ハッスル通信

『ハッスル・マニア2008』メインカードついに決定!
川田親子vsボノ&ムタ、“真の親子”は一体どっちだ!?

2008年12月12日

12月12日(金)、都内・株式会社エンターブレイン社屋内『WinPa』にて、12・30『KYORAKU presents ハッスル・マニア2008』(有明コロシアム)のメインカード発表記者会見が行なわれ、“モンスターK”川田利明&川田父vsボノちゃん&グレート・ムタという驚がくのカードが発表された。

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先日、“泰葉参戦”というビッグサプライズが炸裂し、まさに風雲急を告げている12・30『ハッスル・マニア2008』(有明コロシアム)。そんななか、2008年のハッスル年間ストーリーの集大成を飾るにふさわしい驚がくのメインカードが、ついに発表された。

この日の会見は、メインカードをマッチメイクした高田総統自らが出席し、“モンスターK”川田利明、アン・ジョー司令長官、小路二等兵を引き連れて会見場に登場! 姿を現わすなり、集まった報道陣を見渡した高田総統は、「わざわざブエノスアイレスから来たっていうのに、なんだよ、おい! 熱がないよ。泰葉のときと違うもん。もう今日はファックスで済ませろよ!」とチクリ。怒り心頭の高田総統をアンが必死になだめると、高田総統は「本当は、火曜日に発表する予定だったんだよ。なのに、泰葉の会見のせいで、今日にずれ込んじゃいましたよ。我こそが高田モンスター軍総統、そしてハッスルの偉大なる支配者、高田だ!」と、皮肉たっぷりに挨拶だ。

そして、ついに高田総統の口から待望のメインカード発表……と思いきや、「総統、ちょっと待ってくださいよ」と、大事なところで川田が割って入る。ここで川田は、「マニアは、俺にメインを任せるって約束しましたよね?」と、改めて高田総統に再確認すると、「そんな約束はしてないよ」と、冷たく突き放す高田総統。それでも、川田は「俺はチャンピオンですよ。俺がメインを務めないと、ファンが納得するわけないでしょ。今年のマニアは、俺が主役ですよ! 主役!」と、なおも食い下がる。

するとここで、「待て!」という声とともに現われたのは、ボノちゃんだ! さっそくボノちゃんは、「マニアの主役は、ボノちゃんだよ!」とアピールすると、手に持っていたボードを高田総統らの目の前に「これ、見て!」と突き出す。ボードに書かれていたのは、11・22『ハッスル・ツアー2008〜11.22 in IBARAKI〜』(水戸市民体育館)での試合後、突如ボノちゃんに送り届けられた魔界にいる父、グレート・ムタからの“魔弐阿 再会”というメッセージだ!

まだ1歳であるボノちゃんは漢字が読めないため、11・22茨城大会のときはムタからのメッセージを理解できなかったボノちゃん。ところが、「やっと解読できたよ!」と、ボノちゃんはメッセージの意味が解ったことをモンスター軍の面々に明かすと、「パパがマニアで再会しようって。マニアでパパと組んで、モンスター軍をふっ飛ばしてやるよ!」と、昨年の『大みそかハッスル祭り2007』(さいたまスーパーアリーナ)以来、約1年ぶりとなる親子タッグ結成をアピール!

これに対して、すかさずアンが、「そんなの嘘に決まってますよ! 前回、ムタが出たのは、インリン様がいたからデスヨ! インリン様がいない今、こいつのためにムタが出てくるわけがありませんヨ! 第一、来るかどうか分からない奴を、マニアのメインでマッチメイクできまセーン!!」と高田総統に忠告すると、川田も「そうですよ。こいつら親子は、嘘っぱちじゃないですか。本当の親子の絆っていうのは、俺たちみたいなことを言うんですよ」と、これに続く。

この川田&アンの忠告に、高田総統は「あっ!? いいこと思い付いちゃったよ!」と言うと、「マニアのメインは親子対決ってのはどうだろ? 川田親子vsボノ親子、どっちの絆が強いのか、決めりゃいんだよ! これ、いいじゃんよ!」と、とんでもない仰天カードを提案! そして、「これで決定だよ!」と、以下のカードを正式決定してしまったのだ!


