【特別企画】
あらためて祝・坂田亘&小池栄子さんご結婚!!
既婚ハッスラー達が語る『結婚のススメ。』
2008年7月15日昨年8月に婚姻届を提出したハッスル軍のエース、坂田亘とタレントの小池栄子さんが7月24日に都内ホテルで結婚披露宴を行なう。この披露宴には、芸能界・スポーツ界をはじめとする各界著名人およそ500人の出席が予定されており、まさに“豪華披露宴”となる模様だ。そこでハッスルオフィシャル取材班は今回、ハッスルで活躍する既婚のハッスラー達に「結婚とは何か?」を聞いてみました! マット界屈指のおしどり夫婦と言われるあの人から、あの狂える虎にまでがんばって突撃してみましたよ! はたして結婚って本当にいいものなのか? それとも……。それではど〜ぞ!
■証言1:天龍源一郎(ハッスル軍)
「自分と同じ苦労をしてきてくれたから、愛おしく思う」
――天龍さんのところのご夫婦は、マット界でもおしどり夫婦ということで有名ですが。
天龍 あ、そうですか? これ(ニュース)が出たら、ヤツ(奥様)が一番喜びますよ(笑)。
――夫婦円満の秘訣ってあるんですか?
天龍 そうですねぇ、まあ、一番大事なのか「知り合った時の気持ちをずっと継続させていく」っていうことですね。一番最初に知り合った時の「あ、彼女と一緒に暮らしたいな」と思った時の気持ちをずっと継続していくっていう。ある程度の期間を過ぎたら、彼女を尊重するってことが大事ですよ。お互いの時間がありますけど、そんなお互いの時間を尊重していけば、かならずうまくいくと思いますよ。
――たとえばアメリカのレスラーなんかは離婚率が高いですよね。やっぱりレスラーは職業柄、家を空ける時間が多いとかで。
天龍 でも日本の女性の方は理解してるんじゃないですか? そういう意味ではアメリカのレスラーの人も「日本の女性がいい」って言うのはそういう面じゃないですか。家庭を守ってくれますから。
――今までで一番大きかった夫婦喧嘩はなんですか?
天龍 ないですね。
――喧嘩されませんか?
天龍 しませんね。いや、喧嘩にならないっていうか……、したことないねぇ。
――天龍さんが謝ったりとかっていうシチュエーションはないですか?
天龍 いや、それは悪かった時は謝りますよ。自分に否があるなと思った時には。
――さきほどおっしゃった、初めての頃の気持ちを持続させるっていうのは、できるようでいてなかなか難しいと思うんですけど……。
天龍 あ、そうですか? だってそういう気持ちをずっと持ち続けていると、気持ちがフレッシュじゃないですか。たとえば「ああ、(奥さんの)白髪が増えたなあ」とか「シワが増えたな」とか思っても、「あっ、俺といっしょに継続した人生を歩んできたからこういうふうになったんだな」って思えば、理解できることじゃないですか。「俺といっしょに苦労してやってきたからこうなったんだな」と思えば、愛おしいもんですよ。
――素晴らしいですね……。そしてご結婚をされて、一番良かった点はなんでしょうか?
天龍 一番は理解者が増えたということですよ。自分に愚痴を聞いてくれたりだとか、自分の本当に親身になってくれる人がいるっていうのは心強いですよね。心の中にベースができるっていうんですかね。若い時は、どんなに奇麗な女と付き合っても、終わったあとはポッカリと寂しくなるでしょ? それがないのが結婚のいいところですよ。
■証言2:RG(ハッスル軍)
「あっちのほうは週2ですね。相性は最高です」
――RGさんは結婚して何年ぐらいでしたっけ?
RG え〜、5年目です。3歳の息子がひとりいます。
――結婚のきっかけってなんでしたか?
