『威風堂々』が流れる中、高田総統以下、モンスター軍のメンバーがバルコニーから登場! アンと島田が観客に「総統」コールを促すと、場内からも大「総統」コールが沸き起こる。ここで高田総統は、「コールをやってないのは招待客だな。もっと楽しめよ」とチクリ。すると、ここで場内からは「C」コールが、すかさず高田総統は「帰る!」とスネて引き上げようとする。ここで再び「総統」コールが沸き起こると、高田総統は「撤収時間があるんだよ!」と逆ギレ。
ようやく機嫌を直した高田総統は、「何から何まで値上げ! そんなご時勢にもかかわらず、寂しい懐からなけなしの金を捻出し、ここにやってきた節約上手の諸君! 会えてうれしいよ〜!」と集まった観客に声を掛けると、続けて「我こそが高田モンスター軍総統、そして、ハッスルの偉大なる支配者、高田だ!」と自己紹介。再び大「総統」コールで場内が沸くも、しばらくするとまたもや「C」コールが発生。これに激怒した高田総統が立ち去ってしまうと、モンスター軍のメンバーもこれに続いてバルコニーから立ち去ってしまう。誰もいなくなったバルコニーという事態を理解した観客から、再度「総統」コールが沸き起こると、高田総統以下、モンスター軍のメンバーが再登場。「総統」コールを制した高田総統は、「おい、いい加減にしろ! この野郎!」と観客を怒鳴り興奮状態に。ようやく気が収まった高田総統は、「ところでだ! 庶民の懐具合も考えず、殿様商売をしてるともっぱら評判の坂田店長! お前だよ!」と口撃の標的を坂田にロックオン。さらに高田総統は、「聞けば、貴様の居酒屋、名古屋名物の手羽先と偽り、鳩の肉を出してるらしいじゃないか? まったくもって不届き千万だ!」とあらぬ疑いを坂田に掛けると、隣にいたサップがうなずきながら「ホロッホー!」と鳩の鳴きマネで坂田を挑発する。
これに対して坂田は、「おい、俺はお前らのくだらないネタにはもう付き合わんぞ!」と突き放し、サップに向かって「ブタゴリラ! 俺はな、お前みたいに、昔の名前で好き放題やってる奴が大嫌いなんだよ! ハッスルの未来のために、お前をぐちゃぐちゃにして東京湾に沈めてやる! 覚悟しろ!」と抹殺宣言だ。サップは口笛を吹きながら「ああ、こわい、こわい」というジェスチャーでこれをからかう。と、ここで高田総統が、「何言っちゃってんの。そんなもんさ、できるわけないじゃん。今まで何回サップに病院送りにされてんだよ! ん? そんな奴が、シングルで勝てるわけねーじゃん。店と一緒に、潰されるのが関の山だ」と、あまりにも酷いいちゃもんで坂田を罵倒。これに続いてサップが「ヘイテン、ガラガラ!」と、お笑い芸人『ますだおかだ』の岡田のギャグでふたたび坂田を挑発する。サップの挑発を無視して鋭い視線を向けた坂田は、「もし、俺が負けたら、店の権利書でもなんでも譲ってやるよ! 天下を取る俺が、お前みたいな小石につまづくわけがねえ! いいか! 俺こそがハッスルなんだ!」とアピール。すかさず高田総統が、「俺こそハッスルだ? どんな意味なんだよ! おい、いまの言葉、忘れるんじゃねえぞ!」と坂田に念を押すと、「じゃ、もうこの話はここまで! この話題で引っ張ってる時間はないんだよ」と言って、次の話へと勝手に移ってしまったのだった。
「そんなことより、インリン。試合に向けての準備は整っているのか?」と、話題を変えて尋ねてきた高田総統に対して、インリン様は「総統、3年半、本当にありがとうございました」といきなり感謝の意を表す。意表を突かれた高田総統だが、「おいおい、どうした急に改まって? そうか、お前がモンスター軍に入って、もう3年半も経つのだな……。時の流れは早いものだ。例え、お前がこの先、どんな道を選ぼうとも、これだけははっきり言っておくぞ。お前は、ハッスルの歴史における最大の功労者だ。諸君もそう思うだろ?」と観客に振ると、場内からはインリン様へ惜しみない拍手が飛ぶ。これを受けて、インリン様は「5月24日、私はあの子を闇に葬ってハッスルを去ります!」と、ラストマッチとなる5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)で我が息子・ボノちゃんを抹殺することを改めてアピールした。と、ここで、ボノちゃんが花道に登場! ボノちゃんは、「お前こそ、地獄行きだ! お前の子供になんて生まれたくなかった! 親なんていらないよ! お前を思い出と一緒に消してやる! 絶対に消してやる!!」と、返す刀でインリン様に地獄行きを宣告したのだった。ボノちゃんの衝撃発言に対してインリン様は、「なんとでもおっしゃい! 私は、お前ごときに消されるほど、やわじゃないわ! お前とは、くぐってきた修羅場の数が違うのよ!」と母の強さを見せると、ボノちゃんも負けじと「修羅場だったら、こっちの方がくぐってるよ! くたばれ、クソババア!」と暴言を吐き捨る。これにお怒りのインリン様は「この親不孝者……! いまからそっちに行ってやるわ!」と言うと、ボノちゃんも「こっちから行ってやるよ!」と応戦。すると、なんと二人はホール南側通路で鉢合わせ! 両者激しい睨み合いを展開する。ここでインリン様は、「次の試合、私は火事場のM字ビターンを解禁するわ! 例え、この身がどうなろうと、お前を生かしてはおかない! 覚悟しなさい!」と吐き捨てるとその場から去って行ってしまった。このインリン様の悲壮なる覚悟を確認した高田総統は、「火事場のM字ビターン……、もう覚悟を決めたようだな。下々の諸君! 泣いても笑っても、インリンはエイドで見納めだ! インリンの生き様、とくと見届けるがいい!」と観客に改めて念を押すと、「今度の『ハッスル・エイド2008』という大会は、ハッスルにとってひとつの大きな転換になることは間違いないだろう。では、5月24日、有明コロシアムでお会いしよう。バッドラックだ!」と言い残して、高田総統以下、モンスター軍は去って行ったのだった。
