人生ジャーマンスープレックスホールド。

ソラワタル
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HKB島根県支部長代行。モンスターK'こと佐藤耕平を熱く激しくねちっこく愛し、ハッスルファンにもゼロワンの面白さを布教するべく、勝手に「ハッスルブロガーZERO1-MAX普及委員会会長」に就任し活動中。会場内で「耕平〜!」と叫ぶ声には定評がある。実はクッシーの隠れファン。

佐藤耕平非公式ファンサイト
http://viva.bufsiz.jp/

崔領二非公式ファンサイト
http://saiborg001.nobody.jp/


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最新コメント
2008.12.06 17:56
すみません、プロレスラーに関し
by ソラワタル
2008.12.06 00:51
相変わらず気の多い娘ぢゃ。わは
by GATA
2008.11.15 14:23
>GATAとーちゃ
by ソラワタル
2008.11.09 11:03
はじめまして。
by PT組長
2008.11.08 00:30
おおおおお! お帰りなさぁぁぁ
by GATA
2007.11.04 00:07
>GATAとーちゃ
by ゲスト ソラワタル さん
2007.11.03 14:11
崔選手、最近のハッスルでの活躍
by ばらこ
2007.11.03 00:22
そっかぁ。結局耕平選手に逢えな
by GATA
2007.09.11 18:17
綾戸智絵さん、結構好きなんです
by ゲスト ソラワタル さん
2007.09.10 23:42
追伸
by GATA


両虎相闘えば勢い倶に生きず。 2006.11.14 22:17
タイトルは「りょうこあいたたかえばいきおいともにいきず」と読みます。
『両雄が戦うときはどちらかが必ず倒れる。また、どちらも倒れる意に用いる』という意味です。

……そして、まさに11月11日のゼロワン大阪大会の、佐藤耕平VS崔領二のUNヘビー級のベルトを賭けた闘いは、その言葉に相応しい、激しいものでした。


両雄は、この日のセミファイナルの試合で闘いました。

ロックアップから始まり、間接技でダメージを与え合う、というオールドスクールな静かな立ち上がり。間接の奪い合いは崔選手が有利。耕平選手は何度もロープにエスケープするも、崔選手はレフェリーに止められても離さない、離れない。「どうや、耕平!どうや!」と鬼気迫る表情で容赦なく締め上げる崔選手の姿は、まるで獲物に食らい付いて絞め殺すまで離れない蛇の様でした。

そして、この崔選手のしつこさが耕平選手の体力をとことん奪い、後に彼に勝利をもたらすとは、その時は夢にも思いませんでした……。

何度目かのロープブレイクの後、ついに耕平選手の猛攻が始まります。腕十字や胴締めスリーパーと、これまでのお返しと言わんばかりに攻めまくる耕平選手。そしてリングの外のロープ際で、崔選手にえげつないまでの角度のツームストンパイルドライバーをお見舞いする!!

凄まじい威力に、たまらずリングの外に転げ落ちる崔選手。その体はぐったりと力なく、まさにツームストン(墓石)の名の通り、ここで終焉かと思われた…。

だが耕平選手は無理矢理崔選手の体を引き起こすと、リングの中に半ば強引に崔選手を投げ込んで、力なく横たわるその体を痛めつける。しかし何故かフォールには行かない耕平選手。観客席からも「フォールしろよ!」という声が上がる。

