ファイトカード

高田総統劇場

「ほほう。ちょっとはやる気になってるようだな」
 新生ハッスル軍初勝利の余韻をかき消すかのように、高田総統がバルコニーに姿を現した! すかさず起こる「そーとー、そーとー」のコール……が、いつもより観客のノリが若干悪い。
「やってるのはそこだけじゃないか!」怒りを爆発させる総統! 「無視か? 無視はよくないぞ! たまにはこの私を、大コールで迎えてみたらどうだ?」と場内を煽るが、コールは少しも大きくならない。「おい! バッドラック言っちゃうぞ!」と脅迫だ。ここでようやく「そーとー」コールが大きくなり、総統も軽やかなステップを踏み出すが、「もういい。二人(坂田&HG)の身体が冷えちゃうよ」となぜか気を遣う。
「下々の諸君に聞きたいことがある。世間はゴールデンウィークが終わった。連休明けで忙しいはず。しかしだ! 諸君はここにいて大丈夫なのか? 何でここにいるんだよ! 明けたばかりだよ、ゴールデンウィークは!」と説教モードの総統。
「我こそはハッスルの偉大なる指導者、高田だ!」と挨拶をぶちかますと、再び「そーとー」コールを促す。軽やかなステップを踏んでコールに応える総統だが、坂田が割って入った。
「おい、お前らノセすぎだ! そしてノリすぎだ!」と苦言を呈した坂田は、「おい、高田総統! いや、高田! 俺とHGはな、失うものなんて何もねぇんだよ! これからお前らを、片っ端からぶっ潰してやるからな!」と威勢よく宣戦布告した。
 これに対し、マイクを握ったのは川田だった。「お前、ちょっと待て。今なんつった? お前の本業は居酒屋だろ? 俺たちをブッ潰す前に、お前の居酒屋が潰れたらどうすんだよ! いらないことを考えてるんだったらな、店のメニューでも考えた方がいいんじゃないか?」と、相変わらず下世話な話題を繰り出す。
「セイセイセイ! そんなあなたこそ、完全に本業を見失ってるでしょうが!」と、もっともな突っ込みを入れたのはHGだった。「笑いとりすぎでしょう、あなた! 何か最近は、試合よりもオープニングに力が入ってますね。何をやってるんですか!」と芸人魂にかけて川田が許せないようだ。
 坂田も続く。「お前、歌を歌ってみたり、芸人のネタをパクったり……さては、TVに出たくて出たくて必死だな、この野郎!」
 すると川田は、「TV? 出たいよ。いつも出たいさ」といけしゃあしゃあと答え、「お前らに付き合ってるくらいなら、TVに出てお前の彼女と競演したいもーん!」などという。さらに川田は「それから、そこの最近つまんなくなった腰フリ! 今のお前だったら、俺の方が面白いような気がするな!」と暴言を吐くのだった。
 HGも黙ってはいない。「待ってくださいよ! セコイでしょ、あなた。そのハードなルックスとハードなプロレス人生、そのふり幅は絶対有利でしょ! 悔しいですよ、私。でもね、お笑いの舞台に上がったらただのド素人ですよ! そんなこと言うんだったら、、レギュラーの一つでも持ってみろ! アホ!」と感情をむき出しにして本気で怒りだす。
 そんなHGをあざ笑うかのように、「マジで怒るなよ」と諭す川田。このやりとりを黙って聞いていた高田総統が口を挟む。
「おい、K! さっきから黙って聞いてりゃ…なんだ、この次元の低い言い争いはよ! モンスターK、貴様のコメントが我々の品位をグーーーーンと下げているんだよ! しっかりしろよ、もう!」とお説教。
「話を先に進めるぞ。前回の大阪であれほど痛い目に遭いながら、少しも懲りていないようだな。特に、そこの腰フリ! 貴様には、私の横にいる大将からひとこと言いたいことがある」と、天龍にバトンタッチする。
「住谷君。タチの悪いド素人っつーのはお前のことだよ、この野郎! 6月のさいたま、シングルで決着をつけてやるからよ。首を洗って、覚悟して待っとけ、この野郎!」なんと、天龍からHGへ対戦要求だ!
「ということでだ、6月17日のハッスル・エイド、まずはこの大将の希望を汲んでだ、HGと大将の一騎打ちを正式に決定にする!」高田総統も正式発表し、天龍×HG禁断のシングルマッチが『ハッスル・エイド2007』第一弾カードとして決定した!
「オッケ〜、望むところですよ! やりましょうよ、天龍さん!」ビビるどころかヤル気満々のHG! 「いいんですか? あなたの素晴らしいプロレスキャリアに、恥ずかしいシミを付けますよ! ミスタープロレスがハードゲイに負ける、いいんですか、それでも!?」とHGはあくまでも強気だ。
 この言葉にニヤリと笑った天龍は、「あんちゃん、やかましいんだよ、この野郎! 大阪では上手いことタッグで逃げられたけどよ、今度のシングルでは逃がさないぞ。首を洗っとけよ、この野郎!」と凄む。
「おい、ちょっと待て」口を挟んだのは坂田だった。「だったらよ、こっちからも相手を指名させろよ。あのセレブ気取りの小川と、シングルでやらせろよ!」と、なんと裏切り者・小川との一騎打ちを要求したのだ。「あのチキン野郎に、俺が一発食らわしてやるよ!」坂田の対戦要求に場内は大きく沸く!
