ハッスル ファイティング・オペラ オフィシャル ウェブサイト

閉じる　鬼蜘蛛はまるで蜘蛛のように、床を四つん這いになって登場。滑り込むようにリングイン。しかし白使もリングの中に入ると、タイタスが先制攻撃。両者を両手でネックハンギングツリーで持ち上げると、そのまま叩きつける。タッチを受けた大谷は、鬼蜘蛛にニールキックを浴びせてコーナーでダウンさせると、顔面ウォッシュの洗礼だ。3連発を浴びせると、ロープに飛んでの強力なのを一発！場内から「もう1回！」の声が飛んで二発目！さらにリクエストに応えて三発目！もっととのリクエストが飛んだが、大谷はゴメンナサイのポーズ。白使VS大谷を経て、もう一度鬼蜘蛛VS大谷になると、鬼蜘蛛はなんとスパイダーネットを両手から発射！蜘蛛の網に捕われた大谷を、鬼蜘蛛はローリング・クレイドルでグルグルと回転させる。大谷も思わず、「何じゃ、コリャっ！」と叫ぶ。
　しかし、大谷はジャーマンで鬼蜘蛛を叩きつけるとタイタスにタッチ。白使VSタイタス、大谷VS白使を経て、試合はまたも鬼蜘蛛VS大谷に。大谷は鬼蜘蛛のフランケン・シュタイナー、ダイビングDDTに苦しめられたが、タイタスのアシストを得て鬼蜘蛛にミサイルキック！そして、スパイラルボムで3カウントを奪った。
　見事な活躍を見せた“アツイ男”大谷。しかし、そこへモンスター軍が乱入！大谷を大勢でメッタ打ちにする暴挙に出た。そこへキャプテン・ハッスル小川が助けに入り、投げ技でモンスター軍を蹴散らしていくが多勢に無勢、ボビッシュに逆転を喰らい今度は小川がピンチに。だが、そこへ何とモンスター軍のケビン・ランデルマンが救出に駆けつけたのである！あまりにも非道なモンスター軍のやり方に、ケビンの正義感が動かされたようだ。ケビンは小川のピンチを救い、ボビッシュをドロップキックでふっとばし、高々とドンキーコング・ジャンプを繰り出した。
　ケビンがまさかのモンスター軍裏切りに、沸く場内。そこへ、あのテーマが鳴り響いた！

閉じる　リングに上がったモンスター℃には、会場から「℃（ド・シー）」コールが巻き起こる。やはりモンスターCの生まれ変わりとはいえ、その人気は凄まじいものがある。そしてモンスター℃がRIKISHIにモンゴリアンチョップの連打を見舞うと、そのチョップに合わせて「ド・シー」コールが起こる。と、ここまでは今までも見てきた光景なのだが、今度はRIKISHIのチョップに合わせて会場から「RIKISHI（リキ・シー）」コールが！KとCの対立関係に続く、℃とRIKISHIのライバル関係が生まれた瞬間だった。
　両者の一挙手一投足に「ド・シー」と「リキ・シー」コールが飛ぶ大熱戦。そんな状況をうらやましく見ていたのが、リング下でセコンドについていたモンスターJだ。モンスター℃からリングに呼び込まれると、待ってましたと勢いよくリングに駆け上がる。そしてRIKISHIに対して「ド・シー」と「J」コールの中、交互に蹴りを叩き込んでいく。すると今度はモンスター℃がモンスターJをうらめしそうな目で見ているではないか！あまりのモンスターJの人気にヤキモチを焼いているのだ。そうとも知らず、「J」コールの中、満足気にRIKISHIに蹴りを入れるモンスターJ。そして遂に二人の間に亀裂が生じた。モンスター℃がモンスターJを突き飛ばしたのだ。お互い激しく罵り合う℃とJ。これがRIKISHIに体力を回復する時間を与えてしまい、RIKISHIから二人同時のラリアットを食らった℃とJは、場外へと吹っ飛んだ。
