
4・20『ハッスル16』直前・オフィシャルサイト特別企画
吉本スペシャルマッチに登場する4名のスペシャル座談会
2006年4月18日お笑いの本場、大阪で行なわれるハッスル16。そこにラインナップされた吉本スペシャルマッチに登場する4名によるスペシャル座談会が実現!! 多忙を極めるスター芸人たちが繰り広げる夢の競演を前に、その意気込みを語ってもらった。ちなみにケンドーコバヤシ、ユウキロック、浅越ゴエは根っからのプロレスファン。キャプテン☆ボンバーはアメリカ文化には詳しいのだがプロレスに関する知識は……? さらにハッスルでも大活躍のHG、そしてGMに就任したRGの素顔を吉本の先輩が激白!? とにかく読めばわかる!
――今回の吉本興業とハッスルがコラボするという試みは非常に画期的ですよね。
浅越ゴエ(以下ゴエ) 考えられないですね、吉本の芸人さんがリングで試合をするなんて(笑)。
ユウキロック(以下ユウキ) 俺はものすごく怖いねんけど。(ケンドーコバヤシに向かって)なんでお前は試合に出て来へんねん。
ケンドーコバヤシ(以下ケンコバ) 俺は大阪プロレスのリングに上がったときに引退宣言をしてしまったから(笑)。
ユウキロック ウソつきで売ってんだから引退撤回したらええやん。
ケンコバ お前も引退してすぐに戻ってきたテリー・ファンクのことを嫌いになっただろ?
ユウキロック でも、3回目の復帰で好きになったで。
ケンコバ たしかにな。ムーンサルト・プレスをやるようになってから、みんな大好きになったけど(笑)。
ユウキロック ホンマ怖いわ! 頼むから復帰してくれ。ミスターXはお前でいいから。
ケンコバ まあ、我々が伝え聞いてるミスターXは、キャプテン☆ボンバーに負けず劣らずお客さんのハートをつかめない男ですからねぇ(※その後、ミスターXはサバンナ八木に決定)。
キャプテン☆ボンバー(以下ボンバー) それ、どういうことですか!?(怒)。
ユウキロック 空気が読めないという意味や。
ボンバー ……まあ、そうかもしれないですけど。
ユウキロック それに俺のパートナーに島木(譲二)さんもいるんやで。
ゴエ ご老体ですから若い連中と同じようには動けないですよね。
――島木さんは59歳ですよね。
ユウキロック 島木さんは基本的に投げっぱなしてナンボの人だから(笑)。
ボンバー 記者会見でも90秒ぐらいギャグをやってたんですけど、あのときは無酸素運動でしたからね。
ユウキロック 一通り終わったら息ゼェゼェなってたけどな。
ケンコバ 島木さんはボクサーをやったあとに、なんばグランド花月(NGK)の駐車場の警備員をやってはったからな。いわばバウンサーや。
――凄い! オランダの格闘家みたいだ。
ケンコバ オランダの酒場とNGK駐車場では、扱う客層が違いすぎですけどね。
――まあ、そうですね(笑)。会場の大阪府立体育会館はお笑いイベント『ダイナマイト関西』で使ってましたけど、普段はお笑いで使う会場ではないですよね。
ケンコバ そうですねぇ。こいつらはみんなアウェイのような感覚でやるんじゃないかと思いますよ。
ユウキロック めっちゃ怖いわ〜。
ボンバー 今日は記者会見だけでしたけど、こんなに不安そうなユウキロックさんを見るのは初めてですねぇ。
ユウキロック プロレスが好きであるがゆえに、不安になるんですよ。お客さんの観点も分かるからね。一時期、吉本と提携してた頃のJDのリングに進行役で上がってたんですけど、僕らが上がるたびに選手が勝手に離脱宣言をしたり、オーナーが出てきてマイクでお客にブチ切れたり、ムチャクチャだったんですよ。そのあとにリングで何をせいっちゅうんや?っていうことばっかりで。
――まあ、ハッスルではそういうことが起こる可能性は低いですけどね(笑)。
ケンコバ 俺が聞いた業界の噂では、お前の登場を危惧した当時のリングアナ・高杉’Jay’二郎さんがいろいろ事件を起こしてたって。
ユウキロック なんでやねん!(笑)。
――ちなみに去年のハッスル大阪大会は非常に盛り上がったんですよ。某老舗団体を辞めた草間政一前社長がサプライズで登場したり、KIDATA・ローが出て来たりして。
ゴエ 私、行きました。一緒に「シー!」ってやってました。
――すばらしい!(笑)。大阪のノリとハッスルって、なんか合ってますよね。
ケンコバ たしかに。プロレス業界では「大阪の客は厳しい」っていうイメージがあるけど、パッケージがしっかりしてれば、大阪が一番ウケやすいと思うんですけどね。
――いつもは登場するだけで大ブーイングが発生する、皆さんの同僚でもあるRGさんなんですけど、さすがに今回は地元ということで少しは歓声も飛ぶんですかね?
