スモークと共に、高田総統がついに福岡初登場! さっそく喋りだすが、なんとマイクが入ってないアクシデント。
「帰るぞ! 私に失礼だ」と眉間に皺を寄せてお怒りの総統。そこへブーイングが鳴り響くと、総統も機嫌を直したようだ。
「平日の夜○×△×〜…噛んじゃったよ」さすがの総統も動揺を隠せなかったのか、珍しく噛んでしまった。そこへブーイング。「本当のブーイングが来たぞ。もういいだろう、先へ進ませてくれ」気を取り直し、再びマイクに向かう総統。
「平日の夜にも関らず、仕事も学業も放り出して来たのぼせ者の福岡の諸君よ、ご機嫌いかが? 一応、挨拶をしておこう。我こそが高田モンスター軍総統の高田だ!」
一斉に沸き起こるブーイング。しかし、高田総統はニヤリと笑い、「予想通り、ブーイングがトンコツ臭いな」とバカにする。「下々の諸君、もう噛まないぞ」と前置きし、「納税王のチキン君、キミは随分と稼いでいるようだな。そんなにお金が好きなのかい? そう言えば去年、キミが歌ったおかげでさっぱりヒットしなかったハッスル音頭。あれに懲りずにCDを出したらしいじゃないか? つくづく感心するよ。あの聞くに堪えない音痴な歌を披露する、その厚かましさが長者番付に名を連ねる秘訣か?」と、先日、グラビアアイドルの岩佐真悠子とユニットを組んで出したCDまでバカにされてしまう。
しかし、小川も負けてはいない。
「おい、高田! 自分ところにCDのオファーがないからひがんでんだろ! 悔しかったらピンでCD出してみろ!」と言い返し、「いいから早く、1億持って来い!」と、1億の賞金を要求する。
「おい、納税王! お前は何かにつけ金、金、金か! お前にひとつ忠告しておこう。金ばかりを追いかけていると、本当に大事なものを失うぞ」と、何か意味深な発言をする高田総統。「まあいい。40前の男に説教をたれても無意味だ。それではくれてやる。1億! 遠慮なく持っていきたまえ」
すると、リング上に札束がものすごい勢いで撒き散らされる。思わず敗れた安田もかき集めるほどだ。だが、このお札、どうも変だ。一枚拾った小川がよく見ると…そこには福沢諭吉ではなく高田総統の肖像画が!
「なんだこりゃあ! コレのどこが1億円だ! 騙したな!」と怒る小川。
すると高田総統は涼しい顔をして、こう答えた。
「騙してはいない、失敬な! そのお札はモンスタードルだ。我がモンスター軍でしか使えない通貨だ。1億モンスタードル、キッチリ揃えてある。なんなら数えてもいぞ。そもそも私は、1億円なんて言ってない。最初から円だとは言ってないぞ。1億円とは勝手にマスコミが書いただけだ。何なら確かめてみるがいい!」
う〜ん、そう言われてみれば、ハッスルオフィシャルHPの動画で調べてみても、「1億」とは言っているが、「1億円」とは言ってない。
しかし、怒りが収まらないのは1億円に釣られて小川と闘った安田だ。
「ふざけるな! 福岡まで来させて、試合までさせやがって。ふざけるな、この野郎!」と怒りをぶちまける。
「黙れ! ロクに借金も返せないデクノ棒の借金王。キミもモンスタードルをパンツの中に掻き入れたらどうだ?」と一喝する高田総統。「聞くところによると、福岡男の気質はこういうものらしい。金遣いの荒い、ギャンブル好きだ。まさにお前そのものだ! なんならこの福岡に永住したらどうだ?」と、先ほどまではモンスター軍の手先となって小川と対戦した安田をこき下ろす。
「よく聞け、銭ゲバ! 借金王! お前らは同じ穴のムジナだ! あ〜ん? 仲良くコンビでせいぜい仲良くするがいい! あまりにもブーイングがトンコツ臭いから、ジュネーブにでも飛ぶか。バッドラック!」と、高田総統は言いたい事だけを言って、さっさと姿を消してしまった。
すっかり騙された安田は、小川以上の落ち込みだ。ロープにもたれかかり、がっくりとうなだれる。小川もしばらくは呆然としていたが、「どうせ、こんな事だろうと思ったよ。あっちがこう来るならこっちにも考えがある。おい、借金王! こうなったらアンタ、ハッスル軍に入れよ。借金を返すためにハッスル軍でガンガン働け!」と、なんと安田をハッスル軍に勧誘だ。
この言葉に顔を上げた安田は、「俺の保証人になってくれるか?」とかなり嫌な注文を突きつけたが、さすがは納税王。「保証人?」と声をひっくり返らせたが、「なってやろうじゃねぇかよ! ハッスル軍のために頑張ってくれるなら、なってやろうじゃないか」と力強い言葉。ここで二人はがっちりと握手、ハッスル軍にまたも力強い味方が一人加わった事になる。
「もう一人、この度、ハッスル軍に入った日本で最も腰の軽い男を紹介します」と小川。
登場したのは、そう、あの男だ! 激しいハッスルポーズ普及委員会会長のレイザーラモンHGである。
腰を激しく振りながら登場したレイザーラモンは、大歓声でリングに迎え入れられた。
「博多の皆さん、フォー!」とレイザーラモン。「ハッスル、フォー! 見ての通り、ハードゲイでーす! 皆さんも腰を振ってくださいね。コーフンしてきましたぁ!」と、かなりテンションの高いレイザーラモン。「今日はハッスルポーズのハードゲイ・バージョンを考えてきました」という。
そのやり方とは、3、2、1、までは同じだが、「ハッスル! ハッスル!」の時に腰を10回以上振るというものだ。「限界に挑戦してください、フゥー!」という事で、さっそく福岡のファンでハッスルポーズのハードゲイ・バージョンを披露。
「この後でやるのは辛いなー」と、さすがの小川も圧倒されたようだ。それでも、「最後にキッチリ締めるぞ! 次に来る時は福岡ドームだ! 天国にいる橋本慎也、お前もハッスルするぞ!」と、元祖ハッスルポーズを安田、レイザーラモンと共に決めた。レイザーラモンだけは、腰を高速で振っていたが…。
三人が去った後には、しっかりとモンスタードルを掻き集める福岡のファンたち。やっぱり高田総統が言っていたのは、本当なの?