リング上に取り残された、ハッスル軍。するとHGが、「坂田さん、エイドで川田に絶対勝ちますから、坂田さんも、サップに勝ってくださいよ!」と互いの勝利を約束すると、坂田は「当たり前だよ! みんな! 一年前、俺たち、もっと必死だったよな? モンスター軍に本気で潰されるって、めちゃくちゃ危機感なかったか? もう一度、あの頃の危機感を思い出せ! エイドで主役を取るのは俺たちだ! だから、お前らも勝て!」と、ハッスル軍のリーダーとしてメンバーに奮起を促す。やる気を見せるハッスル軍のメンバーたちを見た坂田は、「今日は俺が締めさせてもらうぞ!」と名乗り出て、観客と一緒に締めのハッスルポーズを決めようとした。
と、そのとき、客席からを颯爽と男がリングイン! 男は一直線に坂田に襲い掛かると、自らが着ていたTシャツをビリビリに破き捨て、鋼のような肉体を誇示する。ここで男はマイクを持つと、ひとりでハッスルポーズをしながら「俺の名前は、ハッスルを破壊しにきたゼウスや! よう覚えておけ!」と吐き捨てると、ハッスル軍の面々を蹴散らしながら、その場から消え去ってしまった。なんと男の正体は、大阪プロレスで活躍中のゼウス! 場内からは、罵声と大ブーイングが飛ぶ。グロッキー状態となった坂田、そしてHGはハッスルポーズを決めることなく、他のハッスル軍のメンバーから介抱を受けながらリングをあとにしたのだった……。誰もが予期せぬ展開で幕を閉じてしまった『ハッスル・ハウスvol.36』。この緊急事態にハッスル軍は5・24『ハッスル・エイド2008』に向かって突き進められるのか……!?
8分14秒 スーパーキック
試合前のハッスル軍控室。控室の壁に貼られた『ハッスル・エイド2008』のポスターを前に腕組みをする坂田亘は「なんで俺がポスターの真ん中じゃねえんだよ」と不満をこぼす。すると崔領二が、「兄貴! サップには気をつけてくださいね。ここでまた腰をやったりしたら、エイドどころじゃないっすから」と坂田に言葉を掛けると、RGも「世間はハッスルといえば小川直也ですからね」とついつい調子に乗って口を滑らす。これに対して坂田は、「 “小川のハッスル”じゃなくて、“坂田のハッスル”にしてみせるんだよ!」と、熱い気持ちをハッスル軍のメンバーに告白すると、「天下を取るには、まずは、そこからだ! 腰が痛いなんて、言ってる場合じゃねえんだよ! 行くぞ!」と決意を固め、試合へと向かって行ったのだった。
閉じる先に入場してリングでサップを待ち受ける坂田。リングの正面でポーズを決めるサップにいきり立つ。そして、坂田はそんなサップをいきなり急襲! サップに空中弾で先制攻撃だ。リングに戻っても、いきり立つサップをスピードで攪乱する坂田。バックを奪ってからスリーパーで締め上げると、続いてはひざまずくサップの胸板にキックを叩き込んでいく。ところが、ここでアンが坂田を背中から襲撃。場外に落とすと、イス攻撃でいたぶっていく。会場からは「RG!」コールが鳴り響くが、当然、RGはビビって救出に向かおうとしない。その間にリングに戻された坂田は、蘇生したサップにボディスラムを連続で受けてしまった。さらにアンに腕を押さえられた状態から、サップのパンチを負傷箇所であった腰に受ける坂田。強烈なラリアットを食らって万事休すだ。しかし、ここでようやくRGがカット! 坂田を押さえつけるサップにぶち当たったのだ。何とかフォールを阻止したRG。しかし、すぐさまサップのボディアタックを食らって悶絶だ。哀れRGは戦闘不能状態に陥り、リング外で伸びるハメになってしまった。一方の坂田はアンからキャメルクラッチなどで腰に集中攻撃を食らう。だが、ここで屈するわけにはいかない。意地で立ち上がった坂田はカウンターのボディブローをアンに叩き込むと、水面蹴りを連続で放つ。さあ、反撃かと思われた瞬間、後方からサップが坂田を襲撃! サップは坂田をアンごと吹っ飛ばすと、続けてアルゼンチンバックブリーカーに捕らえた。このピンチに再びRG登場! 低空のドロップキックをサップのヒザに炸裂させて、坂田のピンチを救う。間一髪、難を逃れた坂田はここぞとばかりにスリーパーで逆襲! ところが、またもやアンがイスでRGを攻撃! 続けて、坂田にもイス攻撃を仕掛ける。しかし、坂田はこれをキックで迎撃すると、渾身のスーパーキックを発射! アンのアゴを見事に貫いて、3カウントを奪った。
勝ち誇った表情でサップに詰め寄る坂田。この坂田の態度に怒ったサップが襲いかかろうとしたとき、「サップ! お楽しみは本番にとっておけ!」、どこからか高田総統の声が!
