ハッスル通信

“健想奪還or浩子GM退任”をかけて3・9後楽園大会でRGが健想に挑む!
3D VS Erica&マーガレット VS 金村&田中 VS M軍選抜の4WAYマッチも決定

2006年3月8日

 3月8日(水)東京・赤坂のサイバーブレッドで、3・9『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.12』の一部対戦カード発表会見が行われた。会見には鈴木浩子GMが出席。3・5『KYORAKU presents ハッスル14』で“モンスターK”川田に敗れた鈴木健想がモンスター軍入りしたことに関して納得のいかない浩子GMは、“健想奪還マッチ”を次の後楽園大会で行うことを一方的に決定。鈴木家の運命を背負って立ち上がったのは、なんとプロレスデビューとなるRG! 一体どうなることやら……。

再生する


 大盛況のうちに幕を閉じた3・5『KYORAKU presents ハッスル14』。セミハッスルの“モンスターK”川田利明対鈴木健想の一戦では、川田に敗れた夫・健想がモンスター軍入りしてしまう一大アクシデントがあったにも関わらず、あっさりとした表情で妻の浩子GMは会見を始めた。「鈴木健想が光るのは、私、鈴木浩子があってからこそ」と持論を展開する浩子GMは、ハッスルの未来を考えて3・9『ハッスル・ハウスvol.12』で“鈴木健想奪還マッチ”を開催することを発表した。
 説明しよう、浩子GMの強権発動ともいうべき“鈴木健想奪還マッチ”を。鈴木家から代表選手を一名挙げて健想と対戦させる。そしてその代表選手が勝ったら、健想は鈴木家に戻るという何とも単純明快なマッチである。
 ここでドアのノック音が鳴り響き、現れたのはアン・ジョー司令長官と島田二等兵! 「さっきから訳わからないこと言ってますね〜、GM!」(島田二等兵)、「外で聞いていたらビックリしましたヨ。ホントGMたるものが身勝手な要求をシテ! ヒュー○ーの小嶋社長もビックリですヨ」(アン・ジョー司令長官)と、二人は先ほどの浩子GMの提案に全く納得のいかない表情だ。
「“鈴木健想奪還マッチ”は決定しました!」と一歩も引かない浩子GMに対し、モンスター軍に何のメリットもない島田二等兵&アン・ジョー司令長官は怒りながら逆提案する。「例えば(鈴木家の代表選手が)負けたら、ユーがGMを降りるっていうのはどうでスカ?」このアン・ジョー司令長官のアイデアに島田二等兵も納得顔。
「いいでしょう、受けて立ちましょう!」浩子GMは自信に満ちた顔でモンスター軍の要求をあっさりと呑んだのだった。あまりの早い浩子GMの決断に島田二等兵もたじろいでしまった。「一体この自信はどこから沸いてくるんデスカ?」と、アン・ジョー司令長官も驚きを隠しきれない。
 ここでアン・ジョー司令長官から鋭い質問。「その鈴木家の代表選手っていうのは、一体WHOですか?」その質問に答える形で鈴木家の秘密兵器が呼ばれた! その男とは何とRGだ!! いつものむやみにノリノリの登場とは打って変わって恐縮しまくりで登場したRG。「ただ今ご紹介に預かりました、レイザーラモンRGです。よろしくお願いします」見るとコスチュームが微妙に変わっている。金縁のグラサンに、いつもの黒レザージャケットの縁取りが金仕様、腕には1カラットにも到底及ばないおもちゃのダイヤがくっ付いていて、パッと見、プチゴージャスになっているではないか!?
 笑いのとまらない島田二等兵は「お前は腰振り芸人のコバンザメ芸人じゃあねえか! プロレスやったことあるのかよ!」とRGを馬鹿にしている始末。
 何とRG、ハッスルオーディションに合格してから3週間と4日がたつが、その間秘密裏に特訓を重ねてきたとか。「鈴木健想選手、相手にとって不足はございません。持てる力をすべて出して頑張りたいと思います! よろしくお願いします!」とRGはプロレスデビュー戦に向けて意気込みを語った。

