ハッスル通信

“モンスターK”川田が『ハッスル20』に向け怪気炎
「ハッスル軍5人はオレが一人で全員倒す!」

2006年10月8日

 10月8日(日)愛知の「モンゴリアン・チョップ」名古屋今池店にて、10月9日(祝・月)愛知県体育館で開催される『KYORAKU presents ハッスル20』に出場する“モンスターK”川田利明が囲み会見を行った。2日前の『ハッスル19』で、川田は“これ以上ない”屈辱をハッスル軍から受けており怒り心頭。明日、名古屋でのハッスル軍壊滅に自信を見せた。その自信はどこからくるのかと思ったら……。


“コノ ウラミ ハラサデ オクベキカ……”
 川田は積年の恨みとまではいかないが、ハッスル軍に受けた屈辱に対してメラメラと怒りの炎を燃やしていた。
 その理由は、2日前の大阪で行われた『KYORAKU presents ハッスル19』のメインハッスルに遡る。川田は対決するハッスル軍にある条件を提示した。その条件とは、試合で敗れた敗者は一分間の間、リング外に用意されたM十字架に張り付けにされる“敗者M十字架はりつけマッチ”だ。
 試合途中ではあるが、ニューリン様の張り付けられる様を見たかった川田はニューリン様を急襲。そして、ルール違反の張り付けを敢行して先手を取った。しかし、その後にハッスル軍の猛攻を受けた川田はフォールを奪われ、自分がM十字架に張り付けられる結末に……。会場にいた満員のお客さんの前でHGの股間押し付けや、小川から猫じゃらしでくすぐられたりとやられ放題だった川田。
「大阪で受けた屈辱は一生忘れない。やられた分以上のものをやり返してやる」と、明日に迫った『ハッスル20』でのリベンジを誓った。

 名古屋ではハッスル軍と高田モンスター軍の全面対抗戦として、5対5のイリミネーションマッチが行われる。ハッスル軍からは小川、大谷、HG、ニューリン様、TAJIRIが、高田モンスター軍からは天龍源一郎、“モンスターK”川田利明、ジャイアント・バボ、モンスター℃、“モンスターK’”佐藤耕平が出陣する。
「イリミネーションだろうと何だろうと、オレ一人十分だ!」川田は自分ひとりでのハッスル軍壊滅に自信を見せた。
 この自信はどこから来るのだろうか? キャリア? 戦績? 今まで経験した修羅場の数が違うからだろうか? その答えは、どうやら予想とは違ったようだ。
「オレは今までイリミネーションマッチはやったことがない。ルールもよく分からないしな」つまり、イリミネーションマッチが何なのかよく分かっていなかったのである。
 ここで川田のためにイリミネーションマッチを説明しよう。両軍ともに全員が一斉にリングで闘う。カウントを取られたものは次々とリングを降り、最後にリングに残った者が勝者となる。最後の一人に残るのはハッスル軍か? 高田モンスター軍か? 
 十字架に張り付けられた無様な姿を高田総統にも見られており、川田は呆れられてしまっている。その汚名返上のためにも、川田はいいところを見せなければならない。「総統には“モンスターK”の凄さをよく見てもらう」とモチベーションは高い。
 川田がハッスル軍5人のメンバーで闘いたいのは、ニューリン様とHGのみ。ニューリン様には“Mジャイアント・スイング”を、HGにはあることをひっそりと目論んでいる。
「HGの友人だがなんだか知らないが、住谷というやつが最近結婚とかで騒がれて、のろけているらしいな。奥さんをモンスター軍に拉致しようかな。いや拉致とは言わず、モンスター軍に加入させ、今後オレらのセコンドについてもらうっていうのもいいよな」とニヤリ。
 そして、吠えすぎてお腹がすいたのか(?)、川田は高田総統が直々に仕入れてきたという極上のラム肉のシャブシャブ(1人1280円)を、無我夢中で食べるのであった……。