ハッスル通信

1・30『ラブ&ハッスル』いよいよ公演間近!
名高梨緒&フランソワーズ広田、直撃インタビュー

2009年1月20日

1月30日(金)、東京・新宿FACEにて行なわれる、プロレスでもない、ミュージカルでもない前代未聞の新エンターテインメント『ラブ&ハッスル』が、いよいよ公演間近に迫って来ました! そこで、ハッスルオフィシャル取材班は、本作で主人公の山田美咲を演じる名高梨緒さん、そして美咲のライバル・大橋あずさを演じるフランソワーズ広田さんのお二人に直撃インタビューを敢行! 公演を目前に控え、お二人が『ラブ&ハッスル』の魅力を語ってくれたぞ!

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■“Girl'sファイティングドラマ”への挑戦

――1月30日の開演を目前に控え、いまの心境は?

名高 いままでやったことがないことに挑戦するので、どういうものができるのかっていう点では、すごく楽しみですね。単純に舞台を観たいっていうお客さんだけではなく、劇中のプロレスシーンを楽しみに来るお客さんも当然いると思うので、お客さんによって求めている部分が違うっていうことを考えると、やっぱりプロレスシーンにはすごく気を使いますね。

広田 いままでは部分的に分けて稽古してきたんですけど、ようやく通しでやるようになったんですね。そうしたら、私、すごく緊張しちゃって、いつもならちゃんとできてたのに、急にセリフが棒読みになったりして(笑)。でも、長時間にわたって通し稽古をやることによって、流れを考えながら演技に感情も入れられるようになりましたね。逆に、いまは変な感じでテンションが上がってます(笑)。

――『ラブ&ハッスル』出演のオファーが来たとき、最初どう思われましたか?

名高 一番最初のオーディションが去年の春ぐらいにあったんですけど、私、そのとき勘違いをしてたんですよ。

――勘違いというのは?

名高 最初、山口さん(ハッスルエンターテイメント山口日昇代表)から、「舞台のオーディションがあるから受けてみない?」と言われて、すぐにその場で「はい、やりたいです!」ってお願いしたんですよ。でも、そのとき受けたオーディションっていうのが、ハッスル本編に出演するかどうかのオーディションだったみたいで、そのことをつい最近知ったんですよ(笑)。

――ハッスルは“ファイティング・オペラ”なんで、確かに“舞台”であることに間違いはないんですけどね(笑)。

名高 でも、そのときのオーディションがきっかけで、『ラブ&ハッスル』をやると決まったときにお話をもらえたんですよ。

広田 私は、ドラマとか演技の経験はあるんですけど、セリフとかが棒読みで自分でもダメだと思ってたんですよ。しかも、舞台はライヴなんで、失敗が許されないじゃないですか。だから、「私にできるかな?」って、最初はすごく不安でしたね。でも、私のイメージにちょうどピッタリの役だというお話だったので、すごく楽しみでもあったんですよ。それで、いざ台本を読んでみたら、すごく意地悪な役で(笑)。

――そういうことかと(笑)。

広田 「あっ、私っぽいかも」って(笑)。でも、私が演じる大橋あずさは、すごく意地悪なんだけど、内に秘めている部分というのもあって、そこが私とすごく被る部分でもあったので、演じてみたいという気持ちが強くなりましたね。

――プロレスシーンに限らず、稽古そのものがすごく大変だったというお話は伺っているんですけど、苦労されたことはありますか?

名高 演技面に関しては、私が演じる山田美咲は、私とほぼ等身大の役柄なんですよね。なので、稽古をしていても客観的に観れない部分があったりして、演じながら自分と向き合うという点で、今回はすごく難しかったですね。

広田 私は、セリフを覚えるのが苦手で、台本をもらったときにすごく不安だったんですよ。なので、自分の携帯電話に、私のセリフと、それだけでは覚えられないので前後にある私以外の方のセリフも全部録音して、それをずっと聴いて練習してたんですよ。

