ハッスル通信

江頭2:50インタビュー!(前編)
「オヤジだけは勘弁して……」

2006年7月31日

夏休み期間中、後楽園ホールで開催されるハッスル8月シリーズ(8・8『ハッスル・ハウスvol.18』、8・9『ハッスル・ハウスvol.19』)に参戦が決定したタレントの江頭2:50にインタビューを敢行! 有名なトルコでのデンデン太鼓事件などたくさんの伝説を残してきた江頭2:50だが、それをも超える存在がいた! 江頭2:50の実父である江頭2:45である。その江頭2:45とは一体……。

再生する


――久々のハッスルの登場となりました。会見に出てどうでしたか?
江頭 血まみれだよ。どうにかしてくれ! 血まみれを。会見場で一回普通にアタックしたときに血が出てさ、RGMに「あ、江頭さん血が出てますよ!」って言われて。記者が笑ったもんだからテンション上がっちゃって、今度は音声のマイクを握ってガンガン自分の頭にぶつけたら! 見てよ(自分の頭部を指差す)。
――すっごい切れてますね。
江頭 切れてるよ〜。本当は医者行かなきゃいけないのに! インタビュー受けてる場合じゃねえぞ。
――今までこういう風にケガをしたことはありますか?
江頭 気づいたら病院にいたっていう事はあるよ。某テレビ番組の収録の時、福岡でシラスっていう魚の稚魚を獲ってたんだよ。そこで、「あ、江頭の登場だー」って言われて、「うわーっ」て言って、水深30メートルくらいのところをバーンて飛び込んでいってクロールして渡ったのよ。パッ! と浮き上がったらここ(胸元を指差して)血まみれだったの……。そのあと医者行ったんだよね。
――ケガはどういう状態だったんですか?
江頭 いや、この辺ざっくざく。テリー・ファンクかと思ったよ。
――江頭さんこそ真のプロレスラーですね。
江頭 俺こそ真のプロレスラー! って誰と闘ってんだ?
――会見では「伝説を作る!」と言われてましたけど、具体的にプランはありますか?
江頭 うん、はっきり言うね。何にも考えてない(笑)。
――その場限りの発言だったと?
江頭 どーうしたらウケるのかね〜。やっぱウケる方向考えちゃうよね、お笑い芸人だから。だから追い込まれて追い込まれて追い込まれて、なーんにも出なかったら、本当に●ンコするから。
――今までウ●コをされたことはあるんですか?
江頭 何回もあるよ!(堂々と)。あるテレビ番組で「お笑いストラックアウト」っていうね、企画物があったんだよね。ストラックアウトってあるじゃない? 9個マトがあって、9回ボールを投げて、全部ぶち抜いたら200万ていうネタだよ。
――テレビで何度か見たことがあります。
江頭 あれでコギャルとかおじいちゃんとかおばあちゃんとか9人いて、9回ギャグをやって、全員笑ったら200万円もらえるっていうネタがあったのよ。で、出演者のお笑い芸人がおわった後に俺もやったのね。ちなみにオレがやったネタは岡村のブルース・リーDJを真似たやつ。「アチョ、アチョ、アチョ、アチョアチョー」とかやってたから、俺はそれに対抗して、いかりや長介DJっていうのをやったのね。「だ、だ、だ、だ、だ、だ、だめだこりゃあ〜」って(笑)

