ハッスル通信

8・14 ハッスル夏祭り開催!
ハッスル軍にちびっこのヒーロー『超星艦隊セイザーX』が加入

2005年8月14日

2005年8月14日(日)東京・国立代々木競技場で開催されている『スカパー!東京プラージュ2005』内でハッスル夏祭りが行われた。公開記者会見にはこの夏祭りの実行委員長である“キャプテン・ハッスル”小川直也が登場、ハッスル新加入選手を発表した。

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 『スカパー!東京プラージュ2005』のハッスルブースに設置されたリングに、まず最初に登場したのは笹原GM。今日はラメのジャケットにキャップ姿と、夏バージョンだ。
「本日は応援していただいているファンの皆様、ご覧になったことがない皆様にもハッスルの素晴らしさ・楽しさを知っていただけるように様々な企画を用意しました」と、意気込みを語った笹原GM。続いてこの日のスケジュール&『ハッスル・マニア2005(仮称)』開催を発表し、ハッスル夏祭り実行委員長の“キャプテン・ハッスル”小川直也をリングに呼び込んだ。
 大歓声の中、リングに現れた小川は四方に向かって「みんなハッスルしているか?」と掛け声。さらに小川が全員に「今日は暑いけどみんなハッスルしているか?」と一段と歓声が強くなる。そしてその声援の中、「今日はこの暑い中、来てくれてありがとう。今日出席予定だったハッスルKは、某老舗団体でハッスルしているんで俺はここでハッスルします」と宣言。「今日はハッスル音頭を歌ってもらいますよ」という笹原GMに、「そうだね。今日はハッスル音頭歌わせてもらいます…って、誰だお前?!」とお約束のボケをかます。
「今日はちびっ子が多いじゃねえか? だからちびっ子が喜ぶような事しないとダメなんだよ。そんなスペシャルな選手がハッスル軍に入ったんだよ」と、ハッスル軍に新戦力が加わったことを明らかにする小川。「今日はそいつが来ている。出て来い!」と小川が叫んだ名前は何と「ドラえもん」!!!
 一瞬ざわめく会場。まさかあの国民的アニメキャラクターが遂にハッスル登場かと入場ゲートに注目が集まるが、なにも気配を感じない。「…ちょっとすべったな」と、ボケたことをカミングアウトする小川であった。
 そしてここで本当の新加入選手が登場。リングに現れたのはちびっ子に大人気の超星神シリーズの最新作として、10月よりテレビ東京系で放送される『セイザーX』のライオセイザー、イーグルセイザー、ビートルセイザーだ。「日本のプロレスを守るのは俺。地球の世界平和を守るのは彼ら。これから共に戦っていくんでよろしく。ちびっ子ファンをハッスルに連れて来てくれ」と、小川はセイザーXの面々のガッチリと握手を交わした。
「今日はインリンがくだらない企画を考えているようだけど、最後まで楽しんでいってください」と、夏祭り実行委員長らしいセリフを残した小川。最後は「暑さをぶっ飛ばすにはハッスルが必要です。セイザーXと一緒に気持ちのいいハッスルをして、このイベントを楽しみましょう!」と、セイザーとX共に真夏のハッスルポーズを決めた。

