ハッスル通信

6・10『ハッスル23』青森大会のカードが続々決定!
メインはモンスター軍と新生ハッスル軍のTOP3対決

2007年5月23日

 5月23日(水)東京・竹芝のPRIDE道場にて、6・10『KYORAKU presents ハッスル23』(青森県営スケート場)の会見が行われた。会見には、アン・ジョー司令長官、島田二等兵、りんらん姉妹が出席し、一部対戦カードとして高田モンスター軍VS新生ハッスル軍の3VS2のハンディキャップマッチを発表した。するとそこに新生ハッスル軍の坂田亘&崔領二が乱入し、カード内容に不満をぶつける。急遽、アン・ジョー司令長官はイス取りゲームを提案し……。

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 6月17日さいたまスーパーアリーナにて、2007年ハッスル上半期の集大成である『ハッスル・エイド2007』が遂に開催される。その一週間前に青森で行われる『ハッスル23』は、『ハッスル・エイド2007』に向けた6月シリーズ開幕戦の重要な意味合いを持つ大会となる。
『ハッスル13』(2005.10.30青森産業会館)以来、青森大会は今回で2度目。
「前回は、産業会館の動員記録を塗り替えるほどの大盛況だったんですガ、今回は、高田総統自ら、青森県知事選挙のPRに務め、イベント成功に向け地元との関係を強化している真っ最中デース」と、会見に出席したアン・ジョー司令長官は、今回の青森大会開催に関しても手応えを感じているようだ。娯楽の少ない青森県民のために、かつてない最高のエンターテインメントショーが行われる予定。
 そこで島田二等兵は、りんらん姉妹の泡瀬夏弥に告知ボードを持たせ、そのプランの一部を発表した。
 オーディエンスTIMEを利用し、まずはハッスル軍によるサインボール投げが行われる。「何の役にも立たないハッスル軍の連中に、仕事を与えてやることにした! 試合開始前に、当たりくじつきのサインボール投げの余興を行う。まあ、こいつらのサインなんぞ、もらっても嬉しくないと思うがな。こんな物でも欲しいという、悪趣味の奴は開演時間に間に合うように来い!」(島田二等兵)。
 そして『応援ボードコンテスト』の案内へ。
「後楽園大会では好評になってきたが、地方ではまだまだシャイな人間が多い。だからリンゴの絵でもいいから、総統が喜ぶような応援ボードを作ってみやがれ!」(同)。
 なお、この応援ボードコンテストで大賞を受賞した方には、高田モンスター軍全員の寄せ書きサイン色紙と、6月発売のハッスル注入DVD4巻・5巻のセットがプレゼントされる。ぜひ、会場に来られる方は大賞目指して、気合の入った作品を持参してこよう!

 続いて、青森ならではのスペシャル企画として「青森開催記念! 青森ご当地モンスターNo.1決定3WAYマッチ」が行われる。青森県内にある津軽地方、南部地方、下北地方の代表者各一名を選出し、青森No.1モンスターの座が決定される。既に激しい予選が、モンスター軍内で行われているとか。「誰が本戦に出場するのか、楽しみデスネ!」とアン・ジョー司令長官も興味津々の様子。エントリーしているモンスターは以下の通り。

恐イタコ
磯野多羅男
いなガッペイ
発光ターザン
海猫女
大橋マグロ漁船
リンゴモンスター
胃腸姉妹
億昌夫&マルチーズ
松本恨血異多
四死鬼多僧
根豚カチス
スルメイカンガー
ソダチザカリ
寺山書道
他 多数

 そして次に発表されたのは、“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンの青森上陸だ。「緊張感のない日々を生きている、ド田舎の青森市民のケツに火をつけてやる!」と息巻いた島田二等兵は、シンの対戦相手として新生ハッスル軍のKUSHIDAの名前を挙げた。「間違いなく、血の海に沈められるな、ハッハッハッハッハ!」と笑いの止まらない島田二等兵であった。