8分25秒 STOボンバー→片エビ
試合直前になってもまだ会場入りしていない安田。なんと競艇場に行っていて遅刻という。試合前の意気込みを聞きに行こうと控え室を訪れたアナウンサーに「今日レースなかったじゃねえか!」と怒鳴りながら控え室に入っていった。
一方の小川も控え室で何やら眼鏡の男性と相談している。安田同様、試合前の意気込みを聞きに行こうと控え室を訪れたアナウンサーだったが、小川はそんなアナウンサーお構いなし。聞き耳を立ててみると「あれ高いんだから、えっ何でよ」「ガウンだよ、ガウンだよ」と税理士と経費について相談中だった…
ウルフルズの借金大王で入場する安田。小川はいつもの入場テーマ曲での入場だ。
閉じる 一億円かかっているということもあって、安田はいつも以上のパワーを発揮。フロントチョークで小川の首を締め上げると、小川はぐったりと動きが止まりそのままマットに崩れ落ちる。失神をアピールする安田は全力で小川の首を絞り上げる。しかし小川は何とか頭を引き抜いてこのピンチを乗り切った。
再開後、小川は安田の蹴り足を取ってグラウンドに持ち込んで足四の字へ!安田も体を反転させて、逆に小川の足を極めにかかる。グラウンドの展開から一転、スタンドに戻るとヒザ蹴りと前蹴りを叩き込む安田。小川のバックドロップを急所打ちで切り返すなど一億円への執念を見せる。ボディプレス、ダブルアームスープレックスで攻め立てる安田は、得意のタイガードライバーを狙うのだが…
小川はその腕を取って脇固めへ!耐える安田に対して小川は腕十字をカウンターで狙う。腕を押さえて立てない安田に小川はミドルキック。払い腰で投げ捨てるとSTOを狙うが、安田も意地を見せてつっぱりで小川をロープ際まで押し込んでいく。しかし小川はロープの反動を利用してカウンターのSTO!立ち上がる安田にとどめのSTOを決めて3カウントを奪った。
試合後、マイクを握った小川は「オイ!高田!きっちり一億円、耳揃えて用意しろよ!」と高田総統に呼びかけた。
そこへ、インリン様が満足そうな笑みを浮かべてリングに上がってきた。
「なんてみっともない姿なのかしら、ハッスルK! これで私と闘うなんて笑っちゃうわ。これで大阪はM字ビターンマッチに決定ね」と川田を嘲る。「でも…」とインリン様。
「でも、あなたの望みどおり、プロレスで勝負してあげるわ。嬉しいでしょ? 嬉しかったら、『ありがとうございます、インリン様』と言いなさい」と、M字ビターンマッチは勘弁してくれるという。しかし、お礼を言うなんて屈辱だ!
と思いきや、「ありがとう」と意外に素直な川田。「しかしな、お前がプロレスなんて出来るわけない。だから、そこら辺にいるロクでもない外人を連れてきてもいいぜ! ハンディキャップマッチでも構わないぞ」と川田は逆に敵に塩を送る発言だ。
「そう。なら私のパートナーは風神と雷神よ!」インリン様がパートナーに指名したのは、ハッスルのリング上で全盛期のロード・ウォリアーズ以上の大暴れを見せている風神・雷神だった。こんなハンディキャップマッチ、いくらハッスルKでも荷が重過ぎる!