RG 結婚の至ったきっかけはですね、今の嫁と同棲をしてたんですね。嫁は次長課長さんのファンで、劇場に来てたコに僕から声をかけたっていう奇跡が起きたんですけど。それで同棲をしてるのが嫁側のご両親にバレてしまって、「お前ら、同棲をしてるだったらちゃんと結婚をしなさい」っていうのがあって。それと大阪市では結婚をすると、“新婚補助”というのが貰えて、それを貰えるなっていう不純な動機もありつつ……。そして嫁のほうから「携帯も家族割にしましょう。犬も飼いましょうよ」と、だんだん外堀を埋められてきてですね、「これはもう結婚するしかないな」みたいな感じになってハンコを押させてもらったと。
――結婚に至る経緯に、憧れる要素がまったくないですね(笑)。
RG いや、あの憧れる部分はないですけど、女性の方は参考になったと思います(笑)。
――と言いますと?
RG 僕は本当に逃げられなかったですからね。「このコと結婚していいのかな?」と思うヒマもないぐらいにいつの間にかハンコを押していたと。
――じゃあどっちかって言うと、奥様のほうが結婚願望が強かったと。
RG そうですね。だから、女性の方で「彼氏が結婚してくれない」と嘆いている人は、ちょっとうちの嫁の戦法を見習ったほうがいいと思いますね。まわりをドンドン固めていって、逃げられなくして「もう、コイツと結婚するしかねえか」と思わせるぐらいのことをしたほうがいいかなと思いますね。
――逆に奥様がそこまでRGさんと結婚したがった、ご自身の魅力はどこにあると思います?
RG う〜ん、魅力ぅ? やっぱ優しさじゃないですかね。あと、まあカッコ悪くもないかな、っていう。あとオシャレなとことか。よくいろんなことを知ってるとかね。ゴシップとか。
――優しくて、カッコ良くて、オシャレで博学(笑)。たしかにそういう人なら女性は結婚したいですよねぇ。
RG やっぱり、こう飽きさせないというかね。嫁もお客さんだと思ってますから。一番のお客さんだと。僕を一番前で見れる、僕を独占できる幸せな女だと思いますね(真顔で)。
――そんな素敵なRGさんですが(笑)、プロポーズの言葉は覚えてますか?
RG プロポーズの言葉はしっかりとしたことないんですけど、嫁のご両親にアイサツに行った時に、九州の方でお酒が大好きでだいぶこう飲んだくれてですね、いい感じに酔っぱらった時にお義父さんからですね「誠くん、娘を私にくださいみたいなのはないのかね?」って言われたんで(笑)、「あー、くださいくださいください!」って言いましたね。
――じゃあ二人っきりでのシチュエーションではないんですか?
RG なかったです。
――結婚生活をされてて、苦労する点はありますか?
RG 苦労する点は、僕の場合はないですねぇ。
――ああ、わりと外では好きなことをやってるから。
RG ど、どういうことですか?
――いや、いろんな意味で(笑)。
RG いろんな意味で、ストレスはまったくないですね。「あ、ケンカしそうな雰囲気になってきたな」と思ったらまず謝る。つねにさざ波状態をキープするというか。荒波状態になるとよくないですからね。
――荒波になったことはあります?
RG まあ、荒波になったことは何度か。まあ、その刃物が来たりだとか、ローキックが来たりだとかよくありますから。ま、甘んじてそれを受けることによってですね、一回怒りを出しちゃうとスッとおさまるもんなんで。怒ってる状態にさらに油を注いだリだとか、怒ってるのにそれに近寄らないのはよくないんで、怒りがあったらすぐ出させて。ガーンと蹴られたらキュッと抱きしめて。それでだいたいもうおさまります。
――わりとプロレス哲学と相通じるような(笑)。
RG 結婚はプロレスと一緒です。いかに相手をノらせるかと。
――ちなみに刃物を向けられるほどの荒波になった原因ってのはなんだったんですか?
RG ま、浮気ですね。
――なんでバレたんですか?
RG え? これ載るんですよね?
――マズけりゃカットしますけど(笑)。
RG まあ、僕の携帯電話の料金がガッと跳ね上がりまして。「なんなのこれは? この人によくかけてるわねぇ」つって、その番号に嫁がかけたら出たのが女の子だったと。そういうこともあってですね。それは僕が悪いんで、僕が土下座をしたところにちょっと顔面キックがきたぐらいですね、ハイ。早すぎた天龍さんだったっていうか。
――うーむ。あと、結婚して良かった点はなんですか?
