ハッスル通信

小川、『ハッスル5』出場ピンチ!
『ケッパレ1』に参戦決定!

2004年9月3日

大盛況に終わった『ハッスル・ハウス vol.2』。その興奮冷めやらぬ中、大会翌日、DSE事務所で緊急記者会見が行われた。

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この日の会見は『ハッスル・ハウス vol.2』で、高田総統が小川直也への54日間出場停止宣言に関するものだ。


笹原GMはあの発言について「いくら高田総統であってもそんな権限はありません。すべての権限はGMの私にあります」と、毅然とした態度でGMとしての見解を示した。

ちょうどそこに乱入してきた小川直也もそれを聞いて一安心。「やっぱ分かってるね、GM! あんなヤツの好きにやらせなくていいんだよ」と腕組みをして深くうなずく。しかしその余裕は一瞬にして吹き飛んでしまうことになった。


「というわけで、小川直也選手には8月15日より54日間の出場停止処分とします」

なんと笹原GMは小川に出場停止処分を下したのだ! さっきの言い分と180度変わったGMの裁定に、小川は怒りを通り越して呆れ顔。「オイオイオイオイ、何だよ。結局、いいなりじゃねえかよ。ところでお前は誰だ?」と笹原GMに詰め寄る。

しかしそこはGM。簡単に力に屈するわけがない。「私はGMの笹原です」とホワイトボードをドン、ドン! さらに映画「実写版 まいっちんぐマチコ先生 THE MOVIE Oh! コスプレ大作戦」への出演が決まったことをキッカケに「最近、映画にも出ることになった笹原です」と自慢げに語るのであった。

「私は以前にも言ったとおり、たとえ小川直也であろうと『ハッスル』してない人間は『ハッスル』のリングには上げません。確かに小川さんは『PRIDE GP』開幕戦、2回戦とハッスルし、査定をクリアしてきましたが、この前の決勝戦に関してはそのポテンシャルを十分に発揮したとは言えません。そこで『PRIDE GP 決勝戦』が行われた8月15日(日)から54日間は出場停止処分とさせていただきます」ともっともな意見を述べる笹原GMに、小川もただうなずくしかない。
ここで気になるのが次回9月20日(月・祝)の『ハッスル5』だ。小川の出場停止期間は10月8日(金)まで。事実上、『ハッスル5』への参戦は不可能ということになる。

しかし小川は意外なほどあっさりと「ん〜しょうがない。『ハッスル5』には小川 直也は出ません」とそれを認めてしまう。

“ハッスル・キング”橋本はケガのため出場は難しい状態、さらには“キャプテン・ハッスル”の小川までもが欠場ということになれば、ハッスル軍にとって未曾有の大ピンチとなるのだが、何か秘策でもあるのか…。
 
すると、そこに現れたのはなんとみちのくプロレスのザ・グレート・サスケではないか! 昨日の『ハッスル・ハウス』で高田モンスター軍入りを表明した白使が、高田総統にビターンを受けた証拠のビデオを持参しているという。

会場に設置されたテレビでそのビデオを再生してみると、確かに棺おけの中の白使に向かってビターンをする高田総統の姿が収めれている。

「安らかに眠っていた白使の墓を掘り起こして洗脳までするなんて…俺は絶対に許さない。みちのくプロレスでは9月26日(日)安比高原で『ケッパレ1』を開催するのですが、そこに高田モンスター軍が大挙来襲するということも聞きました。ここはどうか“キャプテン・ハッスル”に力を貸して欲しいんです!」

サスケは高田モンスター軍を迎え撃つべく“キャプテン・ハッスル”に援軍を要請したのだ。『ハッスル』とは同意語である『けっぱれ』と冠のついたイベント、そして何より高田モンスター軍から日本のプロレスを守るのがハッスル軍の使命。“キャプテン・ハッスル”小川は躊躇することなく、笹原GMにこう言い放った。

「『ハッスル』は駄目でも『ケッパレ』だったら大丈夫だよな。よし『ケッパレ』に行くか!」こうして小川直也の『ケッパレ1』への参戦が決定したのだ。

小川直也にハッスルポーズの音頭を取ることを許されたサスケだが、1人テンションが上がってしまったため「3、2、1、ケッパレ! ケッパレ!!」と勝手にオリジナルポーズで暴走し、たしなめられる場面も。しかし最後はキャプテンハッスルと並び、ガッチリハッスルポーズを決めたのであった。

関連人物:“キャプテン・ハッスル”小川直也ザ・グレート・サスケ高田総統白使
関連大会:ハッスル5