピオンのスコット・ノートンがハッスルのリングに殴りこみ! まず“超竜”の餌食になったのはRG。ノートンの土俵である腕相撲勝負を持ちかけ、腕ひしぎ十字固めで騙し討ちを試みるもあえなく敗退した。
坂田亘がハッスル軍残党を率いて新生ハッスル軍を結成!
高田総統政権にいち早く反旗を翻した男・坂田亘が、『ハッスル22』(2007.4.21大阪府立体育館)で新生ハッスル軍を結成! HG、RG、KUSHIDA、\(^o^)/チエの4人きりになってしまったハッスル軍の残党を率いて反撃の狼煙を上げた。
レイザーラモンが初のタッグ! 相手はモンスター軍最強タッグ・天龍&川田!!
結成10年目を迎えたお笑いコンビ“レイザーラモン”。その2人が、生涯初となるリング上でのタッグチームを『ハッスル22』(2007.4.21大阪府立体育館)で結成。“モンスター大将”天龍源一郎&“モンスターK”川田利明を相手に負けはしたものの善戦。お互いを思いやるコンビ愛が印象的な試合となった。
「大谷、おまえもか」 “ファイアーモンスター”ACHICHI誕生!
『ハッスル22』(2007.4.21大阪府立体育館)、“モンスター・セレブ”小川直也とトレードマッチを行ない、敗北を喫した“ハッスルあちち”大谷晋二郎が高田モンスター軍へ! 高田総統の洗脳に必死に抗う大谷だったが、5円玉を使った単純な催眠術であっけなくモンスター軍の術中にはまってしまった。
翌月の『ハッスル・ハウスvol.24』(2007.5.9後楽園ホール)からは、“ファイアーモンスター”ACHICHIとなってハッスル軍の前に立ちはだかった!
数々の苦難を乗り越えてRGがハッスル軍に正式加入!
『ハッスル・ハウスvol.23』(2007.4.19後楽園ホール)のメインハッスルは、“モンスター大将”天龍源一郎&“モンスターK”川田利明&TAJIRI vs “ハッスルあちち”大谷晋二郎&KUSHIDA&RG。これまで天龍や川田、タイガー・ジェット・シンなどの大物レスラーを相手にボロボロになりながらも、リングに上がり続けてきたRG。下品で臆病でギャグが寒いながらも、そのひたむきなファイトで徐々にファンのブーイングを歓声に変えてみせた。
そしてこの日、ついにファンの盛り上がりがピークを迎えた。「僕、最後までリングに立ってたの初めてなんですよ」。この告白にファンは大喝采! 大谷からも正式にハッスル軍加入を認められたのだった。
流浪のニューヒーローズ登場! キンターマン&クロダーマン
『ハッスル・ハウスvol.23』(2007.4.19後楽園ホール)の第1ハッスル試合前、自らをニューヒーローと名乗るマスクマンズが現れ、高田モンスター軍への入団を高田総統に申し入れ。途中、ミツヤーマンやランデルマン、コールマンを巻き込み、10回を超える査定試合に臨んだ。まあファイトスタイル、技のレパートリー、下品な素行、どこからどう見ても金村キンタロー&黒田哲広な訳だが……。
インリン様がTAJIRIを引き抜き! イン乳の魔力に本能も解き放たれて?変態度が加速
『ハッスル21』(2007.3.18愛知県体育館)で行なわれたTAJIRI vs “モンスター・セレブ”小川直也。レフェリーはなんと高田モンスター軍・プチセレブ島田。実質2vs1のハンディキャップマッチとなったこの試合で、死力を尽くしたTAJIRIは失神してしまう。そこでリングインしたのがインリン様。意識のないTAJIRIを膝枕で抱きかかえ、高田総統のビターンが注入されたイン乳を飲ませた。
その後、助けに入ったハッスル軍・HG&大谷晋二郎に呼び覚まされたTAJIRIは、2人にグリーンミストを噴射! イン乳の魔力に洗脳され、あっさりモンスター軍に寝返ってしまった。そしてイン乳に本能を解き放たれたTAJIRIは、心の奥に眠らせていた変態性を開花。観客、ハッスル軍はもちろんモンスター軍の仲間からも距離を置かれるのだった。
マーガレットがハッスルを引退。ラストマッチは盟友Ericaとのブサイク王座決定戦!?
