ハッスル通信

6・14後楽園でRGと天龍が対決!
RGはミラクル大作戦を用意??

2007年5月24日

 5月24日(木)東京・竹芝のPRIDE道場にて、6・14『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.25』(後楽園ホール)の会見が行われた。高田モンスター軍の広報りんらん姉妹が決定対戦カードであるRG対天龍源一郎のシングルマッチを発表していると、RGとKUSHIDAが乱入! 関係者の間では、シンやブッチャー以上に“危険”と噂される天龍。今のRGの心境とは!?

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 毎度おなじみとなった、りんらん姉妹の泡瀬夏弥の仕切りで会見はスタート! 昨日の6・10『ハッスル23』青森大会カード発表に続いて、本日の会見では6・14『ハッスル・ハウスvol.25』後楽園大会の一部対戦カードが発表された。泡瀬が持つボードには、「“モンスター大将”天龍源一郎対RG、TAJIRI対KUSHIDA」の2つのシングルマッチが……。
「ヨウ! ヨウ! ヨウ! しれっとカード発表しやがって!」と、クレームをつけながら乱入してきたのはRGとKUSHIDA。とりあえずあいさつをするRGは「マスコミの皆様、暑い中どうもお疲れサマーソルトドロップ」。マスコミから失笑が漏れるも、大爆笑していると勘違いし、「マスコミの皆様の熱気がムンムンムーンサルトプレス」。運動神経ゼロのRGが、ムーンサルトプレス出来るわけがなくKUSHIDAにふったのだが、シカトされてしまった。
 気を取り直したRGは「何やこのカード! 天龍 VS RG? シングルやったら死んでしまうだろうが!」と怒り心頭。
 しかし、全く聞き入れない泡瀬は「以上で、本日の記者会見を終了させていただきます」と、勝手に会見を締めようとする。
 慌てるRGは「ちょっと待て! 最近のモンスター軍は傍若無人な振る舞いをしすぎですよ。モンスター軍に帰って高田総統に言っとけ! こっちから凄いプレゼントがあるから『見ろ』って伝えとけ!」と意味深なコメント。
 りんらん姉妹のことを研究しているRGは、ここぞとばかりに自分の被っていた帽子を床にポイッ。しかし不機嫌そうな泡瀬はそれを蹴り飛ばし、さっさと姿を消したのだった。
 天龍とのシングルマッチの決定にショックを隠せないRGは「ああ……どうしよう。今度こそ、本当に殺される」と動揺を隠し切れない。
 そんなRGを横で心配そうに見ていたKUSHIDAは「RGさん。短い間でしたけど、お疲れ様でした」。
「ヨウ! 君だって、青森でシンとシングルでやるんでしょう! シンとシングル、死んじゃいますよね〜」と、“シン”の三段活用に満足するRG。
 しかし、人のことばかり心配してはいられない。「今回ばかりは、断固として拒否します!」と天龍とのシングルマッチをキャンセルと思いきや、「今、私の月収入の3分の2がハッスルのファイトマネーで占められています。なので、天龍とやりましょう!」
と、RGはやる気を見せた。
 6・17『ハッスル・エイド2007』(さいたまスーパーアリーナ)では、天龍とHGがシングルマッチで対決する。「先に僕が天龍にダメージを与えて、HGにカタを付けてもらう。いや僕が天龍をボコボコにしてやりますよ。そして(ハッスル・)エイドでHGのカードはなし! HGはオープニングに出るのみ!」と、RGは強気なコメントを連発するのだった。

 6・10『ハッスル23』青森大会で“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンと対決するKUSHIDAは、「向こうは僕の両親よりも年上です。僕の若さ、機動力を利用すれば、すぐにシンはバテると思う。それで丸め込んでぶっ潰してやろうと思います」と勝利を宣言。
 そして「みなさんは僕がシンに大流血させられると思っているでしょうけど、大流血しません。コブラクローを喰いません。サーベルも喰いません」と、シンの良さを完封する“三ナイ運動”発言まで飛び出した。
 そして、6・14『ハッスル・ハウスvol.25』後楽園大会で対戦するTAJIRIに関しては、「師匠、弟子とかの関係はなく、叩き潰すだけです。ずっと付き人もやっていたので、弱点は把握しています。最後にイン乳を叩き割って、動揺させて倒したいと思います。ミスト喰わない。タランチュラ喰わない。バズソー喰わない」と、こちらも“三ナイ運動”。
 KUSHIDAの頼もしい姿に感心しきりのRGは、最後に高田総統に対して一言もの申す。
「前回はあのインランプで凄いダメージを負いました。でもね、僕もそのおかげでいいアイデアがひらめきました! 名づけて“RGのミラクル大作戦(略してRGMD)”。次にこれを実行したいと思います!」

 これにて会見は終了。以下は記者との質疑応答。

――天龍選手をどうやって倒しますか?