ケンコバ いや、それはないでしょう。「オッケー、この一体感!」っていうRGMの最近のネタも、たぶんスベると思います(笑)。
ユウキロック あいつほど努力ゼロのくせに野心100%のヤツはいないですからねぇ。
ボンバー 「プラス思考になる」みたいな内容の本を読んだとき、アンケートのチェック項目を「YES」って答えていくとRGみたいな人間になるんですよ!
浅越ゴエ(以下ゴエ) 考えられないですね、吉本の芸人さんがリングで試合をするなんて(笑)。
ユウキロック(以下ユウキ) 俺はものすごく怖いねんけど。(ケンドーコバヤシに向かって)なんでお前は試合に出て来へんねん。
ケンドーコバヤシ(以下ケンコバ) 俺は大阪プロレスのリングに上がったときに引退宣言をしてしまったから(笑)。
ユウキロック ウソつきで売ってんだから引退撤回したらええやん。
ケンコバ お前も引退してすぐに戻ってきたテリー・ファンクのことを嫌いになっただろ?
ユウキロック でも、3回目の復帰で好きになったで。
ケンコバ たしかにな。ムーンサルト・プレスをやるようになってから、みんな大好きになったけど(笑)。
ユウキロック ホンマ怖いわ! 頼むから復帰してくれ。ミスターXはお前でいいから。
ケンコバ まあ、我々が伝え聞いてるミスターXは、キャプテン☆ボンバーに負けず劣らずお客さんのハートをつかめない男ですからねぇ(※その後、ミスターXはサバンナ八木に決定)。
キャプテン☆ボンバー(以下ボンバー) それ、どういうことですか!?(怒)。
ユウキロック 空気が読めないという意味や。
ボンバー ……まあ、そうかもしれないですけど。
ユウキロック それに俺のパートナーに島木(譲二)さんもいるんやで。
ゴエ ご老体ですから若い連中と同じようには動けないですよね。
――島木さんは59歳ですよね。
ユウキロック 島木さんは基本的に投げっぱなしてナンボの人だから(笑)。
ボンバー 記者会見でも90秒ぐらいギャグをやってたんですけど、あのときは無酸素運動でしたからね。
ユウキロック 一通り終わったら息ゼェゼェなってたけどな。
ケンコバ 島木さんはボクサーをやったあとに、なんばグランド花月(NGK)の駐車場の警備員をやってはったからな。いわばバウンサーや。
――凄い! オランダの格闘家みたいだ。
ケンコバ オランダの酒場とNGK駐車場では、扱う客層が違いすぎですけどね。
――まあ、そうですね(笑)。会場の大阪府立体育会館はお笑いイベント『ダイナマイト関西』で使ってましたけど、普段はお笑いで使う会場ではないですよね。
ケンコバ そうですねぇ。こいつらはみんなアウェイのような感覚でやるんじゃないかと思いますよ。
ユウキロック めっちゃ怖いわ〜。
ボンバー 今日は記者会見だけでしたけど、こんなに不安そうなユウキロックさんを見るのは初めてですねぇ。
ユウキロック プロレスが好きであるがゆえに、不安になるんですよ。お客さんの観点も分かるからね。一時期、吉本と提携してた頃のJDのリングに進行役で上がってたんですけど、僕らが上がるたびに選手が勝手に離脱宣言をしたり、オーナーが出てきてマイクでお客にブチ切れたり、ムチャクチャだったんですよ。そのあとにリングで何をせいっちゅうんや?っていうことばっかりで。