「ほーお、あのセレブとシングルでやりたいというんだな? あいも変わらず威勢はいいな。しかしだ、貴様は自分が何を言っているのか分かっているのか? 考えてもみろ! ヤツはこの後楽園ホールの熱い空気を一瞬で凍らせる魔力を持ってるんだぞ!? 恐ろしいヤツなんだ! それを承知で試合をするのであれば、よかろう。ただしだ、普通にシングルマッチをやっても、面白くもなんともない。この私が、ハッスル・エイドにふさわしい特別なルールで闘わせてやろう!」
 高田総統は“特別ルール”によるセレブ小川×坂田のシングルマッチを宣言! 果たして、どんなルールなのか? やはりデスマッチか? 「この続きはお楽しみだ!」ともったいぶる総統に、場内からは「えーっ!」との声が沸き起こる。「いや、だってそうじゃないの? まだ1ヵ月あるんだよ! ちょこちょこ出していくよ。大人なら分かるだろ! こんの野郎」と観客を諭す総統!
「何が出るかは、お楽しみ! とにかくだ、そこにいるアホの坂田君とセレブのシングルマッチは正式決定だ! おい、しみったれた下々の諸君。よーく聞け! 次のハッスル・エイドは、私がハッスルを買収して以来、初のビッグマッチだ。私がプロデュースする以上は、下々の諸君に退屈はさせない。約束する! 退屈はさせない」と総統は自信満々にファンと約束した。
「よし、では私の言うことは全て終わった。今日のところはここまでだ!」総統がバッドラックを言おうとした瞬間、「ちょっと待って!」と川田がストップ!
「総統、そういえば、俺はハッスル・エイドで何を歌えばいいんですか?」と歌う気満々の川田! 「おい、まだ居たのかモンスターK……」さすがの総統も呆れ気味である。「もう十分目立ったろう? しかも、エイドで歌を歌うだと? そんなに歌が好きならば、そうだな……」と考え込んだ総統は、「いっそのこと、『川田利明とモンスター5』でも結成したらどうなんだ?」と提案する。
 すると川田はいきなり「♪あなた〜ひ〜と〜り〜に〜」と歌い出し、バボと耕平が天龍の差し向けたマイクで「♪ワワワワ〜」とコーラスするではないか!
「おいおいおい、すっかり内山田洋とクール5気取りじゃないか!」と、自分でネタを振っておいて怒る総統。が、川田は全く意に介さず「♪かけ〜た〜恋〜」と続きを歌い、またもバボと耕平は天龍の差し向けたマイクで、「♪ワワワワ〜」とコーラス。
「おい! もういいよ! 1回でいいんだよ。調子に乗りやがって! 私より目立ちやがって!」と嫉妬する総統は、「その無駄なパワーをエイドまで取っておけよ!」と川田のマイクを取り上げるのであった。
「もう時間なんだよ。話を思い切り、ググ〜ッと元に戻そうか。さて下々の諸君、これから我々はエイドに向かって、諸君がビビッてたじろぐ大きな仕掛けを続々と展開していく。楽しみにしておけよ。では諸君。次は青森でお会いしよう。バッドラックだ!」と言い残し、総統はモンスター軍を引き連れて去っていった。
 その姿を見送った坂田は、「HG、どうしようか。凄く取り残された感が強いんだけど」と、やりたい放題で去っていったモンスター軍たちの後を受ける苦しみを打ち明ける。「やりにくいってこのことでしょう。ある意味、RGより酷いですから、あいつらは! こんなのさんまさんクラスじゃないと処理できませんよ」とHGも同感だ。
 ようやく気を取り直した坂田は、「ところでお前、あの天龍のオヤジと殴り合う覚悟ができたってことだな。たいしたもんだよ。言っておくが、ハンパじゃねえぞ、あのオヤジは」と心配するが、HGは「それは十二分に分かっています。最近、RGに美味しいとこ持ってかれっぱなしですからね。私もあのミスタープロレスに勝って、歴史に名を残しますよ!」と力強く宣言。
「そんなことより、あのフーフー言ってるセレブ小川に絶対に負けないでくださいよ」とHGが言えば、坂田も「心配するな。俺はな、ああいう中途半端な野郎が大っ嫌いなんだ。こうなったらな、金網デスマッチだろうが、柔道ジャケットマッチだろうが、何でもやってやるよ! 俺はな、絶対に小川に勝つ!」とこちらも力強い。「いままで誰もできなかったがな、俺が一発喰らわして、あいつの目を覚まさせてやるよ!」と坂田が握り拳を作ると、場内は大喝采。
 続いて「ハッスル・エイドで俺たちがこのハッスルに…そしてプロレス界に本当の意味でのレボリューションを起こすんだよ!」と坂田が熱く語ると、HGは「レボリューション!? そんな言葉があなたの口から出るとは! レボリューション、久しぶりに聞きましたよ!」とビックリ。
「わかりました! やってやりましょう。私もハッスル・エイドまであと1ヵ月しかありませんけど、自分をシゴキまくって変えるんで、皆さんも変わってハッスル一丸となってモンスター軍をぶっ潰しましょう!」HGも高らかに宣言すると、ファンも期待の拍手で応える。
「じゃあハッスル・エイドへ向けて、景気よく締めましょう。皆さん、イきり起ってください!」とファンに起立を求めると、「新生ハッスル軍は一丸となって、絶対にモンスター軍をぶっ潰しますんで、皆さん6月のハッスル・エイドにバッチコーイして下さい」と言い放つと、「スリーツーワン、ハッスル! ハッスル!! フォー!!!」で、新生ハッスル軍の勝利を誓ったのであった。

