ハッスル通信

浩子&RGを痛烈批判!!草間元GMが復帰に向けて怪気炎!?
「RGがGM?GMにふさわしいのは私しかいないでしょう!」

2006年3月20日

 3・9『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.12』で行われた「鈴木健想奪還&浩子GM退任マッチ」でGMを退任することになった鈴木浩子。その後を受け継ぐ形で、3・12『KYORAKU presents ハッスル15』から新GMとなったのはなんとRG! 果たしてハッスルはこれでいいのか、RGで大丈夫なのか。不安の声があとをたたないその時、昨年の解雇劇から長い沈黙を破り、元GMの草間政一氏が口を開いた! ファンの不安を払拭するべく、オフィシャルサイトで大放言!!


――去年の12・24『ハッスル・ハウス クリスマス・スペシャル』で浩子の緻密な策略によってGMを剥奪された草間元GMですが、解任されてからは何をされていたんですか?

基本的に経営コンサルティングの仕事をやってるんですよ。それに付随して講演とか、公に出てないですけどインタビューを受けたり。

――公に出てないインタビューというと? 取材を受けるということは、裏では某老舗団体のバングラディッシュ興行のフィクサーだったりして?

いやいや、まったくそれは関係ない! ほとんど毎日のように企業を訪問しています。発明したものをどのように世に出すとか、どういうふうに会社を回していくとか、上場するための手助けをやったりもしているんですよ。いずれ議員にでもなろうか、っていう話もあって……(話が延々と続く)

――なるほど。よくわかりませんが、よくわかりました。だいぶご多忙なんですね。ちなみに、GMを解任された後もハッスルは見られていましたか?

TVで見てましたね。会場に足は運んでいません。ハッスルのニュースはテレビや新聞で見てましたので、動きは知ってますよ。

――現在のハッスルをどう見られてますか?

正直なところ、「やっぱり私がいなくなったらダメなんじゃない?」ってうのがありますよね。元GMとして言うと、やはりジェネラル・マネージャーですから経営的なものを見ていかないといけない。それなのに、それらとは全く関係ない人である浩子には難しい。アメリカでは芸者を演じていて、奇抜性では面白い。でも日本の中で芸者っていうとそんなに奇抜ではないですし、やってることはパウダーを投げたりとヒールっぽい。

――本来のGM業からかけ離れた人が就任してしまいましたね。

世の中の人が一般的に持っているGMのイメージは、社長であったり経営者であったりする。その“会社をよくする”っていうイメージからだいぶかけ離れてるじゃないですか? ああいう離れた人がGMをやるっていうことは、ハッスルにとっていいのかって。それまでは笹原、草間という、ちゃんとしたGM路線があった。笹原さんは初期の頃、ハッスルをよくしようと思って体にムチを打って色んなことをやっていた。私の方は某老舗団体を追われてから、何とかハッスルをよくしようと経営的なことをやってきた。浩子には、ハッスルをよくしようというよりは、戸惑いが出てましたよね。そうするとハッスルはもっと簡単だろう、単純だろうって思っていたファンが、単純に入り込めなくなってしまいましたよね。

――確かに単純さがなくなった感は否めないですね。

単純じゃないというのは、プロレスの最大の失敗だと思ってるんですよ。某老舗団体がダメになった原因っていうのは、“オレがオレが”っていうのがたくさん入ってきて単純さがなくなったから、見ているほうがわからなくなっちゃった。それと同じような現象がハッスルにも出てきたと思ってたんですよ。

――今度は浩子からRGにGMが変わりましたが、どう思われますか?

RGにも違和感があります。悪いヤツじゃないんだろうけど、あんな格好してあんな帽子被って会社に来てるやついますか? あんな格好だとGMとしては説得力がないから、「本当に面白いハッスルを見せてくれるのか?」という疑問がファンから出たときに「嘘つけ!」ってなる。“べき論”からいったら、せいぜいスーツ着てるか、カジュアルのウェア着てやるのがいいんですよ。面白さが残っても、違和感とか出ちゃダメだと思います。経験とか能力とは別に、見た目のイメージからいっても違和感があるし、それがあまりありすぎると拒絶反応が出てくると思いますね。