ところが、川田は「誰が3対1と言った?」と意表をつく答え。そこに登場したのは、ハッスルあちちこと大谷だった。「そこのデカイの! さっきはよくもやってくれたな」と風神・雷神を挑発する。
「あなたたち、本当に暑苦しいわね。あなたたち二人で勝てると思っているの?」とインリン様。すると川田、「大阪でやってやる。その前に、お前の臭そうなリングコスチュームをちゃんと洗っておけよ」と、インリン様のプライドを汚す発言。
「あの引き篭もり、ムカついたわ! あまりにもムカついたから今日はこのまま帰るわ!」と怒り心頭のインリン様。だが、そこへ待ったを掛けたのはアン・ジョー司令長官と島田二等兵だった。
「お前たち、インリン様をこのまま帰らせていいのか?」と観客に問うと、福岡のファンから一斉に「インリンさまーっ!」のコールが沸き起こる。どうやら福岡のプロレスファンも、相当スケベなようだ。
この大インリン様コールに気を良くしたインリン様に、笑顔が戻った。「見たいの?」とご満悦な表情のインリン様。「見たらどうなるか分かっているの? そんなに洗脳されたいの?」と問いかけると、場内から一斉に沸き起こる「されたーい!」との声。インリン様の悩殺パワーは全国共通だ。
「本当に洗脳しちゃうわよ。分かったわ、アレを出しなさい」とインリン様が指示すると、特性のお立ち台が登場。この日、一番の盛り上がりを見せる福岡! そして、「3、2、1、モンスター!」の掛け声と共にM字ビターンが炸裂! すっかり洗脳されてしまった福岡のファンたちは、フェンスにまで群がる大興奮の状態だった…。
8分21秒 ヘラクレススラム→片エビ
新潟でインリン様から鞭打ち刑の屈辱を受けた川田。今回の試合でもし負ければ、大阪の『ハッスル11』ではそれ以上の屈辱ともいえる“M字ビターンマッチ”を受けなければならない。インリン様が連れて来た巨大カブト虫モンスターのブルーノ・ヘラクレス、巨大クワガタ虫モンスターのキング・ギラファを打ち破り、大阪でインリン様をプロレスの試合に引きずり出す事が出来るか?
控え室で入念なウォーミングアップをする川田の前に、今夜のタッグパートナー田中が現れた。
「おう、鈴木」といきなり間違える川田。「あ、佐藤か」と訂正してさらに墓穴を掘ってしまう。「田中です」と言われて、「田中か」とやっと気付く川田であった。
「悪かったな、こんな試合に巻き込んで」と誤る川田だが、田中は「何を言ってるんですか、ハッスル軍の一員として当然ですよ」と誇らしげである。
しかし、川田は首を傾げて「お前、ハッスル軍なの?」と問いただす。「僕はハッスル1から皆勤賞なので、ハッスル軍の一員だと思っているんですけど…」と自信なさそうに答える田中。それでも、「とにかく今日は大阪でM字ビターンマッチをやらなくてもいいように頑張りましょう!」となかなか頼りになる。だが、そこに石狩の姿は無く、「そう言えば、石狩のヤツどこいったんだ?」と川田が辺りを見渡すと…。
そこへ現れた石狩、いつものハッスルIのTシャツではなく、“ボクだけの虫王”と書かれたTシャツを着ている。
「いや〜、川田さんがいつも相手を研究しろと言うんで、コレですよ、コレ」と、昆虫同士の闘いが収められている事で話題の『虫王』のDVDを取り出す石狩。ちょっと違う気もするが、田中は「さすが川田さんの弟子ですね」と褒めてしまう。「そんな奴、俺の弟子じゃないよ」と川田はあっさり否定。
とりあえず、石狩の提案を受け入れてDVDを見始める三人。すると、クワガタがハサミで相手の体を持ち上げ、軽々と投げ捨てる映像が…。
「うおっ! スゲェや、こりゃ。気を抜いたらやられちゃいますよ」と警戒を強める田中に、「よし、気合入れていくぞ!」と闘志を高める川田。颯爽と控え室を飛び出していく三人。
だが…なぜか石狩だけ戻ってくると、「これも研究しとかないとな。いっひっひっ」といつもの気味の悪い笑いを浮かべ、新しいDVDをセットする。画面にはインリン様のあられもないお姿が…! どうやらインリン様のセクシーイメージDVDのようである。
「すっげーな、おい!」と一人喜ぶ石狩。画面に映し出されたインリン様のお尻に頬ずりだ。ところが、そこへ川田が戻ってきた。「なに見てんだ、この野郎!」と当然のごとく逆鱗に触れ、ビッグブーツを食らってテレビに叩きつけられる石狩。それでもしぶとく、「インリンさま〜」と画面に張り付いていたが、田中に首根っこを掴まれて試合場へ連れて行かれる石狩であった。