メインハッスル

6分51秒 昇天ドロップ

HGと坂田が新生ハッスル軍を結成した陰で、強引に旧ハッスル軍を去らねばならなくなった男がいる。先月の『ハッスル22』で、“モンスターセレブ”小川直也&“プチセレブ”島田との「地獄のはないちもんめマッチ」に敗れ、高田モンスター軍に強制加入となった“ハッスルあちち”こと、大谷晋二郎のことである。
 小川やTAJIRIがモンスター軍に寝返り、様々な嫌がらせを受けようと、先頭に立って、旧ハッスル軍を守ってきた大谷。誰よりも愛したハッスル軍から、無理矢理引き離され、モンスター軍に連れ去られてしまった大谷。一部情報では、モンスター軍主催の自己「毛」発セミナーに通っているとの噂も…。果たして、あちちは、本当にモンスター軍に入ってしまったのか? だとしたら、いったいどんな姿で新生ハッスル軍の前に現れるのか? 
 モンスター軍控え室で縛られていた大谷は「HG…。なんで俺がいるのに、アホの坂田なんかと手を組むんだ、クソ! どいつもコイツも俺をコケにしやがって!」と、自分のいない間の新生ハッスル軍誕生に不満をぶつける。
 アン・ジョー司令長官は「ヘイ! 大谷! いい加減、覚悟を決めて総統に忠誠を誓いなサーイ! もう、ハッスル軍に、ユーの帰る場所はナッシングデース!」と、大谷を説得にかかった。
「うるせえ! そう簡単に、お前らに心を売れるか! 俺は、試合になんか出ねえぞ! HGと潰しあいなんて死んでもできるか!」と、大谷はモンスター軍入りを全面否定だ。
「どうした、司令長官!」すると、そこに姿を見せたのは高田総統だ。「大谷君。君の髪の毛をフサフサにしてやれば、私に忠誠を誓うか? 君は、髪がのどから手が出るほど欲しいんだろう?」
 そんな問いかけにも動じない大谷は「バカヤロウ! 髪なんていらねえよ! 前にも言ったけどな、人の心は髪の毛じゃ買えねえんだよ!」とモンスター軍入りを断固として拒否する。
「そいつはどうかな?」そう言った高田総統は、糸の先に五円玉を吊るし、大谷に催眠術をかけ始めた。「大谷よ、もう一度尋ねよう。本当は、髪の毛が欲しいんだろう?」。まんまと催眠にかかった大谷は「……欲しい」と本音をポロリ。
 ニヤリとする高田総統は、「ついでにもう1つ聞こう。嫁も欲しいんだろう?」。大谷は再び「欲しい……」と心のこもった返事をしてしまう。
「欲しいか?……あ〜げない!」嫌みったらしく言い放った高田総統は、さらに催眠術を続ける。
「大谷よ。一ついいことを教えておいてやろう。貴様の尊い髪の毛をそこまでむしり取ったのは、ハッスル軍の連中だ! お前が寝ている間に、腰フリや中村カントク、KUSHIDAやチエまでが、お前の毛を毎晩、一本一本むしり取っていたんだよ…。もちろん坂田もな」
 完全に意識を失い、ぐったりした大谷を見下ろした高田総統は「髪の毛も、帰る場所も失った気の毒な大谷よ。新生ハッスル軍などと、はしゃぐあの馬鹿どもに、お前の怒りをぶつけてやるがいい。今日から、お前は“ファイアーモンスター”ACHICHIに変わるのだ」と言い放ちビターンを注入するのだった……。大谷はいったいどうなる!? 