――確かにあの格好だと説得力もないですね。

自分もやってるときに“ツチノコ”とか“ハゲ”とか言われて、あまり気分は良くなかったんですけど(苦笑)、“GMとしての説得力”というのは語らずともあったと思っています。でもやってるときはわからなかったけど、GMをおりてからは握手してくれだとか、写真撮ってくれだとか声をかけられることが多くて。


――GMを解任されてから人気出たんですね(笑)

他団体の興行を見に行ってると、「ハッスル行かないんですか?」とプロレスファンによく言われます。やはりファンの声は聞かないといけないですよね。でも浩子とかRGに、ハッスルの忠言をするやつがいるとは思えないですよ。以前は、笹原がいたから、草間がいたからハッスルもここまで来れたという期待感があったじゃないですか? その期待感が吹っ飛んだと思うんですよ。「草間さんどうして出ないの? 浩子じゃあダメだよ」って、他団体の会場に行くと喰ってかかるやつがいるんですよ。「私も忙しくってね」って逃げるんですけどね(笑)

――元GMに期待するところが大きいんでしょうね。

某老舗団体の東京ドーム大会がもう行われないってなったり、総合格闘技に代わるものにハッスルがなろうっていうときに、それの中軸たるものがRGでいいのか? そうじゃないだろうって。ファンの期待がかかっている。GMには重みがあって、経験があって、それこそ、まさに私みたいに実績が必要なんですよ。

――草間さんのGM待望論があるのですが、もう一回チャンスが来たらどうしますか?

私しかいないでしょう!

――草間さん以外に適任者がいないと?

無理じゃないですか? プロレス界の嫌なことを一番わかってきてますし(笑)。経営というものをわかってる人間もいないと思いますし。

――でも嫌なことをわかっているのに、普通はやりませんよね?

そういうのは企業再生にもつながるんですよ。嫌なことがあったからといって閉じこもっていたら、会社は終わっちゃうんですよ。嫌だからそれを乗り越えて、栄光があるんですよ。そこに夢がある。苦しさは夢までの過程。夢に到達するまで頑張りましょうって。そういう話を昨日企業でしてきたんですよ。そういう意味では、経営がわかってて、そういう夢が語れて、夢をわかってる人がGMだった方が、ファンだっていい。夢があるからこうすればいいってわかる。プロレスは夢を語る商売でもあるし。そうしたら私しかいないでしょう?

――何か講演会に来たみたいになっちゃいました(笑)

結構、真面目にしゃべっちゃいましたね(笑)

――GMに再就任したとしたら、ハッスルをどうしていきますか?

仮に東京ドーム興行を後々やるのに、どういうしたらいいのかを考えますね。大きな会場でやるためには、4つの大事な要素があると思っています。強さを見せるプロレス、面白さを見せるエンターテインメント、可憐さ、そしてもう一つは昔を思い出させることですね。それらについて、新しいスターは誰がふさわしいのか。エンターテインメント性を持たせるためにはどうしたらいいのか。芸人が出て面白いのは当たり前で、レスラーがきて面白く見せるにはどうしたらいいのか。それらを徹底的にやっていかないといけないでしょう。あと少子高齢化の時代なので、猪木、馬場、力道山とか昔のプロレスの凄さ、面白さをみせるようなレスラーがいると、年齢が上の人も面白がりますよね。古(いにしえ)のプロレスを見せるっていう意味で、力道山そっくりなやつが出てくるとか、昔みたいなでっかいトロフィーもあげたりとか。とにかく昔を思い出させるものをやるわけです。故力道山の奥さんとか、リングサイドに昔のプロレスの面白さがわかる人を並べると、もっと面白いと思うな〜(しみじみと)。若い人には若い人用のプロレスがあるし、お年を召した人にはお年を召した人用のものがある。そういうものをプロデュースする時に、私みたいなのがいないとダメなんですよね。RGじゃあダメでしょ!

――とにもかくにもRGじゃダメと! では最後に、草間さんを待ち望んでいるファンに一言お願いします。

みなさん心配かけてごめんなさい。私が戻れば大丈夫だから、安心してちょうだい。

――というわけで、GMに復帰する気満々の草間氏でした。スタジオへお返しします。

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