Erica率いる“乙女軍団”の一員にして、“スーパータッグ王座”のチャンピオン・マーガレットが家庭の事情により故郷へ帰国。ハッスル引退を表明した。マーガレットは“リングに咲く一輪の花”としてファンに親しまれてきた。
そんな彼女の引退マッチは、高田モンスター軍による嫌がらせマッチ。盟友Ericaとの同士対決だった。もちろんそんな理不尽な苦行を受け入れるはずもない二人は、試合を拒否。急遽、島田二等兵が用意した長州か&長州がコンビを相手に危なげなく勝利し、有終の美を飾った。
小川直也がまさかの裏切り! “モンスター・セレブ”として高田モンスター軍に電撃移籍!!
2006年末に行なわれた『ハッスル・ハウス クリスマス・スペシャルpart.2』(2006.12.26後楽園ホール)で、「ハッスル星で地球規模を超えた強さを身につけて帰ってくる」と宣言し、ハッスル軍を活動休止させた“キャプテン・ハッスル”小川直也。ところが2007年高田総統総指揮の下で行なわれた『ハッスル・ハウスvol.22』(2007.3.15後楽園ホール)でも姿を見せず、キャプテン不在のままモンスター軍に対抗していたHGやTAJIRIなどハッスル軍の前に信じられない光景が……。
全試合終了後、リングに降り立った高田総統に呼び込まれ、モンスター軍の面々と肩を並べたのは、ハッスル星に旅立ったはずの小川直也! もっぱら“銭ゲバ”と風説の絶えないキャプテンだったが、ついに心までも金で売ってしまったのだった。
そしてリック・フレアーばりのコスチュームに身を包み、ひとを見下したセリフ回しと、優雅な社交ダンスのポーズでセレブ感をアピール。観客やハッスル軍に不愉快な印象を与えた小川は“モンスター・セレブ”小川直也とリングネームを改変。以後、ハッスル軍残党狩りに力を貸すのだった。
インリン様の帰還。新M字パワーの“M”はマザーの“M”!
1年間に及ぶハッスル軍との死闘によりM字パワーを使い果たしたインリン様は、『ハッスル・ハウス クリスマススペシャル 涙のラストM字ビターン』(2005.12.25後楽園ホール)でのM字ビターン、そして“イン卵”の産卵を最後に高田モンスター軍を引退。しかし、新しいM字パワーが体に満ち溢れてくることに気づいたインリン様は、高田総統に楯突いた我が娘・ニューリン様を監禁し、約1年の休養を経てカムバック!
「3、2、1、マザー! モンスター!!」。新M字パワーの源は母性であり、新M字の“M”はMOTHERのM! インリン様は復帰第一回目の大会『ハッスル・ハウスvol.22』(2007.3.15後楽園ホール)で新M字ビターンを披露し、会場にいた暇でモテないハッスルファンをまたまた洗脳したのだった。
Fighting Opera Episode U開幕
2月1日。2007年初の記者会見が行なわれ、なんと高田総統によるハッスルの買収が発表された。これにより名物化していたGM制度も廃止。『ハッスル・ハウスvol.20』(2006.9.7後楽園ホール)より始まった坂田GM政権は約5ヶ月で終焉を迎えた。そして高田総統プロデュースのハッスル『Fighting Opera Episode U』が『ハッスル・ハウスvol.22』(2007.3.15後楽園ホール)でついに開幕、そのベールを脱いだ。