高田総統以下、高田モンスター軍の面々がバルコニーに勢揃いすると、さっそくアン・ジョー司令長官&特命係長 島田工作員らが観客に「総統」コールを促す。ここで高田総統は「下のほうはなんにもやってないじゃないかよ! こんなに暑いのによ!」と、「総統」コールをしない客に毒づきながら「ありがと!」と観客に礼を述べるも、「私の衣装は完璧な冬物なんだよ! これで一年通してるんだよ! 皮膚呼吸できないよ! 熱中症で死んじゃうよ!!」と大激怒だ! さらに、高田総統は「去年、栃木と茨城に行ったからって、わざわざ群馬に来る必要があったのかよ? なんでハッスルは北関東にこだわってんだよ! えっ! おまけに桐生だよ? どこをどうやって話をふくらませたらいいんだよ! こんの〜やろ〜!!」と怒りが頂点に達したところで、「我こそが高田モンスター軍総統、そしてハッスルの偉大なる支配者、高田だ!」と自己紹介! すかさず、アン&島田らが「総統」コールを促すと、場内からは大「総統」コールが沸き起こる。
ここで、高田総統は「そうは言っても、ド田舎の桐生にもいいところはあるよ。大自然の山々、それに焼きまんじゅうもあるじゃないか!」と、今度は一転して桐生をベタ褒めすると、話を本題に戻して「マグナムよ、こんな大事な場面で負けちゃっていいのかよ? ん?」とマグナムを挑発! 「所詮、メッキなんてものは、はがれるということだよ。それに引きかえ、アルマとゲドンのコイツらは確かに本物だよ」とニヤリ。すかさず、アルマ&ゲドンがマグナムを威嚇だ。
すると、マグナムは「アルマとゲドン? なんだそのふざけた名前はよ! シングルでやったら、こうはいかねえからな! この落とし前は、きっちりつけてやるからな!!」と7・5福岡大会でのリベンジをアピール! しかし、ここで川田が「おい、マグナム! 所詮、お前の実力はこんなもんなんだよ。だから、今日を機によ、マグナムGUNMAに改名しろ! お前にTOKYOは似合わなすぎるんだよ!!」とニヤリ。続けて、川田は「それから、そこでボーっと突っ立ってるハッスル軍! お前ら、『ハッスル・エイド』で全部まとめて消し去っててやる!!」と抹殺予告をぶちかます!
これに対して、天龍源一郎が「おい、川田! お前は地元が近くなったら、えらい騒がしいな。その言葉、今吐いたその言葉、そっくりそのまま、のしを付けて返ししてやるからな」と激しく応戦するも、川田は「あんただって、日本一マイナーな福井県出身じゃねえかよ!」と罵倒。これには、すかさずRGが「おい! 天龍さんをバカにしたな! 福井はマイナーじゃありません!」と食って掛かるも、観客の反応がビミョーだったため、これに怒った天龍は「もっと福井を褒めろよ!」と言いながら、マイクでRGの頭をゴツンだ!
モンスター軍とハッスル軍が熱い火花を散らす中、今度はTAJIRIが「こっちには、マグナムさんでしょ、天龍さんでしょ、越中さんでしょ、HGでしょ、KGでしょ、そして僕。ハッスル史上最強の布陣が揃ってるんですよ。『ハッスル・エイド』で壊滅に追い込まれのは、あなたたちモンスター軍じゃないですか?」と挑発すると、これに対し、アンが「シャラーップ! 何をなめた口を利いてるんデスカ! 最後にウィンするのは、我々モンスター軍デス!!」とすかさず応戦。すると、マグナムが「高田総統! 俺はもう、こんなちまちました抗争には興味はねえんだよ! みんな! 俺がエイドでキッチリ締めて、新しいものを見せてやるから期待してくれよ!!」と観客にアピール! 場内から拍手&歓声が飛ぶ。
マグナムの宣戦布告を受け、高田総統は「お前の怖いもの知らずも、ちょっと度が過ぎるんじゃないの?」と不敵な笑みを浮かべると、「ひとつ大事なことを言い忘れていたが、私は『ハッスル・エイド』でさよならだよ? 7月26日、よっこらしょー、よっこらしょって電車を乗り継いで、両国にみんなで遊びに来いよ! では、桐生の下々の諸君、今日はここまでだ! バッドラックだ!!」と言い残し、モンスター軍の面々を引き連れ、消え去って行ったのだった。
モンスター軍の面々が去り、リング上に残されたハッスル軍。するとここで、越中が「マグナム、今日は悪かったな。今日の借りはエイドで必ず返すからな!!」とリベンジを誓うと、「サムライシローさんがな、あいつらまとめて、ぶった斬ってやるからな! やってやるって! 天地人だって! 愛だって!!」と“やるって節”で猛アピールだ!