閉じる すでに試合前から川田のビッグブーツで大ダメージを負っている石狩は、花道を転げ落ちながら入場。田中に引きずられ、やっとの事でリングイン。すでにボロボロである。
「ハッスルK! 私が連れて来た昆虫モンスターたちに負ければ、ハッスル11でM字ビターンマッチをやってもらうわよ」
場内に響き渡るインリン様の声。続いてヘラクレス、ギラファ、アン・ジョー司令長官、風神&雷神を従えてインリン様の入場だ。リングに入ったインリン様は、川田を相手に一歩も退かない睨み合いを展開。なんて気の強い女性なのだろうか! そこへよせばいいのに、石狩が「インリンさま〜」と近寄ったものだから、あっという間に鞭打ちの刑にされてしまった。
そのままゴングが鳴らされ、ギラファとヘラクレスに滅多打ちにされる石狩。ギラファは石狩にエルボーを見舞い、デスロックとアームロックを併せたストレッチホールド。どうやらハサミ技が得意なようである。
ヘラクレスとギラファはよってたかって石狩に強烈な技を浴びせていく。ついにはギラファのボクストンクラブに捕まる石狩。ギブアップか? そこへ川田が蹴りでカットし、無事、田中へタッチ。田中がギラファをDDTの形に捕らえると、ここぞとばかりに石狩がしゃしゃり出てダブルのDDTを見舞おうとするが、逆にDDTで叩きつけられる二人。ならばと田中がブレンバスターを仕掛けようとすると、またも石狩が加わるも逆に二人とも投げられてしまう。どうも田中と石狩の息が合わないようだ。
アン・ジョーと川田にタッチ。川田はものすごい勢いでアン・ジョーにキックを見舞い、顔面蹴り上げにローリング・ソバットからビッグブーツ。さらにブレンバスターから背中に蹴りを見舞い、とどめのストレッチプラム! しかし、これはギラファにカットされてしまった。それでも川田はアン・ジョーに、バックドロップからの顔面蹴りと猛攻を加える。
しかし…ハッスル軍のお荷物・石狩がここで強引に川田とタッチ。張り切ってでしゃばってくるも、アン・ジョーに次から次へと丸め込まれてフォールの体勢になり、その度に川田が必至の救出! 石狩なんぞに任せてはまずいとばかりに、川田と田中がダブルのブレンバスターを始め、ナイスなコンビネーションの連続でアン・ジョーとギラファを吹き飛ばしていった。
田中がヘラクレスにスーパーフライを決め、フォールに行こうとすると、またしても石狩がでしゃばってフォールに行って返される。石狩はここがチャンスとばかりにヘラクレスをエビに丸め込むもカウント2で返され、トップロープからフライングボディアタックを仕掛けると、当然のようにヘラクレスに受け止められバックブリーカーを喰らいカウント2・9! リング下ではインリン様が涼しい顔で試合を眺めている。
ヘラクレスはさらに、ネックハンギングツリーからのバスター! フォールに入るとカウント3! やはりというべきか、石狩がハッスル軍の足を引っ張り、川田のM字ビターンマッチを決定させてしまった。「何やってんだよ!」と怒りの川田は石狩にビンタだ。
4分00秒 飛びつき押さえ込み
大谷との一戦を前に島田二等兵は大あくび。「ユーは本当に大丈夫ですか?アチチはああ見えても結構ストロングですよ」と、アン・ジョー司令長官も不安げな表情を浮かべる。そんなアン・ジョー司令長官に対して、島田二等兵は「ちゃんと考えてあるんで大丈夫ですよ!」と自信満々の笑み、高田モンスター軍科学班がモンスター軍の頭脳を結集して作ったというリモコンを手にしている。何を操縦するものなのかは分からないが、「これで大谷はイチコロですよ」と不敵な笑みを浮かべる島田二等兵であった。
大谷の後に入場した島田二等兵は「大谷、覚悟は出来てんだろうな!びびったか?たじろいだか?」と、花道でも強気な発言。そして「よし!コイツの出番だ!」と、リモコンを動かすと何と花道に現れたのはジャイアント・シルバ!しかしよくよく見てみると、頭にはアンテナがついている。この大巨人の招待は島田二等兵が持つリモコンで自由自在に操縦することが出来る、シルバ28号という人造モンスターなのだ!「これは俺の思いののままに動く俺の化身だ!だから代わりのコイツが戦うんだよ!」と、やはり姑息な手段に出た!