ハッスルブレイク終了後、入場曲とともに池谷銀牙、ザ・グレート・サスケが颯爽とリングイン。池谷は「ハッスルファンのみなさ〜ん! こんばんはー! 北京オリンピックに向けて、盛り上がっている今日この頃。僕たち池谷銀牙軍団も『ハッスル・エイド2008』で復活します!!」と、まずは観客に向かって軍団復活をアピール。続けて、「いま、僕は練習中に足をケガしまして、本調子ではない状態です。しかし、このピンチに、新たな仲間がこの銀牙軍団に加わりました!」と新メンバー入団を発表すると、早速サスケが新メンバーを呼び寄せる。「銀牙軍団三番目の戦士、長尾銀牙! 出てきなさ〜い!!」、なんとここで登場してきたのはジャイアント・バボ……ではなく、長尾銀牙だった! 長尾は観客に深々と一礼し、「みなさんこんばんは! 長尾銀牙でーす!」とガラガラ声ながらもさわやかに挨拶をすると、場内からは声援とブーイングが飛ぶ。ここで池谷は「僕とサスケ先生と長尾君の三人で、高田モンスター軍をぶっ潰しますんで、応援よろしくお願いします!」と、モンスター軍に宣戦布告したところで、花道からアン・ジョー司令長官&島田二等兵が登場。
島田は、「おい! なんだこの茶番は! おい! バボ! なにやってんだ、お前。モンスター軍を追放されたくせに、よくもハッスルの敷居をまたげたな。正気か、この野郎!」と長尾を罵倒すると、バボの育ての親でもあったアンは、「おい! バボ! ふざけんじゃねーぞ、お前!」と、かなりヒートアップ気味だ。ここでサスケが、「ちょっとあななたち、この人はバボではありません。長尾銀牙君といって、我々の仲間です」と、バボとは別人であることを主張すると、アンはこれをまったく無視して、「バボ! 追放になるとき、言われたこと忘れたのか? 今後一切、ハッスルのリングに上がることは断じて認めないって言っただろーが! それを忘れたんじゃねーのか!」と長尾を厳しく問い詰める。ここで、サスケは漢字を例えにバボと長尾が別人であることを説明するも、「だまれ汚職議員!」と罵倒した島田とサスケの間で口論が始まる。ここで島田が「バボのクセに調子に乗ってんじゃねえよ!」と言って長尾に襲いかかると、長尾は島田の頭を鷲掴みにして、マットに叩き付けると側転。さらに、襲い掛かってきたアンには、アンの腕を掴んでコーナーを駆け上がると華麗なアームホイップを放ち、決めポーズ。長尾の華麗な動きを目の当たりにしたアンは、「こっちはな、銀より上のゴールドで、ユーたちをぶっ潰してやるよ! 『ハッスル・エイド2008』! ミーとゴールデンカップス1号&2号が、根こそぎデストロイしてやる!」と、謎のモンスター、ゴールデンカップスの投入を池谷に予告すると、島田とともにリングから去って行ったのだった。
長尾に向かって池谷は、「長尾君、ビビるんじゃないぞ! 自信を持って練習したあの技を出し切ればいいんだよ」と声を掛けると、池谷と長尾はガッチリ握手。するとサスケが、「さすが池谷さん! 『親』という字は、木の上に立って、子供の帰りを見守ると書きます。まさに、池谷さんは長尾君の育ての親なんですよ!」と先生らしく漢字を使って説明すると、最後に池谷が「皆さん! 『ハッスル・エイド2008』では、新メンバーが加入した銀牙軍団にどうか期待してください! よろしくお願いします!」と観客に向かってアピールしたのだった。
9分25秒 ラリアット
ボノちゃん部屋誕生! モンスター軍に追放され、ひとりぼっちだったボノちゃんに、先月、出会い系サイトで知り合ったよしえちゃんというお友達が現れた! 5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)で、母インリン様との直接対決を控え、よしえちゃんという精神的支えができたボノちゃん。かつては、不良の世界に足を踏み入れそうになったこともあったが、ここにきて少しずつ自立の道を歩み始めている。
そんな矢先、ボノちゃんはよしえちゃんと共に、ボノちゃん部屋を結成! その部屋開き会見の席で、新弟子あーちゃんの加入も重ねて発表された。するとそこに、かねてよりボノちゃんをハッスル軍に勧誘していたTAJIRIが乱入。しかし、結束力の高い3人は、このTAJIRIの執拗な勧誘をはねのけたのだった。こうして、ボノちゃん、よしえちゃん、あーちゃんの3人は、モンスター軍のみならず、ハッスル軍に対しても宣戦布告。高田総統も、ボノちゃん部屋結成を受け、ハッスル軍との潰し合いを決定した。記念すべきボノちゃん部屋旗揚げ第一戦。鉄の結束を誇るハッスル軍に、ポッチャリ3人組はどう挑むのか!?