だが、彼は叫びました。

「立てよ、崔!!立て!!!!」

まだ終わらせない。相手の力を全部引き出して、その上で決着をつけてやる――私には、そんな叫びに聞こえました。

その声に応える様に、ゆっくりと、覚束ない足取りで立ち上がる崔選手。

だが、逆に耕平選手の一撃を食らい、再び倒れ込む。

そんな崔選手に止めを刺すが如く、コーナーポストに上がる耕平選手。しかし、ここで意地を見せつけるかの様に崔選手が立ち上がり、同じくコーナーに昇る。

組み合う二人。

耕平選手が投げ飛ばすか。
崔選手が投げるか。

初めは耕平選手が持ち上げていた。
だが、崔選手がここで意地を見せた。
力を振り絞って、彼を投げ飛ばしたのだ。

雪崩式ブレーン・バスター。

壮絶な音が響き渡り、二人の体がリングに叩き付けられる。

だが、両者共に、ぐったりと横たわったまま、立ち上がる事が出来ず、崔選手はフォールに行けなかった。

ダウンしたままの両者に対し、レフェリーがカウントを始める。

「ワン! ツー! スリー! フォー!」

無情に進むカウント。だが、どちらもぴくりとも動かない。

私は叫んでいた。夢中になってただ一人の名を叫んでいた。喉から血が出るほど彼の名を呼んだ。


「耕平!耕平!!耕平!!
立って!立って!お願いだから立って、耕平!!!」


……その声が届いたかどうかは定かではない。


だが、先に起き上がったのは――――耕平選手だった。



カウント8で両者が起き上がり、試合は続行された。

二人とも、傍目から見ても満身創痍の状態だった。足元は覚束なく、立っているのもやっとのように見えた。

しかし、二人はここで凄まじい意地を見せた。何と、ほとんど体力が残っていないだろうに、壮絶なミドルキックの打ち合いを始めたのだ!!

思いも寄らぬ展開にどよめく場内。キック、キック、キック、張り手、エルボー。凄まじい勢いで繰り出される打撃。二人ともヘビー級で一撃が重い選手だ。にも関わらず、バチバチと一歩も譲らぬ激しい打ち合いを繰り返す。

壮絶な乱打戦を制したのは耕平選手だった。崔選手が倒れ、耕平選手がポストに昇り、なんと崔選手の十八番であるダイビングフットスタンプを逆にお見舞いしようと飛び上がる!

だが、崔選手に寸前の所でかわされ、着地した隙に攻撃を喰らう。そして次は二人の投げ合いが始まった。

シドマス、ジャーマン、ポールスター。

得意技を次々と繰り出す二人だが、一向にスリーカウントが入らない。しかも両者共にえげつない角度で技を掛け合い、受け身すら取れず、投げられた体が妙な方向に折れ曲がっていた。

しばらくすると耕平選手の動きが悪くなり、ここぞとばかりに崔選手に一方的に投げられる。ようやく反撃し、雪崩式ファルコンアローを繰り出すも、常に美しいフォームで技を決める耕平選手が、珍しくフォームを崩し、それは不利な状況を打破する決定打とはならなかった。

その後も、何度カウント2を聞いたのか分からない。だが二人とも、もはや意地のみでフォールを返し、ギリギリのところで闘っていた。





――そして、この死闘を終わらせたのは、崔選手の渾身のシドマスだった。





「ワン! ツー!! スリー!!!!!」




3カウントが入り、耕平選手が負けた瞬間、あまりの衝撃に私は項垂れたまま、顔を上げる事が出来なかった。

耕平が、あの耕平が、ベルトを落とすなんて、信じられなかった。

信じたくもなかった。

耕平は私の唯一の希望だった。長い間鬱病で苦しみ、光の差さない海の底で漂っていた私をその温かい手で引き上げてくれた、命の恩人だった。

彼は、私にとっての全てだった。

プロレスラー・佐藤耕平がいたからこそ、今自分は生きていると言っても、過言ではなかった。

好きだとか、愛してるとか、そんな言葉で言い表せないほど、私は彼に焦がれていた。





そんな耕平が、王者から転落した―――――――





頭の中が真っ白だった。



リングの上でベルトを巻く新しい王者に、惜しみない拍手が贈られる中で、私は耕平選手の負けを、どうしても認める事が出来なかった。





だけど、これを書いてる今では、こう思う。





ベルトを失ったことは終わりじゃない。

むしろ、これが本当の「始まり」なんだ、と。





そして、この試合を見て、二人に無限の可能性を感じました。

この二人が、ゼロワンの……そして、プロレス界の新たな流れになる。そう確信できる、素晴らしい試合でした。


両虎相闘えば勢い倶に生きず。


この二人は、いつまでもいつまでも、良きライバルであって欲しいです!!!