閉じる HGと坂田が先にリングイン。次にジャイアント・バボ、アン・ジョー司令長官が姿を見せる。最後に登場したのは、炎のペイントを施し、完全にモンスターと化した大谷だった!
 リングインした大谷はゴングが打ち鳴らされる前に、HGと坂田に強烈なケンカキックをお見舞いし、蹴散らす。そして2人をコーナーに備え付けると、顔面ウォッシュだ!  ハッスル軍にいた時よりも遥かにスピードがあり、強烈だ。高田総統のビターンを受けてパワーアップしていることは誰の目にも明らかである。
 立ち上がった坂田は、大谷とバチバチの張り手合戦へ。坂田が優位に立つと、バボ&アン・ジョー司令長官が後ろから襲いかかる。坂田だけではなく、HGをもいたぶるモンスター軍。HGは攻撃を交わすと、坂田と一緒にドロップキックをかまし、反撃に出た。
 バボと坂田がチョップの打ち合いへ。バボでは物足りないと見た坂田は、大谷を呼び込む。大谷が出てくると、HGが相手に名乗りを挙げた。
 今度は大谷とHGがチョップ&エルボー合戦へ。キャリアで上回る大谷が徐々に優勢になっていく。アン・ジョー司令長官も背後から襲いかかり、HG大ピンチ! 
 しかし、いくら攻撃を食らっても立ち上がるHGは、アン・ジョー司令長官に対し必殺のコマラツイスト! バボがカットに入り、チョークスラムを食らわした。ダメージを負ったHGであるが、勝負は捨てない。
 坂田のトラースキックでフラフラになったアン・ジョー司令長官に対し、HGがコーナー最上段から昇天ドロップを発射! これで3カウントを奪い、HGが見事な逆転勝利を収めた。
「新生ハッスル軍の強さを見たか!」ハッスル2007年の上半期の集大成である『ハッスル・エイド2007』へ向けて幸先よいスタートを切った、自称ハッスル軍トップの坂田は、勝利の雄たけびを上げた。だが、その時あの声が……。


セミハッスル

5分30秒 毒針エルボー

 場内にはインリン様がインランプを見つけた経緯を説明する紙芝居が始まった。この紙芝居によればインランプは、インリン様が休養中に砂漠の洞窟で見つけたものだという。果たしてどんな魔人がインランプから現れるのか…
 まずはRGが先に入場。これまではブーイングの嵐に包まれていたRGの入場だったが、ここ最近の活躍ぶりからRGの入場曲に合わせて手拍子が起こった。リングに上がったRGは「ヨ〜ヨ〜何がインランプじゃ、コラッ! 子供だましなことするんじゃねえぞ、コラッ! 俺はタイガー・ジェット・シン、天龍源一郎、川田利明と互角に渡り合ってきた新生ハッスル軍のエースだろうが!」と、絶舌調だ。するとそこに「おだまり! この糞ころがし!」とインリン様の声。花道の袖に現れたインリン様は「子供だましかどうかは、この魔人を見てから言うことね。さあ魔人よ、目を覚ましなさい!」と、不思議な呪文を唱えながら、インランプを擦った…真っ白い煙に包まれる花道、その煙の中から現れたのは何とアブドーラ・ザ・ブッチャー! プロレス界のレジェンド的魔人“黒い呪術師”の登場に、場内はヒートアップする。

閉じる 熱を帯び始める客席とは対照的に、RGは自陣コーナーでおびえている。そして試合開始のゴングが鳴らされると、RGはリングの外に逃げ出した。最初はRGコールを送っていた観客も、ブッチャーが耳に手をかざすとブッチャーに声援を送る。恐る恐るリングに入るRGだったが、ロープ伝いにブッチャーから逃げ回り、すぐにリングの外に出てしまう。そんなRGに対して、不気味に手招きするブッチャー。のっそのっそと近づくブッチャーに、RGは意を決してチョップを打ち込む! 
 しかしブッチャーはRGの手を、真剣白刃取りのように片手で受け止めてしまう。それならばと、ブッチャーのバックにつくRG。しかしここでもブッチャーはRGを体ごと跳ね除けて、RGのタックルを潰すと背中に張り手! ロープワークを使ったRGの渾身のショルダーアタックや頭突きも、ブッチャーには全く通用しない。
 するとRGはうずくまるフリをして、こっそり隠し持っていた白い粉をブッチャーの顔にぶちまける! ブッチャー顔負けの凶器攻撃を見せたRGは、目元を押さえるブッチャーにチョップとキックの雨あられ。そのまま一気呵成に攻め込んでいくのだが、逆にこの攻撃がブッチャーの怒りの導火線に火をつけた。RGの攻撃を受けきったブッチャーは、RGの喉元に強烈な地獄突き! そしてこの一撃でマットに大の字となったRGに数々のレスラーたちを葬ってきた毒針エルボー! ブッチャーはたった二発の攻撃だけで、RGをマットに沈めた。
 さらに試合後、靴下からフォークを取り出すブッチャー! フォーク攻撃だけは阻止しようとするレフェリー。するとそこにインリン様が現れた。ご主人様の登場に、ブッチャーの動きはピタリと止まる。「ブッチャー、久しぶりのリングの空気はいかが?」というインリン様の問いかけに、小さくうなずくブッチャー。そんなブッチャーの姿を見て、ニッコリと微笑むインリン様は「さあブッチャー帰るわよ」と、ブッチャーを引き連れてリングを降りた。すると場内からは大ブッチャーコール! モンスター軍にまた一人、強烈なモンスターが加わったようだ。