――まあ、ハッスルではそういうことが起こる可能性は低いですけどね(笑)。
ケンコバ 俺が聞いた業界の噂では、お前の登場を危惧した当時のリングアナ・高杉’Jay’二郎さんがいろいろ事件を起こしてたって。
ユウキロック なんでやねん!(笑)。
――ちなみに去年のハッスル大阪大会は非常に盛り上がったんですよ。某老舗団体を辞めた草間政一前社長がサプライズで登場したり、KIDATA・ローが出て来たりして。
ゴエ 私、行きました。一緒に「シー!」ってやってました。
――すばらしい!(笑)。大阪のノリとハッスルって、なんか合ってますよね。
ケンコバ たしかに。プロレス業界では「大阪の客は厳しい」っていうイメージがあるけど、パッケージがしっかりしてれば、大阪が一番ウケやすいと思うんですけどね。
――いつもは登場するだけで大ブーイングが発生する、皆さんの同僚でもあるRGさんなんですけど、さすがに今回は地元ということで少しは歓声も飛ぶんですかね?
ケンコバ いや、それはないでしょう。「オッケー、この一体感!」っていうRGMの最近のネタも、たぶんスベると思います(笑)。
ユウキロック あいつほど努力ゼロのくせに野心100%のヤツはいないですからねぇ。
ボンバー 「プラス思考になる」みたいな内容の本を読んだとき、アンケートのチェック項目を「YES」って答えていくとRGみたいな人間になるんですよ!
――つまりRGには悩みごととか一切ない、と。
ボンバー そうです。本人も「悩みとか一切ない」って断言してましたからね。
ケンコバ あいつは吉本新喜劇に入団したときも、普通の新人は舞台袖で勉強したりするんだけど、あいつは一切勉強をしなかったね。座長クラスにかっこいいGパン屋を教えて役にありついてましたから。
ゴエ そんなんでありつけるの!?(笑)
ユウキロック まあ、草履をあっためるだけで天下を獲るまで登り詰めたヤツもいますからな。
ケンコバ そうや。あいつは豊臣秀吉かもしれないですよ。
ユウキロック こうやって俺たちがRGの話をすると、またHGのイライラが募るわけですけど(笑)。
ケンコバ いま、あいつらは本当に仲悪いですからね。
ボンバー あるネタ番組で、RGは「僕、ネタがないんでHGの暴露ネタをしゃべります」って言って、それで成立させてましたよ(笑)。
ケンコバ あいつはホント霊長類ヒト科最低の男だね。
ボンバー しかもRGは東京に引っ越して新居に入った途端、子どもと奥さんがいきなり嘔吐して、窓を開けたら目の前がお稲荷さんだったとかいう話ですよね。
――うわぁ……。
ケンコバ 僕は大阪ローカルの番組ロケでRGの新居にDr.コパを連れてったら、コパも嗚咽してたからね。風水的に考えられへんところに住んでるらしい(笑)
ユウキロック どんなとこに住んでんねん(笑)
ケンコバ でも、そのときDr.コパが開運シールをペタペタと家のあちこちに貼ったんですけど、そのおかげで最近はRGにも仕事が回ってくるようになりましたからね。
――そうなんですよね。で、相方のHGさんは去年から大ブレイクしてますよね。去年からのハッスルでの活躍はいかがですか?