閉じる 島田二等兵の操縦でシルバは大谷に強烈なハエ叩きパンチとラリアットを連発。両腕で大谷の首を締め上げる。いきなりのピンチを迎えた大谷だったが、このピンチを救ったのが中村カントクだ。シルバを操縦する島田二等兵を突き飛ばすと、シルバを操縦するリモコンは大谷の足元へ。大谷はそのリモコンを手にとって、シルバを操縦し始めた。大谷はシルバに島田二等兵を襲わせ、シルバが島田二等兵の首を締め上げ、島田二等兵は戦闘不能に追い込んだ。
操縦士を失ったシルバに大谷は顔面ウォッシュ!そしてシルバの頭についたアンテナをもぎ取った。しかしこれが仇になってしまった。アンテナが壊れたシルバが暴走、覚醒したシルバは大谷に襲い掛かりチョークスラムからフォールを狙う。さらにジャイアントプレスでトドメを刺そうとするシルバだったが、大谷はすんでのところでこれを回避するとシルバの腕に飛びついて、自分の全体重をかけてシルバを後ろに倒すと、そのまま3カウントを奪取!島田二等兵の火祭り参戦を阻止した。
しかしここでFUJIN&RAIJINが乱入、勝ち名乗りを受ける大谷に暴行を加える。勝利を手にした大谷だったが、RAIJINボムとFUJINプレスを立て続けにくらってしまい、グロッキー状態。大谷はセコンドに肩を借りてリングを降りることとなってしまった。
第4試合終了後、7月11日午前10時36分、40歳の若さで永眠した“ハッスル・キング”こと故・橋本真也の追悼セレモニーが行われた。
橋本の遺影を持った小川、大谷、川田がリングに上がり、ハッスル軍とモンスター軍の全選手、及び関係者がリングを囲んだ。リング上の抗争を一時休戦し、哀悼の意を捧げる事に。
場内には生前のハッスルキングの活躍がVTRで映し出される。小川とOH砲を組み、ハッスルの礎を築いた橋本。追悼の10カウントゴングが鳴らされた。その後、マイクを持った小川の挨拶。
「失礼します。あまりにも突然で、あまりにも急で、正直いって適当な言葉が見つかりません。ある人にこう言われました。ハッスルの父は私であり、母は橋本さんだと。思い起こせば、ハッスルを広めるためにハッスルポーズを考えたのは、私と橋本さんでした。橋本さんはプロレスの復興を、誰よりも考えていました。橋本さん自身、ハッスルに復活するために誰よりもトレーニングを積んでいましたが、志半ばで逝ってしまいました。
でも、湿っぽいのはあの人には似合いません。とても派手好きなあの人を悔やみ、ハッスルではハッスルらしくあの人を送りたいと思います。生前、彼が生み出したもうひとつのハッスルポーズ、“トルネード・ハッスル”をやって、哀悼の意を捧げたいと思います」
福岡スポーツセンターに集まったファン全員が立ち上がった。
「彼は常々、皆さんにやらせる前に“恥ずかしがらずにやれ!”と言っていました。皆さん、恥ずかしがらずにやって下さい」と訴える小川。もちろん、お客さんも承知だ。
「ハッスル・キング、橋本真也! 天国でもハッスルしろよ!」
天国の橋本へ小川がメッセージを送り、一斉にトルネード・ハッスル! 場内には橋本のテーマ曲が響き、大きな「橋本コール」が沸き起こる。目頭を押さえ、泣き崩れるファンの姿も見られた。
“ハッスル・キング”橋本よ、永遠に!
11分24秒 STJ→体固め
HHH王者への次期挑戦者決定戦となったこの試合。王者田中からフォール勝ちを奪っている人狼が王座挑戦権を勝ち取るのか?それともハッスル軍がそれを阻止するのか?この試合で初登場となったクイック・クック・リーは中華料理屋のコック風のモンスター。持参する武器は中華鍋だ。
閉じる 大しゃもじを武器に入場した藤井軍鶏侍と一騎打ちとなったリーは、藤井のお約束(?)エルボー攻撃自爆を誘って中華なべで一発。まず最初にフォール勝ちを奪った。そんなリーを止めたのがピコピコハンマーを持ってきた崔。リーのお尻と股間にピコピコハンマーで強烈な一撃を叩き込んでフォール勝ちを奪った。その勢いのままにモンスター軍を倒していきたかったハッスル軍だが、鬼蜘蛛がその前に立ちはだかった。崔にわざと攻めさせておいて、崔がトップロープからピコピコハンマーで攻撃をしかけようとしたところで、鬼蜘蛛が必殺の糸攻撃。鬼蜘蛛は身動きが取れなくなった崔を一気に丸め込んだ。これで3対1となってしまったハッスル軍だが、喜ぶ鬼蜘蛛を黒田がすぐさまフォール。意外にも頭脳プレーで黒田が鬼蜘蛛を下した。