閉じるハッスル軍の待ち受けるリングに向かうボノちゃん部屋の3人衆。全員浴衣姿での入場だ。南側の席から現れた3人に観客は大歓声! 一番後ろにいる新加入のあーちゃんは、手に塩が盛られたザルを持参している。ボノちゃんたちはリングの前で浴衣を脱いで、戦闘態勢に。そして、よしえちゃんとあーちゃんがいきなりハッスル軍目がけて突進だ! さらにボノちゃんたちは、リング外に天龍たちを追っ払うと、3人で土俵入りを披露したのだった。これを見せられた天龍はエキサイト! 特に「『しま田』の寿司はまずい」と暴言を吐いたあーちゃんに対して、ペットボトルを投げつけるなど、怒りを露わにしている。ゴングが鳴ると、まずはよしえちゃんがヒップドロップでTAJIRIに先制。倒れたTAJIRIを見ると、ここぞとばかりにあーちゃんがストンピングを連打だ。一方のTAJIRIもハンドスプリング式エルボーアタック、延髄斬りでよしえちゃんを倒して見せる。ならばとよしえちゃんはコーナーでTAJIRIにボディアタック! ここで再びあーちゃんが登場。よしえちゃんに続いて、コーナーのTAJIRI目がけて突進するが……、これはあっさりとキックで迎撃されてしまった……。この攻撃失敗にエプロンサイドでしょげかえるあーちゃん。これを見た天龍はつかつかとあーちゃんの元に近付くと、またもやペットボトルを投げつけたのだった。
続いてリングに出てきたのはボノちゃん。崔を軽く捻ると、またもあーちゃんがこれに乗じてストンピングを食らわせる。そして、天龍を意識して眼飛ばし。ここでハッスル軍は天龍に交代だ。突っ張り、逆水平チョップで一気呵成にボノちゃんに攻め込む天龍。しかし、ボノちゃんはびくともしない。逆に逆に突っ張りを食らわし、すくい投げでぶっ倒すと、ドライビングエルボーを投下して力を見せつける。そして、あーちゃんにタッチだ。倒れている天龍に強気のあーちゃんだったが、すぐに天龍に捕まりコーナーでチョップとグーパンチの餌食になってしまう。さんざん天龍にいたぶられたあーちゃんは、代わった崔にロープに振られたのを利用してよしえちゃんにタッチ。あまりにも情けないあーちゃんだが、ここはよしえちゃんとボノちゃんが奮闘だ。もはや足を引っ張るだけのあーちゃんは無視して、2人で闘うよしえちゃんとボノちゃん。2人に無視されて、あーちゃんは場外でしょげかえってしまった。だが、ここでもう一度奮起したあーちゃん。ボノちゃんからようやくタッチを受けると、勇んで崔に立ち向かっていった。ところがあーちゃんは、崔に延髄斬りを食らって吹っ飛ばされてしまい、コーナーに控えていたよしえちゃんに激突。さらに崔を捕まえてくれたボノちゃんにも誤爆を食らわせてしまうなど、全くいいところがない。ここでまたもや登場した天龍に捕まり懸けたあーちゃん。これをボノちゃんとよしえちゃんが救出し、天龍を倒してチャンスを作る。このチャンスにあーちゃんはコーナー最上段に上って、ムーンサルトプレスを発射! ところが、天龍はいとも簡単に避けてしまったためにあーちゃんは自爆。何をやってもダメダメなあーちゃんは、奥の手として、入場時に持参してきた塩を遂に手にした。そして、この塩でTAJIRIの視界を封じることに成功。ようやくあーちゃんにもチャンスが訪れた。続けて、天龍にも塩攻撃を仕掛けたあーちゃん。ところが! これを察知した天龍はザルを叩いて逆にあーちゃんの顔面を塩まみれ。塩で顔を真っ白になってしまったダメ中年あーちゃんは、天龍のラリアットでトドメを刺されたのだった。
フォールを取られグロッキー状態のあーちゃんに向かって天龍は、「おい荒谷! あーちゃんか? ふざけんなこの野郎! お前は相変わらず、変わってねーなこの野郎! 中途半端なことやってやがったら……またヤキを入れてやるぞこの野郎!」とあーちゃんに向かってマイクを叩き付け、リングから去って行った。