ケンコバ ハッスルに上がる前に本人から「不安だ」と相談を受けたんですよ。「出場が決まったんですけど逃げ出したい」と。まあ、でも僕はハッスルだったらカチッとはまりそうな気がしてたんで、無責任に「絶対大丈夫や」って言ってたんですけどね。失敗したら(アントニオ)猪木さんばりに「オレは触ってねえですから」って言おうと思ってたんですけどね(笑)。
ゴエ ハッスルは彼の持ち味がどこのプロレス団体よりも生きるところですよね。
ケンコバ このままの勢いでHGが夢をかなえてWWE行きが決まったりしたら、日本のお笑い界を捨てるかもしれんからなぁ。
ゴエ でも、挑戦して欲しい!
――皆さんはそれぐらい可能性を感じてらっしゃるわけですね。
ボンバー もしも、HGじゃなくて奇跡のブレイクを起こしたRGが先にWWEに行ったらどうしますか?
ユウキロック あり得るなぁ。昔、ザ・グレート・サスケがWWEのテストマッチを受けたときに、相手を務めたTAKAみちのくの方が合格してしまったということがあるからね。
ボンバー お笑いの世界でも「一緒にオーディション受けよう」って誘われて、付いてっただけなのに合格しちゃったりすることがあるじゃないですか。
ケンコバ 実際、WWEならダメキャラの活かし方がうまいからなぁ。あり得るなぁ……。
ボンバー ということは、大逆転もあるかもしれないですね。
ケンコバ そしたらHGは誰の前からも姿を消すでしょう(笑)。ナイーブなところもありますから。まあ、でもRGのホントにダメなところっていうのは、「最近ダイエットしてる」とか言いやがるんですよ。「なんでや?」って聞いたら、「かっこいい服が着たいなぁと思って」って(笑)。自分がなぜある程度売れてるか、ホントに分かってないんですよ。
ボンバー それでダイエットが成功してある程度仕事が減ったとしても、RGはまったく気にしないでしょうね(笑)。
――かっこいい服が着れたからよしとしよう、と(笑)。すごいポジティブシンキングだなぁ。まあ、でもあんまりRGMのことばっかり話しても仕方がないので、今回の吉本スペシャルマッチについてうかがいたいと思います。かなり期待が高いですが、どんな試合になると思いますか?
ケンコバ 僕は解説席に座る予定なんですけど、もしかしたら会場に行けないかもしれないです。
ユウキロック ええっ!? 何それ?
ケンコバ もし、僕が行けない場合は、かつて“鬼軍曹”と呼ばれた人を送り込もうかなと思ってます(笑)。
――ああ、昔よくテレビ中継の解説席に座られてた方ですか(笑)。
ケンコバ 「ちょっと待ってください!」ってリングサイドに駆け寄ってるかもしれないですね。
ゴエ これはDSEさん的に大丈夫なんですか?(笑)。
ケンコバ 問題ないですよ。「山本●鉄さんが来る!」とは言ってるわけではないからね。ひょっとしたら来るのは、山本中鉄さんかもしれない(笑)。
ユウキロック 俺はホンマに行かんかもしれんよ。怖いもん!
ケンコバ まあ、お前はエル・カネックみたいなところがあるからねぇ(笑)。
ボンバー 僕は過去最高の盛り上がりにしたいですね!
ケンコバ いままでの盛り上がりは知ってるの?
ボンバー 噂はアメリカにも届いてますから。その噂を超える噂を生み出したいですね。
ゴエ 僕は実況担当なんですけど、昔やりたかった仕事なんです。話が来て嬉しかったですね。放送局のアナウンサー試験も受けたことがあるんですけど、夢破れて……。
ケンコバ (さえぎって)週刊誌で友近との熱愛疑惑を報じられる、と(笑)。
ゴエ その中間をだいぶ端折ってますよ!(笑)。芸人になってからもいろいろあったじゃないですか!
ボンバー しかも、そこをチョイス(笑)。
ゴエ 全然付き合ってないですから!
