ハッスル通信

坂田GMの呼称は「GMW」に! 新ポーズも完成
高田総統がエスペランサー戦への条件を提示

2006年9月14日

 9月14日(木)東京・青山のDSE事務所にて、9・12『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.20』で行われたGM総選挙で、第5代GMに就任した坂田軍リーダー・坂田亘GMの就任記者会見が開かれた。会見場の記者席には、なぜか前GMのRGの姿が…。

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 会見前、突如として前GMのRGがペンとノートを片手に現れた!
「この間のGM総選挙で落選、らくせん、ラクセン、ラクセントーン! してしまったRGで〜す!」と、いきなり床の上でセントーンをぶちかますRG。
「私、この度、『東京スポルト』略して『東スポ』に再就職しました。東京スポーツさんとは関係ありません。こちらの方で大爆笑記事、抱腹絶倒の記事を書いて、売り上げに貢献したいと思います。よろしくお願いします。そろそろ会見が始まりそうなんで、よろしくお願いしますよ」と、記者の仲間入りしたことを打ち明ける。RGが記者席に陣取ると、加藤(A)GM代行と石井二代目PR代行が現れ、新GMの座に輝いた坂田亘GMを招きいれた。
「どうも、おはよう。ようやく俺サマの時代が来たな。歴代GMはカスばかりだったが、GMの権威は俺が取り戻す。そして、俺がGMになった以上、お前らにもこれからどんどん刺激的な話題を振りまいて売り上げに貢献してやる。期待していろ」
 上から目線で相変わらずエラそうな態度の坂田GM。歴代GMの中で一番態度がデカイことだけは間違いない。すると、RG記者がさっそく手を挙げて質問を開始する。
「YO YO YO! 新GMに質問があります!」
 坂田GMはあっさり「駄目だ」と拒否したが、あまりにもRG記者がしつこいので質問を受けることに。RGの質問は「坂田GMの就任について、彼女はどんな反応をしているんでしょうか?」。加藤(A)GM代行が「プライベートな質問はやめてください」と遮り、坂田GMが「中止にするぞ」と小倉●子の記者会見ばりに圧力をかけると、RG記者は「すいません…」と大人しく引き下がる。
 気分を害した坂田GMだったが、会見は続けられるようだ。

「まぁ、俺サマの手腕で大阪・名古屋は超満員確実だ。特に名古屋は俺サマの地元。大阪で天龍のジジイを叩き潰して、名古屋ではド派手な凱旋試合をやってやる。そして、11月23日の『KYORAKU presents ハッスル・マニア2006』。前にも言ったとおりメインカードは俺サマとエスペランサーで決定だ。そうデカデカと書いておけ! どうだ、ビッグニュースだろ!?」
 壮大な展開を語った坂田GMだったが、マスコミはシーンとして頷きもしない注目度の低さである。ここで、加藤(A)GM代行がモンスター軍から預かってきたという手紙を読み上げる。
「えー、アホの坂田君へ。キミごときにこの私が手紙を送るというのは少ししゃくだが、放っておくとキミのアホ振りが暴走するだろうからここで釘を刺しておくことにしよう。自己紹介が遅れた。我こそが高田モンスター軍総統の高田だ。
 キミはGMになった権限を悪用し、11月23日『ハッスル・マニア2006』でのエスペランサーとのシングルマッチを勝手に決めているようだが、正直迷惑も甚だしいことこの上ない。エスペランサーはキミごときが指一本触れられる相手ではない。それに、もしもエスペランサーが『ハッスル・マニア2006』に登場するならば、相撲で言えば幕内にも上がれないような雑魚に大横綱の相手が勤まるわけがない。分かるだろう?
 しかしだ、私もキミのようなかわいそうな男の希望をいきなり踏み潰すような野暮な男ではない。そんなにエスペランサーと闘いたいのなら、まず次の大阪大会でモンスター大将とのシングルマッチに勝ってみたまえ。話はそれからだ。
 当然、譲歩したこちらとしても何らかの条件を近日中に出させてもらう。前にも言ったが、GMの権限などは私の前では通用しない。大阪でのモンスター大将との一騎打ちを突破しなければ、エスペランサーは500%キミの前に立つことはない。よく覚えておきたまえ。せいぜいこれからも強がることだな、アホの坂田君。バッドラックだ。」
 あまり譲歩していないような気もするが……とにもかくにも10月6日(金)大阪府立体育会館で開催される『KYORAKU presents ハッスル19』での天龍源一郎VS坂田は、坂田の“査定試合”となることが決定した。
 高田総統からのメッセージを受け取った坂田GMは「まあ、要するにエスペランサーも俺サマに負けるのが怖いということだな」と勝手に解釈。どう理解するかは個人の自由なので、そういうことにしておこう。「とにかく、大阪では天龍のジジイをぶっ潰せば問題ないってことだな。全然、問題ない。ノー問題!」と坂田GMは高らかに宣言した。
 すると、またここでRG記者が手を挙げて坂田GMへの質問だ。
「GM対エスペランサーに興味はないんですけど、選挙公約の『ハッスル・マニア2006』に“えい子さん”を出すとの交渉は上手くいってるのでしょうか? 違う“えい子”を出すとの噂もあるんですけど?」と、なかなか鋭い質問をするRG記者。が、坂田GMは「おい! 何言ってんだ、この野郎! もういい、次だ!」とこの質問を無視してしまった。当初から疑わしかったこの選挙公約。公約が守られないのは世の常だが、坂田GMは本当に守る気があるのだろうか? せめて、任期満了間際くらいまでには公約を達成してもらいたいものである。