 公開記者会見終了後は、一転してモンスター軍によるイベントが行われた。それは、リング中央にインリン様のムチが置かれ、選手4人が椅子取りゲームの要領でリングを周る。そしてゴングと同時にリング上のムチを奪い合うというゲーム。その名も「ムーチフラッグ」がインリン様の主催により開催された。
 40度を越す炎天下の中、一時間近く予選が行われ数々の激戦が繰り広げられたのだが、準決勝が終わっても会場には主催であるインリン様の姿がない。代わりに現れたのは何と島田二等兵とアン・ジョー司令長官だ。
「インリン様の代わりにミーたちがキマシタ! ここにいるのはムーチフラッグでインリン様のご褒美が欲しいドスケベたちデス!」と、いきなりムーチフラッグ出場者を罵倒するアン・ジョー司令長官。島田二等兵も「そうですよ。ただでインリン様を見ようなんて考えている貧乏タレばっかりですよ」と続く。
 しかしそんな浅はかな気持ちで、こんな炎天下の中で長時間もインリン様の登場を待つはずがない。「心の底からインリン様を愛しているのか? インリン様が見たいか?」という島田二等兵からの呼びかけには、いたるところから「愛してます!」「インリン様!」の声援が上がる。そして島田二等兵の「心の底から、喉から血が出るほど叫べ!」の声に合わせて、「インリン様!」と叫び声が上がると、インリン様がついにリングに姿を現した。
 赤いドレスに鞭を手にしたインリン様。「これから私のことをインリン様とお呼び」と声がかかると更に大きくなるインリン様コール。インリン様が歓声の小さい方を向くと、一転して信じられないような大声援が巻き起こった。
「世間はお盆だというのに、こんなニセビーチに来るあなたたちの神経を疑うわ」というインリン様だが、インリン様のためにムーチフラッグを戦っている戦士たちにはご満悦。「優勝者には私からごほうびがあるわ。命がけで戦いなさい」と語りかける。そしてインリン様がイン覧席に移動して観戦する中、ムーチフラッグ決勝戦が始まった。
 今回は少年の部&成年の部が行われたのだが、特に白熱したのが成年の部。なんと3人が同時に鞭を取り、勝者が決まらないという状況が二回連続で起こるという事態が発生したのだ。ある意味うれしいハプニングにインリン様もニッコリと微笑む。そして三度目のレースではインリン様も「もっと走りなさい」を連発するほど興奮。しかもモンスター軍Tシャツの男性が優勝したとあって「よくやったわ」とさらに頬を緩ませた。
 全試合終了後、インリン様がリングに上がり、二人の優勝者にご褒美タイムがスタート! インリン様を前にもじもじする少年部優勝者に、インリン様は「よく頑張ったわね」と顔をやさしくなでなで、さらに鞭でなでなでするという、11歳の少年にとってはちょっと早めのご褒美となった。
 一方、一般の部優勝のモンスター軍Tシャツを着た男は「こんなに綺麗な人見たことありません。頑張ったかいがあります」と大興奮。しかもインリン様からのご褒美は、鞭でなでなで&やさしく鞭でビシビシというフルコースだ。思わず「気持ちよかったです」とつぶやくほどのご褒美となった。そしてムーチフラッグ終了後、インリン様が「下々の諸君、洗脳されたい?」と会場の男性ファンを誘惑する。今回はインリン様のM字ビターンはお預けとなったが、アン・ジョー司令長官、島田二等兵、両ムーチフラッグス王者にM字ビターンポーズをやらせ、腰を振りながら優雅に鞭を振り回すインリン様であった。

 そして17:00からはハッスル夏祭りスペシャルマッチが始まる。第1ハッスルに登場したのは初登場となるスカパー!マン。ハッスル仮面ピンクとタッグを組み、アリシンZ&鬼蜘蛛組を迎え撃った。体格的に最も劣るハッスル仮面ピンクがアリシンZ&鬼蜘蛛に捕まり容赦なく痛めつけられるという、ハッスル軍にとっては苦しい展開が続いたが、一瞬の隙をついてハッスル仮面ピンクがそこから脱出。スカパー!マンが鬼蜘蛛の糸攻撃をアリシンZに誤爆させ、最後はスカパーマンが鬼蜘蛛を丸め込んで、見事逆転勝利を手にした。
 第2ハッスルでは坂田亘がザ・フライングバンパイア28世と一騎打ち。ゴング前の奇襲攻撃でペースを掴んだフライングバンパイアは場外へのムーンサルト、サミング、必殺の吸血攻撃で坂田を攻め立てる。しかし坂田はチョップの打ち合いから形成を逆転させると、トップロープからのブレーンバスター。さらに捻りを加えた強烈なバックドロップで一気に攻め立てる。最後はトラースキック、ツームストーンパイルドライバー、フットスタンプでフライングバンパイアからフォール勝ちを収めた。

 こうして今日のクライマックスである“キャプテン・ハッスル”小川直也リサイタルを迎えたのだが、リサイタル開始時間になっても小川がリングに現れる気配は一向にない。するとリング上に現れたのはモンスター軍のアン・ジョー司令長官&島田二等兵だ。「小川は控え室でぐるぐる巻きにしてやった!」と島田二等兵。そのままリングを占拠し、アン・ジョー司令長官と『あずさ2号』を熱唱すると言い出したのだ。しかしすぐに小川が登場。リング内のモンスター軍を簡単に蹴散らすと、今日入団が決まったセイザーXの面々とハッスル仮面たちをリング内に呼び込んで、ハッスル音頭を大熱唱した。久しぶりのハッスル音頭の生披露に会場は大盛り上がり。最後はハッスルポーズでハッスル夏祭りを締めくくった。

 と、ここでハッスル夏祭りの全工程が終了したのだが、何と最後の最後にビッグサプライズが! 何と某老舗団体の真夏の祭典に参戦していた“ハッスルK”川田利明が急遽会場に駆けつけたのだ。思いも寄らないハッスルKの登場に、帰ろうとした観客が再び引き返し、リングサイドには人だかりが生まれた。
 そして足を引きずりながらリングに上がった川田。その川田に「お前が締めろ」と締めの大役を任された石狩が「川田さんは激しい試合をしてましたけど、僕は何もしてません。川田さんがやられている姿を少しニヤニヤしてみてました」と、相変わらずな言葉を連発。しかし最後は師匠の川田、そして最後まで熱心に観戦したファンとともにハッスルポーズを決め、「ハッスル! ハッスル!!」の声が夕暮れの代々木の空に響き渡った。

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