しかし2対1というハンディキャップ状態は変わらず。やはり一方的に黒田が攻め込まれるという展開に。場外で脚立を背にしたモンスター℃に自転車攻撃を仕掛ける黒田だったがこれも誤爆。さらにモンスター℃に机に向けてのデスバレーボムを受けてしまう。さらに人狼に羽交い絞めにされ、モンスター℃の机攻撃を脳天に受ける黒田。万事休すかと思われたのだが、モンスター℃に二度目の机攻撃を誤爆させる。そして逆に机を奪い返し、モンスター℃に一撃!黒田がモンスター℃からフォールを奪い、人狼と1対1の対戦になる。
息を吹き返した黒田は人狼を机に叩きつけると、脚立を人狼の股間に突き立ててそこを机で殴りつけるという悶絶フルコース。トップロープに登ると哲ちゃんカッターを叩き込む。そしてトップロープから脚立を利用してのニードロップを狙う。しかし人狼はこれを誤爆させると、脚立に向けて黒田は人狼を人狼クローで叩きつけると、この一発でフラフラとなった黒田に二度目の人狼クローを決めて3カウントを奪った。
人狼が勝ったシーンを見届けた田中はエプロンサイドに上がり「お前には大きな借りがあるから、明後日の大阪でその借りをまとめて返してやるからな!」とリベンジを誓った。
7分51秒 フライングボディプレス→片エビ
「こっちも美女軍団を作ってくるからな」と、お友だちの美女(?)マーガレットの投入を宣言したErica。無理やり嫌がるスパンキーをタッグパートナーに引き入れ、今夜の試合に臨む。
「しかし、あのドブスでデブのEricaは本当に美女を連れてくるんですかネ?」と言うアン・ジョー司令長官に、「ドブスでデブ、略してDVDの言う事ですからねぇ」と疑いを隠せない島田二等兵。
そこへ「何しているの?」とインリン様が登場する。アン・ジョーと島田二等兵は、口をモグモグと動かして、「試合前の腹ごしらえですよ」と答えた。
「あなたたち、歯がまっ黄色じゃないの」と、二人の歯の汚さを指摘するインリン様。「カラーの事までは気にしてませんデーシタ」というアン・ジョー司令長官に、インリン様はご立腹だ。
「歯磨きだけじゃ足りないのよ。真の男とは高田総統のように白い歯がこぼれる男の事を言うの。男にしても、モンスターにしても、歯は大事なのよ。美貌の源である歯を磨かないと、男は磨かれないわ」と、美学を展開するインリン様に、ただ頷くだけのアン・ジョーと島田であった。
「美白のデンタル戦士ブランカX、あの醜いEricaをクリーンアップにお掃除してあげなさーい!」
閉じる まずはモンスター軍が入場、白いコスチュームのブランカXと黒いコスチュームのアリシンZの対比が美しい。その後に続くのはおなじみモンスターJである。
一方、ピンクのコスチュームに身を包んでEricaが入場、隣には…記者会見で見せた写真とは似ても似つかない、Erica以上のデブ、いや巨体を持つマーガレットが黄色いコスチュームで登場だ。嫌がるスパンキーを両脇から抱え、ご満悦な表情である。
「オェーッ」と吐き気をもよおすアリシンとブランカ。
「コレのどこが美女ナンデスカ?スパンキーも困ってマース!」と敵ながら同情してしまうアン・ジョー。しかしEricaは「何を言ってるんですか?どこから見ても、素敵な美女じゃない」と独特の美的感覚でものを語る。
「それよりも、レオ様。いつものあれをやらないと!」と、スパンキーにタイタニックポーズを要求するErica。戸惑いを隠せないスパンキーに無理やりポーズをとらせたEricaだったが、「私も!」とばかりにマーガレットが飛びついたため、二人とも吹っ飛ばされてしまった。
付き合ってはいられないとばかりに、襲い掛かるアリシンとブランカ。アリシンはEricaにビンタを見舞うが、パワーが全く違うため逆にビンタでダウンを喫する。最初は「何すんのよー」と泣いていたEricaだが、アリシンの回転エビ固めをヒップドロップで返すと、怒りに火がついたようでアリシンを目茶目茶にしてしまった。
それにも関らず、「助けて〜レオ様〜」とスパンキーにタッチを求めるErica。ところが、スパンキーは代わったブランカのテクニックに翻弄され、エビ固めやスモールパッケージホールドで三度もフォールを奪われそうになってしまう。これでスパンキーにも火がついたかと思いきや、ブランカは「待った」をかけてリング下へ降り、鏡を見ながら歯のお掃除だ。
「ブランカアルファ、30秒で歯が真っ白デース! 絶賛発売中デース」と、なぜか生CMを展開するアン・ジョーとブランカXであった。こんなに歯を気にするプロレスラーは、フレッド・ブラッシー以来であろう。
リング上ではモンスターJとスパンキー。無駄に「J」をアピールするJは、ロープに飛んでショルダータックル。フォールに入るがカウントは2。これを何度も繰り返した二人だが、最後には両者ふらふらになってノックダウン!