そして、天龍に最後の締めを託されたマグナムがマイクを持つと、「みんなは勘違いしてるけど、俺は、川田のおっさんに、“マグナムGUNMAに改名しろ”とか言われて、俺が嫌な気持ちになってると思う? 全然違うよ。まあ、ここだけの話だけど……俺のおふくろが群馬出身なんだよ。子供の頃から焼きまんじゅうを食ってたんだよ!」と、群馬は“第2の故郷”であることを告白! まさかの衝撃告白に場内から大きな拍手&歓声が沸き起こる中、最後にマグナムは「今日はマグナムTOKYO、そしてハッスル軍のメンバーが『ハッスル・エイド』に、心をひとつにして向かっていけるように、ハッスルポーズをお願いします!」とアピールすると、観客と一緒にハッスルポーズを決めて、締めくくったのだった。
12分25秒 ダイビングゲドン
7・5『ハッスル・ツアー2009〜7.5 in FUKUOKA〜』(福岡国際センター)で行なわれる5vs5勝ち抜き戦『ハッスル・アルマゲドン・サバイバー』の前哨戦とも言えるこのカード。
6・25後楽園大会で、高田総統の改造ビターンによってパワーアップした“禁断のラストウェポン”アルマ&ゲドンは、ボノくん&TAJIRIから完勝を収め、早くもその実力を発揮! この厄介な化け物コンビと、マグナムに借りを返したい“モンスターK”川田利明も加わった最凶トリオを相手に、ハッスル軍はどう立ち向かうのか!?
6・25後楽園大会で、“モンスター軍NO.2”の川田との激闘を制し、高田総統への挑戦権をほぼ手中にしたマグナム。そんななか、今宵は、天龍源一郎&越中詩郎のハッスルレジェンドコンビが、マグナムの援護射撃を買って出た!
7・26『ハッスル・エイド2009』(両国国技館)での最終戦争を控え、ハッスル軍、モンスター軍共に、絶対に負けられない一戦がいま幕を開ける!!