RG やっぱりですねぇ、寂しくないってことですね。常に誰か家にいる。常に僕の味方がいるってことですね。僕、特に味方がいないんで、ちょっとイライラした時に嫁に言ってスッキリさせるっていう。いつ敵に回るか分かんないですけど……。
――分かりました! それでは最後に、最近あちらのほうは?
RG ……週2ですね。
――おぉ……。相性がいいんですか?
RG 最高ですね。
■証言3:タイガー・ジェット・シン(高田モンスター軍)
「サカタッ!! 貴様はタイガー様の敵だが、とりあえず結婚おめでとうと言っておく! だが! もし貴様が花嫁を幸せにしなかったら、俺は貴様をさらに憎み、ぶっ潰すことになる!! そうならないためにも貴様は幸せな家庭を築く必要がある! 以上だ!!」
■証言4:矢野武さん(ハッスル実況担当アナウンサー)
「結婚する時、いきなり奥さんが泣き始めて……」
――矢野さんがご結婚をされたのはいつですか?
矢野 2003年です。じつは高校を卒業して18歳で東京に出てきたんですけど、その直後18歳半で今の嫁さんと仕事で一緒になったんですよ。で、そこから15年間付き合って結婚しましたね、ハイ。
――へえ〜! それだけ長くお付き合いをされてたってことは、逆に結婚のタイミングが難しかったと思うんですけど。
矢野 ええ。
――「勢い」ってことじゃないですよね。
矢野 じゃないですね。結婚した時にはすでに“枯れた夫婦”みたいな感じでしたからね(笑)。
――いえいえ(笑)。結婚に至ったきっかけはなんだったんですか?
矢野 特にないですねぇ。え〜っと、ラグビーのワールドカップが9月の末にあるんで、それの前に結婚するかってなったんだよな、なぜか(笑)。なんで結婚したか……は、そうですねぇ、15年間付き合ってきててこっちが「結婚して」って言った時もあったし、「いや、いまは仕事が楽しいから」って言われて「おお、だったらいいや」、こっちは気をつかったつもりで(言っただけなんで)。嫁さんのほうが年上だったんで。で、今度はあっちが結婚したい時は自分がそういう気持ちじゃなかったり。
――そんなお二人が最終的に合意に至ったのはなぜですか?
矢野 なんか、このままじゃ申し訳ないから、結婚しとくかみたいな(笑)。
――それで奥様もOKだった、と。
矢野 そうですね。ちょっとね、遊び半分で嫁さんが式場とか探してたんですよね。とあるレストランだったんですけど、「ここ、いいねー」みたいな話で。で、そのレストランのシェフがなんと自分の高校ラグビー部時代の先輩だったんですね。その時初めてそれが分かって、「なにか運命的ね」みたいな感じはありましたね。
――その偶然がちょっと結婚にスピード感をつけちゃった、みたいな。
矢野 そうですね。でですね、結婚するって決まった時に、嫁さんから告白が……。泣きながら。
――ええ?
矢野 「えっ、どうしたの?」、「トシをごまかしてました……」って(爆笑)。
――ホントですか!!
矢野 15年間、ずっと嫁さんの年齢を若く思ってまして……(笑)。
――ちなみに奥様は何歳サバを読んでたんですか?
矢野 3歳サバを読んでおりました!(笑)。
――リアルですねぇ(笑)。
矢野 リアルでしたねぇ。嫁さんもそういう芸能の仕事をやってたんで、そのまま出会って結婚の話が決まった時になって急に「ううう…」って泣き始めて。「なに!?」って(笑)。「ひょっとして前に結婚してたのか!?」、「子供がいるのか!?」とか「いま誰か男がいるのか?」とか聞いたら、「トシをごまかしていました……」と(笑)。そこでどうしようかと。ここで怒ったらカッコ悪いなあって。
――器の小さい男に見られかねない、と(笑)。
矢野 そうです(笑)。そこで踏みとどまって「なんだよ、そんなことぐらい気にするなよ」って言ったので、それがこれまで付き合ってきたなかで初めて自分が大人になった(瞬間)。そういうことがありましたね。
――素晴らしい! 恋人時代と結婚されてからなにか違いはありますか?