▼12・30『KYORAKU presents ハッスル・マニア2008』(有明コロシアム)

【メインハッスル】
“モンスターK”川田利明&川田父
vs
ボノちゃん&グレート・ムタ

あまりにも無謀すぎる高田総統のマッチメイクに、「総統、冗談でしょ。親父が、試合なんかできるわけないじゃないですか!」と、猛抗議する川田。これに対して、高田総統は「そんなことはないよ。だったら、お父さんに電話で聞いてみるよ」と、さっそく川田父に直電だ! そして、電話では以下のやり取りが繰り広げられた。

川田の父「もしもし」
高田総統「あ〜、お父さん? 高田ですよ!」

川田の父「あ〜、どうも。息子がお世話になっております」
高田総統「お父さん、30日の試合、出てくれないかな?」

川田の父「あ〜、いいですよ」
高田総統「たったいま、息子さんと組んで、ボノ&ムタと闘うことになったんですよ」

川田の父「そうですか〜。頑張ります!」
川田「おい、バカか親父! 断れよ!!」

高田総統「じゃあ、『ハッスル・マニア』。試合に出てくれるかな?」
川田の父「いいともー!」

川田「おいっ! いいともじゃねえよ!!」
高田総統「よろしくお願いします」


まるで国民的お昼のバラエティ番組『笑っていいとも!』の名物コーナー『テレフォンショッキング』ばりの参戦オファーで、あっさり参戦をOKしてしまった川田父。これには、息子の川田も「バカか、親父は!」とうなだれる、ボノちゃんも、「こんなもん試合になるか! バカにすんなよ!!」と怒り心頭だ! これに対して、「貴様、その前に、ちゃんと親父を連れて来いよ! こうやって私がカードを発表した以上は、“来れませんでした”なんていうのは、絶対に許さんからな!」とボノちゃんにクギを刺す高田総統。するとボノちゃんは、「分かったよ! どうなっても知らないぞ! 川田! マニアの主役は俺だよ! 覚えておけ!!」と対戦相手の川田にアピールし、去って行った。

メインで出場することが決定したのはいいが、まさか自分の父親とタッグを組んで試合をすることになるとは……。まさかの展開に、動揺を隠しきれない川田は、「俺の親父、73ですよ! どうやってやるの、これ?」と、なおも高田総統に詰め寄ると、「本人がもうやるって言ってるんだからよ。それにだ、人の思いは誰にも止められないんだよ!」と、もっともな意見で川田を説得する高田総統。そして、最後に集まった報道陣に向かって高田総統は、「ボノは、今年上半期の主役だった。そして、下半期の主役は、ここにいるモンスターKだ。どちらも、“親子の絆”というテーマを背負って闘ってきたんだよ。この二組の親子が、集大成と言える『ハッスル・マニア』で、真の主役を決めるんだよ! どうだ! 単なる思いつきじゃなかっただろ? 壮大なテーマが、この闘いにはあるじゃないか!」とメインカードに隠された意味を説くと、「おそらく、この試合は、5年間の“ファイティング・オペラ”が凝縮された、素晴らしい闘いになるだろう。こんな面白いもの、ほかでは絶対に観られんぞ! 大いに期待してくれたまえよ!」と言い残し、消え去って行った。

息子の試合に興奮して、生死の淵を彷徨った経験のある川田父は、本当に試合ができるのか? 一方、メッセージを残してはいるものの、息子・ボノちゃんとの再会すべく、ムタは本当に魔界からやって来るのか? まさに、前代未聞の“NO.1親子決定戦”。はたして、本当の“親子の絆”を証明し、2008年の“真の主役”の座を勝ち取るのは、一体どっちの親子だ!?