ハッスル通信

チーム3D来日!
石井千恵のデビュー戦は“brother”YASSHIに

2006年10月4日

10月4日(水)千葉・成田空港にて10月9日『KYORAKU presents ハッスル20』(愛知県体育館)に参戦するチーム3D(ババ・レイ&ディーボン)が会見を行った。もう一人のメンバーで、石井のデビュー戦の相手だったスパイクは来日キャンセルに。
そこで、急遽石井との対戦が決定したのは・・・。VMのあの男!?

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 世界最強のタッグチームであるチーム3Dが、再びハッスルに襲来だ。今回の来日目的はただ一つ。10・9名古屋大会でErica&マーガレットを叩き潰し、ハッスル・スーパータッグチャンピオンを奪いとること。「オレらはErica&マーガレットの持つチャンピオンベルトに挑戦する。そのベルトを狙うだけのために、今回来日した」と意気込みを語るババ・レイ。今回は普通のタッグマッチではなく、チャンピオンの乙女軍団に加えて高田モンスター軍のソドム&ゴモラを交えての3WAYマッチとなる。「一つは女どもで、もう一つはデカイやつらだろ? そんなことに構わず、オレらは叩き潰すだけだ」と容赦しない構え。またソドム&ゴモラに関しても「あいつらは高田総統のビターンを受けて狂犬になったんだろう? 今度は自分らで特別な薬物を注入して猫みたいにするぜ」と秘策ありとばかりにディーボンはニヤリ。
 もしハッスル・スーパータッグチャンピオンのベルトを奪取すれば、チーム3Dは19回目の戴冠となり、前人未踏・プロレスタッグ史上最大の記録を打ち立てることなる。ババ・レイは「この記録はザ・ファンクスやロードウォーリアーズよりも多い記録だ」と自慢げに語る。続けてディーボンも「WWEやECWで18回もチャンピオンになっていて、近い将来にはTNAでもタッグチャンピオンになってみせる。残すはハッスルのベルトだけ。100パーセント自信がある。日本では全日本とハッスルのリングで、これまでかなり強いチームとやってきたが一度も日本では負けていない。今回も負けることはない」と余裕のコメントを残した。
 しかし今回の来日はスパイクを加えた3人での来日だったはずだが、どこを見渡してもスパイクの姿が見当たらない。その理由をババ・レイが次にように説明した。「スケジュールの管理ミスがあって、スパイクはTNAと契約していた。同日にTNAの大会が入っていたので、ハッスルに来ることが出来なくなったんだ」

 そしてババ・レイはスパイクから預かったというメッセージを読み上げる。「今回来日できなくて、日本のファン、プレス、ハッスルのスタッフのみなさん、本当に申し訳ない。本当に許してもらいたい気持ちでいっぱいだ。もし日本に来る機会があれば、また3Dと一緒に、またはシングルで闘いたいと思っている」
 残念そうな顔を見せるババ・レイは「もう一人、スパイクが謝らなければならない人がいる」そう言って一人の女性を呼び込んだ。10・9名古屋大会で、スパイクとのデビュー戦を予定していた石井千恵だ。
「スパイクはイシイのデビュー戦の相手に抜擢されたのに、今回来日できなくて本当に申し訳ない」とババ・レイ&ディーボンは石井に深くお詫びした。
 そうなると、石井のデビュー戦の相手は一体誰になるのか? 会見に同行した石井PRが代役として発表したのは、VM(ブードゥー・マーダーズ)の“brother”YASSHIだ! ヒールに徹するファイトスタイルでその名をとどろかすYASSHI、やっかいな相手を迎えることになった。
 YASSHIのことを良く知るババ・レイは「あいつはウ○コみたいなやつだよな。オレは大嫌いだ」と批判。同意するディーボンは、石井にアドバイスとして「日本に来る飛行機の中でずっと考えていた」というパンチのコンビネーションを伝授し、「これでKO出来る」と太鼓判を押した。また「倒した後にテーブルを持ってきて、テーブルにパワーボムすればOKだ」とも。
「スパイクが来日できないのは残念ですけど、また闘う機会があったら闘いたいです。これからババ・レイとディーボンに聞いて、しっかり対策を練ります」と猛特訓を誓った石井。「イシイは聞いたところによると総合で強いし、アマチュアでもスゴイ経歴を持っている。見た目は優しそうだが、本当は心の中は戦士なので気をつけろよ」と3DはYASSHIに警笛を鳴らした。もしYASSHIに勝てば、石井のチーム3D入りを約束したババ・レイ。そうなれば、石井が机を使ったハードコアプレイが見られる可能性も!? しかし「それはまだまだ早いな」とディーボンは首を縦にふることはなかった。

 最後に、ハッスル事業局から一つ発表があった。9月までにハッスルオフィシャルサイトで募集していた石井千恵のリングネームは、全部で1,123通の応募があった。厳正なる審査の結果、ハンドルネームのタイク・マイソンさんのアイデアが見事採用されることに。発表された石井のリングネームは『\(^0^)/チエ』(バンザイ・チエ)。
「笑顔で闘いに勝って、手を挙げてバンザイをしたいと思いました。今風なのでいいと思う」とこのリングネームに大満足の石井。しかし、「これでは縦書きの新聞ではうまく表記出来ない」と新聞社泣かせの名前であることが発覚したのだった。
 ここで石井は「ずっと考えてきた」というバンザイチエの決まりポーズを披露。「バンザイ・チエよ〜」との掛け声とともに腕を伸ばしながら斜め45度に向け左右にポージング。バンザイポーズでフィニッシュするものである。このポーズを気に入った3Dは、笑顔で同じようにポーズを決めたのだった。
 チーム3Dのベルト挑戦、そして\(^0^)/チエのデビュー戦など、見所の多いハッスル10月シリーズに要注目だ!