ハッスル通信

「川田選手とプロレスで闘いたい!」
ジャイアント白田が大食いマッチを完全拒否!!

2007年12月21日

 12月21日(金)、東京・青山のハッスルエンターテインメント事務所にて、12・31『年忘れKYORAKUスペシャル 大みそかハッスル祭り2007』(さいたまスーパーアリーナ)でのジャイアント白田のデビュー戦に関する会見が行なわれた。

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 「大みそか! 僕は、ハッスルを平らげます! ファンの皆さんに、お腹いっぱいになってもらえる試合をしますので、どうか『大みそかハッスル祭り』は、お腹を空かせて待っていてください!」。11・25『KYORAKU presents ハッスル・マニア2007』(横浜アリーナ)のリング上でハッスルデビューを宣言した“大食いファイター”ジャイアント白田。この会見では、12・31『年忘れKYORAKUスペシャル 大みそかハッスル祭り2007』(さいたまスーパーアリーナ)で行なわれる白田ハッスルデビュー戦のカード発表が行なわれるはずだったが……。

 会見には、ジャイアント白田本人とハッスルエンターテインメント代表・山口日昇が出席。そこに対戦相手の姿はない。
 席に着いた山口代表は複雑な表情を浮かべながら、「我々が想像もしていなかった対戦相手の希望が、白田選手から挙がってきました。その選手に伝えた時点で『プロレスを舐めるな』、『ハッスルを舐めるな』という話になると思いますので、まだその選手には伝えていません」と、白田の対戦カードがまだ決定していないことを明かした。しかし白田の決意は固いらしく、本人の口からその思いが語られることに。

 白田自身の口から出た名前は……、「大晦日は川田利明選手と闘いたいです!」。なんと川田利明だった。理由については、「僕は日本最強の大食いファイターという自負があります。プロレスをやるからには“ハッスル最強”だと思う川田選手と対戦したいです」とした。
 しかも白田は、ハッスルやテレビ東京が当初に思い描いていた「大食いを含んだバラエティ色の強い試合形式」を完全に拒否。「やるなら大食いで茶化したりせずに、ハッスルのルールに従って、しっかりプロレスをやりたい」と、真剣な表情で語った。
 さらに「大食いは胃袋の格闘技だと思っています。いっさい妥協せずにいきます! どうせ大したことないと思われてるでしょうけど、ビックリするほどやれると思いますよ!」と、自信に満ちた笑みを浮かべた。山口代表いわく、すでに3つも用意されているという必殺技“ジャイアント・アタック”、“ジャイアント・コブラ”、“ジャイアント・ヘッドロック”が、この自信の源だろうか?
 改めて本人の決意を聞いた山口代表は、「HG戦然り、タレントさんと対戦するときの川田さんの当たりの強さを思うと非常に心配ですが……」と、不安な表情は浮かべたものの、「大食いでの精神・肉体の追い込み方は、プロレスと通じますし、白田さんの追い込み方は出来上がりつつあります」と、一方では期待を寄せた。山口代表は会見後にさっそく川田に今回の白田の意向を伝え、一両日中に川田からの回答をアナウンスする構え。白田の熱意を受け、この対戦カードの実現に全力を尽くすことを誓い、会見を締めくくった。

 あくまでもプロレスの試合にこだわる“大食いファイター”ジャイアント白田。ハッスルの実力者“モンスターK”川田利明は、この熱意に呼応するのか? 今後の二人の動向に要注目だ。