「お〜い、あーちゃん、大丈夫なの? あのおじさんと知り合いなの?」と、あーちゃんを心配そうに見守るボノちゃんに対して、よしえちゃんが「ボノちゃん、この人、本当に大丈夫? やっぱり僕らふたりのほうがいいんじゃないの?」と疑問をぶつけたため、早くも怪しい雲行きがリング上に漂い始める。しかし、部屋の親方でもあるボノちゃんが、「そんなこと言わないでよ。あーちゃんはまだ、ボノちゃん部屋のちゃんこが体に染みてないんだよ」と、泣いて謝る新弟子のあーちゃんを気遣いつつ、改めて3人の結束力を確認。最後は「ボノちゃん部屋は、これからもつっぱっていくぞー!!」というボノちゃんの掛け声で、いつもの「3、2、1」ではなく「ひ、ふ、み」のカウントダウンで観客と一緒にどずこいポーズを決めたのだった。
○HG
ザ・キヌガワン・ピラニアン・モンスター×
6分14秒 69ドライバー
またも、モンスター軍控室で話し込むアン・ジョー司令長官と島田二等兵。「次の試合、鬼怒川三人衆最後のひとりが出るんですけど、“鬼”蜘蛛、“怒り”のCことモンスター℃ときて、川のつくモンスターなんていましたっけ?」と、司令長官に尋ねる島田。これに対して、アンは「いままで隠してきているということは、よっぽどの隠し玉に違いありマセン。例えば、小川とか……」と、なんと小川直也の名前を挙げると、「はしゃぐな! 島田! アン!」……なんとそこに現れたのは川田総統代行だ!!
覆面を被った3人目を引き連れ登場した川田は、「小川? 栃木が誇る鬼怒川三人衆のオオトリが、そんな小物なわけないだろう!」と憤慨すると、「今夜、満を持して出撃する三人目。それはこいつだ!」と言って三人目の覆面を剥ぐ。「キシャー!」なんとその正体は、ピラニアン・モンスターだ!! 初めはご満悦の川田だったが、会場の空気をなんとなく察したのか、「おい! いま『えー!』って言っただろ!」とズバリと指摘。すかさずアンが、「そりゃ言いマスヨ……だいたいピラニアン・モンスターって、『川』と関係ありマセーン!」とツッコミを入れると、川田は、「バカたれ! ピラニアは川魚! だから『川』でいいんだよ!」と逆ギレで返す。開き直った川田は「それにこいつは鬼怒川原産のピラニアから産まれたニューモンスター、その名も『ザ・キヌガワン・ピラニアン・モンスター』だ!」と自慢げに紹介するも、「鬼怒川にピラニアいねーし……」と、今度は島田のボヤキが。まったく意に介さない川田は、「はっきり言って今年のエイド、俺はオープニングしか目に入っていないんだ。よいか! 貴様が最後の砦となって、HGの仕留めてくるのだ!」と言うと、鬼怒川ビターンでピラニアン・モンスターを送り出したのだった。
閉じる魚をくわえながら不気味に入場してきたピラニアン・モンスター。リングに上がるとオーバーマスクを脱いで、戦闘態勢に入った。ゴングが鳴ると、HGに対して牙を剥くピラニアン・モンスター。HGがかわしたためにコーナーに激突させられてしまったが、なんと噛み付いたコーナーポストをコーナーから食いちぎってしまった! 恐るべきピラニアン・モンスターの牙。HGもセイ!エルボーで対抗しようとするが、今度はそのエルボーをしてきた腕に噛み付いてくるからたまらない。HGはせっかくフォールの体勢に入っても、噛み付かれるのが怖くて、しっかりと押さえることができない。ビビリながらのファイトを繰り返すHGを遂に押し倒したピラニアン・モンスターは、マウントポジションを奪って噛み付きの体勢に。これを三角絞めで切り返したHG。ところが! なんとピラニアン・モンスターは、HGのパワーの源である金的に噛み付くという禁断の技で切り返したのだった。これにはさすがのHGも股間を押さえて悶絶! 一方のピラニアン・モンスターは勢いを増し、HGののど笛目がけて噛み付き攻撃だ。HGの首輪の部分を食いちぎったピラニアン・モンスター。だが、HGは再びピラニアン・モンスターをコーナーに激突させて、形勢を変える。コーナーに激突したピラニアン・モンスターは、口から大出血! このチャンスにHGはギロチンドロップを投下すると、満を持して69ドライバーの体勢に。腰を思う存分振りまくるHG。ところが! 最後の最後でピラニアン・モンスターは、目の前にあったHGの金的に再び噛み付き! この攻撃に絶叫を上げるHGだったが、そのままマットにピラニアン・モンスターの頭を串刺しにし、命からがらフォールを奪ったのだった。