閉じるモンスター軍はリングに上がるなり、ハッスル軍を急襲! 一気に場外乱闘で主導権を握ろうという魂胆か? 川田が売店までマグナムを連行し、机に叩き付ける一方で、天龍と越中は元気だ。アルマとゲドンを場外で叩きのめし、オヤジの強さをアピールした。こうなるとマグナムも負けてはいられない。リングに戻って川田に串刺し式のラリアットを決めて反撃だ。しかし、リベンジに燃える川田はローキックの連打。さらにダンシングドールキックでマグナムをダウンさせた。続く巨体のアルマはマグナムをリフトアップし、さらにブロックバスターでぶん投げた。たまらずマグナムは天龍とタッチ。天龍は渾身の逆水平チョップでアルマに攻め込むが、アルマには通じない。ならばと、なんと天龍はアルマに手四つの攻防を挑む。ここはさすがに巨体のアルマに攻め込まれ、逆に左腕にハンマーパンチを連打されてしまう。続くゲドンからも左腕を攻撃された天龍。しかし、グーパンチを連打して、なんとか脱出だ。そして、越中が今日もいきり立って登場。ゲドンのショルダータックルで吹っ飛ばされながらも、ジャンピングヒップアタックを炸裂させると、続けてヒップバットの連打をお見舞いだ。さらにマグナムと一緒にゲドンにダブルのショルダータックルを決めて、試合の主導権をハッスル軍に引き寄せた。この勢いに乗ってマグナムはゲドンに雪崩式の腰振りフランケンシュタイナー。さらに天龍と一緒にダブルのチョップを炸裂させた。マグナムから引き継いだ天龍はグーパンチとチョップのコンビネーションでゲドンをいたぶる。たまらずゲドンは天龍を自軍のコーナーに強引に押し込んで川田とタッチした。そして、セコンドのフランソワーズもまじえた4人で天龍を攻撃。さらに場外に連れ出された天龍はモンスター軍の連係攻撃の前に苦戦を強いられる。リングに戻るとゲドン、アルマの前に劣勢に陥る天龍。だが、場内の大声援に応えて復活。チョップの連打から延髄斬りをアルマに決めて、マグナムにタッチだ。マグナムはすぐさまアルマに追撃のミサイルキックをぶち込むと、続けてハッスル軍がトレイン攻撃。最後にマグナムがラリアットを決めて、アルマをダウンさせた。しかし、ここは川田がカット。ならばとジャンピングニーを炸裂させたマグナムだが、続く攻撃に移ろうとした時にアルマのパワースラムを食らって失速。アルマのブレーンバスターで叩き付けられ、最後はゲドンのダイビングボディプレスでまさかの3カウントを奪われてしまった。
試合後、マグナムがまさかの敗戦を喫し、呆然とするハッスル軍。するとここで、場内に「どうした、マグナム! これでおしまいか?」という声が響き渡る。そして、『威風堂々』が場内に流れる中、バルコニーから姿を現わしたのは、高田総統だ!
9分0秒 C潰し
6・25後楽園大会で5ヶ月ぶりに復活をはたした高田モンスター軍のザ・モンスター℃だったが、ハッスル軍の天龍源一郎&越中詩郎を相手に、残念ながら復帰戦を飾ることができなかった。
しかし、登場するだけで会場を沸かせる人気っぷりは相変わらず。復帰2戦目も厳しい相手ではあるが、後輩であるパンチ・ド・Cとの連携プレーで白星をあげることができるのか!?
一方、迎え撃つハッスル軍のボノくん&TAJIRIだが、5・27後楽園大会で“モンスターK”川田利明に敗れて以降、どうも元気がないボノくん。はたして、ボノくんはスランプ脱出できるのか!?