　さらにイス攻撃を試みたモンスター℃を、RIKISHIはそのイスごと吹っ飛ばす。大の字になったモンスター℃をコーナー付近に持ってくると、最後は必殺のバンザイ・ドロップ！モンスター℃をマットに沈めた。さらにリングになだれ込んできたモンスターJにもトラースキックからスティンク・フェイス。自慢の巨ケツ攻撃で、モンスター軍団を完封した。
　試合後、恒例のダンスタイムではRIKISHIから思いもよらないビッグプレゼントが。何とお客さんの中からダンスパートナーを選びたいと言い出したのだ。多くのファンが手を挙げて立候補する中、RIKISHIが選んだのはプラカードを掲げていた男女のカップル。リングに上がった二人はRIKISHIと共に手拍子を叩きながら息の合ったダンスを披露し、RIKISHIの勝利に花を添えた。

閉じる　ケ○ちゃんモデルのヅラを被ったリングアナ“ゲロちゃん”が再び登場、「K-1、PRIDE、プロ野球、Jリーグ、プロゴルフ、プロテニス、プロサーファー…パチプロ。いいか、よく見てろ！これがプロレスのパワーだ。これがモンスター・ロワイヤルだ！今、時代の扉を開くのはこのモンスターたちだ！」と前置きし、モンスターたちが入場。場内には某テレビ局のスポーツテーマソングが流れる。
　四隅のコーナーで、それぞれの対戦相手と向き合うモンスターたち。島田は「ジャッジ！ジャッジ！」と居もしないジャッジを確認すると、「レディー、モンスター!!」とまるでPRIDEの島田ルールディレクターのようにコールした。
　さて、それぞれがコーナーで闘いを始めたのだが、場内からは「どこ見ていいか分からないよ〜！」との声。それもモンスターたちはコーナー際でゴチャゴチャともみ合っているだけ。島田参謀長だけが忙しそうに、「ファイト！ファイト！」と叫びながら、リング上を飛び回りながら張り切っている。楽しそうなのは島田参謀長だけで、リング下に陣取っている笹原GMも渋い顔を崩さない。最初は黙ってみていた観客も、あまりのつまらなさに大ブーイングだ。
　そこで、スクリーンに高田総統が突如登場！「ストップ！ドントムーブだ！何だこれは、分かりにくい！今すぐこんな茶番はやめたまえ！」と一喝。観客にとっては、今回ばかりは神の声に聞こえただろう。「島田、何だこれは。これのどこが東京ドーム級だ。見ろ、客席を。下々の諸君の目が点になっているじゃないか。今すぐ、オーバー・ザ・トップロープのバトルロイヤルに変更するんだ。その方が100倍分かりやすい」と、高田総統はルール変更を要求。島田参謀長の“東京ドーム級の企画”は、木っ端微塵にされてしまった。
「やりたまえ！」高田総統の合図と同時に、シルバ、ボビッシュ、NJPW、バンパイア23世が、それぞれの対戦相手をトップロープから場外へ放り投げ、いきなりリング上の人数が減った。続いてNJPWとボビッシュが結託し、ラリアットでシルバをオーバー・ザ・トップロープ。バンパイアはNJPWにフライング・ボディアタックを仕掛けたが、軽々と受け止められ場外へ投げ捨てられた。
　残ったのはボビッシュとNJPW。NJPWは某老舗団体のように、スクワットを始める。そして、敬礼からN田ロック2を極めた！さらにボビッシュを持ち上げようとしたが、腰が痛くなってしまいまたスクワット。気を取り直してもう1回持ち上げようとしたが、その隙をボビッシュにつかれてラリアットでトップロープから場外へ転落してしまった。
　という訳で、優勝はボビッシュ。高田総統が再びスクリーンに現れ、ボビッシュを祝福する。
「ほう…優勝はボビッシュ、貴様か。11日のリングではあのインリンのタッグパートナーをやってもらうぞ」と、直々のお言葉。しかし、高田総統は「そして島田！」と怒りを露にする。「よくも我がモンスター軍の看板に泥を塗ってくれたな。貴様のマッチメイクのセンスはゼロだ！よって、参謀長から二等兵に格下げだ！」と怒りの人事異動を発令した！「しばらくは組織の末端で、雑用をこなすがいい」と言い残す。