RG 前回、僕は天龍と闘って弱点を見つけました。まだここでは言いませんけど、そこを攻めれば必ず勝てます。まあ僕は、テリー・ファンク的な存在になってるじゃないですか? なので“テリー殺法”をそろそろ見せちゃおうかなと。これをやれば天龍に勝てるでしょう。

――天龍戦に向けて“三ナイ運動”はありますか?

RG 延髄蹴りを喰らわない。顔面蹴りを喰らわない。チョップを喰らわない。パワーボムを喰らわない。トップロープからのエルボーを喰らわない。ペットボトル投げを喰らわない。グーパンチを喰らわない。竹刀を喰らわない。53歳を喰らわない、の“九ナイ運動”です。全部喰らいません。

――最近メイン抜擢が多いですが、意気込みをお願いします。

RG これがエースとしての喜び、そして重圧。(ボストン・レッドソックスの)松坂大輔投手が最近勝てなかったのはそういうことだったんだな、と思いましたね。オレもメインで勝ってないけど、お客さんの記憶の中では勝っている。メジャーリーガーの気持ちがやっとわかってきました。

――松坂選手にならってジャイロボール(※野球において投手が投げる球種の一種)みたいな必殺技はないですか?

RG 軸がぶれない技ね! 僕がテリーばりにスピニング・トーホールドをすれば、ジャイロボールという技名にしましょう! これを出しますよ。プロレス界のメジャーリーガー・RGが魔球必殺技ジャイロボールを出す! これで明日の紙面は一面トップでしょう。横に松坂選手の写真も入れてね。松坂世代にならって、RG世代というのも作りましょう。そういえば、お笑いでRG世代はあんまりいないですね〜。都市伝説で今人気の「ハローバイバイ」の関君がいます。

――他に、天龍選手の輝かしい実績に泥を塗るような技は考えていますか?

RG 前回闘って肛門を押し当てていますが、あれはフンドシ一枚ありました。今度は生肛門を擦り付けてあげたいと思います。HGも言ってましたが、天龍選手の髪は●ン毛みたいなので、僕のケツ毛とコラボレーションしたらいいんじゃないですか? アハハハハ!

――RGMDのヒントはありますか?

RG 史上最大の作戦ですね。ヒントになってない? インランプ(インリン様の魔法のランプ)でブッチャーが出てきたことでヒントを得ました。

――KUSHIDA選手はシン戦に向けて必殺技はありますか?

KUSHIDA 向こうは血気盛んなので、サーベルを奪い返して、負けずに向こうを流血さます!

RG 最後に、掟破りのコブラクローをやればいい。名前も変えて、KUSHIDAだけに“クシダ苦労”でどうだ? KUSHIDA君は苦労しているので、その怨念を込めてやればいい。

――『ハッスル・ハウスvol.24』(2007.5.9後楽園ホール)のブッチャー戦でのダメージはないですか?

RG まだありますよ。地獄突きされて声が出にくい。お笑いで爆笑を取れる場面で、声が出なかった。ブッチャー戦でのダメージは大きいね。あと、毒針エルボーをもらったときに、顔面を覆われて窒息しそうになった。軽くチアノーゼになって、最近おジャーマン・スープレックスをやっていない。

――『ハッスル22』(2007.4.21大阪府立体育会館)の時にたくさん先輩の芸人さんが来ていましたが、何か感想やアドバイスはもらいましたか?

RG 「感動した!」と言ってましたね。試合に来てくれたケンドーコバヤシさん、バッファロー吾郎さん、プラン9さんなどの先輩芸人が来ていましたリング上から客席を見て、「バッファロー吾郎」の木村(明浩)さんが見えていなかった事件がありました。試合後にインタビューを受けて「先輩方の顔を見て泣きました」と来てくれた方々の名前を言ったのですが、木村さんの名前を言ってないんです。その場に木村さんがいまして、先輩と軋轢(あつれき)が出来ています。お世話になった先輩なのに、恩を仇で返すことになって、ちょっと吉本興業での木村一味とRGで抗争が勃発しています。もしかしたらハッスルで、この一戦が組まれるかもしれないですね。