最後の刺客を撃破したもの、急所が痛むHGは、「川田! 聞いてますか!? 鬼怒川三人衆! 全員撃破しましたよ! 約束、守ってもらいますからね!」とアピール。するとここで、花道に川田が登場。HGは川田に向かって、「セイセイセイ! なんですか、ピラニアン・モンスター。噛み付くだけじゃないですか! おかげで私のペニスの皮がこんなことになっちゃいましたよ! もしかして、鬼怒川の“川”とは、ペニスの“皮”じゃないんですか?」と問い詰めると、川田は「そうだよ」とテキトーな返事をする。すかさずHGは「アナタ、いま思いついたでしょ!」とツッコミを入れると、続けて「とにかく鬼怒川三人衆を倒しましたからね! 私との濃密なシングルマッチ、やってくれんでしょうね!」と川田に対戦要求。これに対して川田は、「わかった。やってやるよ!」とついにHGの要求を認めたと思いきや、「だけどな、俺はプロレスラーとして闘う気はまったくないんだよ。芸人としてだったらいいよ!」と、またしても話をはぐらかそうとする。さらに川田は「もしお前が負けたら、『ラジかる』のさ、レギュラーを俺と交代するってのはどうだ?」と、HGが負けたら番組レギュラー交代というトンデモナイ要求を提示。場内からは大歓声が沸き起こる。この状況ははヤバいと即座に判断したHGは、「唯一残った私の安心ですよ! それだけはやめてくださいよ!」とマジお願い。これを受けて川田は、「まあいいや。その試合方式については、今後追って発表する」と言い残すと、花道から去って行った。念願だった川田戦は実現したものの、またしても川田に注文を付けられたHGは、「芸人としてとかそんなの関係なく、すべてを統一したエンターテイナーとして川田に勝ちますので、応援よろしくお願いします!」と、観客の前で“川田超え”をアピールしたのだった。
9分52秒 DDC(ダイナミック℃)
モンスター軍控室で、なにやら話し込んでいるアン・ジョー司令長官と島田二等兵。「しかし、モンスターKはエイドのオープニングで、なにをするつもりなんでしょうかね〜?」とオープニング歌合戦を振り返るアンに対して、島田は「また、総統の機嫌が悪くなるんじゃないですか?」と、総統の機嫌を心配する。ここでアンが、「オー、総統の機嫌が悪くなるといえば……」と、島田とともに目を向けた先には、視力検査をしているザ・モンスター℃の姿が! モンスター℃は、視力検査表で指された「C」の開いてる方向に関係なく、手で「C」の形を作っては「シー?」「シー! シー!」とすべてを「シー!」で答える。これ見た島田は、「最近、℃コールが総統コールより多くて、総統、かなり機嫌悪いみたいですね」と口を滑らせると、「誰が機嫌が悪いって!? シーまだ! シー令長官!!」……なんとそこに現れたのは高田総統だ!!
「ちょっと℃がブレイクし〜たからって、そんなことちっとも気にし〜ちゃいないんだよ!!」と強がる高田総統に、「明らか℃を意識してますよ……」とボヤく島田。ここで、「総統! そんなことおっしゃらずに! ℃もチャンスを与えてくれたお礼にほら! 総統に差し入れを持ってきているるんデス!」とモンスター℃の差し入れをアンが高田総統に差し出す。これに対して、「ほう、それはいい心がけだな」とすっかり機嫌を直した高田総統は早速モンスター℃の差し入れをチェック。しかし、「どれどれ……ハイチオールC、CCレモン、デカビタCっておい! どんだけ試合前に観客に『C』を植え付けているんだよ!」と、モンスター℃の「C」にこだわった差し入れに憤慨した高田総統は、「もういいよ! さっさと行ってこい!! ビター……ミンC!」と、Cポーズを決めてモンスター℃を送り出す。これにはアンも「総統もかなり影響されてマース……」とボヤくしかなかったのだった。