そして、マーガレットの登場だ。逃げ惑うJだったが、場内からの「Jコール」に勇気を取り戻し、がっちりとマーガレットと両手を組むが、なんとここでマーガレットがキスの奇襲攻撃! 怒りに震えるJはマシンガンパンチをマーガレットに見舞ったが、逆にマーガレットに乗っかられ、ヒップドロップの連発を受ける。「オエエエッ」と吐き気をもよおしたJに、Ericaが追い討ちのヒップ顔面擦り付け攻撃! Jは完全にグロッギーとなってしまった。
何とかアリシンにタッチすると、アリシンとブランカが見事な連携攻撃を見せる。ダウンしたEricaに、アリシンがムーンサルト、ブランカがダブル・フットスタンプを炸裂させ、さらにダブルの低空ドロップキックだ。
ここで再びJが出てくるが、Ericaにキスを迫られてタジタジ、下がったところへマーガレットが待ち受けており、危なくキスされるところに。前からErica、後ろからマーガレットのダブル・プレスを受けたJに、なんとEricaがディープすぎる熱烈キッス!これにはJもショックのあまり半失神状態に。そこへ、マーガレットの巨体がダイビング・ボディプレスで降ってきた!当然、Jは返す事が出来ず、カウントは3。あまりにも可愛そう過ぎるJであった。
「試合に負けたのは仕方が無いけど、どこが美女なんデスか? 見なさい、GMも萎えてますよ」とアン・ジョー。確かにGMも具合が悪そうだ。しかし、場の空気を読めないEricaは「あ〜らGM、照れちゃって。カワイイんだから!」とのたまう。
だが、アン・ジョーが「あなたたちは恥ずかしくないんですか。ユーたちは、ケダモノ、アニマルでーす! 人間だったら、わき毛の手入れぐらいしなサーイ」と言ったところで、それまでフリフリしていたマーガレットの形相が一変。「わき毛言うなー!」と怒りだし、そのままアン・ジョーに突進してKOしてしまった。どうやらEricaは「鼻毛」、マーガレットには「わき毛」が禁句のようである。
完全にモンスター軍を蹴散らしてしまった自称・美女軍団は、スパンキーを拉致同然に捕まえて去っていったのだった。
ボロボロにされたアン・ジョーは、怒りが収まらない。「ユーたち、かろうじて女だと思ってましたが、もう許せません! 次の大会ではミーが直々にぶっ潰しマース!」と、大阪での制裁を予告。それに対して、Ericaとマーガレットの最強コンビはお尻ペンペン。
アン・ジョーもモンスターJも足元がおぼつかず、フラフラの悲惨な状態となってリングを後にした。
4分40秒 ローキック→片エビ
「あのナルチビの野郎!まだローンも残っていたのに。今頃彼女の乳でも揉んでるんだろう!チクショー!」お気に入りのスーツを坂田亘に切り裂かれ、やりきれない笹原GMは屋台で一人飲んだくれていた。「オイ!おやじ!聞いてるのか!?」となりにいる見知らぬ人に絡む気持ちも分からなくはないが…
と思っていたら何と笹原GMの隣に座っていたのはマーク・コールマン!高田モンスター軍入り査定試合に負けて、「オレ ノ ジンセイ オワリダ」とこちらも一人で飲んだくれている様子。すると笹原GMは「そうだ!あのナルチビを今度のハッスルでグシャグシャにしてよ。そしたらギャラを2倍出すよ」とコールマンにオファー。このオファーをコールマンが承諾し、飲み屋の席で急遽坂田亘VSマーク・コールマンの一戦が決定したのであった。
花道に現れたコールマンの二日酔いのためかすでにフラフラ。さらに持参したビールを何本も飲み干して酔いは増す一方。果たしてこんな泥酔状態で坂田と戦うことは出来るのか?
閉じる ヘッドロックを仕掛けるコールマン。しかし坂田にロープに振られると、なんと足元がもつれてそのままフラフラと倒れこむ。「これ酔っ払いじゃねえかよ」と怒り爆発の坂田はコールマンを無理矢理立たせて、逆水平の乱れ打ち。さらに「そんなに飲みたいんだったら飲ませてやるよ」と、リング下で試合を見守る笹原GMの目の前にあってビールを手に取り、コールマンの頭からビールをぶっかけるのであった。ところがこれがコールマンにとっては逆効果。アルコールパワーで復活したコールマンは強烈なスピアーを坂田に食らわせると、フラフラになりながらもフロントスープレックスを連発。坂田の顔面に強烈なハンマーパンチを叩き込む。
しかし坂田はコールマンのどてっ腹にパンチを一発!二日酔いには一番効く攻撃だ。コールマンは何とかこれを我慢し、坂田を袈裟固めに捕らえるも一気に力を入れてしまったせいかアルコールのまわりが早くなり、自ら技を解いてしまうという有様。最後は坂田のボディへのサイドキックで悶絶させられ、後頭部へのサッカーボールキックであえなく撃沈。笹原GMに開放されながら、控え室へと去っていった。
試合が終わると坂田の公開ナンパがスタート。世界三大美人の一つ博多美人ということもあってか、いつになく楽しそうな坂田。観客からの野次にも「女なんて何人いたっていいんだよ!このブ男共!」と履き捨てるのであった。
6分49秒 高速回転エビ固め
高田総統が登場し、福岡のファンへ向かってひとこと。
「福岡名物の明太子の原料は、スケトウダラの卵だ。私には何億、何兆ものスケトウダラの卵の悲鳴が聞こえる。辛いよ、痛いよ、何で僕たちが唐辛子漬けにならないといけないんだ、何で僕たちが売られないといけないんだと! そうだ。全ては辛子明太子を勝手に名物にし、暴利をむさぼる福岡の民のせいだ!激辛カンフージェネレーション、明太子(ミン・タイ・スー)よ、唐辛子漬けにされて売られていった仲間たちの怨念をここに集約させ、お前に与えよう。その怨念を力に変えて、ヒーロー気取りのハッスル仮面にぶつけてくるがよい!ビターン!」
閉じる 博多生まれのカンフーマスター、ミン・タイ・スーは明太子にされたスケトウダラの卵たちの怨念を背負ったモンスターだった!