閉じるハッスル軍が待ち受けるリングに赴くCコンビだが、場外で四方の観客とCポーズを決めて、余裕の態度だ。試合が始まると、まずは先発のモンスター℃が「シー!」という掛け声を発生させて、会場を大いに盛り上げる。これを見ていたTAJIRIもなぜかモンスター℃にポーズをとるように促す。しかし、これは罠! TAJIRIは、観客に向かってCポーズを決めるモンスター℃を背後から襲って先制攻撃だ。だが、これしきのことで復活したモンスター℃は動揺しない。逆にTAJIRIにCの字ストレッチを極めて、またも掛け声を発生させたのだった。続くパンチもコブラツイストを極めて、掛け声を発生させる。今日もCコンビは絶好調だ。ハッスル軍はTAJIRIに代わって、ボノくんが登場。ボノくん相手にCコンビはスクラムを組んで、ぶちかましを放っていく。しかし、二人がかりの攻撃にもかかわらず、ボノくんはびくともしない。ならばと、パンチが胴タックル、時間差でモンスター℃が片足タックルを決めるという攻撃を試みるが、これでもボノくんは動かない。攻めあぐねるCコンビはスピードでボノくんの背後を奪い、無理矢理ヒザを着かせると、二人がかりでなんとかCの字ストレッチを決めて、一矢報いた。だが、その後、ボノくんにダブルのブレーンバスターを仕掛けたものの、逆に投げ飛ばされるなど、どうにも分が悪い。代わったTAJIRIからもパンチがローキックで痛めつけられ、モンスター℃も場外に追い払われる。その隙にTAJIRIはパンチのコスチュームの上半身を脱がして、チョップをぶち込む。だが、ここでパンチはサミング攻撃を駆使して、形勢逆転。モンスター℃がコーナーで「シー!」という掛け声式パンチ連打、掛け声式ローキックを決めて、TAJIRIを追い込んでいく。しかし、TAJIRIも二人まとめてハンドスプリング式エルボーアタックを炸裂させて、ボノくんにタッチ。ボノくんはモンスター℃を64で投げ飛ばすと、パンチにはコーナースプラッシュをお見舞い。さらにCコンビにまとめてコーナースプラッシュを炸裂させると、最後はやっぱり二人まとめてランニングボディプレスで圧殺! 3カウントを奪い、豪快にボノくんが勝利した。
試合後、ひさびさの快勝にご機嫌のボノくんは、「今日はひさびさに勝って気持ちがいいから、四股を踏みます!」と言うと、「どすこい! どすこい!!」と力強く四股を踏む。ところが、あまりにもの衝撃で、ボノくんが四股を踏むたびに、そばにいたTAJIRI、野口レフェリーがバウンド。この光景にボノくんは「ごっつぁんです!」と笑顔を見せたのだった。
桐生でも全力投球でケツおやじコーナーは突っ走るって!
今回はなぜかネクタイとメガネを着用して登場の“ケツおやじ”越中詩郎は、「質問コーナーを少しは真面目にやれ! 俺がきちっと質問に答えてやる!」と気合十分!
ということで、最初の真面目な質問は、「ケツおやじのケツはどこで買えるの?」というもの。この難問に対して越中は、「ダイクマだ!」とズバッと回答! すると、場内にダイクマのCMソングが流れ、場内から笑いが漏れる。
続いての真面目な質問、「ケツおやじのケツの硬さは、どれくらい硬いの?」というもの。この質問に対し、越中は「俺のケツはな、マントヒヒのケツと、ハリネズミのケツと、どっちが強いか、お前、マントヒヒのケツと……」と支離滅裂な回答をしてお茶を濁すと、なぜか再びダイクマのCMが流れる。
3問目の質問は、「ケツおやじは家で奥さんからなんて呼ばれてるの?」というもの。この質問には、すかさず「パピー!」と笑顔で即答する越中。ところが、何も聞いてないのに、越中は「ママー! これが終われば帰るよ!」と勝手に「帰る」コールをし始めたため、次の質問へ。
最後の質問は、超難解な漢字クイズだったが、あまりにも難しすぎて越中は答えることができず。さらに、「こんな難しい問題を出すんじゃねえよ! バカ野郎!!」と逆ギレして、コーナーは終わったのだった。
12分50秒 黒部の太陽
6・25後楽園大会で、小路二等兵が高田モンスター軍を離脱したため、当初発表されていたREY大原vs坂田亘より急遽カードを変更!
小路は共闘を呼びかけていた坂田亘とコンビを結成し、アン・ジョー司令長官&REY大原とタッグマッチで激突する!
これまで造反した者にはあまりにも恐ろしい厳罰を与えてきたモンスター軍。はたして、“最後の日本男児”として再スタートを切った小路は、生き地獄と呼ばれるモンスター軍の厳罰を乗り越えることができるのか!?