　リング上では、ガッカリと膝を着いてうなだれる島田参謀長…いや、島田二等兵。場内からは「二等兵コール」が沸き起こる。あまりの落胆ぶりを見たボビッシュが、気を使って肩を叩くほど気の毒な様子だった。先ほど、腕は折られたが降格は免れたアン・ジョー司令長官も、これには大喜び。リングアナウンサーからは、「たった今、参謀長から二等兵に格下げになった島田裕三に、大きなブーイングをお願いします！」死者に鞭打つ言葉が投げかけられ、島田はブーイングを背に浴びて去っていった。

閉じる　ゴング前に坂田に襲い掛かる藤井。エルボー、ストンピング、顔面踏み付けとラフファイトを展開する。しかし坂田も負けてはいない。藤井の蹴り足を取ると、躊躇するこなく急所蹴り。悶絶する藤井を場外に落すと、鉄柵へと投げつけ、プリンスらしからぬえげつない攻撃を見せる。島田参謀長、アン・ジョー司令長官が見守る中、坂田のファイトは激しさを増していく。強烈な掌底を藤井の顔面に一発、会場中に音が響き渡るほど重たいミドルキックを叩き込む。藤井も一矢報いようと、ジャーマンスープレックスを見舞うが、坂田の体がすっぽ抜けたままブリッジするという失態を演じてしまう。続けて観客からエルボーコールを受けながら、コーナー最上段からエルボーを狙うも、今度は距離を誤ってあえなく自爆。さすがの中村カントクも、これには頭を抱えるしかなかった。ふらつく藤井に坂田は渾身の延髄蹴り！藤井はそのまま後ろにバッタリと倒れ、坂田が査定試合第1戦を難なくモノにした。
　試合後、マイクを握った坂田は、再三ミスを犯した藤井に「お前アホか！？俺の相手には役不足なんだよ」と履き捨てる。さらに「結局、ハッスル軍の実力なんてこんなモンだろう。次は田舎のマスクマン、その次は歯抜けの川田だ。藤井と同じ目に合わせてやる。覚悟しとけ！」と、次なる査定試合に向けてメッセージを残した。

閉じる　開始のゴングが鳴ると同時に、ゲレーラをリングの外に放り出したモンスター軍は二人ががりでHikaruを襲う。ゲレーラがトップロープに登ってミサイルキックで救出しようとすると、ウイルスは巧みにレフェリーとの誤爆を誘う頭脳プレー。Hikaruへの二人がかりの攻撃はさらに続き、コーナーにHikaruを逆さ吊りにしてウイルスが顔にパイプ椅子を押し当て、そこへアリシンZがスライディングキック！顔面を強打されたHikaruは完全にグロッギーとなり、アリシンZに椅子で殴打されてもう青息吐息。
　完全にダウンしたHikaruに声援が飛ぶと、ウイルスは「ウルサイッ！バカ！」と日本語で悪態をつき、椅子に飛び乗ってのムーンサルトプレス。なおも二人がかりでHikaruを痛めつけるモンスター軍に、場内から思わずブーイングが起こるが、ウイルスは「シーッ！」と人差し指を口に当てる余裕だ。それにしても、いつからこんなに日本語が分かるようになったのか…恐るべし、ウイルス！
　しかし、調子に乗りすぎたウイルスに落とし穴が待っていた。アリシンZがHikaruをコーナーへ飛ばしたにも関わらず、ウイルスは観客席に気を取られていたためそれに気づかず、逆にHikaruのエルボーで場外転落。Hikaruは返す刀でアリシンZにサイドバスターを決め、ゲレーラにタッチした。
　ここからハッスル軍の猛反撃が始まる。ゲレーラはウイルスとアリシンZ二人を相手にルチャ殺法で大立ち回りを見せ、Hikaruとの連係プレーも繰り出す。圧巻はウイルスがモンキーフリップを仕掛けると、ゲレーラがそのまま後ろにいたアリシンZのバックに飛びつき回転エビ固めを決めたシーンだ。