閉じる今日も大人気のモンスター℃は、リングに上がるなり「シ〜!」という掛け声を会場中から浴びる。しかし、先発はチエと鬼蜘蛛だ。鬼蜘蛛相手に軽快なドロップキックを決めたチエに続いて、KUSHIDAもアームドラッグを決めて、グラウンドで鬼蜘蛛の腕を攻める。たまらず鬼蜘蛛はモンスター℃にタッチ。いよいよ出てきたモンスター℃は、観客にCポーズでアピールしてから、KUSHIDAへパンチで猛攻を仕掛ける。だが、KUSHIDAも負けていない。エルボーでモンスター℃に対抗だ。ここでチエが「ク〜ッ!」という掛け声を観客に促す。一方のモンスター℃もエルボーで対抗。当然、観客は「シ〜!」という掛け声だ。「ク〜ッ!」、「シ〜!」という掛け声が鳴り響く場内。奇しくも、KUSHIDAの愛称の「クッシー!」という掛け声が会場に鳴り響くことになった。自分への声援を聞いた気になったKUSHIDAは元気百倍。モンスター℃をエルボーでダウンさせることに成功した。しかし、モンスター℃も反撃開始。KUSHIDAを「C」の字に折り曲げるストレッチ技で、会場から再び「シ〜!」という掛け声をかけさせる。タッチを受けた鬼蜘蛛もKUSHIDAの腰に集中攻撃を食らわすと、リバースのロメロスペシャルで追撃だ。ハッスル軍もチエが鬼蜘蛛にストレッチ技を仕掛けてギブアップを迫るなど一歩も譲らない。続くKUSHIDAも飛びつきDDTを食らったものの、その場飛び式のムーンサルトを食らわせた。たまらずモンスター℃にタッチした鬼蜘蛛。チエ、KUSHIDAをローキックで蹴散らしていく。そんなモンスター℃に対して、コンビネーションで対抗するハッスル軍。KUSHIDAがモンスター℃にミサイルキックを食らわせた直後にチエがすかさずスピアーを発射! さらにファンタスティックフリップでモンスター℃を追い詰める。ここでカットに入ってきた鬼蜘蛛。KUSHIDAを孤立させることに成功するが、放った蜘蛛の糸がまさかのモンスター℃に誤爆! このチャンスにKUSHIDAは超新星プレスの体勢に入るため、コーナーの最上段に上った。ところが、これを鬼蜘蛛がカット。モンスター℃を救出すると、再びKUSHIDAを捕獲する。そして、最後はモンスター℃が、「C」の字を連想させるような形で、リバースDDT! KUSHIDAの後頭部をマットに強かに叩き付け、完璧なフォール勝ちを飾った。
場内暗転からスポットライトに照らされリングに姿を現したのは、シャツ&ジーンズ姿の崔領二だ! 崔は「時は来た! 俺は歌って踊れる! スーパーハッスラー、崔領二や!」と自己紹介すると、まずは本日の対戦カードを発表した。
発表を終えたところで、崔が話を切り出す。「前回、俺はEXILEの『Choo Choo TRAIN』を完璧に歌い切った。歌も踊りも完璧! お客さんも完璧! そしたら、あのおっさん。ポリープとかいうて、逃げおったわ。あんなもん、絶対嘘やで! 俺のパフォーマンスにビビッて、勝ち目がないと思うたんやろな。気の毒なおっさんや。今日こそは、あのおっさんに姑息な手は使わせないで、俺がお客さんの前で、おっさんに引導渡したるからな!」と崔が意気込みを見せたところで、「さっきから聞いてりゃ! 言いたい放題言ってくれるじゃねえか!」と、七三分けヘアー&紋付袴に身を包んだ川田が登場!
リングインした川田は、「お前、よくもまあ逃げずに出れてこれたな」と前回の敗戦を棚に上げて、崔を挑発するも、すかさず崔から「こっちのセリフや! なんやねんその格好!」とツッコミが入る。すると川田は、「バカ野郎! ポリープはマジなんだよ!」と真顔で応戦。続けて川田は、「でもな、今回はノドに細心の注意を払ってきたから大丈夫だ! それより今日の勝負、勝ったほうが『ハッスル・エイド2008』でオープニングを飾るんだからな」と崔にあらためて確認をすると、両者にらみ合いに。いよいよお待ちかねの川田vs崔による歌合戦ファイナルラウンドが開幕だ!
