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TAJIRIさんの事 |
2008.10.08 09:36 |
頂いたコメントの中に「TAJIRIさんの事を書け」というのがありましたので、個人的な意見を書かせて頂きたく思います。
TAJIRIさんが「ハッスルオーディション」で後楽園に初登場した頃のハッスルは、高田モンスター軍と小川直也率いるハッスル軍の抗争がテーマになっていましたが、残念ながら試合のレベルは(技のタイミングがずれたりとかして)「?」な場合も多く、トークについても小川が「なんだとこのヤロー!」しか言えなくて(笑)、「高田総統一座」の様相を呈していたと記憶しています(そういえば、かぶり物系の選手も、ハッスル仮面等がいたりして、今より全然多かったですね)。
その前年、ハッスルマニアに元WWEスーパースターである健想&ヒロコが参戦し、和泉元彌と名勝負を繰り広げた事は広く知られていますが、健想選手の試合運びは(和泉元彌戦以外では)WWE時代と同様にバタバタしていて、ヒロコや高田総統から毎回「しょっぱい!」とか言われるのがネタになってました。トークについては、ヒロコは元アナウンサーという事で見事なパフォーマンスでしたが、健想選手は無骨な印象でした。
TAJIRIさんがハッスルに登場した時あたりから、ハッスルには「しゃべれて試合もできる選手」が増えて行き、気がつくと「職人レスラー集団」となっていました(その事が小川直也を追い込む事になったのは皮肉な事ですが)。試合のレベルも上がって行き「普通に見られる試合」「面白い試合」が増えていったように思います。TAJIRIさんは基本的に「一歩引いた脇役」として、沢山の試合を「作って」きました。タッグマッチをやっていても、試合展開のポイントでTAJIRIさんが絡んでいる場面は多く「さすが」とうならされた事が何度もあります。相手がボノちゃんであろうがインリン様であろうがきっちり試合を作ってみせるあたり、「箒が相手でも試合が出来る」というたとえが思い出されます(ちなみに、健想選手が和泉元彌戦についてこのたとえを持ち出した事がありますが「WWEで散々相手に試合を作ってもらっていたくせに、お前が言うな!」と思わず突っ込んでしまいました)。
ハッスルのTAJIRIさんを見ていると「全力出してないなぁ(抑えてるなぁ)」といつも思います。坂田とのハッスルGP1回戦では(地上波で見る限り)久々に「TAJIRIさんが”力を解放している”」と思わされましたが、それでも「全力」ではなかったように思います。坂田選手はハッスルのエースかもしれませんが、誰が見たってTAJIRIさんの方がプロレススキルは高い訳で、フィニッシュの作りは「よく出来ました」とはいえ、坂田選手の勝利に説得力があったかどうかは疑問を感じざるを得ませんでした。個人的には、TAJIRIさんが持てる力を解放して、ハッスルGPを勝ち抜いて行く、という展開の方がサプライズ的で良かったのではないかと思うくらいです。
少し前、2005年にWWEが日本で行ったTVテーピングのDVDを見ました。リーガル師匠と組んだタッグマッチでは「水を得た魚状態」のTAJIRI選手が見られましたし、ボーナストラックとして収録されているHHHとのシングルでは「大きな選手を相手に全ての力を出し切る」TAJIRI選手が見られました。こういった試合をハッスルでも見られないものか、と強く思った次第です。
TAJIRIさん自身は、自分が前に出るよりも、一歩引いて全体を盛り上げる事に力を注ぎたいのかもしれませんが、ファンとしては「100%のTAJIRIさん」が見たいという意見もある事を知ってほしいと思っています。 |
ゲスト OTK さん 2008.10.16 15:17 |
毎回じっくり読んでしまうほど、ためになる記事で勉強になります。 確かにTAJIRI選手は一歩引いた名脇役ですよね。 坂田選手とのGP1戦では実力の差は明らかでした。100%のTAJIRI氏 ハッスルでぜひ見たい。 |
mari 2008.10.22 23:49 |
そうですよね。本気のTAJIRIさんをみたいと思ってるプロレス(TAJIRI)ファンが山ほどいると思います。 |
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