第3ハッスル

8分55秒 W延髄ギリ

 ハッスルのリングに突如現れた、謎のマスクマンであるキンターマン&クロダーマン。前回の後楽園大会では、アンジョー司令長官の下に現れ、高田モンスター軍入りを志願した。しかし、そんなことが簡単に許されるわけはなく、そんな2人に課せられたのは、ジャイアント・バボ&“モンスターK’”佐藤耕平組との査定試合だった。
 キンターマン&クロダーマンは高田総統に気に入られるため、必死に努力をするも、最後は第3の男ランデルマンを加えての大乱闘に。結局、モンスター軍入りの話はうやむやになってしまった。
 そして、先日、行われた記者会見に再び登場したキンターマン&クロダーマンは「モンスター軍に入れろ、入れない」の押し問答をアン・ジョー司令長官と繰り返した結果、今夜、再び査定マッチが行われることに。だが、なんと2人の相手は天龍&川田のモンスター軍最強2トップである。果たして、キンターマンとクロダーマンはこの嫌がらせを乗り越え、モンスター軍に入ることが出来るのか?

 金村&黒田の入場テーマ曲が流れる中、キンターマン&クロダーマンが姿を見せる。手拍子でリングインすると、ブリブラダンスを披露し、観客のハートをがっちり掴んだ。次に天龍&川田が登場だ。

閉じる キンターマン&クロダーマンはモンスター軍に入りたい思いを伝えるべく、天龍に握手を求める。天龍が渋々とそれに応えたところ、キンターマンはすかさず丸め込みの体勢に入り、3カウントを奪いにいった! 危うく3カウントを奪われそうになった天龍だが、ここから反撃開始だ。クロダーマンの顔面に蹴りを叩き込む天龍。するとクロダーマンはその一発で戦意喪失してしまい、コーナーに引きこもってしまう。
 次に、最近オープニングなどでお笑いに走りがちの川田がリングイン。「今の川田になら勝てるかも!」そう叫んだキンターマンはエルボーを叩き込んだが、川田に倍返しされてしまった。その様子をコーナーで見ていたクロダーマンは「川田さん最高!」とヨイショするしか術はなし。
 そんなクロダーマンを捕らえた川田は、相手のマスクを剥ぐ暴挙に出る。マスクを脱がされ、本来の姿をお客さんに見せてしまった黒田は慌ててリング下に回避した。
 マスクを付け直しリングインしたクロダーマンを捕まえた川田は、コーナー最上段から攻撃を試みようとしたが、逆にクロダーマンカッターの餌食になってしまう。
 これをチャンスと見たクロダーマンはラリアットを川田に叩き込み、一方のキンターマンは天龍に金的攻撃を見舞う。場外でうずくまる天龍。それを見たクロダーマンは場外に机を設置すると、キンターマンがコーナーポストに上りダイブの構えに出た。クロダーマンが天龍を机に寝かせようとしたが、逆に天龍の攻撃を食らいクロダーマンが机の上に寝かせられることに。すると川田に尻を蹴飛ばされたキンターマンがダイブしてしまい、クロダーマンに誤爆だ。
 リングインした天龍は、先ほどの真っ二つに割れた机の破片でキンターマンを滅多打ちにする。そして最後は、川田とのサンドイッチの延髄蹴りで勝負を決めた。
 マイクを握った川田は「おい! 金村、黒田! お前らがいくら頼んだってな、モンスター軍に入れてなんかやらねーよ! どうせロクな理由じゃねえんだろ? インリン様と仲良くなりたいとか、金が儲かりそうだとか、くだらないんだよ!」と、マスクマン2人のモンスター軍入りを認めない様子だ。姑息な手ばかりを使うキンターマンたちに呆れ顔の天龍は「おい、お前ら! なんで、正面からぶつかってこねえんだこの野郎! 相手に何か頼みごとする時は、誠意を尽くすもんだろ!」と説教モードに出る。それを受けてキンターマンは「恐縮です。さすが、大将の一言一言は胸にズシーンと響きます」と恐縮しきり。
「また、出たよ。大将! なんで、そうやっていつも大人ぶるんだよ! なんでだよ?」納得のいかない川田は天龍に対し不満タラタラ。
 そう言われた天龍は「♪なんでだろう〜なんでだろう〜そういうことだよ、バッドラックだ!」と、川田に負けじとテツandトモのネタで締め、さっさとリングを降りる。腑に落ちない表情の川田は「ちょっと待て! そういうことって、どういうことだよ?」と、首をかしげながらリングを後にした。