――耳で覚えてしまうと。

広田 それを何回も繰り返しで聴いて、やっと覚えられるようになったんですけど、そこが一番苦労した点ですね。

名高 私も、台本をただ読むだけだと、セリフを全然覚えられないんですよ。

広田 でも、梨緒ちゃんは最初の稽古のときから、きちんとセリフを言えてたんですよ。だから、私、すごく焦ったもん(笑)。

――ということですが、いかがでしょう?(笑)。

名高 台本を読むと、セリフは覚えられないんですけど、内容と流れは把握できるじゃないですか。だから、稽古の最初のほうでは台本を持ちながらできるんですけど、私はそのときにセリフを覚えていくんですよね。それで、稽古が進んで台本を外すようになってからは、逆に危機感が出てくるので、その頃にはセリフが頭のなかに入っているんですよ。
広田 私は、聴きながらじゃないとセリフを覚えられないので、携帯電話に録音したんですね。それで、寝るときとかに聴きながら練習してたんですよ。だから、すごく近所迷惑だったと思う(笑)。

――しかも、意地悪な役柄ですもんね(笑)。

広田 部屋のなかで、ひとりで「あなたごときが!」なんて練習してたんで、ご近所に変な誤解を招いている可能性はありますね(笑)。

■ライバルはハッスラー!?

――『ラブ&ハッスル』では、山田美咲率いるハッスルガールズ、そして大橋あずさ率いるモンスターガールズが、いろいろな感情が渦巻くなかで熾烈な争いを繰り広げるというのが、ストーリーの大きなポイントでもあると思うんですけど、やはり稽古中なんかも、そういった部分でのライバル心っていうのは、お互いに出てきますか?

広田 現場の空気感っていう部分では、やっぱりあるかもしれませんね。稽古中の休憩時間なんかも、ハッスルガールズと、モンスターガールズは別々だったりするので。

名高 この前は、たまたま時間が合って、みんなで一緒にお昼ご飯を食べたんですけど、そのときの会話も分かれてましたもんね。なので、これから本番が近づくにつれて、みんなも役柄に入っていくと思うので、そういう感情はどんどん強くなっていくかもしれませんね。

――劇中では、プロレスシーンも多く出てくるわけですが、やっぱり練習は大変だったのでは?

名高 半年前から週2回、TAJIRIさんをはじめ、ハッスラーの方々から指導を受けてトレーニングをしているんですけど、やっぱり筋トレが一番ツライですね(笑)。

――どれくらいやられるんですか?

名高 最初は、腹筋30回、腕立て30回とかから始まって、そのときからすでに「うわ〜、キツイなあ」って感じだったんですよ。オーディションのときは、10回だったんですけどね(笑)。

――女性の方で30回は、かなりキツイと思いますよ。

名高 でも、すぐにそれが60回になったんですよ(笑)。

――いきなり倍に(笑)。

名高 本当にかなりキツかったんですけど、またすぐに今度は100回になったんですね。

――100回は、男性でもできない人が多いと思いますよ。

名高 それで、何が一番ツライかっていうと、スクワットを100回やった翌日ですよね。

――筋肉痛が襲ってくると。

名高 はい。もう階段は下りたくないですよね(笑)。

広田 私は、以前プロレスをやってたときに、スクワットが一番嫌いだったんですよ。やっぱり足が太くなったりしたら、着る服も限られてくるし、それに見た目も良くないじゃないですか。それで、その当時、スクワットを150回やってたんですけど、「すみません、100回に減らしていただけませんか」って先輩に言ったら、「じゃあ、明日から200回ね」って言われちゃって(笑)。

――先輩に火をつけてしまいましたね(笑)。

広田 それで、本当に200回やらされてましたからね。だから、「もう、これ以上は言わないでおこう」って心に誓いましたよ(笑)。

――やっぱり半年間もトレーニングを続けてきたら、当然のことながら体格に変化が出てきてるのでは?

名高 足の筋肉がムチムチっとなってますね(笑)。

――演技のためとはいえ、女性にとってはツライですよね。

名高 でも、この前、実家に帰ったとき、「ちょっと、これ見て」って両親に自慢しちゃいましたよ(笑)。

――今回、ハッスラーも劇中に登場してくるわけですが、お芝居のなかでのハッスラーの演技というのはいかがでしょうか?

