ハッスル通信

ボノちゃん、ステーキ屋で言いたい放談!!
激突直前の川田&サップをこき下ろす!

2008年3月7日

 3月7日(金)、東京・下目黒にある『ステーキハウス リベラ』にて、モンスター・ボノ改めボノちゃんが会見を行なっていたところ、偶然にも“モンスターK”川田利明がアン・ジョー司令長官とともに来店。3・17『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.34』(後楽園ホール)でのシングル戦が決まっている両者は、一触即発の状態に……。

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 高田モンスター軍を離脱し、一人街をさまよい続けるモンスター・ボノ。最近、友人のマー君ことマーク・ハントを相手にモンスタードルを賭けたカードゲームで負け続け、一文無しになってしまったという。そんな状況を見かねたハッスルエンターテインメントが、ステーキをごちそうしてあげようと、『ステーキハウス リベラ』にボノを呼び出した。極上のステーキに気を良くしたボノは、急きょ3月シリーズに向けた会見をその場で行なった。
 会見場となったこの『リベラ』は、味もさることながら、プロレスラー・格闘家御用達ということでも有名。店内には、プロレス・格闘技ファンにはたまらない、有名選手の写真がズラリと飾られている。その中には、ボノとそっくりな第64代横綱・曙の写真も。

 そんな中、特大ステーキをペロリと平らげたボノが、やおら報道陣に向かって口を開いた。「モンスター軍は辞めたので、もう“モンスター”とは名乗らない」。モンスター軍の離脱を理由に、名前を変えるというのだ。新しい名前は、これまでにも呼び名として親しまれてきた“ボノちゃん”だ。
 ボノちゃんはまず、3・20『KYORAKU presents ハッスル29』(グランキューブ大阪 メインホール)で闘うことになったボブ・サップについて、「あの人、2月シリーズも大みそかもいなかったじゃない。大事なときにいない、間の悪い男だよ」と難癖を付けた。さらに、アメリカの総合格闘技イベント『ストライク・フォース』でサップが惨敗を喫したことにも触れ、「55秒で負けたらしいじゃん。ハッスルを休むんだったらさ、もうちょっとかっこよく勝たなきゃダメじゃん。もっと、ふんどしをしっかり締めて生きたほうがいいよ」とサップをいさめた。そして「あんなかっこ悪い人にボノちゃんが負けるわけない」と自らの勝利を確信したボノは、「大阪では55秒以内にふっとばしてやる!」と秒殺勝利を誓った。

 次にボノちゃんの口から名前が上がったのは、3・17『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.34』(後楽園ホール)で対決する“モンスターK”川田利明だ。「あの人はね、日本語の発音がちょっとおかしい。やっぱり栃木の田舎っぺはなまりがきついな。歌もなまってるし」と苦笑した。さらに「歌って踊れるハッスラーって……あの人、ひと言でいうとKYだよ? もう“モンスターK”じゃなくて“モンスターKY”に名前変えたほうがいいんじゃない?」と余計なアドバイス。そして昨日、夢に出てきたパパ(グレート・ムタ)いわく、「ボノちゃんが横綱なら、川田は小結以下」だということで、満足そうに笑みを浮かべたのだった。

 そしてボノちゃんは、気になる友人、マー君ことマーク・ハントの今後の参戦についても言及。マー君からは「3月シリーズはいけない」というメールが一通だけ来たとのこと。なんでも、ボノちゃんがお金がなくなったことを告げた途端、連絡が取れなくなってしまったらしい。文字通り現金な男だ。

 と、ここでタイミング悪くモンスター軍の川田とアン・ジョー司令長官が来店し、ボノちゃんとバッティング! 店内に入るなりボノちゃんの存在に気付いた司令長官は、「ヘイ! 裏切り者! モンスター軍御用達の店で何やってるんデスカ!」とボノに因縁を付け始めた。どうやら川田や司令長官は、この店の常連らしい。ボノは、「相撲をとってるように見えるか? 取材を受けてんだよ」と仏頂面で司令長官に答えた。久々のごちそうに上機嫌だったボノの表情が、みるみるうちにふくれっ面に変わっていく。

 続いて川田が、「お前、俺に栃木の田舎っぺって言ったこと、忘れてねーだろうな? 栃木県民として絶対に許さねーからな! コノヤロー!」と、しつこく「栃木の田舎っペ」発言について責めたてる。さらに司令長官も「ユーの敵は、モンスターKだけじゃないんデスよ!? 3月17日は『栃木県民DAY』! ユーにアングリー、怒ってる栃木県民が大勢押し寄せてキマース! 覚悟しなサーイ!」と、ボノに脅しをかけた。川田は「栃木県民が怒ったら、どれほど怖いか、ビビッてたじろぐなよ!!」とテーブルを強く叩き、ボノちゃんを睨みつけた。
 しかし、ボノちゃんはそんな二人の脅しには屈さない! 腰を上げたボノちゃんは川田と目線を合わせ、超至近距離での激しい視殺戦を繰り広げた。そして、「栃木県民なんて、ちっとも怖くねーよ! っていうか、お前の顔を見てるとせっかくのステーキがマズくなるからもう帰る!」と店の出口へと歩き出した。去り際には、「マスター! お代は、この2人につけといて!」と一丁前の口を叩く。マー君の影響か、どんどん素行が悪くなるボノちゃんなのであった……。

 「ふざけんなよ! 金払え! この食い逃げ野郎!!」と怒鳴る司令長官。川田は報道陣に向き直り、「今日から俺は、自称・栃木県親善大使に就任した。いいか? 栃木県民の誇りにかけて、あのクソガキに、大人のプロレスってもんを叩きこんでやるからよ!」と宣言。最後に「そういうことだよ、バッドラックだ!」といなくなったボノちゃんの代わりに会見を締めくくると、「ヒレステーキ3つくれ!」と店のマスターに要求。司令長官と二人、少し早めの夕食に舌鼓を打ったのだった。

 ボノちゃんと川田──。因縁の二人が3・17『ハッスル・ハウスvol.34』(後楽園ホール)でついに激突! 果たしてボノちゃんは、夢で見たムタの言葉通り、川田を小結同然にひねり潰すのか!? それとも川田が裏切り者・ボノちゃんに大人の鉄槌を喰らわせるのだろうか? 家出少年の運命やいかに……。