ハッスル通信

試合を2日後に控え、小川がラジオに生出演
ハッスルへの思いを熱く語った!

2004年3月5日

TOKYO FM「ウィークエンド・ファンタジスタ」に小川直也が生出演した。スタジオはガラス張りのため、スタジオの周りには小川ファンが多数集まった。人だかりの中には女子高生や女性の姿も多く見られ、改めて小川の人気を思い知らされた。以下、ラジオ出演中DJとのやりとり。


――やっぱり小川さん、とても大きいですね。
小川 そうですか。今、体を大きくしている最中なんですよ。

――アントニオ猪木さん、長島茂雄さんという2人のスターと面識のある小川さんにとって2人の魅力とは何でしょう?
小川 実は猪木さんと長島さんって誕生日が同じなんですよ。よく同じ日に生まれましたよね。猪木さんは生放送では言えないエピソードばっかりです(笑)。

――長島さんとの思い出は何かありますか?
小川 普通、初めて人と会うときは『初めまして』っていうじゃないですか。でも長島さんは俺と初めて会ったときに、いきなり『君のことはもう知ってるよ。だから初めてじゃないんだよね』って言ってきたんですよ。どうやらバルセロナの試合を見ていただいていたらしいんですけど、それだったらこっちは『子どもの頃からテレビで見てるよ。俺の台詞だろ!』って(笑)。でも試合を見ていただいたんで、よかったです。

――猪木さんはどうですか?
小川 パンツを脱いでからも…あっ、脱いじゃいけないんだ(笑)。パンツ姿以外でもすごい人ですよね。闘魂ビンタで女の人のお尻を叩いたりしてますから。俺もやりたいなって思います(笑)。

――猪木さんからプロレスのイロハを教わった小川さんですが、その中でも最も大きかったものは何でしょうか?
小川 プロとは何かってことです。お客さんを喜ばせて、家に帰すっていう勝負論以外のことです。

――散々言われましたか?
小川 技術的なことは柔道でやってきたものがあったんですけど、精神的なものは全く違いますから。アマチュアの頃は勝てばいい、オリンピックで結果を残せばいいだけでしたけど、プロは毎日毎日が勝負ですからね。

――『ハッスル』という言葉への思い入れはありますか?
小川 今の世の中、暗くてハッスルしていないじゃないですか。プロレス界も元気がないんで、自分たちを叱咤激励する意味もあるんです。『もっとハッスルしていこうぜ』って感じで。だから『ハッスル』は特別なものじゃないんですよ。朝の挨拶や、会社で仕事を始める前に、お互いに『今日もハッスルしてるか?』と声をかけて欲しいと思います。

――試合が明後日に迫りましたが?
小川 会場に入れば気持ちが切り替わります。試合が終わった後に充実感を味わえればいいなと思ってます。お客さんが喜んでくれれば成功なんで、逆に自分だけが楽しくても不完全燃焼なんですよね。『ハッスル』は従来のプロレスと違って、『ロード・オブ・ザ・リング』のような劇場版のプロレスなんです。闘いと闘いの間につながりがあるんですよね。だから目当ての試合だけじゃなくて、最初から見ないと面白くないんですよ。僕たちもこれから先、1回見に来たお客さんが3、4を見たいと思わせるようなプロレスをしていきます。

――今日、UAEでサッカー日本代表がオリンピック予選の試合をするんですが、一言、エールを送ってください。
小川 本大会でメダルを狙ってるんだったら、予選くらい軽くやってきて欲しいです。本当は選手に『ハッスル』をやって欲しいんですけどね(笑)。『ハッスル』を世間的に広めるのも俺の役目ですから、テレビを見て応援している人たちも『ハッスル』してください(笑)。

 ラジオにも関わらず、わざわざ立ってハッスルポーズを見せた小川。DJとのやりとりの中にも、「ハッスルを普及させたい」という思いがヒシヒシと伝わってきた。高田モンスター軍、OH砲と抗争を繰り広げてはいるものの、その根底にあるものは「ハッスルへの愛」。日曜日の横浜では対世間へ向けて、それぞれの「ハッスル」を見せてくれるはずだ。

関連人物:“キャプテン・ハッスル”小川直也
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