ルールは前回同様、両者が自ら選んだ曲を双方が歌い終えた時点で、観客からより大きな拍手をもらった者が勝利者となる“観客ジャッジシステム”が採用されている。まずは先攻の崔から。リングアナの「オープニングの真髄求め、はや半年。歌い、踊り、辿り着いたは心の歌。ハッスラーの魂よ、天に届け!」と、玉置宏風の前口上とともに流れてきたのは、エリック・クラプトンの名曲『ティアーズ・イン・ヘブン』だ! 崔の歌声に、ジッと聞き入る場内。そして自然と手拍子が。日本人にはハードルの高い英語曲を見事に歌い切った崔に、場内から大きな拍手が沸き起こる。
続いては、後攻の川田。「まあ。この何ヶ月か、お前なりに真剣に取り組んできた努力は、
ちょっと分かったよ。だけどな、こういう、切羽詰まった時はな、奇をてらわず、正攻法で行くのが勝負の鉄則なんだよ。音楽かけてくれ!」とアピールすると、先程と同様、リングアナの前口上が始まる。「寒さ打ちひし閉じた目の、まぶたの裏にふるさと浮かぶ。川田のKは心のK。そして川田のKは、故郷のK。歌声よ栃木に響け!」と流れてきたのは、細川たかしの名曲『望郷じょんがら』だ! 故郷・栃木を想いながら魂の熱唱をする川田に、これまた手拍子が起こる場内。十八番の歌をこれまた見事に歌い切った川田は一礼をすると、崔に負けじと観客から大きな拍手が沸き起こる。
そして、いよいよ勝敗を決める観客ジャッジへ! まずは、崔の判定から……場内からはパラパラという微妙な拍手が。続いて、川田の判定へ。場内からは、割れんばかりの大きな拍手が飛ぶ。結果は歴然、長きにわたって行われてきたオープニング歌合戦の勝者は川田利明だ!! 激闘を制した川田は四方に向かって深くおじぎ、一方、完敗の崔はうなだれたあと観客に一礼をして退場。場内から崔の健闘を称える拍手が沸き起こる。
勝者の川田は、「さて、『ハッスル・エイド2008』のオープニングは俺に決まっちゃったよ。この晴れの舞台を、俺は愛する我が栃木県に捧げようと思う」とエイドに向けての意気込みを語ると、「エイド当日、俺と一緒に歌ってくれる観客を募集したい。条件はただひとつ、『栃木を愛する』。ぜひ当日、有明コロシアムに集まってください!」と、なんと5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)のオープニングで川田と一緒に歌う“アイラブ栃木”な人をその場で募集し、『ハッスル・ハウスvol.36』の開幕を宣言したのだった。
いよいよ次週、ハッスル2008年上半期の集大成5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)開催!! 2006年、エスペランサー初登場。2007年、グレート・ムタ、インリンへの秘境に毒霧事件。はたして、今年はどんな衝撃的展開が起きるのか!?
今年も見どころ満載、波乱必死のラインナップが勢揃い! 大注目は、なんといっても、インリン様vsボノちゃんの“悲劇の親子対決”! 今年初め、母・インリン様に反抗し、家を飛び出した息子・ボノちゃん。その後、二人の仲は修復されることなく、憎しみだけが積もり積もったのだった。すべては、昨年6・17『ハッスル・エイド2007』(さいたまスーパーアリーナ)から始まった。あの事件からおよそ1年、長きにわたる親子の物語がついに完結する! また、この試合はインリン様のファイナルマッチ! 意外にも、デビュー以来初のシングルマッチに挑むインリン様。めきめきと強くなる息子相手に、どんな闘いを見せるのか? どちらが勝っても待っているのは、涙、涙の結末か……!? “悲劇の親子対決”がエイドのリングで実現する!
そして、もうひとつの目玉カードは、坂田亘vsボブ・サップの遺恨決着戦! 今年1月の初対決でサップに病院送りされ、2ヶ月間の欠場を余儀なくされた坂田。復帰戦となった4月シリーズでは、病み上がりの腰を集中攻撃され、最終戦4・16『ハッスル・ハウスvol.35』(後楽園ホール)では欠場に追い込まれてしまった! サップにやられ放題、言われ放題の坂田。天下取りを目指すハッスルのエースは、難攻不落のビーストを攻略できるのか……!?
さらに、“モンスターK”川田利明とのシングルマッチ実現を目指すHGが、今宵、鬼怒川三人衆最後の刺客と対戦! 2人目までは順調にクリア! 今日、最後の関門を突破すれば、エイドで一騎打ちが実現か……!?
そして! こちらの抗争もついに佳境に! 5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)でのオープニングを賭け、川田利明vs崔領二の『観客ジャッジ歌合戦』が今夜決着! 前回の対戦では、川田がまさかの急性ポリープで途中棄権。気迫のダンスを披露した崔が快勝した! エイドのステージに立てるのは、今夜の勝者ただひとり!! はたして、栄冠を掴むのは川田か? それとも崔か?
ひとつの時代に終止符が討たれ、大きな分岐点を迎える今年の5・24『ハッスル・エイド2008』(有明コロシアム)! 新たな時代への変わり目は、すぐ目の前。どうか皆様、歴史が大きく変わる瞬間の証人となってください!
「ハッスル・ハウスにご来場の皆さん! こんばんは!」。恒例となったKUSHIDA
&\(^o^)/チエのヤングハッスル軍による前説がスタート! 自己紹介を済ませると、チエの音頭で応援練習開始。「ハッスル軍が登場したときは大きな歓声を、モンスター軍が登場したときはブーイングを」と、それぞれの応援方法を伝え実践練習だ。
と、ここで島田二等兵が乱入! 「おいおいおい……おら! ブサイク! バカ! お前らのせいでブーイングもしょっぱいんだよ!」とリングに割り込むと、さっそく場内からブーイングが飛ぶ。これに対し、島田は最近お気に入りの「ヘ〜イヘイヘイ、二等兵♪」と自己紹介するも。KUSHIDAから「そのつかみ、絶対流行んないぞ!」とつっこまれる。
ここで島田は、観客をいじりながら「総統」コールの説明をして練習へ。そして、「じゃあ、あとはお前らスタッフ〜が、あと締めとけ!」と言って退散。最後にKUSHIDAとチエは、会場でのマナーを注意して前説を締めくくったのだった。