ハッスル通信

高田総統が映画「セイザーX」の撮影現場に来場
何と高田総統本人役として出演が決定!

2005年8月18日

2005年8月18日(木)東京・東宝スタジオで行われた映画「セイザーX」の撮影に、高田モンスター軍・高田総統が来場。撮影現場を見学した後に急遽記者会見を開き、重大発表が行われた。

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 8月14日に行われた『ハッスル夏祭り』でハッスル軍への加入が発表されたセイザーX。この日、東宝スタジオで12月に公開予定の映画の撮影が行われたのだが、なんとそこに高田総統が現れた。アン・ジョー司令長官&島田二等兵と共に現場に登場した高田総統。派手な特効が飛び交うアクションシーンを一通り見終わると、不気味な笑顔を浮かべてその現場を後にした。

 高田総統が去った後、マスコミの前に残ったアン・ジョー司令長官&島田二等兵は川北監督を呼び出すと、「何でお前らハッスル軍に味方するんだよ!」といちゃもんを付け始める。そして「お前ら高田総統から重大発表があるから、俺達について来い」とマスコミを率いて別のスタジオへ移動。そして到着したスタジオには紫の高田モンスター軍のフラッグが掲げられている。笹原GMによれば、高田モンスター軍より緊急記者会見が行われるというのだ。

 ステージにはまずアン・ジョー司令長官&島田二等兵が登場。高田総統が直々に登場する会見ということもあり、いつも以上に気合の入っている二人。「マスコミ諸君、今日は高田総統から重大発表がある。一言一句ちゃんとメモしてこの記事を新聞は一面に、雑誌は表紙にしろよ!」とマスコミに念を押す島田二等兵。そしてアン・ジョー司令長官の紹介を受け、高田総統が会場に姿を現した。

 映画関係者から拍手が起こる中、ステージへと上がった高田総統は「何だこのパラパラとした拍手は? 私は拍手が大嫌いなんだ。私の好物はブーイングだ!」と一喝。その言葉を聞き会場からブーイングが起こると高田総統が話を始めた。

「むさ苦しいプロレスマスコミ以外のマスコミもたくさんいるようだが、『畑違えど何とやら』というが、マスコミならではのむさ苦しさは一緒だな。初めての者も多いだろう、挨拶をしておこう。私が高田モンスター軍総統・高田だ」と挨拶する高田総統。今日の特撮現場を見学した感想として「なかなか良かった。さすがゴジラを手掛けた川北監督、そして東宝だ。改めて敬意を評しよう」と、高田総統は珍しく賛美の声を送った。

 しかし高田総統がそのまま終わるわけがない。それまでの賞賛から一転「このままではこの映画は失敗する。この映画には決定的に足りないものがある」と口にした。そした高田総統が説く足りないものとは、「哲学・思想・渋さを兼ね備えた、作品を際立たせる役者」だという。さらに高田総統は「そこでこの映画をヒットさせるために、私が一肌脱ごうではないか!」と、何と自ら映画出演をぶち明けたのだ!

 思いも寄らない重大発表に場内は騒然。すると島田二等兵は牛田プロデューサーをステージに招き入れ、高田総統の映画出演を了承させようとするのだが、小川直也&ハッスル軍ファンの牛田プロデューサーはそれを認めようとしない。さらにあろうことか、高田総統の目の前で小川直也ファンであることを口にしてしまったため、さあ大変! アン・ジョー司令長官&島田二等兵に押さえつけられ、高田総統の目の前で膝まずかさられる。それでも首を縦に振らない牛田プロデューサーに対して、高田総統はビターンを敢行! これで高田総統に洗脳された牛田プロデューサーは「総統、それは素晴らしい考えです。出演していただきたいと思います」と、高田総統の出演を認めてしまった。

 そして高田総統のために用意されたくす球がステージ上にセットされ、「祝・高田総統 映画『セイザーX』出演決定!」の垂れ幕&紙ふぶきが舞い降りた。これで気分を良くしたのか、何と高田総統が自ら質疑応答を行うと切り出した。直に高田総統に質問出来るチャンスなど滅多にない。記者からはここぞとばかりに質問がぶつけられた。

――映画出演が決まって今の心境は?

高田総統 つまらない質問だが真摯に応えてやろう。高貴な私が出演となれば膨大なギャランティが発生することは分かるだろう? こんなしみったれた作品なら数百本は取れる額だ。私はハリウッドの超大作や某大物監督から数多くのオファーを受けた。しかし私は興味がなかったんだ。凄いだろう? そんな私が出てやるって言ってるんだ。ありがたく思え。しかしブタ田…いや牛田、シカと聞け! 心配するな。今回はノーギャラで出てやる。

――目標にしている役者、ライバルはいますか?

島田二等兵 何言ってんだよ!

アン・ジョー司令長官 全知全能の総統にライネ…ライバルはイマセン。ユーは勉強不足デース!

高田総統 アン・ジョー、ちょっと噛んだな(微笑) 特別に無知無能の君に教えてやろう。私が本気で演技をしたらトム・ハンクス、ロバート・デ・ニーロの演技がしょっぱくて霞んでしまうぞ。そして世界中の映画祭の賞を根こそぎ取ってしまう。だからあえて映画で演じる事はない。私は私として映画に出演する。

※ここでアン・ジョー司令長官&島田二等兵がハリウッド女優と、9月から上映される映画『タッチ』に出演する長澤まさみの話で盛り上がる

高田総統 はしゃぐな! 『タッチ』といえば私から東宝にすばらしい企画を提案しよう。『タッチ』に対抗して『ゴッチ』だ! ハハハハッー!

――高田総統が出演する「セイザーX」は先日ハッスル軍入りを発表したばかりですが

高田総統 まああのチキンと協力したということで、くだらないセンスの持ち主、微妙なヤツらなんだろう。こんなヤツらが地球の平和を守るというのは、地球にとってはた迷惑だ。この私の計画を邪魔するヤツは、私の偉大な恐ろしさを骨の髄まで味合わせてやる。そして9月8日のハッスル・ハウスで、子供から大人までびびってたじろぐ事件が起こるだろう。

 するとここでセイザーXが登場。やりたい放題&いいたい放題の高田総統に歩み寄る。今にも掴みかからんとするセイザーXたちを見回すと、高田総統は「知らないな。ヒーローとか呼ばれて調子に乗っているんじゃないか?」と目の前で暴言を飛ばす。さらに一歩前に出るライオセイザーに高田総統も「よく見ると・・・しょっぱいな。やるのか?」と戦闘態勢。しかしここでアン・ジョー司令長官と島田二等兵が間に入り、何とか事なきを得た。「マスコミの諸君に言っておく。この映画に注目してくれたまえ」と高田総統。最後はカメラマンからの写真撮影に特別に応じ、牛田プロデューサーを連れて脚本の打ち合わせのため自身の別荘へと去っていく高田総統であった。

 映画の中で高田総統とセイザーXがどう絡むのかもさることながら、それ以上に気になるのが高田総統が去り際に残した「ヒーローにはヒーローだ」という言葉。果たしてこの言葉の意味は何なのか? 高田総統が予告したハッスル・ハウスvol.9での事件も含めて、今後のハッスルにどう影響するのか注目だ!