第2ハッスル

7分34秒 横入り式エビ固め

 便所から搬入口に控え室が格上げ(?)になった坂田&崔。「兄貴! 新生ハッスル軍になって、
待遇がステップアップしましたね。控え室がトイレじゃないですよ!」とテンション上がり気味の崔だったが、坂田には「これのどこが、ステップアップだ! そんなことより次の試合、しっかり警戒しろよ」と喝を入れられる。それを聞いて「大丈夫ですよ。あんな中途半端な反則、引っ掛かりません」と強気の崔。しかし坂田が危惧しているのは、セレブ小川の反則ではなく、その“空気の読めなさ”だ。「アイツの一番恐いところは、出てきただけで、後楽園ホールをドン引きにさせる負のオーラだ。中途半端なことをやってたら、お前までしょっぱいと思われるぞ…」と、坂田は改めて小川のしょっぱさを淡々と語った。
 さらに坂田は弟分の大一番に向けて「新生ハッスル軍のNO.1は俺だ。そしてHGがNO.2。それで、NO.3がお前だ。いつまでも俺の子分でいいはずがねえ。ここでその殻を破って、身も心も新生ハッスル軍としてスタートを切るんだ」と崔を激励。「お前は俺ほどじゃないが、顔も良い。身体もでかい。でもなハートが弱い。その課題を乗り越えろ!」とはっぱをかけるのだが………「それ、かつての兄貴の師匠がジョージ高野に言ったパクリやないですか!」と崔がすかさずツッコミ! しかし坂田はそれを「何、マニアックなツッコミを入れてんだ!」と一蹴した。何はともあれ、小川は崔にとって強敵中の強敵。押忍! 崔は「分かりました! バシッと勝って『しょっぱいのはお前や!』言うたりますわ!」と気合を入れて控え室(搬入口)を飛び出していった。兄貴・坂田にはっぱをかけられて気合充分で入場の崔。セレブ小川がモンスター$の札束を握り締め花道に姿を現すと、坂田の言葉通り、後楽園ホールは負のオーラに包まれ、ドン引きとなった。果たして崔は小川を、この寒い空気ともども吹き飛ばすことが出来るのか!?

閉じる いきなり両手を広げて「フォー」と叫ぶ小川。もちろんこんな寒いパフォーマンスで会場の空気が暖まるわけはない。寒さ爆発の小川に襲い掛かっていく崔は、場外で小川を鉄柵に投げつけると、今度はリング上で強烈なパワースラムでマットに叩きつける。すると「あ〜痛い痛い!」と悶絶する小川。このまま試合を決めようと攻め込む崔だったが、コーナー下から野次を飛ばす“プチセレブ”島田のせいで、試合に集中できない。そんな崔を小川が後ろから襲撃! 誰一人として反応しない「フォー!」を繰り返し、崔にチョップやラリアットを叩き込んだ。さらに小川は「Shall we dance?」とアピールして、崔と社交ダンスのようなステップを踏んで、マットに投げ飛ばす。明らかに観客のハートを掴めていない小川に、後楽園ホールには失笑と苦笑が入り混じる…
 そんな状況を打破しようと、ドロップキックとラリアットで反撃を試みる崔。パワースラムからのフットスタンプは失敗するものの、高角度のブレーンバスターで小川を攻め込んでいく。ここでロープに飛んだ崔だったが、下から足を引っ掛けて邪魔する“プチセレブ”島田。小川は不意を突かれた崔を無理矢理立たせて、払い腰を連発。さらに「柔道はやめろ!」の声を無視して、STOを決めた。そして勝負を決めようと、二度目のSTOを狙う小川。しかしここは崔が絶妙のタイミングで小川の体をすり抜け、小川を丸め込んで必死に押さえ込む! あわやカウント3の危機を迎えた小川だったが、カウント3ギリギリで崔の体を跳ね除けると、待ってましたとばかりに“プチセレブ”島田が黄金のイスで崔を殴打! さらに“プチセレブ”島田から黄金のイスを受け取った小川が、そのイスで崔に止めの一発をお見舞い。大ブーイングの中、小川が崔から3カウントを奪った。
「強い! 強すぎる」と、小川を褒め称える“プチセレブ”島田。そんな島田の言葉を聞いて、小川も満天の笑みを浮かべる。そして敗者・崔に対して「どうせ負けるのが分かっているんだから、そんなにムキになるなよ〜ちょっと手を焼いたじゃないか」と、スポーツマンシップを微塵も感じさせない言葉を吐き捨てる。さらに「ちゃんと高田総統から別ギャラを…」と、マネージャー役の“プチセレブ”島田にギャラの話まで始めてしまう。
「中途半端な反則しやがって…正々堂々闘えや!」と崔。すると小川は「そうやってすぐに精神論に持ち込むのは貧乏人の悪い癖だよ。こんな結果になったのも、お前がしょっぱいからだよ」と、崔に対していつもの「しょっぱい」発言! それを聞いて呆れ顔の崔は「試合には負けたけど、これだけは言っておかないと気がすまない…」と、同じ気持ちの観客と声を合わせて「しょっぱいのは、お前だーー!」。
 それを聞いた小川はわざと耳に手をかざし「はっ!? それが何か? 銭にならないことは一秒たりとも勘弁だ。それでは君(崔)の兄貴分によろしく言っておいてくれ」と嫌味たっぷりのパフォーマンス。そして「今日のビジネスはこれで終わり。チャオ!」と、最後まで空気を読めないしょっぱい捨て台詞を残し、小川はリングを後にした。