閉じる島田から「裏切り者が!」と罵倒され、いきり立つ小路。坂田になだめられながらも、先発として登場だ。まずは小路と大原のマッチアップで試合開始。ヘッドロック合戦からショルダータックルを決めて、大原を大きく吹っ飛ばしてみせた。しかし、続くアンには分が悪いか? 怒りのアンからパンチ攻撃を受けると、首筋にはエルボー、ビンタ、そしてストンピングで滅多打ちにされる。だが、小路は一歩も引き下がらない。アンをタックルで捕らえると、そのまま自軍のコーナーに引きずり込み、坂田とタッチだ。その坂田はアンに対してチョップで圧倒。坂田のチョップに悶絶気味と思われたアンだったが、上手い具合に野口レフェリーを坂田にぶつけて形勢逆転。ストンピングで坂田をしこたま蹴飛ばすと、大原にタッチだ。その大原も「コラ、来いよ亘! この旦那!」と口汚く罵りながらチョップで攻め込む。ここまでされて坂田が黙っているわけがない。強烈なチョップとキックでお返しすると、大原の腕を一本ずつアームブリーカーで痛めつけた。そして、再び小路にタッチ。その小路は大原の坂田によって痛めつけられた右腕をアームロックでさらにいたぶる。しかし、ロープに飛んだところを島田に竹刀で襲撃されて捕まってしまう。大原、アンの前に苦戦を余儀なくされる小路。大原にチョップで対抗しても、反則のサミングを食らってしまい逆転するには至らない。アンからは強烈なニーリフトを食らって悶絶だ。アンのミドルキックを食らいながらも意地で立ち上がり、ショルダータックルで吹っ飛ばしてみたものの、ローンバトルから脱出することができない。大原からも足関節技でギブアップを迫られる。そして、調子に乗ったモンスター軍は野口レフェリーの目を盗み、またも島田が竹刀片手にリングに入ってくる。しかし、小路はこれを大原に誤爆させることに成功! 力強いラリアットで大原をなぎ倒し、ようやく坂田にタッチだ。その坂田は大原をカウンターのフロントスープレックスで投げ飛ばすと、アンにもフライングニールキックを炸裂させる。アンと大原のトレイン攻撃も上手く同士討ちにさせてみせた。そして、再び小路がリングに登場。まずはアンを場外に追い出すと、大原を孤立させて坂田と共にトレイン攻撃。続いて坂田のローリングソバット、小路のアバランシュホールドが大原を追い込む。さらに小路は本日初公開となる雪崩式のブレーンバスターを敢行。大原も意地でキックアウト。そして、カウンターのジャンピングニーで小路に一矢報いる。しかし、大原の反撃も個々までだ。大原が再びロープに飛ぶと、小路は冷静にキャッチして黒部の太陽(カウンターの払い腰)! マットに強かに叩き付けて、3カウントを奪ってみせた。
試合後、マイクを持った坂田は「小路、凄い凄い、いいじゃない!」と悪の道から抜け出した小路を称えると、小路は「モンスター軍がどんな卑怯なことをしてこようと、俺はまっすぐに生きていきます! 坂田さん、ボクと一緒に天下を取りましょう! 男として生まれてきた以上、でっかい、でっーかい夢を追いかけましょう!!」と熱くアピール!
すると、坂田は「そうだ! 俺たちが、ハッスルを変えるんだよ!!」とこれに呼応し、二人はガッチリ握手を交わしたのだった。
×ザ・フライング・バンパイア
茂木正淑○
6分53秒 フィッシャーマンバスター
群馬県館林市出身の“ご当地レスラー”茂木正淑がハッスル参戦!
今年1月に地元・群馬で上州プロモーションを旗揚げし、エースとして活躍している茂木が、“北関東制圧”を目論む高田モンスター軍からの刺客である“空飛ぶ吸血鬼族”ザ・フライング・ヴァンパイアを迎え撃つ!
はたして、茂木は忍び寄るモンスター軍の猛威から群馬の平和を守れるのか!?