名高 実は、ハッスラーの方々とは、一緒に何回も稽古というのはまだできていないんですよね。でも、みなさんはすでにキャラクターが確立されているじゃないですか。なので、舞台でもやっぱりハッスラーの方々の色というのは強く出てくると思うので、逆に私たちは、自分たちの色を消されないようにっていう意識はあると思いますね。

――なんせハッスラーは、アクの濃い集団ですからね。本番で、急にアドリブを仕掛けられる可能性もありますよ(笑)。

名高 この前の稽古で、TAJIRIさんと絡むシーンを練習してたんですけど、急にTAJIRIさんがブリッジをし始めて、「えーっ!?」ってどうやってリアクションしていいのか、困っちゃいましたね(笑)。

広田 そうそう、TAJIRIさんが「う〜ん……」って考え込みながら、急にブリッジのようにカラダを反り始めたんだよね(笑)。

名高 しかも、そこはとてもシリアスなシーンなんですよ(笑)。でもまあ、みんなも稽古で疲れてきたりするので、TAJIRIさんはそうやって場の雰囲気をなごませてくれたりもしてくれるんですよね。

――いかにもTAJIRI選手らしいですね(笑)。

広田 私は、TAJIRIさんから、キャラクターの心情を作っていく部分とかで、細かいアドバイスなどをいただいたりしているんですけど、それがすごく勉強になりますね。まるで映画のようなというか、すごく豊かな感性を持った方ですね。


■一歩踏み出す勇気を与えられる舞台に!

――では、『ラブ&ハッスル』の見所を教えていただけますでしょうか。

名高 演技や歌、それにダンスやプロレスなどあらゆる要素が詰め込まれているんですけど、そのなかから友情っていうのがすごく見えてくると思いますし、ちょっぴり恋愛も顔を出したりとか、人と人とのつながりという部分に注目していただければと思います。

広田 ラブストーリーのようで、ラブストーリーじゃないというか。普通に円満な形でいくわけではなくて、そこは人間だから裏切りなんかも当然ありますし、そのトラウマからどのように心情が変わっていくかとか、そういう誰もが心のなかにある深い部分まで注目して、観ていただければと思います。

――最後に、『ラブ&ハッスル』の公演を楽しみにしてくれている方々にメッセージをお願いします。

名高 私みたいに、筋肉もなければ、特に経験もない普通の女のコが、今回のようなハッスルを題材にした舞台に挑戦するということで、挑戦することに一歩踏み出せなくて迷っている方には、ぜひ観ていただきたいです! 私も、そういう方々に一歩踏み出す勇気を与えられる舞台にしていこうと思っています。

広田 かわいくて、キャピキャピした普段の梨緒ちゃんをイメージしているファンの方が、この舞台を観たら、絶対にビックリすると思いますよ。逆に、私は気が強くて、ツンツンしたイメージがありますけど、そのなかで弱い自分も出たりとかしますので。だから、この舞台では、梨緒ちゃんも、私も、みなさんが持っている私たちに対するイメージをいい意味で裏切りたいと思ってます。


▼『ラブ&ハッスル』(新宿FACE)概要

■日時:1月30日(金)18時開場、19時開演
■主催:泉忠司事務所
■協力:株式会社ハッスルエンターテインメント
■入場料金:全席指定・消費税込
VIP席 前売5500円、当日6,000円
指定席 前売3500円、当日4000円
※チケット購入者全員に書籍『ラブ&ハッスル』をプレゼント
※別途、ドリンク代が500円かかります
■チケット発売所:ハッスルオフィシャルサイト、イープラス
■公式ホームページ http://www.love-and-hustle.com
■お問い合わせ:ラブ&ハッスル事務局 03-6780-0380

■出演者
【ハッスルガールズ】
山田美咲:名高梨緒
真奈美:近藤朱里
百恵:村上友梨
千種:竹内綾香
飛鳥:富山智帆
京子:吉永みち

【モンスターガールズ】
大橋あずさ:フランソワーズ広田
シノブ:バンビ(KAIENTAI-DOJO)
デビル:吉川めぐみ
ブル:村田美樹
バイソン:市場法子


泉沢光司:泉忠司
本人役出演:高田総統をはじめハッスラーたち
ラブジャスティス:すべてが謎に包まれている
など

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応募はこちらから!
まだ会員でない方はこちらから無料登録!
締切り:2009年1月28日正午

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