――R-1ぐらんぷり2003で優勝した後ですか?
ゴエ いやいや、まったく何の風も吹いてないときだったんで、少しおいしいかなとは思いましたけど(笑)。後日、その記事を書いた芸能記者の方ともお会いしたんですけど、「すみません。あれ書いたの私なんです。ミスっちゃいました」って謝られました。
ユウキロック すごいな、それで済むんだ(笑)。
ゴエ ま、それはともかくファイティング・オペラにうまく融合していきたいですね。プロレスと一緒に吉本も楽しんで頂けたらと思います。
――ハッスルはお笑い的な側面もあるんですけど、「エンターテインメントとしてここは凄いな!」って思う部分はありますか?
ユウキロック 試合中の演出で雪が降ったりとかありましたよね? お金をかけるからいいというわけじゃなく、トータルで見て良くできてるなと思います。
ゴエ 国内のプロレス団体ではお客さんがいちばん声を出して楽しんでますよね。
ユウキロック 映像とかでしっかり解説してくれるから、お客さんが初見でも楽しめるようになってるよね。
ケンコバ 前GMの鈴木浩子さんは、あのRGとなかなか楽しい絡みをしてましたよね。さすが世界的なエンターテインメントを経験してる人だなと思いました。
ゴエ (ボンバーに向かって)浩子さんって知ってる?
ボンバー ……ヒロコさん? 畑中浩子さんですか?
ユウキロック なんでやねん!(笑)。
――浩子さんは去年までアメリカで活躍してたんですけどね。
ケンコバ アメリカで日本の文化を伝えてた人だぞ。
ボンバー ああ、健想さんの奥さんの? 最近はメキシコとかにも遠征して活躍してるんですよね?
ユウキロック なんでそんな細かいこと知ってんねん(笑)。日本のプロレス週刊誌を読んだやろ?
ボンバー いや、アメリカでも浩子さんのことは報道されてますから。アメリカの文化だったら任せてください!
――ボンバーさんはアメリカの文化を日本に伝えるために来てるんですよね?
ボンバー そうですね。今回の試合の中にもアメリカ文化を盛り込みたいなと思います。アメリカ文化の中には、すでに必殺技がありましたから。たとえば、アメリカにはステルスという見えない戦闘機があるんです。ご存知ですか? それをプロレスに取り入れた技を出します。
ゴエ 見えない必殺技ですね。
ボンバー そうですね。必殺技の「ステルス」です。あとはアメリカの文化には宇宙開発というのもありますから、「宇宙開発ボンバー」という技もあります。
ケンコバ どんな技なの?
ボンバー まず相手を抱え上げて上に投げます。まあ、ロケットのイメージですね。その相手が落ちてきたところを、「自由の女神」をイメージした僕のこのボンバーッ!!(と右腕を突き上げる。キャプテン☆ボンバーの決めゼリフ)で相手のアバラを空中で突き上げます。これが「宇宙開発ボンバー」です。
ユウキロック 宇宙開発してないやん。ロケットを破壊してるってことやろ?
ボンバー いやいや。宇宙に飛んで大気圏を突破するとロケットは余計な部品を落としていくじゃないですか。それをやっつけるイメージですね。ロケット自体は打ってないです。
ゴエ 大技だなぁ(笑)。
ボンバー あと、僕はアメリカ人なんでハンバーガーとTボーンステーキを食べると体力が戻るという習性があるんですよ。
ケンコバ 試合中にTボーンステーキを食べるの?(笑)。
ボンバー ええ。シェフも用意してますんで。
ケンコバ 試合中にそんな勝手なことしていいのか?(笑)。
ボンバー それで僕はエネルギーを補ってますから……ダメですかねぇ?