 次の話題とは、「坂田軍団の新マネージャー募集」という、どーでもいい話題だった。
「最初に断っておくが、お前みたいなヤツは応募しても無駄だぞ。それからお前もだ」と、坂田GMは失礼にも石井2代目PR代行と女性記者を指差す。「俺が何を言いたいかというと、オッパイが大きくて俺好みじゃないと駄目だってことだ。ブスは入れない。以上」と相変わらずの巨乳好きと面食いぶりを発揮する坂田GM! するとまたしてもRG記者が「ハーイ、質問で〜す!」と手を挙げる。坂田GMはもううんざりといった表情だ。
「この質問だけは『東京スポルト』略して『東スポ』のデスクに聞いて来いと言われて、これを聞かないとクビになってしまうんですけども……巨乳の彼女はやはり肩が凝るんでしょうか?」
 次の瞬間、当然のように坂田GMの蹴りを直撃され、ボコられるRG記者! 「くだらない質問ばかりしやがって、この野郎! 何がしたいんだ!」と坂田GMの怒りは収まらない。ところがここで、RG記者から仰天の申し出が!
「すいませんでした! 僕を坂田GMの下で働かせてください! 何でもやります。コピー取りからお茶汲み、お尻拭きまで何でもやります。坂田GMの下で働かせてくれれば、僕は『東京スポルト』略して『東スポ』をすぐに辞める覚悟があります。坂田GM、働かせてください!」と、坂田GMの部下になりたいと言い出したのである。
 しかし、坂田GMはこのやり取りの中で別のことが気になっていたようだ。
「坂田GM、坂田GMって……なんか響きが悪いな。坂田GM、GM坂田、亘GM、GM亘……GMW! お前、これからは俺のことをGMWと呼べ!」と、突然豆電球を光らせた坂田GM、いや、GMW!
「GMW! ゼネラル・マネージャー・ワタル! ドイツの高級車のような素晴らしい響き!」と、さっそくおべっかを使うRG記者は「G・M・W! G・M・W!」と名前を連呼、さらにはポーズまで考え出してしまった。
「お前もやれ! みんなでやれ! ほら、DSE! お前たち、連続写真でやり方を説明しろ!」と、変なポーズを決めながら記者たちに詰め寄るRG記者! 「このポーズを全国的に広めるように頑張ります!」とGMWポーズの普及のため活動すると言い放った。
 これにまんざらでもない坂田GM、おっとGMWは「前向きに考えておこう」とニヤリ。「それからお前ら、GPWAなんぞより記事が小さかったから、一人ずつお前らの家に行くからな! 本当だぞ! あんな下らないものは隅っこでいいんだ!」と吐き捨て、会見場を去っていった。とんでもない暴君ぶりと、さっそくの暴走であった。
「そのとおりだ! G・M・W! G・M・W!」と連呼しながら、坂田の背中を見送ったRG記者。返す刀で加藤(A)GM代行と石井PR代行に絡み始める。
「YO! お久しぶりですね。石井さん、加藤さん。GMを降りた途端、全然喋ってくれないじゃないですか。とんかつ定食おごってあげたのに。なんですか、あなたたち! 今度GMWの下で働くようになったら、またいっぱいお世話になると思うんで、また遊びに行かせてくださいよ」
 だが、加藤&石井の返事は“キック”だった。蹴り飛ばされて無残なRG。GMを降りると誰もが途端に落ちぶれてしまうのはなぜなのだろうか……。
 RG記者は悔し紛れに「お前らの暴露記事、いっぱい載せてやるかならな!」と加藤&石井に叫んだが、二人はとっとと会見場を後にしていた。
 一人取り残されたRG記者は「それでは、一記者でありますが、会見を終了させていただきます。週刊××××廃刊が、ご愁傷様、ご愁傷サマ、ご愁傷サマーソルトドロップ! そして、お疲れサマーソルトドロップ!」と、サマーソルトギャグ二連発を決めたRG記者は、「GMW! 独占記事を書かせてください〜!」と、GMWの後を追うのだった。