▼RGが勝ったら鈴木健想奪還&RGが負けたら鈴木浩子GM退任マッチ
鈴木健想(高田モンスター軍) VS RG(鈴木家)


 芸人のプロレスデビュー宣言に対し、まだまだ笑いの止まらないモンスター軍。「GMいいですか? ユーはこれで約束を守ってもらいますヨ。ユーが負けたらYou are fire(解雇)ですヨ」とアン・ジョー司令長官は改めて浩子GMに意思確認をするのだが、当の浩子GMは「問題ありません」とキッパリ。まだ健想はモンスター軍に完全に洗脳されていない、と信じている浩子GM。健想はRGにわざと負けて、鈴木家に戻ってくることを願っているのだ。
 ここでまたまた割り込む人間が現れた。「GMちょっと待ってくれよ、こんな三流芸人のデビューなんてどうでもいいやないか?」と出てきたのは、日本最強ハードコアチームの田中将斗と金村キンタローだ! 3・5『ハッスル14』でチーム3Dに敗れた二人だったが納得していないため、明日の後楽園でチーム3Dとの再戦を要求したのだった。すでに後楽園大会でのチーム3Dの相手はErica&マーガレット組に決まっているため、一切認めようとしない浩子GM。
「そんなん、どうでもかまへん。オレら負けたままだったらどうにもならんのや」と田中は浩子GMに直訴。代わって金村も懇願しようとするが、発したのは言葉ではなく昨晩食べたキムチ味のゲップ……。
 会場内を充満する金村のゲップ臭にまいったのか、浩子GMは「もう止めて下さい。3Dでも3Fでもお好きな方と試合をして下さい。認めます」とあっさり認めたのだった。
 こんなあっさり劇に納得いかないのは、モンスター軍だ。「こっちも何か認めて下さいよ。次はミーたちのモンスター軍も3Dにチャレンジデス!」とアン・ジョー司令長官もチーム3Dに対戦を要求した。
 相変わらず面倒くさがりの浩子GM。「じゃあ、こうしましょう!」そう言った浩子GMはもう一つ追加カードを発表!

▼4WAYマッチ
チーム3D VS Erica&マーガレット VS 金村&田中 VS 高田モンスター軍選抜


「お前ら勝手に俺らの試合に入ってくるなよ!」田中&金村はモンスター軍に詰め寄るも、「お前らは3Dに負けてんだよ!」と島田二等兵は応戦する。ここでRGは「ワッツ アップ! ボーイズ? 会見の場で喧嘩はいけませんよ! ヨウヨウヨウ」と喧嘩を収めようと割って入るが、怒りの収まらない田中は「やかましいわ! ボケ!」と言い放ち、怒りの矛先はRGの胸元に! 見事な水平チョップを炸裂させ、「まとめてやったるから覚えとけよ!」と言い放ちながら田中&金村はさっさと会場を出ていったのだった。そしてアン・ジョー司令長官&島田二等兵も「お前ら首を洗って待っとけよ! バーカ」と捨て台詞を残し、姿を消したのだった。
 壁まで吹っ飛ぶ威力のチョップを食らいダメージ大のRGだったが、ふと立ち上がると「今日はこれぐらいにしといてやるよ! コラー!」と先輩芸人・池乃めだかばりの決め台詞を威勢よくいい放ったのだった。
「デビュー戦、このRGに期待して下さい! 世界のスーパースターを倒してRGが世界のスーパースターになる時が来ますから! ぜひ期待して下さい!」そうアピールしたRGは、景気付けによろけるRGポーズにプラスして、「おっけ〜 おっけ〜」と手を前に突き出しクネクネさせるRGダンス!  RGは浩子GMと仲良く披露し、会見を終えたのだった。
 果たしてRGは健想に勝利して、鈴木家に幸運をもたらすことが出来るのか!? それとも浩子GMが退任し、鈴木家独裁政権が早くも幕を閉じるのか? そして、元WWE世界最強タッグコンビのチーム3Dを交えたハッスル初となる4WAYマッチも見逃せない!