矢野 結婚すると、えっとね、それまで恋人みたいだったのが結婚をすると日本の男はたぶん女性を“おかあちゃん”にしちゃうんですよね。そこは栄子さんも我慢しないとっっていうか。たぶん、なかなかベタベタした夫婦ってのはないんじゃないですかね? 日本人はどうしても。
――矢野夫妻もわりとそうですか?
矢野 そうですねぇ。なかなかおかあちゃんとは●●●●しない、みたいな(笑)。そういうのも含めて。
――夫婦円満の秘訣などあれば教えてください。
矢野 う〜ん。お互い「我慢している」と思ってるでしょうから……、「俺はこれだけ我慢してやってるのに!」って言ったほうがいいんじゃないですかね? お互い、完全に理解するのはたぶん無理。そうですねぇ、秘訣……。でも、これから別れるかもしれませんしねぇ(笑)。ま、でも離婚はいつでもできるじゃないですか? 結婚をしないと離婚もできないので、一回結婚してみるのもいいんじゃないかな、と。
――ちょっと微妙なコメントですねぇ(笑)。たとえば、夫婦喧嘩をすることもあると思うんですけど、そういう時はどうやって修復されます?
矢野 私がひとりワーっとしゃべるんだけど、嫁さんはもう無手勝流。なにも反応しないし黙ってて、こっちが打ち疲れるみたいな(笑)。それも一考。どっちも同じ性格じゃないほうがいいんじゃないでしょうか? ここ一番になったら、たぶんなんでも女性のほうが強いと思うんで、「それさえ奥さんのほうが理解していればいいんじゃないの?」っていうのが男側の勝手な考え。それっていうのがたぶん“おかあちゃん”だと見てるから。
――なるほど。ちなみにここまでの結婚生活で一番の修羅場ってなんでした?
矢野 そんなの、言えるわけないじゃないですかっ!(笑)。修羅場……、あっ、修羅場ないですね。一回も浮気してないですから(キッパリ)。
――素晴らしい! 最後に結婚っていいものですか?
矢野 いいものです! やっぱり同じものを背負ってる人がひとり増えるっていうのは、生きていく甲斐がありますからね。結婚はと〜ってもいいものです。
「自分と同じ苦労をしてきてくれたから、愛おしく思う」
――天龍さんのところのご夫婦は、マット界でもおしどり夫婦ということで有名ですが。
天龍 あ、そうですか? これ(ニュース)が出たら、ヤツ(奥様)が一番喜びますよ(笑)。
――夫婦円満の秘訣ってあるんですか?
天龍 そうですねぇ、まあ、一番大事なのか「知り合った時の気持ちをずっと継続させていく」っていうことですね。一番最初に知り合った時の「あ、彼女と一緒に暮らしたいな」と思った時の気持ちをずっと継続していくっていう。ある程度の期間を過ぎたら、彼女を尊重するってことが大事ですよ。お互いの時間がありますけど、そんなお互いの時間を尊重していけば、かならずうまくいくと思いますよ。
――たとえばアメリカのレスラーなんかは離婚率が高いですよね。やっぱりレスラーは職業柄、家を空ける時間が多いとかで。
天龍 でも日本の女性の方は理解してるんじゃないですか? そういう意味ではアメリカのレスラーの人も「日本の女性がいい」って言うのはそういう面じゃないですか。家庭を守ってくれますから。
――今までで一番大きかった夫婦喧嘩はなんですか?
天龍 ないですね。
――喧嘩されませんか?
天龍 しませんね。いや、喧嘩にならないっていうか……、したことないねぇ。
――天龍さんが謝ったりとかっていうシチュエーションはないですか?