　両軍、激しく入り乱れての攻防でゲレーラとウイルスが場外へ転落。Hikaruがウイルスへコーナーポスト最上段からのプランチャーを見舞うと、今度はアリシンZがコーナーポスト最上段からのラ・ケプラーダ！好アシストを得たウイルスはハッスル軍に攻撃を加え、それをレフェリーが制止しようとすると「レフェリー、ジャマダ！」と突っかかった。これに怒ったレフェリー、なんと場外のウイルスへ向かって怒りのプランチャー！“飛ぶレフェリー”に場内は大きくどよめき、「レフェリーコール」が沸き起こる！
　しかし、モンスター軍は攻撃の手を緩めなかった。そこへ助けに入ったのがゲレーラだ。ゲレーラのシャイニング・ウィザードを喰らったアリシンZは完全にダウン。慌てるウイルス。だがそこへ、島田参謀長がハッスルドリンク・アリシンZの差し入れだ！一気に飲み干したアリシンZとウイルスはパワー全開、椅子でハッスル軍の二人を蹴散らし、ウイルスは自軍コーナーでHikaruを横たわらせると、ボトムロープ、そしてセカンドロープと立て続けにムーンサルトプレス。トップロープからのムーンソルトはアリシンZが決めた。そして、Hikaruを持ち上げたアリシンZは必殺のアリシン・ドライバー！カウント3！アリシンがHikaruに前回の雪辱を晴らした。

閉じる　ゴング直後、スパンキーとブルーがモンスターJとデビル・ピエロ2号めがけて、いきなりドロップキック。そのまま場外に吹っ飛ばすと、スパンキーとブルーは共にダイブ！いきなりの大技連発に会場は盛り上がる。リング上のレッドも身軽さを生かしたスピーディな動きで、デビル・ピエロを翻弄。まずはハッスル軍の先制攻撃が成功といったところか。
　しかしこの流れを断ち切ったのが新加入のモンスターJ。スパンキーの投げを受け止め、逆に投げ飛ばすとフランケンシュタイナーを決める。大きな声で客席を煽るモンスターCとは違い、要所要所で小さく「J」と呟く控えめなキャラクターがうけたのか、会場からは何と「J」コールが巻き起こる！勢いを取り戻したモンスター軍はブルーに照準を絞り、3人がかりで集中攻撃。モンスターJの膝蹴り、デビル・ピエロ2号のフランケンシュタイナー、そしてモンスターJを台にしてデビル・ピエロ1号がムーンサルトと、息のあったところを見せる。さらにモンスターJはラリアットからブルーをフォールし、ふらふらのブルーを無理矢理立たせると、後ろから両手を掴んでハッスル軍としては屈辱の「ドゥ・ザ・ハッスル」ポーズ。新モンスターながら、しっかりと高田総統の洗脳を受けているようだ。
　ここまで劣勢のハッスル軍。一人気を吐くスパンキーは、モンスターJにトップロープからのムーンサルト2連発。レッド＆ブルーを呼び込み、何とハッスル軍は3人がかりで、モンスター軍3人をブレーンバスター。この大技によって、試合の流れはハッスル軍へと傾いた。まずはブルーがデビル・ピエロ1号に延髄蹴りからブレーン・バスター。続いてレッドがデビル・ピエロ2号にシューティング・スター・プレス！これはロープ際だったため、ブレイクとなる。モンスター軍も最後の力を振り絞り、レッドに集中攻撃を仕掛けるが、最後は3人がリング内に入り乱れ、レッドがデビル・ピエロ1号を高速ウラカン・ラナで、3カウントを奪った。試合には勝ったハッスル軍だが、ファンのハートを最も掴んだのはモンスターJ。リングを後にするモンスターJには大きな声援が送られた。モンスターCに続く、人気モンスター誕生の予感を感じさせる。