第1ハッスル

10分13秒 バズソーキック

「はあ……モンスターKは、すっかり手の届かないところにゴーしてしまいマシタ。総統、もうモンスターKに張り合うのはお止めクダサイ! 最近のオープニングは総統と代行のギャグ合戦。こういつも、ネタばかりやっていては、モンスター軍の士気に関わりマス! いいですね、今日は絶対にネタはお控えクダサイ!」
 川田のオープニングを受けて、ウンザリ気味のアン・ジョー司令長官は高田総統にそう懇願した。
 ちょっとつまらなそうな表情の総統は「なんだよ。わかったよ。やらなきゃいいんだろ」とポツリ。そして「モンスターKにも一発屋の匂いを感じるのは、私だけか?」と、川田のこれからの行く末を心配するのだった。「たしかにあの3ショット、何の違和感もありませんでしたネ」とアン・ジョー司令長官も一切否定はしない。
 ここから本題に入った総統は、TAJIRIを呼び込む。「貴様は、あのハッスル軍のチビどもを洗脳すると言っていたな?」と、KUSHIDA&\(^o^)/チエのモンスター軍勧誘について質問した。
 TAJIRIは「次の試合で、あの2人に、このイン乳を飲ませて洗脳を完了させます。そして、あの2人をイン乳の販売代理店にして、セールスをさせる予定です。K'も販売代理店になりたいと言ってきてるので、どんどん代理店を増やして、イン乳の効力を世にアピールしていきたいと思います」と、イン乳販売方法にぬかりはないよう様子。
 しかし、まだまだ不安な総統は「分かっているとは思うが、セレブや貴様をはじめ、旧ハッスル軍まで面倒をみているのは、あくまで先行投資だ。いつまでも投資に見合った働きをしない場合は、貴様、そのイン乳を取り上げるぞ!」と念を押しながら言い聞かせる。
 イン乳販売が今の生きがいとなっているTAJIRIは「ひ〜っ! それだけはご勘弁を〜! 絶対に、2人を洗脳しますから」と、急に慌て始めると、試合に向かうのだった。
 中身のある話が出来たからだろうか(?)満足そうな表情な高田総統は「やはり、オープニングにネタは必要ないな」と、アン・ジョー司令長官の言っていたことをしみじみと痛感する。
 それを聞いたアン・ジョー司令長官は「そのとーりデス! 何事もはじめが肝心デス。総統から気合を込めて、モンスターたちを闘いに送り出してくだサイ」と、高田総統にビターン注入のお願いをする。
 それを受けて高田総統は「モンスター軍全員に告ぐ! 私に楯突く残党どもが、新生ハッスル軍なるものを結成したようだが、恐るるに足らずだ! 一人残らず、始末してこい!」
 そう言った高田総統はいつも通りビターンをやろうとしながら、両手で「ゲッツ!」とダンディ坂野のお笑いネタで結局は締めるのだった。