天龍 いや、それは悪かった時は謝りますよ。自分に否があるなと思った時には。
――さきほどおっしゃった、初めての頃の気持ちを持続させるっていうのは、できるようでいてなかなか難しいと思うんですけど……。
天龍 あ、そうですか? だってそういう気持ちをずっと持ち続けていると、気持ちがフレッシュじゃないですか。たとえば「ああ、(奥さんの)白髪が増えたなあ」とか「シワが増えたな」とか思っても、「あっ、俺といっしょに継続した人生を歩んできたからこういうふうになったんだな」って思えば、理解できることじゃないですか。「俺といっしょに苦労してやってきたからこうなったんだな」と思えば、愛おしいもんですよ。
――素晴らしいですね……。そしてご結婚をされて、一番良かった点はなんでしょうか?
天龍 一番は理解者が増えたということですよ。自分に愚痴を聞いてくれたりだとか、自分の本当に親身になってくれる人がいるっていうのは心強いですよね。心の中にベースができるっていうんですかね。若い時は、どんなに奇麗な女と付き合っても、終わったあとはポッカリと寂しくなるでしょ? それがないのが結婚のいいところですよ。
■証言2:RG(ハッスル軍)
「あっちのほうは週2ですね。相性は最高です」
――RGさんは結婚して何年ぐらいでしたっけ?
RG え〜、5年目です。3歳の息子がひとりいます。
――結婚のきっかけってなんでしたか?
RG 結婚の至ったきっかけはですね、今の嫁と同棲をしてたんですね。嫁は次長課長さんのファンで、劇場に来てたコに僕から声をかけたっていう奇跡が起きたんですけど。それで同棲をしてるのが嫁側のご両親にバレてしまって、「お前ら、同棲をしてるだったらちゃんと結婚をしなさい」っていうのがあって。それと大阪市では結婚をすると、“新婚補助”というのが貰えて、それを貰えるなっていう不純な動機もありつつ……。そして嫁のほうから「携帯も家族割にしましょう。犬も飼いましょうよ」と、だんだん外堀を埋められてきてですね、「これはもう結婚するしかないな」みたいな感じになってハンコを押させてもらったと。
――結婚に至る経緯に、憧れる要素がまったくないですね(笑)。
RG いや、あの憧れる部分はないですけど、女性の方は参考になったと思います(笑)。
――と言いますと?
RG 僕は本当に逃げられなかったですからね。「このコと結婚していいのかな?」と思うヒマもないぐらいにいつの間にかハンコを押していたと。
――じゃあどっちかって言うと、奥様のほうが結婚願望が強かったと。
RG そうですね。だから、女性の方で「彼氏が結婚してくれない」と嘆いている人は、ちょっとうちの嫁の戦法を見習ったほうがいいと思いますね。まわりをドンドン固めていって、逃げられなくして「もう、コイツと結婚するしかねえか」と思わせるぐらいのことをしたほうがいいかなと思いますね。
――逆に奥様がそこまでRGさんと結婚したがった、ご自身の魅力はどこにあると思います?
RG う〜ん、魅力ぅ? やっぱ優しさじゃないですかね。あと、まあカッコ悪くもないかな、っていう。あとオシャレなとことか。よくいろんなことを知ってるとかね。ゴシップとか。
――優しくて、カッコ良くて、オシャレで博学(笑)。たしかにそういう人なら女性は結婚したいですよねぇ。
RG やっぱり、こう飽きさせないというかね。嫁もお客さんだと思ってますから。一番のお客さんだと。僕を一番前で見れる、僕を独占できる幸せな女だと思いますね(真顔で)。
――そんな素敵なRGさんですが(笑)、プロポーズの言葉は覚えてますか?
RG プロポーズの言葉はしっかりとしたことないんですけど、嫁のご両親にアイサツに行った時に、九州の方でお酒が大好きでだいぶこう飲んだくれてですね、いい感じに酔っぱらった時にお義父さんからですね「誠くん、娘を私にくださいみたいなのはないのかね?」って言われたんで(笑)、「あー、くださいくださいください!」って言いましたね。
――じゃあ二人っきりでのシチュエーションではないんですか?
RG なかったです。
――結婚生活をされてて、苦労する点はありますか?
