ハッスル通信

「シンでもなんでもぶっ潰してやるよ!!」
ボノがモンスター軍と完全決別!!

2008年2月7日

 2月7日(木)、東京・竹芝のハッスル道場にて、高田モンスター軍が2・21『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.33』(後楽園ホール)でのタイガー・ジェット・シンvsモンスター・ボノ戦に関する会見を行った。

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 昨晩、7日0時をまわった時点で、モンスター・ボノが高田モンスター軍へ戻らなかったため、タイガー・ジェット・シンとのお仕置きマッチが決定となったことは既報済みだが、本日の会見には、それを受けて島田二等兵とアン・ジョー司令長官、そしてボノの母親である渦中のインリン様が出席した。

 島田と司令長官は、いつも通りのハイテンションで場を盛り上げようとする。しかしインリン様はひとり浮かない表情だ。それもそのはず、愛息子が凶悪シンの餌食になってしまうのだから……。
 司令長官はさっそく2・21『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.33』(後楽園ホール)の決定カードとして以下のカードが書かれたボードをマスコミにかざした。

▼2・21『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.33』(後楽園ホール)決定カード
タイガー・ジェット・シン
VS
モンスター・ボノ

 司令長官から、「現在、家出中のボノちゃんは本日0時の門限を守らなかったため、お仕置きとして史上最強の雷オヤジ・シンに烈火のごとく、みっちりお仕置きしてもらいマ〜ス!」と、このカード決定の経緯が説明される。続いて島田が「シン・雷・火事・オヤジ。子供が怖がる4大要素が全部詰まってるぞ! 当日はボノちゃんが泣いて謝るまで許
さないからな!」と、ダジャレ混じりにボノを牽制する。と、ここで島田がようやく元気のないインリン様に気付き、声をかける。
 インリン様は、「島田、アン。……やっぱり、タイガー・ジェット・シンとの闘いは避けられないの?」とため息をついた。司令長官はとっさに「ええ……、まあ……。総統のご命令デスカラネ〜……」と言葉を濁したが、直後、「いくら子供とはいえ、総統に向かって“バカ田総統”は無礼にもほどがありマース」と、インリン様に現実を突きつけた。それを聞いたインリン様は、マスコミを通して懇願するようにボノにコメントを投げかけた。「ボノちゃん。もしママのメッセージを聞いていたらすぐに連絡をちょうだい。そしてすぐにきちんと謝りなさい。もしできないのなら……親子の縁を切るわよ……」。インリン様、最後の訴えだ。

 すると、まるでインリン様の思いが通じたかのように、会見場にノッシノッシとボノちゃんが現れたではないか! 島田と司令長官が唖然としている中、インリン様だけは笑みを浮かべる。そしてインリン様は、「今までどこにいたの!? 一緒にモンスター軍に帰って総統に謝りましょう」と、やさしく語りかける。しかし、こともあろうにボノは、「うるせえ、クソババア!」とインリン様を突き飛ばしてしまった。インリン様は絶句。冷静に罵声を浴びせられたことで、かなりのショックを受けたようだ。
 司令長官が思わず、「なんてことするんデスカ! 今まで、インリン様の子供だと思ってビッグアイ、大目に見てきましたが我慢もリミテッドデスヨ!!」と怒声を上げる。するとボノちゃんは「うるせーなー。ボノちゃん悪くないもん。悪いのはお前らだろ。タイガー・ジェット・シンなんて怖くないよ。でも試合なんかやらない。バカ田総統に伝えとけ」と言いたい放題だ。

 これを見た島田が、リングの後ろからなぜか鍋を取り出してきた。島田はそのままリングに上がると「ボノちゃん、ずっと家出してたからロクなもん食べてないでしょ? ほら、ハッスルおでんですよ〜!」と、ちくわやはんぺんをボノに見せつけ始めた。ボノはペコペコであろうお腹をおさえ、今にもヨダレを垂らしそうな顔で、おでんを見つめる。「ボノちゃんが食べないんなら、ミーがいただきマスヨー」という司令長官の挑発が効き、ボノちゃんはおでんめがけてまっしぐらだ。するとリングの後ろから、“モンスターK'”佐藤耕平とジャイアント・バボが現れボノを急襲! コーナーに振られたボノは、二人から渾身のボディアタックを喰らう。たまらずリング下に転げ落ちたボノを、耕平とバボが片腕ずつ押さえつける。身動きが取れず座り込んだボノを見て、島田は高笑いだ。

 インリン様が「ボノちゃん、早く謝りなさい!」と声をかけるも、ボノはおかまいなし。「ボノちゃん、悪くないもん!!」と大声で叫ぶやいなや、耕平とバボをぶん投げてしまった!! 立ち上がったボノは「わかったよ! シンでもなんでもぶっ潰してやるよ!」とプッツン気味に咆哮。さらにインリン様に向かって「クソババア! 親子の縁を切る? いいよ! 勝手に切れよ! ボノちゃんひとりじゃないんだから! お友達もできたんだからな!!」と意味深発言! そしてボノは、「待ちなさい!」と叫ぶインリン様の声も無視し、怒りに身を震わせながら退場してしまった。

 司令長官は「とにかくボノちゃんをリングに上げることには成功したようデスネ。シンvsボノ決定デス! インリン様、よろしいデスネ!?」と確認する。インリン様は「……仕方ないわ。後楽園ホールではシンに厳しくお説教してもらいます。これは私から、いえ、モンスター軍からの愛のムチです!」と、我が子にお灸をすえることを承諾。ボノのお仕置きに向けて覚悟を決め、会見を締めくくった。

 モンスター軍最凶の虎に睨まれたボノだが、その行動はまさに怖いもの知らず。今日の一件で、完全にモンスター軍を敵にまわしたと言ってもいいだろう。ボノの自信には、先ほど漏らした「お友達」の存在が関係しているのだろうか? 果たしてそのお友達とは……?