――試合中にTボーンステーキを食べてる人を見たことないでから、最高責任者のRGMに聞いてみます(笑)。それでは最後にハッスルのファンに向けて、メッセージをお願いします。
ケンコバ こうしてハッスルに携われて良かったのは、仕事にかこつけて会場でハッスルの試合を楽しめるということですね。僕らの仕事は夕方の時間帯が多いんで、何かしらの理由を付けないと会場まで見に来られないんです。ホントに渡りに船というか(笑)。
ゴエ 趣味と実益でいったら、趣味の割合の方が大きいですよね。
ケンコバ そう。でも、口が裂けても「ノーギャラでもいい」とは言わないけど(笑)。
ボンバー 吉本興業の凄さと言うか……僕はアメリカで生まれたんでアメリカの凄さを見せたいですね。
ケンコバ 吉本の凄さはどうでもいいの?
ボンバー それも出しつつ、僕しか出せないアメリカの凄さを残したいですね。アメリカにはステルスというレーダーに映らない戦闘機があることを忘れないでくださ〜い、ボンバーッ!!(絶叫)。
――重力の力を利用した宇宙開発ボンバーもあるんですよね。それは対戦相手である島木さんかユウキロックさんのどちらかに炸裂することになるわけですね?
ボンバー そうですね。ちなみにボンバーはアメリカの州と同じ50個あります。TボーンステーキをイメージしたTボンバーとか……(しばらく間があって)他にもいろいろありますんで。
ゴエ それだけ!?(笑)。
ケンコバ 言っておくけど、いまアメリカでシャレにならん爆弾テロが発生したらそのキャラクターを封印せざるを得なくなるよ。
ボンバー でも、親戚にキャプテン☆キングダムとかキャプテン☆スフィンクスとか、いろいろいますから。
ケンコバ それは昨日、俺が考えたネタやろ? 返してくれ!
ボンバー (小声で)……コバヤシさん。そ、そういう展開ですか?
ゴエ コバヤシさんが悪者みたいになってる(笑)。
ボンバー でも、実際僕はキャプテン☆ニッポンっていうのを考えたんですよ。一回やってまったくウケなかったんですけど。
ユウキロック ダメやないか(笑)。
ボンバー でも、皆さん! まだまだアメリカ文化で知らないことあるでしょ?
ユウキロック だいたい知ってるよ。
ボンバー そんなことないですよ。たとえばこれ知ってますか? アメリカのヒーローは全身タイツをよく着る……ボンバーッ!!
ユウキロック 知ってるって。
ボンバー じゃあ、これはどうですか? 大柄な日本人女性はアメリカから下着を輸入しています……ボンバーッ!!
ユウキロック だから知ってるよ!!
ボンバー ……じゃあ、いいです。
ケンコバ もうギブアップ?
ボンバー (肩を落として)誰か私にハンバーガーをください……。
一同 ハハハハハ!
――それではユウキロックさんの意気込みをお願いします。
ユウキロック ハッスルにレギュラー参戦する最大のチャンス……ということは、つまり最大のピンチでもあると思うんですけど(笑)。ハッスルが好きな人にも「吉本も凄いなぁ」と思ってもらえる試合が出来たらと思いますね。
ケンコバ 相当ビビってるなぁ(笑)。
ユウキロック ビビるよ、そりゃ! しっかりウケないといかんのやろ?
ケンコバ お客さんにもウケなきゃいかんし、宇宙開発ボンバーも受ける可能性もあるわけだからな。
ユウキロック (自分に言い聞かせるように)頑張ります!
ゴエ ハッスルを土台にしてケンカしない感じで吉本のエッセンスを落とし込んでシナジーできたらと思いますね。逆に、今後はハッスルの方が吉本新喜劇に出るのも面白いですよね。
ユウキロック たぶん健想&浩子さんははまりますよ。
ケンコバ KIDATA・ローとキダタロー先生の競演を新喜劇でも見たいけどな。
ゴエ 高田総統は絶対はまるでしょうね。
――高田総統の新喜劇降臨は見たいですねぇ! それでは皆さんのハッスルでのご活躍を楽しみにしてます! 今日はありがとうございました。
【06年4月3日、吉本興業本社にて収録】