閉じる茂木は知る人ぞ知る自身の代名詞・ちゃぶ台を持参しての入場だ。さすがは地元の群馬。お客さんの声援を一身に浴びる。コーナーに上ってポーズをとればスポットライトも当たり、大声援だ。一方のヴァンパイアがポーズをとるとブーイング。しかも、足を滑らせてしまい、その隙に茂木から先制攻撃を食らってしまった。逆襲に出たいヴァンパイアはグラウンドでの攻撃を試みるが、茂木には通じない。逆に茂木はショルダータックル、エルボードロップを決めて絶好調だ。ロープを使っての動きも軽快。ドロップキックもぶち込んでヴァンパイアを圧倒だ。しかし、得意のちゃぶ台を繰り出そうとしたところでヴァンパイアの逆襲にあう。ちゃぶ台を奪われた茂木は逆にそれで強打され主導権を奪われてしまう。流れを変えるべく、前方回転エビ固め、スクールボーイを繰り出す茂木。だが、ヴァンパイアはスリーパーに捕らえて譲らない。反則のチョーク攻撃、コーナーに詰めてのストンピングと茂木にいいところを出させない。そして、コーナーを引きはがし、金具を剥き出しにしたヴァンパイア。ちゃぶ台を再度持ち出すと、大きく振りかぶりながら茂木に襲いかかる。しかし、茂木はこれを間一髪スルー。ヴァンパイアをコーナーに自爆させると、掌底をぶち込み、最後はフィッシャーマンバスター! 地元で嬉しい勝利を飾った。
14分12秒 元祖昇天ドロップ
6・25後楽園大会のモンスターHGvsRGの一戦で、RGの“愛の手紙”によってHGが元の姿へと戻ったことにより、急遽カードが変更!
さっそくHG&RGのレイザーラモンがコンビ復活させ、これにREY大原との一戦で大健闘した“空手美少女”KGも加わり、「桐生にはこれと言った名物が何もない!」と怒り心頭の高田総統が送り込むモンスターたちをを迎え撃つ!
はたして、レイザーラモン with KGは、第1ハッスルで勝利をあげてハッスル軍に勢いをつけることができるのか!?
閉じるリングに上がってきたモンスター軍がまずは先制攻撃。しかし、ハッスル軍はこれに動揺することなく、逆に3人揃ってドロップキックを炸裂させ、モンスター軍を場外に追いやった。場外で体勢を立て直したモンスター軍はニセHGがリングイン。HGと本物vsニセモノ対決だ。久々の対決となった二人だが、ここは本物のHGが圧倒。掛け声エルボー合戦からPWを決めて、気勢を上げた。続く青鬼蜘蛛にはKGとの連係プレーで攻め込む。このHGの勢いにKGも乗り、ドロップキック、アームドラッグを決めて面白いように青鬼蜘蛛を翻弄してみせた。そして、旋回式のメキシカンストレッチも決めたKGは青鬼蜘蛛の助けに入ってきたニセHG、赤鬼蜘蛛も軽くあしらい、3人自爆に追い込んでみせたのだった。続くRGもショルダータックルで赤鬼蜘蛛を吹っ飛ばし、アームドラッグ、直立式のボディアタックで攻め込んでいく。調子に乗って拝み渡りまで決めたのだから、絶好調だ。しかし、モンスター軍もこれに対抗。ニセHGの腕を掴みバランスを取った青鬼蜘蛛がRGと向かい合うようにロープの上を歩行。RGとぶつかると、軽いチョップを食らわしていく。これでバランスを崩したRGは、哀れ股間をロープで強打したのだった。ここからはモンスター軍の逆襲だ。一気に場外乱闘に雪崩れ込み、ハッスル軍を圧倒していく。リング上に一人戻されたRGは、赤鬼蜘蛛からはニードロップ、青鬼蜘蛛からはコーナー間を往復しながらいたぶられ、挙げ句の果てには頭部をマットに擦り付けられる拷問を受けてしまった。会場内の暑さもあって、もはやヘロヘロのRGにニセHGがマンハッタンドロップ、ヘッドバットと急所をピンポイントで攻撃する。RGのチョップによる反撃も力なく、逆にアトミックドロップで大きく吹っ飛ばされる始末だ。しかし、モンスター軍のトレイン攻撃をかわして、ようやくローンバトルから脱出。