ハッスル通信

タイガー・ジェット・シン来日!
「HG&RGを病院送りにするだけだ」

2007年3月13日

 HG&RG危うし! 3月13日(火)千葉・成田空港にて、ハッスル3月シリーズ(3・15『ハッスル・ハウスvol.22』、3・18『ハッスル21』)に参戦する“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンが来日会見を行った。今回の来日目的はただ一つ、HG&RGを病院送りにすることだ! 芸人嫌いのシンの目は、来日直後にも関わらず既に本気モード。HG&RGはプロレスラーとしてだけでなく、芸人生命も絶たれる可能性も出てきた……。


 ハッスルのリングに過去3度上がっているタイガー・ジェット・シンが久々の来日を果たした。目的は1つ。3月シリーズで「HGとRGを病院送りにする」ことのみ。
 険しい表情で語るシンの目は本気そのもの。過去にはアントニオ猪木に勝利し、ジャイアント馬場を病院送りにした。ジャンボ鶴田や大仁田厚といった日本の名だたるレスラーからも勝ち星を挙げ、2年前の『ハッスル6』(2004.10.23愛知県体育館)では小川直也を血祭りにあげている。しばらく来日していなかったのも、対戦相手が見つからなかったことが原因だ。
「プロレスも、ジャングルでもチャンピオンは一人だけでいい。それがオレだ!」“インドの狂虎”とプロレス界で恐れられている“生きる伝説”は豪語した。
 対戦するHGとRGは、今までに闘ったことのない芸人である。ピクニックに行く気分だと表現したシンは、楽勝とまで言ってのけた。
 しかし闘いの場であっても、芸人だけにその空間を笑いに変える可能性もある。現にハードコア世界最強コンビのチーム3Dと対決したRGは、観客から笑いの渦を巻き起こした。芸人を嫌うシンはそれを全面否定する。
「一切コメディーはやらない。シリアスにやるだけだ。そしてリングは血の海と化す!」
 15日の後楽園で対決するRGは「時間いっぱい全力で逃げ切ります! 指一本触れさせません!」と戦前から逃げ回る作戦で高らかに勝利宣言している。それを耳にしたシンは「私はコンディションがいい。毎日6、7キロ走っている」とスタミナ面での不安はない。「それを飲んだら100倍のエネルギーにもなる」という謎のヘビの血も入手しており、絶対の自信を見せた。

 1973年には、新宿で買い物中だったアントニオ猪木を伊勢丹前で白昼堂々と襲撃し、警察沙汰となる事件を起こしているシン。試合までにHGやRGを急襲する考えはあるのだろうか?
「やつらを見かけたら攻撃を仕掛けるだけだ。デパートだろうが、警察の前だろうが容赦はしない。会ったらぶちのめす。もう二度とプロレスのリングに上がれないようにする」
 シンといえば、欠かせないのが凶器のサーベル。それらしきものが荷物の中には見あたらず、記者からそのことについて質問が飛ぶと、「象も殺したことがあるサーベルだろ? どこにあるのかは秘密だ」と意味深なコメントを残し、出迎えのリムジンに乗り颯爽と姿を消したのだった。
「シャレが一切通じない」と関係者の誰もから恐れられているシン。後楽園と愛知の両大会でハッスル史上最大の惨劇が起こることは間違いない。