「どーですか、エブリバディ! 我がモンスター軍のご当地モンスター、ミン・タイ・スーは!ハッスル仮面はビビッて出てこないんですか?今日はミーたちの不戦勝ですか?」と勝ち誇るアン・ジョー司令長官。
もちろん、正義のヒーローであるハッスル仮面が逃げるわけが無い。今日はブルー、レッド、イエローの編成でモンスター軍の悪を阻止する。
一斉に襲い掛かるモンスター軍。レッドとブルーがピエロ1号と2号を相手に華麗な空中戦を披露したが、何と言っても注目は明太子とイエローの辛味、いや絡みだ。
明太子はカンフーマスターらしく、イエローのパンチやキックを受けては裏拳を返し、華麗なソバットの連打。イエローもソバットを返してみるが、足が短いので届かない。それならばとイエローはデブなのに身軽な回転脚頭絞めで吹っ飛ばす。1号と2号に捕まっても、逆にフライングボディアタックでお返しと、今日も八面六臂の活躍を見せるイエロー。そこへ明太子が乱入し、「メン・タイ・コ!」の掛け声と共に1号2号と太鼓の乱れ打ち。激辛な攻撃である。
イエローがショルダーアタックで1号と2号を吹き飛ばし、明太子のフライングボディアタックを受け止めて、120kgのフライング・ボディ・ソーセージ。
ここで明太子が必殺技を繰り出した。アイアンクローのポーズを取ると、なんと手首から明太子が湧き出てくるではないか!そのままレッドに明太子クローだ。辛子が目に染みて、もがき苦しむレッド。返す刀で明太子はイエローにもクローを仕掛けようとしたが、これは逆効果だった。イエローはその明太子を喰ってしまったのである。イエローの食いしん坊ぶりに、明太子は唖然呆然。ならばと2号がイエローを押さえつけたが、クローは2号に誤爆。イエローのドロップキックに二人まとめてリング下へ蹴り落とされ、イエローの重爆プランチャーが爆発した。
リング上ではブルーと1号の一騎打ち。ブルーは正面から1号の背後に飛びつき、そのまま回転エビ固めでカウント3!ハッスル仮面チームが、見事、勝利の雄たけびを挙げた。
リング上に目を移すとそこには祇園山笠のふんどし格好の笹原GM、「私がハッスルGMの笹原GMですたい」と福岡イズムを爆発させる。「山笠に負けないよう命がけでハッスルします」と決意表明だ。
そこに島田二等兵が登場。「相変わらず素敵なお言葉ですね。あざす。ふんどしが似合ってますね。僕が女ならフォーリングラブですね。ホークスが応援するしか能がないボンクラどもにモンスター軍の素晴らしさを見せてやりましょう」と福岡のファンを罵倒する。すると今度は中村カントクがリングに上がり、「何だその汚い格好は?失礼だろう?」と島田二等兵を一喝。しかしここは笹原GMが二人を何とかなだめ、今日の対戦カードが発表された。しかし一時は収まった二人の口げんかも対戦カードが発表されたことで、再びヒートアップ。さすがの笹原GMにもこれには怒りが爆発!「シャラーップ!」&「Iam GM!」が飛び出した。そして気を取り直した笹原GMより、ハッスル10の開催が宣言された。
場内には高田モンスター軍の模様が映し出される。そこには明太子をおいしそうに頬張るアン・ジョー司令長官と島田二等兵の姿が。アン・ジョー司令長官は「中洲には他にもデリシャスなものがあります」とニヤリ。「博多では××するパブのことをハッスルパブと言うらしいですヨ」と更ににたつくのであった。
そこに高田総統が登場。「はしゃぐぞ!島田、アンジョー!」と二人をなだめる。それまでのエロモードから一変、アン・ジョー司令長官&島田二等兵は命がけで高田モンスター軍の勝利を語り、「死んでわびます」と決意を新たにする。
これを聞いた高田総統は「僕は死にましぇん!なぜならモンスター軍が好きだから。はしゃぎすぎるのは困ったものだが、お前たちの働きは評価する。今日福岡は我々モンスター軍の軍門に下される。ハッスル軍を福岡出身の某人気バンドのようにバラバラにしてやれ」と語る。そしてその隣ではチェッカーズの『涙のリクエスト』に合わせて踊りを踊るアン・ジョー司令長官&島田二等兵であった。
そして今度はインリン様が登場。高田総統に「お前の美しさと恐ろしさを下々の諸君に見せてやれ」と激励を受けると、「私のM字ビターンで福岡の下々の諸君をトンコツスープのようにトロトロにしてあげるわ」と悩ましげに話す。
「諸君、今宵は我が高田モンスター軍の恐ろしさを明太子を食べた時以上に噛み締めることになるだろう」高田総統が福岡制圧を宣言した!
会場にはハッスルドリンクを製造するサンリッツのハッスルドリンク応援団が来場。応援団団長の井上さんが、HHH王者の田中将斗とハッスルドリンク一気飲み対決。続いて夏の新企画ハッスルあちち大谷と一般のファンとのカキ氷一気飲み対決が行われ、なんと大谷にファンが勝利するという結果に終わった。そして最後は南海ホークスで活躍していたドカベンこと香川選手とその家族がリングに上がり、大谷と共にハッスルポーズを決めた。