▼6・10『ハッスル23』(青森県営スケート場)決定対戦カード
タイガー・ジェット・シン VS KUSHIDA

 最後にメインカードの発表だ。『ハッスル・エイド2007』で既に決定しているHGVS“モンスター大将”天龍源一郎 の前哨戦として、天龍&川田利明&“ファイヤーモンスター”ACHICHIのモンスター軍TOP3 VS HG&坂田亘の3VS2のハンディキャップマッチが行われる。「どうですカ? 前哨戦としては、申し分ないでショウ?」アン・ジョー司令長官が満足していると、そこに坂田&崔が会見場に乱入してきた。カード内容に不満の坂田は怒りをぶちまける。
「おい! 何が前哨戦には申し分なしだ! 毎回毎回、ハンディキャップマッチばっか組みやがって。正々堂々、勝負しろ! モンスター軍のTOP3が出て来るんなら、俺たち新生ハッスル軍のTOP3と勝負しろ!」
 ハッスル軍TOP3の意味がわからないアン・ジョー司令長官は「ワッツ? TOP3? もう一人はフーですか?」と疑問を抱いた。
 そこで崔が一歩前に出てアピールしたのだが、「中村カントクか?」と島田二等兵はボケる。
「俺や! 俺と、兄貴(坂田)とHGでこの3人を叩き潰し足るわ!」と、崔は意欲満々で名乗りをあげた。
 それを聞いたアン・ジョー司令長官は「ヘイ坂田! ユーもアホですが、弟分のコイツも、ユーに輪をかけてアホですね? 笑わせるんじゃありませーん。こんな中途半端なひよっこを、メインに出せるわけないでしょう!」と、完全に呆れ顔。
 先月行われた『ハッスル22』(2007.4.21大阪府立体育会館)でアン・ジョー之助とのシングルマッチで勝利している崔。アン・ジョー司令長官とアン・ジョー之助を同一人物だと勘違いしているようで「お前、大阪で負けたやないけ!」。
 崔の実力を買っている坂田は「いいか! リョウジはな、もう俺の弟分なんかじゃねえ。立派な、新生ハッスル軍のNo.3だ! 俺様が責任持って保証してやる。だから、青森のメインは3対3で勝負しろ!」と、フェアな闘いを要求した。
 なかなかその要求を受け入れないアン・ジョー司令長官の姿を見た崔は「さては、お前ら3対3で勝つ自信がないんやろ? びびったか、コラ!」と挑発する。
「うるさいやつらですネー。わかりまシタ。じゃあ、ここで高田総統に電話をして確認してあげまショウ」そう言ったアン・ジョー司令長官は携帯を取り出し、高田総統との交渉へ。「もしもし、総統ですカ? 実はですネ……アホの坂田がカードにケチを……ハハン、ハハン、ハッハッハッハッハ! ラジャーです!」
「お前、(総統と)話してないやろ!」崔は鋭い突っ込みを入れるも、アン・ジョー司令長官はシカトだ。
 電話を切ったアン・ジョー司令長官は「喜びなサイ! ユーたちがそこまで言うなら、3対3に変更しても良いとのことです」と報告する。しかし、坂田の要求を呑むには1つ条件があるようだ。「もしもユーがこの二等兵に、イス取りゲームに勝ったらの話デス!」

 ここで急遽、島田二等兵と崔によるハッスル史上初のイス取りゲームが行われることに! 「ミュージックスタート!」アン・ジョー司令長官がアカペラで歌い始めると、手拍子が起こった。歌はストップし、島田二等兵が先にイスに座ろうとした時、横でその様子を見ていた坂田が島田二等兵のケツに強烈なフロントキック。その一瞬の隙をついて崔がイスに着地。これで崔が青森大会でのメイン出場権をゲットしたのだった。
 坂田と崔の見事な連携プレーに感心したアン・ジョー司令長官は「ナイスプレーですネ! コングラッチュレーションデース! これなら十分にメインで使えるでショウ。カード変更を認めマース」と崔を称える。よって決定したメインカードは以下の通り。

▼6・10『ハッスル23』(青森県営スケート場)決定対戦カード
“モンスター大将”天龍源一郎        HG
“モンスターK”川田利明      VS   坂田亘
“ファイヤーモンスター”ACHICHI      崔領二

 用事を終え、満足した坂田は「リョウジ! 今から青森大会に向けて特訓だ!」と崔とともに会場から姿を消した。
 崔の出場を阻止できなかったことに納得のいかない島田二等兵は不満タラタラ。
「これはプラン通りですヨ。あいつら3人まとめて倒した方がミーたちにとっても都合がいいんですヨ」島田二等兵をなだめながら、アン・ジョー司令長官はニヤリ。これにて本日の会見は終了したのだった。
『ハッスル・エイド2007』に向けて、新生ハッスル軍は幸先よいスタートを切れるのか!? 本州の最北の地、青森で熱い闘いが繰り広げられる!