RG 苦労する点は、僕の場合はないですねぇ。
――ああ、わりと外では好きなことをやってるから。
RG ど、どういうことですか?
――いや、いろんな意味で(笑)。
RG いろんな意味で、ストレスはまったくないですね。「あ、ケンカしそうな雰囲気になってきたな」と思ったらまず謝る。つねにさざ波状態をキープするというか。荒波状態になるとよくないですからね。
――荒波になったことはあります?
RG まあ、荒波になったことは何度か。まあ、その刃物が来たりだとか、ローキックが来たりだとかよくありますから。ま、甘んじてそれを受けることによってですね、一回怒りを出しちゃうとスッとおさまるもんなんで。怒ってる状態にさらに油を注いだリだとか、怒ってるのにそれに近寄らないのはよくないんで、怒りがあったらすぐ出させて。ガーンと蹴られたらキュッと抱きしめて。それでだいたいもうおさまります。
――わりとプロレス哲学と相通じるような(笑)。
RG 結婚はプロレスと一緒です。いかに相手をノらせるかと。
――ちなみに刃物を向けられるほどの荒波になった原因ってのはなんだったんですか?
RG ま、浮気ですね。
――なんでバレたんですか?
RG え? これ載るんですよね?
――マズけりゃカットしますけど(笑)。
RG まあ、僕の携帯電話の料金がガッと跳ね上がりまして。「なんなのこれは? この人によくかけてるわねぇ」つって、その番号に嫁がかけたら出たのが女の子だったと。そういうこともあってですね。それは僕が悪いんで、僕が土下座をしたところにちょっと顔面キックがきたぐらいですね、ハイ。早すぎた天龍さんだったっていうか。
――うーむ。あと、結婚して良かった点はなんですか?
RG やっぱりですねぇ、寂しくないってことですね。常に誰か家にいる。常に僕の味方がいるってことですね。僕、特に味方がいないんで、ちょっとイライラした時に嫁に言ってスッキリさせるっていう。いつ敵に回るか分かんないですけど……。
――分かりました! それでは最後に、最近あちらのほうは?
RG ……週2ですね。
――おぉ……。相性がいいんですか?
RG 最高ですね。
■証言3:タイガー・ジェット・シン(高田モンスター軍)
「サカタッ!! 貴様はタイガー様の敵だが、とりあえず結婚おめでとうと言っておく! だが! もし貴様が花嫁を幸せにしなかったら、俺は貴様をさらに憎み、ぶっ潰すことになる!! そうならないためにも貴様は幸せな家庭を築く必要がある! 以上だ!!」
■証言4:矢野武さん(ハッスル実況担当アナウンサー)
「結婚する時、いきなり奥さんが泣き始めて……」
――矢野さんがご結婚をされたのはいつですか?
矢野 2003年です。じつは高校を卒業して18歳で東京に出てきたんですけど、その直後18歳半で今の嫁さんと仕事で一緒になったんですよ。で、そこから15年間付き合って結婚しましたね、ハイ。
――へえ〜! それだけ長くお付き合いをされてたってことは、逆に結婚のタイミングが難しかったと思うんですけど。
矢野 ええ。
――「勢い」ってことじゃないですよね。
矢野 じゃないですね。結婚した時にはすでに“枯れた夫婦”みたいな感じでしたからね(笑)。
――いえいえ(笑)。結婚に至ったきっかけはなんだったんですか?
矢野 特にないですねぇ。え〜っと、ラグビーのワールドカップが9月の末にあるんで、それの前に結婚するかってなったんだよな、なぜか(笑)。なんで結婚したか……は、そうですねぇ、15年間付き合ってきててこっちが「結婚して」って言った時もあったし、「いや、いまは仕事が楽しいから」って言われて「おお、だったらいいや」、こっちは気をつかったつもりで(言っただけなんで)。嫁さんのほうが年上だったんで。で、今度はあっちが結婚したい時は自分がそういう気持ちじゃなかったり。
――そんなお二人が最終的に合意に至ったのはなぜですか?