――完全にパクリですよね(笑)
江頭 だけど、一切笑わないんだよ。「何で笑わないのかなー」って思ったら、その企画が始まったのが朝の10時。で、「俺がちょっと待ったー。俺にもやらせろー」って言い出したのが夜の10時。みーんながもう“笑うことを忘れたカナリヤ”みたいになってるんだよ。
――完全に疲れてたんですね。
江頭 俺は9回ギャグをやって、「えがちゃん、もうおわりでーす」って言われたんだけど、これで終わったら俺が次テレビに出るのはいつだ? と。「コラ! ちょっと待ってー。10回目やらせろー」って言って。
――あははは! それは反則じゃないですか!
江頭 場所は神宮球場だったのね。ズボンとパンツをずるっと落としてチ●コをギターにして、エアギターにして「ベビベビベイビベイビベイビ」ってやり始めたのね。そしたら神宮球場は半端じゃないよ。警備員が10人位いたんだけど、全員が一斉に俺を取り押さえに来たの。
――あははは!
江頭 俺はこいつらに捕まったら終わりだって思って、フリチンのまま横をスッと向いて、“たったったったったっ”って走ってバックネットに10メートルぐらいよじ登ったのね。そしたらまた十人が十人! 一斉に“カッカッカッカッ”って俺を捕まえに来たんだよ。「これ、どうしよう」と思って、警備人が真下に来たときにウン●を「ぶりっ」としたんだよ。
――それは狙ってたんですか?
江頭 狙ってないよ〜。どうしよう、どうしようってその時にとっさに思いついたのが、●ンコだったのよ。そうして、そのウ●コが警備員の頭に綺麗に乗っかっちゃったんだよ〜。そしたら9人が9人、一斉に笑ったもんね〜。
――神業ですね(笑)
江頭 200万円はもらえなかったけれども、半年間は干された(笑)。だからその時以来のウン●が後楽園に登場するかもしれないね〜。
――後楽園の満員のお客さんを前にしてそんなに●ンコって出るものなんですか?
江頭 追い込まれてみないとわからないけどね。後楽園といえば“格闘技の聖地”って言われてるよね。聖地でウ●コする。もうエルサレムでウン●するようなもんだよね。
――そうですね。暴動が起こるかもしれないですね。
江頭 トルコのでパンツを脱いで以来(デンデン太鼓事件)の! どうしよう……。トルコでイスラム教を敵に回した男が、今度は日本で仏教を敵に回してどこに逃げようか?
――実際にプロレスをしたいという願望はないのですか?
江頭 本当は好きなんだけどね。アントニオ猪木とかも物凄く好きだったんだよ。大川興業のネタの中でもプロレスってあったんだけどね。いかんせんオレ弱いんだよ〜。
――もっと食べてビルドアップして体を大きくするとか?
江頭 食い物がないんだよ〜。だって難民みたいな体でしょ?
――ブルース・リーみたいに鍛えられてる感じがしますよ。
江頭 だけど痩せてるよ。56キロだぜ? 痩せすぎでしょう〜。多分ニューリン様と闘っても負けると思うぜ。
――その試合も面白そうですね!
江頭 ニューリン様と! ちょっとした淫行になるかもしれないね。
――実際プロレスをやるとしたら技はありますか?
江頭 M字固めに対抗して、“エガジ固め!”
――それはどういった技でしょうか?
江頭 ニューリン様の顔にガッとケツを固定して、しかもパンツを脱いでだよ。お得意ののポーズ(脇に手を当てるポーズ)。ニューリン様がギブアップを言わなかったら「ガッペ、むかつく!」でフィニッシュ!
――それでその場を回避すると?
江頭 ただ笑わしたいだけじゃねぇかよ!
――効果はイマイチな感じがしますね。精神的なダメージはあるかもしれないですけど。
江頭 そうだね〜。一つだけ俺の弱点を教えてやろうか?
――それはなんでしょう?
江頭 髪の毛。この髪の毛をつかまれた瞬間には「ギブ!」っていうもの。簡単だよ〜。
――『ドラゴンボール』の悟空の尻尾を捕まえるようなものですね。
江頭 そうそう。俺は“1クールのレギュラーより1回の伝説”より、1本の髪の毛だから!
――それぐらい大事にしてると。
江頭 昔ね、テリー伊藤の番組で『毛-1グランプリ』っていうのがあったの。髪の毛が薄いやつばっかり、マキタスポーツとかリットン調査団とか、俺とか集めてさ。1分間のうちで自分の髪の毛が何本抜けるか勝負したのよ。「よーい、ピー!」でどんどん抜いて、俺負けず嫌いじゃん?
――はい。
江頭 「ピー! やめ〜」って言われて、手を見たらたくさん抜けちゃってて控え室でみんなで泣いてたもんね。
――結果はどうだったんですか?
江頭 優勝!
――凄い負けず嫌いですね(笑)
江頭 次の回は防衛戦だったの。そのまんま東さんと。
――相手っているもんなんですね(笑)
江頭 「ピー! やめ〜」って言ったら、またたくさん抜いちゃって、また防衛しちゃった。もう抜くのはなくなったもんね。
――3度目はなかったんですか?
江頭 なかった。
――じゃあ3度目の防衛戦をハッスルのリングでっていうのはどうですか?
江頭 ちょっと待て〜! 勘弁してよ……。『毛-1グランプリ』だけはやりたくねぇ〜(しみじみと)。俺人生は攻撃的だけど、髪の毛だけは保守的だからね〜。
――お父さんの江頭2:45さんとタッグっていうのはどうですか?
江頭 おやじね〜。俺が不利になるからね。結局俺の真似だから俺がフリになって、向こうが全部オチを持っていくからね。俺おいしくないじゃん?
――HGのネタをぱくってるRGみたいですね。
江頭 しかも二人で『スリル』の音楽で登場して、バタンバタン倒れた後にオレ逆立ちがすっと出来て、オヤジぷるぷるして出来なかったらみんな大爆笑でしょう?
――お父さんがおいしいところを持っていきますね。
江頭 もっていくよ〜。絶対にダメ、ダメ!
――よりハードルが高くなって、江頭さんのモチベーションが高くなって、いい物が見せられるっていうのはないですか?
江頭 オヤジだけは勘弁して……。昨日、佐賀の川口という友達から電話があったのね。「何?」って言ったら、「今2:45がニュースに出てる! 6時20分からオヤジの特集だぜ」って。慌てて家に電話したら「今本番中だからやめてくれ! ガチャッ!」って切られた。後で聞いたら20分の特集で家からの中継だったとか。とんでもないオヤジだよな。
――何をやられたんですか?
江頭 スパッツ姿で歌を歌ったってさ。オヤジは暴走するんだって!
――凄いお父さんですね。
江頭 だから弱点は髪の毛とオヤジだね。
――以前、江頭さんがどこかの高校の学園祭に出られないときにお父さんが出たんですよね?
江頭 そうそう。ある商業高校の学園祭でね、あっちはオレがどの事務所に在籍してるのか分からなくって、その商業高校の学園祭の委員長が自宅の電話番号を知っていたから自宅に電話してきたんだって。うちのオヤジが出て、どういう用件か聞いたら「江頭2:50さんをぜひ学園祭に呼びたいんですけど」って言われて「ちょっと待って下さい」って言って「すみません、2:50はその日3つ仕事が入ってます。だけど私はスケジュールがあいてます」って言って。それでオヤジ出たもんね。大爆笑だったらしい。ファンレターいっぱいうちに来てんだもん。それで発覚したんだよ。「なんで●●商業からたくさん手紙きてんだ?」って聞いたら。「学園祭出たんだよ!」って。
――それまで全く知らなかったんですよね?
江頭 知らねぇよ〜。
――ハッスル乗っ取り計画もあるかもしれないですよね?
江頭 あるかもね(笑)

<後編に続きます>