あんず 2006.11.14 23:38
試合結果を見た時、真っ先にソラちゃんの事が頭に浮かびました。気持ちが非常に分かる分、内心かなり心配でした。自分を救ってくれた(る)選手のそういう姿を見るのは非常にキツかったと思います。頭を切り替えるまで時間がかかったのではないでしょうか?

そうです、これからが「始まり」です。そして、耕平選手の今後を引き続き応援することが一番のお返しだと思いますし、もし耕平選手がこのブログを読んで下さっていたら、凄く喜ぶと思います。










ゲスト カイル さん 2006.11.15 00:27
私も試合結果を見た時、ソラちゃんの事が凄く心配でした。私は手が震えて涙を流していました。崔選手にとっては喜びかもしれない。耕平選手は王者からの転落のショックかもしれない。でも、耕平選手はまた新たな「始まり」があります。
二人がいつまでも、良きライバルでいてほしいですね。


ソラワタル 2006.11.15 22:40
>あんずさん
本当に良い試合でした。ですが、それとは別に、どうしても耕平選手がベルトを落としたという現実を受け入れるのが辛かったです…;
試合が終わった後、たまらずにトイレで一人で声を殺して泣いてしまいました…。悔しくて悔しくて、崔選手にも素直に「おめでとう」と言えないほどの心境でした。今でもまだ正直、耕平選手の負けを認める事が出来ません; 崔選手が次回のゼロワン後楽園で初防衛を果たした時に、やっと自分の中で崔選手がチャンピオンになったという事実を認める事が出来ると思います。

しかし、もしも御本人が見ていたら……かなり気恥ずかしいですね(笑)。自分でも異常なぐらい好きなので、痛いファンだなぁと思われそうで恐ろしいです(苦笑)
でも、これからも耕平選手を応援する気持ちには、何ら変わりはないですよ!!!


>カイルさん
3カウントを聞いた瞬間、目の前の現実が信じられなくて、しばらく顔を上げられませんでした…。ショックでしばらく茫然自失になって、涙が止まらなかったです;
でも、ゼロワンはUNヘビー級のベルトだけではありません。AWAやEWAのベルトもあります。外に出れば様々な種類のベルトを持った素晴らしい選手達がいます。一つの歴史は終わっても、それが耕平選手の新たなる「始まり」になる事を、ファンとして願ってやみません!!


ハッシー 2006.11.16 20:34
素晴らしい試合を観戦できて良かったですね♪

プロレスは勝ち負けの結果より、試合の過程が重要なので、ここまで、皆が感動したのなら、耕平、領二ともに、拍手を送りたいですね。


ゲスト ソラワタル さん 2006.11.16 21:04
以前このブログで「プロレスは記録より記憶」と書きましたが、正直言ってまだ負けたのが悔しくてたまりません(苦笑)。でも、本当に良い試合でした!!!

しかし、今日週プロの記事を読んだら、あの試合で崔さんが一時的に失明していたと書いてあってビックリしました; 全然そんな風には見えなかったので……。崔さんも本当に凄かったです!死ぬほど悔しいんですが、今やっと「おめでとう!」と言えそうな気がします(笑)


ゲスト ミィーラ さん 2006.11.20 20:27
昨日の大館大会、行ってきました(^ロ^)
メインが『大谷・耕平VS田中・崔』だったのですが、大谷選手も耕平選手も「こらぁ!チャンピオン(`´)」と言いながら闘ってましたょ!!
なんだか昨日の試合を見たら、田舎だからか和気あいあいとしてて楽しんで見ることができましたo(^∀^)
アタシなりに吹っ切れたし…(^_-)
ソラさんの期待通り(!?)男色選手も日高選手のお尻が丸見えになるくらいやってくれましたョ…(^ワ^笑)


ゲスト ソラワタル さん 2006.11.20 20:59
ミィーラさん、レポ有り難う御座います☆
凄い豪華なカードでしたよね!い、行きたかった…;
ゼロワンは実は地方の方が選手も楽しそうで好きなんですよv 「こらあ、チャンピオン!」って!(笑) 可愛い!

ディーノさん、日高さんのお尻を出しちゃったんですか!!?(驚愕) それは何とも羨ま……じゃなかった、はっ、破廉恥ですっっっっ!!!!(赤面)


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