ハッスル通信

決起集会で高田総統と“キャプテン・ハッスル”小川が対峙
“救世主”三冠王者・小島の「ハッスル・エイド」参戦決定

2006年6月9日

 6月9日(金)都内某所にて、6月17日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『KYORAKU presents ハッスル・エイド2006 〜ハッスルで地球を救え!〜』と今後のハッスルに関して、ハッスル軍が決起集会を行った。ところが途中、高田総統率いる高田モンスター軍が大挙乱入し、両軍には一触触発のムードが漂った。決起集会では小川がハッスル軍の救世主として『ハッスル・エイド2006』にある男の投入を発表! その男とは……。

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 本日の会見は加藤(A)GM代行の仕切りからスタート。
「現在、ファンの皆様に多くのご心配をおかけしておりますことを、ハッスル事業局を代表致しまして深くお詫び申し上げます。ただいまより、ハッスル軍の決起集会を行います」そう言ってハッスル軍を呼び込んだのだが、なぜか登場したのはエス●ー伊藤ばりに小さく体を丸め込み、会見場の物置場から出てきた坂田亘だった。
「おい、ちょっと待てよ! 早くしろよ、ずっとここにいたんだぞ!」と窒息寸前だった坂田は息を切らしている。そして、ちょい元気のない加藤(A)GM代行を見た坂田は「おい、どうしたんだよ? 何か心配事でもあるのか? 心配しなくてもな、『ハッスル・エイド2006』は開催されるんだよ。オレ様がいればな、超満員札止めは間違いなしだ!」と元気付ける。 続けて「『ハッスル・エイド2006』では必ずオレがタイトルを保持して、どんどんハッスルしまくっていくからな! おまえらも自信持ってやれ! わかったか!」と言い放ち、坂田はそそくさと会見場を後にした。
 ここでようやくハッスル軍が登場! “キャプテン・ハッスル”小川直也、“ハッスルあちち”大谷晋二郎、金村キンタロー、黒田哲広、マーガレット、ハッスル仮面レッド、ハッスル仮面イエローと豪華な面々だ。出てくるなり小川は「おいっす!」と元気よく声を掛けるも、マスコミ陣には何か辛気臭いムードが漂っている。
 そんなことに左右されることなく小川は、「いよいよ明日から6月シリーズが開幕します。俺たちハッスル軍は準備万端で全く問題ありません」と意気込む。
「今日ここにHGは来ていませんが、明日の浜松から参戦します。デビューを控えているカイヤ。三冠ヘビー級王者・小島の参戦とこれ以上にない豪華メンバーとなりました!」と『ハッスル・エイド2006』でのHGのパートーナーとして、全日本プロレスの三冠ヘビー級王者・小島聡の参戦が決まったことを発表した。これにより以下のカードが決定。

