ハッスル通信

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和泉元彌、AKIRAと合体！健想戦に秘策アリ
元彌ママがセッチー鬼瓦軍団を結成、ハッスル・マニアに乗り込む！

2005年10月25日

　2005年10月25日(火)都内某所で、狂言師の和泉流二十世宗家・和泉元彌の記者会見が行われた。プロレスラー・AKIRAの元でプロレス特訓をつんでいる和泉。健想戦に向けて秘策を考えているという和泉は、AKIRAを相手に初めてスパーリングを披露、鋭い動きで記者陣を驚かせた。また会見には元彌ママこと和泉流宗家宗家会理事長・和泉節子さんも同席、11・3『KYORAKU Presents　ハッスル・マニア2005』ではセコンドに着くことを発表し、“セッチー鬼瓦軍団”の結成をブチ明けた。

再生する

　会見に出席した和泉は長髪を後ろで一本に束ね、いつものスーツではなくジャージ姿。さらに真っ赤な髪に隈取りを施した大男を引き連れている。この大男はプロレスラーのAKIRA。和泉のプロレスデビューにあたってコーチ役を務めているのがこのAKIRAだ。また先日の会見で鈴木健想のマネジャー・浩子夫人より参戦を呼びかけられた元彌ママこと、和泉節子さんも同席した。
「プロレスのスキルを磨くために日々トレーニングしている」という和泉。キャリアの豊富なAKIRAをトレーナーに招聘し、実戦に近い練習を積んでいる。さらに健想の素人発言に関しては「最もなことだと思います。プロレス経験のない自分を素人と呼ぶことに反論するつもりは毛頭ございません」と、一見拍子抜けするコメントを返したものの、それは逆に和泉のプロレスに対する真摯な姿勢から来るもの。「その通りのことだと自分自身、肝に命じております。そんな和泉元彌がどうやってあの健想選手に勝つのか？を考えて、日々AKIRA選手にしごいていただいています」と、改めて本気度を感じさせる言葉を残した。さらに「狂言力を持って胸を借りるつもりでぶつかっていきたいと思います。秘策を練りながら、勝つつもりで、というか勝ちに行きます。日々のトレーニングもそのつもりでやっています。ぜひそんな自分の姿を見て欲しい」と、あくまで勝ちにこだわる姿勢を見せた。
　日々のトレーニングを見ているAKIRAも「狂言で培われた身体能力、運動神経、身のこなしは格闘技に通じるものがある」と、和泉のポテンシャルを高く評価しており、「スピード、敏捷性は健想よりも上」と太鼓判を押した。さらにAKIRAは健想の和泉に対する発言の数々にも言及し、「そんなことを言っているけど、お前は奥さんがいないと何も出来ないんじゃないか？　デカい図体して奥さんの尻にしかれてるんじゃねえか？」とチクリ。「こっちには秘策がある。油断していると赤っ恥をかくぞ」と不敵な笑みを浮かべた。

　和泉がプロレスデビューを発表してから、初めて記者会見に姿を現した和泉節子氏。暖色系のドレスに身を包み、すでにビジュアルだけでインパクトは充分だ。「健想さんの妻・浩子さんから『出てこい』と言われたのですが、私は試合には出ません。そして宗家とタッグを組むこともありません」と、浩子の発言を一蹴した節子氏だったが、「その代わりにセコンドに着きます」と、ハッスル・マニア当日は元彌コーナーに立つことを宣言。しかも一人ではなく軍団を引き連れてセコンドに着くという。
　その軍団の名は『セッチー鬼瓦軍団』！　狂言の曲目「鬼瓦」から取ったというこのネーミング。「当日は出来るだけ宗家の近くにおらさせていただこうと思います」と全面サポートすることを明言した。「宗家が言ったようにプロレスと狂言のコラボレーションをお見せしたい」と節子氏。「宗家は終生・狂言をやっていかなければなりません。そしてこの試合が終わると、中国の文化省主催のユネスコ支援十カ国国際交流シンポジウムに招待されております。健想選手、宗家にケガをさせるようなことがあれば、ただでは終わらせてもらいません」と鋭い視線で睨みをきかせ、キラー節子の一面をのぞかせた。
　しかしさすがに心配の節子氏。ハッスル・マニア2005での試合形式としてAKIRAを和泉のタッグパートーナーにし、健想とのハンディキャップマッチを提案したが、AKIRAは「元彌さんの1対1で充分です」とその提案を却下。肩を落とす節子氏だったが、本職のプロレスラーAKIRAが和泉にそれだけ期待と自信をもっているということ。最後は納得した表情で息子を送り出すことを決意する節子氏であった。
　さらに質疑応答終了後には「ちょっとだけ」と、和泉はリング上でAKIRAとスパーリングを披露！　互いにバックを取り合う攻防を見せるとAKIRAを豪快に首投げで投げすて、すかさずチョークスリーパーを極めた。
　身をもってプロレスラーとしてのポテンシャルの高さを証明した和泉。ますますプロレスデビュー戦に期待を感じさせた。そして節子氏が発表した『セッチー鬼瓦軍団』はいったいどんな軍団なのだろうか？　11月3日の横浜アリーナで、その全てが明らかになる！

●記者との質疑応答

――鬼瓦軍団は総勢何名くらいになりそうですか？

節子　行列になると思いますが、当日のお楽しみということで。

――空中元彌チョップを私にかけてもらうことは可能ですか？

元彌　健想選手にもばれてしまうので、ここではお見せ出来ません。それに一般の人にかけてしまうと、大ケガさせてしまうことになりますから。

AKIRA　私も練習で何度かくらったのですが、失神しかけました。

――プロレスデビューに向けて肉体改造は考えていますか？

元彌　体重を増やそうと思っても、そうそうは追いつかないので、敏捷性やスピードを上げるために、いつも通りの健康的な食事をしながら、薦められたものを摂取するようにしています。基本は妻の手料理です。

――コスチュームは完成しましたか？

元彌　着々と完成してます。ただし当日のお楽しみということで。登場から退場まで飽きることないコスチュームになっています。テーマはズバリ“狂言”と“雷”。

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