タッチを受けたHGはニセHGをミサイルキックで吹っ飛ばし、鬼蜘蛛2匹にはダブルラリアットをお見舞いだ。そして、ニセHGに「セイ!」エルボーを連発していくHG。だが、ニセHGはラリアットをカウンターで炸裂させて、HGをダウンさせた。このピンチにKG、RGが駆け込んでくる。ここぞとばかりに蜘蛛の糸を発射した赤&青鬼蜘蛛。しかし、ここでHGとKGは上手くかわして、RG一人に蜘蛛の糸を集中させることに成功。そして、HGは青鬼蜘蛛に蜘蛛の糸でくっついてしまっているRGごと串刺し式のドロップキックを炸裂させる。最後はニセHGに雪崩式腰振りフランケンシュタイナーを食らわしたHGが、続けて昇天ドロップを放って、3カウントをゲット。見事、ハッスル軍復帰初戦を白星で飾った。
試合後、マイクを持ったHGは「みなさんの声援のおかげでハッスル軍が勝利できました!」と勝ち名乗りをあげると、RGは「みんな見た? これが俺の相方や!」と誇らしげにアピール! ところが、試合にろくに貢献していないため、HG&KGに責められるも、RGは「これが俺の持ち味だ!」と開き直りだ! そして、HGが「高田総統が予言するアルマゲドンがもうすぐバッチ来いします。我々も何が起こるのか正直わかりませんが、みなさんの応援、よろしくお願いします!」と改めて観客にアピールすると、最後は復帰戦の勝利を祝い、観客と一緒に「3、2、1、ハッスル! ハッスル!! フォー!!!」で締めくくったのだった。
今日のオープニングは、第1ハッスルに出場するハッスル軍のHG&RG&KGだ! 3人は客席にサインボールを投げながら登場! さっそく、HGがマイクを持つと「オ〜ケ〜! 初・桐生フォ〜!!」と景気良く挨拶し、続いてRGが「桐生のスーパーや夏祭りの営業できるとこあったら紹介してください!!」とちゃっかり営業募集。すかさず場内からブーイングが飛ぶ!
そして、「HGさん、ハッスル軍に戻ってきてくれて、本当に嬉しいです」とHG復活を喜ぶKGは、「ハッスルが ここ桐生に初上陸できたことも本当に嬉しく思っています。桐生のみなさん、応援よろしくお願いします!」とアピール! そして本日のカード発表を終えたところで、、HGが「ハッスル軍のみんなで突っ走って、全力でバッチ来いしますんで、7月26日に両国国技館で行なわれる『ハッスル・エイド2009』のほうにも、ぜひ足を運んでください!」と、7・26『ハッスル・エイド2009』(両国国技館)の開催をPRだ!
するとここで、RGが「オープニングで勢いをつけるために、『歌舞伎あるある』を桐生のみなさんに披露していいですか!」と、どさくさに紛れて持ちネタを披露しようとするも、またも場内からブーイングが飛ぶ!
そんななか、突然、場内が暗転するとビジョンに映し出されたのは、高田総統だ! 何やら困惑の表情を浮かべる高田総統は、「今、私は困っている。一体何に困っているのか……」と話を切り出すと、「私は これまで全国各地に出向き、その土地の名産品や観光地に絡めたモンスターを送り出してきた。しかしだ! ここ桐生は……これと言った名物がなーんにもないんだよ!」とチクリ。これには場内から笑いが漏れる中、「どれもこれも中途半端でさ、モンスターが作れないじゃん! ハッスルの地方大会始まって以来の事件だよ! こんの〜や〜ろ〜!!」と怒りをあらわにする。
すると、不機嫌モードの高田総統は、「このやり場のない怒り……そこでアホみたいに突っ立ってる貴様らにぶつけることにしよう。HG、RG、KGよ、覚悟するがよい」と、リング上の3人に制裁予告! さらに、「私のしもべ、ニセHG、赤鬼蜘蛛、青鬼蜘蛛が本当の地獄がどういうものか、桐生の下々の諸君にも見せてくれるだろう」と不敵な笑みを浮かべながら、“ビターン!”でモンスターたちを送り出したのだった。
栃木、茨城に続き、ついに北関東制圧!