矢野 なんか、このままじゃ申し訳ないから、結婚しとくかみたいな(笑)。
――それで奥様もOKだった、と。
矢野 そうですね。ちょっとね、遊び半分で嫁さんが式場とか探してたんですよね。とあるレストランだったんですけど、「ここ、いいねー」みたいな話で。で、そのレストランのシェフがなんと自分の高校ラグビー部時代の先輩だったんですね。その時初めてそれが分かって、「なにか運命的ね」みたいな感じはありましたね。
――その偶然がちょっと結婚にスピード感をつけちゃった、みたいな。
矢野 そうですね。でですね、結婚するって決まった時に、嫁さんから告白が……。泣きながら。
――ええ?
矢野 「えっ、どうしたの?」、「トシをごまかしてました……」って(爆笑)。
――ホントですか!!
矢野 15年間、ずっと嫁さんの年齢を若く思ってまして……(笑)。
――ちなみに奥様は何歳サバを読んでたんですか?
矢野 3歳サバを読んでおりました!(笑)。
――リアルですねぇ(笑)。
矢野 リアルでしたねぇ。嫁さんもそういう芸能の仕事をやってたんで、そのまま出会って結婚の話が決まった時になって急に「ううう…」って泣き始めて。「なに!?」って(笑)。「ひょっとして前に結婚してたのか!?」、「子供がいるのか!?」とか「いま誰か男がいるのか?」とか聞いたら、「トシをごまかしていました……」と(笑)。そこでどうしようかと。ここで怒ったらカッコ悪いなあって。
――器の小さい男に見られかねない、と(笑)。
矢野 そうです(笑)。そこで踏みとどまって「なんだよ、そんなことぐらい気にするなよ」って言ったので、それがこれまで付き合ってきたなかで初めて自分が大人になった(瞬間)。そういうことがありましたね。
――素晴らしい! 恋人時代と結婚されてからなにか違いはありますか?
矢野 結婚すると、えっとね、それまで恋人みたいだったのが結婚をすると日本の男はたぶん女性を“おかあちゃん”にしちゃうんですよね。そこは栄子さんも我慢しないとっっていうか。たぶん、なかなかベタベタした夫婦ってのはないんじゃないですかね? 日本人はどうしても。
――矢野夫妻もわりとそうですか?
矢野 そうですねぇ。なかなかおかあちゃんとは●●●●しない、みたいな(笑)。そういうのも含めて。
――夫婦円満の秘訣などあれば教えてください。
矢野 う〜ん。お互い「我慢している」と思ってるでしょうから……、「俺はこれだけ我慢してやってるのに!」って言ったほうがいいんじゃないですかね? お互い、完全に理解するのはたぶん無理。そうですねぇ、秘訣……。でも、これから別れるかもしれませんしねぇ(笑)。ま、でも離婚はいつでもできるじゃないですか? 結婚をしないと離婚もできないので、一回結婚してみるのもいいんじゃないかな、と。
――ちょっと微妙なコメントですねぇ(笑)。たとえば、夫婦喧嘩をすることもあると思うんですけど、そういう時はどうやって修復されます?
矢野 私がひとりワーっとしゃべるんだけど、嫁さんはもう無手勝流。なにも反応しないし黙ってて、こっちが打ち疲れるみたいな(笑)。それも一考。どっちも同じ性格じゃないほうがいいんじゃないでしょうか? ここ一番になったら、たぶんなんでも女性のほうが強いと思うんで、「それさえ奥さんのほうが理解していればいいんじゃないの?」っていうのが男側の勝手な考え。それっていうのがたぶん“おかあちゃん”だと見てるから。
――なるほど。ちなみにここまでの結婚生活で一番の修羅場ってなんでした?
矢野 そんなの、言えるわけないじゃないですかっ!(笑)。修羅場……、あっ、修羅場ないですね。一回も浮気してないですから(キッパリ)。
――素晴らしい! 最後に結婚っていいものですか?
矢野 いいものです! やっぱり同じものを背負ってる人がひとり増えるっていうのは、生きていく甲斐がありますからね。結婚はと〜ってもいいものです。
関連人物:RG、坂田亘、タイガー・ジェット・シン、天龍源一郎