【ハッスル・エイド2006 決定カード】
▼HG&小島聡 VS ソドム&ゴモラ

「日本中のファン、みんなが満足するような最高の3連戦にしますので、どうか注目してください!」と小川は熱く呼びかける。
 カイヤからコメントを預かっている小川は、早速黒田に手渡しメッセージを読ませた。内容は以下の通り。
「今日は会見に参加出来なく申し訳ございません。私はいま、6月17日に向けて毎日一生懸命トレーニングしております。ぜひ会場に観に来てください!」
 カイヤのコメントに負けず、ハッスル軍は一人ずつ意気込みを語る。「僕も一生懸命頑張ります。よろしくお願いします」(黒田)。「オレも3Dをとことん追い込む。絶対負けへんから」(金村)。「みんな臨戦態勢だな! オレも燃えてきたぞ! 高田モンスター軍を倒すために全力でトレーニングしてきた。特にカイヤは目覚ましい進歩を遂げています。6月17日『ハッスル・エイド2006』では素晴らしい試合をお見せします。ご期待下さい!」(大谷)。
 すると、ここで島田二等兵とアン・ジョー司令長官が突然の乱入だ!
「ドゥ・ザ・ハッスルしていますか〜?」と島田二等兵は呼びかけるも、マスコミにはやはりどんよりとした空気が蔓延している。「何デスか? この雰囲気は? まるで『ハッスル・エイド』が『ハッスル・エンド』になってしまいそうな雰囲気ですネー。ハッハッハ!」と、アン・ジョー司令長官はブラックジョークで大笑い。
「そんなことより、たった今、高田総統がニュージーランドでの最高級ラム肉の買い付けから、帰国されマシタ。そこで高田総統の緊急特別会見を行いマース! それでは、高田総統、よろしくお願いしマース!」とアン・ジョー司令長官は「そーとー! そーとー!」コール。
 ビビッてたじろぐことに、高田総統が本当に登場! 高田総統の後には“モンスターK”川田利明、ジャイアント・シルバ、ジャイアント・バボが続いている。
「人の不幸が大好きなマスコミの諸君、ご機嫌いかがかな?」とマスコミに問いかけるも反応なし。加藤茶ばりにずっこけた高田総統だったが、気を取り直して「我こそは高田モンスター軍総統、高田だ! いよいよ、日本のプロレス界が壊滅するような時が来たようだな。何より今、日本中の注目が今日から始まるワールドカップ、そしてこのハッスルに注目していると聞いている(ニヤリ)。ちょうどいい機会だ! この機会をもって我がモンスター軍の恐ろしさ、そして偉大さを思い知らせてやる。楽しみにしていたまえ!」と高らかに宣言した。
 アン・ジョー司令長官は呼応するように、「一週間後の『ハッスル・エイド2006』ではソドムとゴモラが腰振り(HG)を、そしてチーム・ジャイアンツ(バボ&シルバ)が小川とカイヤを、モンスターKとニューリン様は黒ひげ(TAJIRI)と江頭(大谷)をまとめてデストロイしマース!」とハッスル軍の壊滅宣言。

 そこまで言われて引き下がるわけにはいかない小川。「何だと? このやろ〜。俺たちハッスル軍はな、プロレスを守るんだよ! モンスター軍は覚悟しとけよ。おい、高田! おまえを必ずリングに引きずり込むからな!」と、小川が高田総統の胸ぐらを掴み一触即発のムードに!
 ここで割って入る美味しい男は川田だった。
「お前みたいなヤツがな、プロレスを守るなんておこがましいんだよ! お前はな、のんきに社交ダンスでも踊っていろよ! そういうことだよ、バッドラ……」お決まりの高田総統の台詞を川田が言おうとしたところで、慌てて止める高田総統!
「おい! ちょっと待てよ! この期に及んでまた私の台詞を奪うつもりか? モンスターKよ! そういえば貴様、勝手に私の代行で記者会見を開いたらしいな? ん? 島田、アン! 先走るのにもほどがあるのだよ!」と高田総統は一気に説教モード。川田は反抗的な目を向ける。
「何だ? おまえ、その目は? まあいい。よーく聞いておくのだ。とにかくこの、モンスターKとは楽屋でしっかり話そうじゃないか。しかしだ、チキンよ、本当に社交ダンスが上手いな。 ハッスル軍の諸君よ! 明日からの3連戦でまたお会いしょう! バッドラックだ!」そう言った高田総統は颯爽と消えたのだった。
 某テレビ番組でやっていた社交ダンス選手権のことを突っ込まれた小川は、してやられた表情。悔しがる小川は「こうなったらこの3連戦で、俺たちハッスル軍は頑張らないとな! 日本中のファンにハッスルの素晴らしさを知ってもらうために、俺たち一致団結してハッスルしていくぞ! 今ハッスルしないでいつハッスルするんだ! エイド目指して頑張るぞ!」意気込んだ小川率いるハッスル軍は、豪快なハッスルポーズで締めくくったのだった。
 巷の噂もなんのその! 小島聡の参戦も決定し、ハッスルは『ハッスル・エイド2006』目指して驀進中! 明日開催の浜松大会も乞うご期待!