祝・ハッスル群馬初進出!!
ハッスルとは、プロレスラーや格闘家はもちろん、スポーツ選手、お笑い芸人など、様々なジャンルから集まったエンターテイナー、人呼んでハッスラーたちがリングという舞台で、己の存在をかけて闘う、ファイティングオペラである。
このハッスルのリングで、目下、ハッスルの覇権を握っているのが、ハッスルの偉大なる支配者こと高田モンスター軍の高田総統だ!
さらに、その高田総統に忠誠を誓うモンスター軍の助さん格さんとも言うべき、アン・ジョー司令長官と特命係長 島田工作員、“禁断のラストウェポン”アルマ&ゲドン、そして、モンスター軍で忘れてはいけないのが、同じ北関東は“栃木の星”、“歌って、踊れるハッスラー”こと“モンスターK”川田利明だ!
その他、ザ・モンスター℃、パンチ・ド・Cをはじめ、世界に類を見ない強力個性派集団、それが高田モンスター軍なのである。
このモンスター軍のハッスル支配を終結させんと奮闘しているのが、ハッスル軍だ!
ハッスルを自らの手でチェンジ! ハッスル軍のキャプテン・ボノくんに、ハッスル軍の新エース“闘うエゴイスト”ことマグナムTOKYOがハッスル軍を引っ張れば、プロレス版メジャーリーグ・WWEの元スーパースター・TAJIRIや、“ミスタープロレス”こと“ハッスル大将”天龍源一郎、今ハッスルで大ブレイク寸前“ケツおやじ”こと越中詩郎が脇を固める。他にも、お笑い芸人・レイザーラモンに、紅一点のKGと、モンスター軍に負けず劣らずのキャラクター集団、それがハッスル軍なのである。
7月26日に両国国技館で行なわれる夏のビッグイベント『ハッスル・エイド2009』に向け、ハッスル軍とモンスター軍の抗争はいよいよクライマックス!
最終戦争を目前に控えた今夜は、エース・マグナムTOKYOが、モンスター軍の“禁断のラストウェポン”アルマ&ゲドンと激突! NEWモンスターのアルマ&ゲドンは、初登場となった2日前の後楽園大会では、キャプテンのボノくんをいとも簡単に圧殺しているが、はたして、マグナムはこの強敵を乗り越え、“打倒・高田総統”の最終ステージにたどり着けるのか!?
その他、熱きハッスラーたちの魂の闘いが満載! 栃木、茨城に続く北関東3部作・完結編、ハッスルの未来を左右する運命の闘いがいよいよ始まる!!
「みなさん、こんばんはー!」。恒例の前説を務めるのは、ハッスル審判部の野口大輔レフェリー! 野口レフェリーは、「ハッスル軍の選手が登場したとき、また、選手が素晴らしいパフォーマンスをしたときには大きな拍手を! 高田モンスター軍の特命係長 島田工作員が卑劣な行為をしたときは、大きなブーイングをお願いします!」と応援方法を観客に説明し、さっそく拍手&ブーイング練習スタート!
野口レフェリーの音頭で拍手&ブーイング練習が行なわれたあとは、続いてコールの練習。復活したザ・モンスター℃の「シー!」コール、大ブレイク寸前の越中詩郎の「ケツおやじ」コール、そしてハッスルには無くてはならない高田総統の「総統」コールを野口レフェリーがレクチャーだ。そして最後に、会場でのマナーを観客に注意して前説を締めくくったのだった。