閉じる まずはKUSHIDAと\(^o^)/チエが入場。続いてイン乳を大事そうに持つTAJIRIと“モンスターK’”佐藤耕平がリングインした。

 ゴングが打ち鳴らされる前にいきなり突っかかったKUSHIDAと\(^o^)/チエ。耕平を捕らえたKUSHIDAは、耕平の顔面に攻撃を絞った。さらに師匠のTAJIRIに対しても容赦ない攻撃を見舞っていく。「TAJIRIさん帰ってきてくださいよ!」KUSHIDAは心の叫びとも言える訴えで、モンスター軍入りしたTAJIRIの目を覚まさせようと、一発一発に力を込めて攻撃していく。\(^o^)/チエも同じ思いを抱きながら、TAJIRIに攻撃だ。反撃を試みるTAJIRIは必殺のタランチュラを繰り出そうとするが、さすがKUSHIDA! TAJIRIの弟子だけのことはある。タランチュラを寸前で交わすと、逆に攻撃を返した。
 KUSHIDAの張り手を受け続けたTAJIRIだったが、「目を覚ませ!」と九官鳥のようにKUSHIDAの声真似をしながら反撃を開始する。TAJIRIからタッチを受けた耕平は、KUSHIDAをフロントスープレックスで勢いよく投げる。そしてボディスラムから逆片エビ固めで追い込んだ。
 KUSHIDAはエルボー連打で反撃するも、耕平には通じず。チャンスと見たTAJIRIはタッチを求めてリングインするが、攻撃という攻撃を見せることなく、再び耕平にタッチし自分はすぐに引っ込んだ。困り果てた耕平は仕方なく、KUSHIDAに攻撃を見舞っていく。
 一瞬の隙をついてKUSHIDAは、\(^o^)/チエにタッチ! ここで勢いを取り戻したKUSHIDA&\(^o^)/チエは二人で合体攻撃を繰り出し、試合を優位に展開させる。
 TAJIRIがダウンしている隙をついて、KUSHIDAはイン乳を手に取り、こぼす動作に出た。命の次に大事な物を取られてしまったTAJIRIは慌てる、慌てる。「イン乳を放して下さい。お願いしますから……」もう半べそ状態のTAJIRIだ。
 同情してしまったKUSHIDAが油断していると、耕平がイン乳をあっという間に取り返す。それを見たTAJIRIは、\(^o^)/チエに強烈なバズソーキックを見舞うと、フィニッシュへ! 顔面にモロに蹴りを食らってしまった\(^o^)/チエは、立ち上がれずそのまま3カウントを聞いた。
 ここで何と、TAJIRIは意識もうろうの\(^o^)/チエを無理に起こし、イン乳を飲ませようとする! しかし間一髪でKUSHIDAがそれをカットし、\(^o^)/チエの洗脳は免れた。
 床に転がったイン乳を慌てて拾うTAJIRIの無様な姿を見たKUSHIDAは「TAJIRI! なんだそのザマは!」と、怒りをぶつける。錯乱気味のTAJIRIは「コラァッ!! クシダ! ダメじゃないか、イン乳の原液はもうこれだけしかないんだ。もし、こぼしたらどうすんだよ!」と、KUSHIDAのことは全く気にしていない様子だ。
 すると完全に吹っ切れたKUSHIDAは「もうお前なんか師匠でもなんでもない! 次は一対一で勝負しろ」とシングルマッチでの打倒TAJIRIを宣言する。それを聞いたTAJIRIは「お前みたいな後輩には、とっておきのお仕置きが必要だな。じゃあ来月の後楽園で、シングルマッチをやってやるよ。お前のその生意気な口ばしをへし折ってやるからな!」と、KUSHIDAとのシングルマッチを快諾した。
 来月の後楽園大会にて、TAJIRI対KUSHIDAの師弟対決はクライマックスとなるか!?


川田総統代行リングに登場

「今日はちょっとクリーニングが間に合わなかったので、タキシードじゃなく、こんな格好で失礼します」と、タキシードではなく、ジャージ姿で対戦カードを発表した川田。いつもはここでマイクを握って熱唱なのだが……「本日の対戦カードはそういうことです」と、川田のテンションは低めだ。その理由を川田はこう説明する。
「前回、前々回と俺はみんなに歌を聞かせてきた。これがなかなか評判が良くて、ファンからは『次は何を歌うんですか?』と期待されちゃっているんだ。俺の本業はレスラー、だから試合もこなしていくけれど、これだけ頑張っているのに、俺にCDデビューの話が一つもな来ていない。正直これは予想外だ」
 さらに「俺の歌に対する気持ちが伝えられないのは、なんでだろう……」とつぶやく川田。すると、この「なんでだろう」のフレーズを聞きつけて、後楽園ホールに現れたのは「なんでだろう」の歌で一世を風靡したテツandトモ! 「なんでだろう」を歌いながら、リングに上がったテツandトモは、モンスター軍の「なんでだろう」を歌い始めた。

♪インリン様とニューリン様が同時にリングに上がらないのはなんでだろう〜
ジャイアント・バボがマイクで噛むのはなんでだろう〜
モンスターK'がマイクで喋るのはいいんだけど、何を喋っているのかよく分からないのはなんでだろう〜
セレブ小川があんなにしょっぱいのはなんでだろう〜♪

 さらにテツandトモはリング上で呆然としている川田に対しても…

♪これは本当の話で〜川田総統代行がお笑いに走っちゃったのは…それは太田プロに所属しているから♪ と鋭いツッコミを入れる。

 するとそれを黙って聞いていた川田は、テツを睨み付けてジャージを脱ぎ始める。その姿におびえるテツだったが、ジャージを脱いだ川田が着ていたのは、テツandトモと同じデザインで黄色のジャージだ。それを見たテツは恐る恐る「なんでだろう」の振り付けを川田に教えると、川田はテツandトモと3人で息のあったダンスを披露! テツの複雑なダンスを見事に踊ってみせ、最後の決めポーズまでばっちり決める川田であった。確実にお笑い芸人としての道を一歩一歩突き進む川田、本当に芸人としてデビューする日も近い!?


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