ハッスル通信

小川直也推薦選手はホーガンの大親友
その名も「キャプテンO(オー)」!

2004年9月17日

今日の夕方、9・20『ハッスル5』での出場停止処分が下され「代わりに超大物Xを連れてくる!」と言い残して渡米した、小川直也が帰国した。自信満々の表情で空港での会見に臨んだ小川が、アメリカから連れて帰ってきた男とは!?

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小川直也は自信満々の表情で、集まった記者を一瞥して語り始めた。

「皆さんに報告があります。ハッスル軍に“ハッスル・ゴッド”が舞い降りました!」

突然の言葉に、ポカンとする報道陣。小川はさらに続ける。

「渡米前の報道で皆さんも知ってると思いますが、私、小川直也はフロリダで、あのハルク・ホーガンに会って来ました」と報告したのだ。やはり超大物Xはホーガンだったのか!?

「ホーガンにはトレーニング方法を教わったり、豪邸に招待してもらったりして、実のある話がたくさん出てきました。ハッスルにも非常に興味を示してくれて、これがホーガンの来日に即直結するわけではありませんが、ハッスルを側面からサポートしてくれる事を約束してくれました。ホーガンの経験、そして叡智を得た事は、俺的には、ハッスルに神が降りてきた! ハッスル・ゴッドが降臨したととらえています!」

なんだ、ホーガンが来るわけじゃないのか…興奮気味の小川に対して、テンション下がりまくりの報道陣。じゃあ、なんでわざわざ空港にまで呼び出したの? と思いきや、小川から爆弾発言が!

「そしてホーガンには、1人の大物レスラーを紹介してもらいました。今回の“小川直也推薦選手”は、彼に託そうと決めました! 聞いたところによるとホーガンから直々にミスター・アメリカのマスクを譲り受けるくらいの、ホーガンの大親友だそうです。そして、その実力はホーガンに匹敵するほど。高田総統の野郎が、ビビってたじろぐことは間違いない大物です!」

おおっ! そんな大物を連れて帰ってきたのか! さてさて、そのホーガン級の大物とは誰? もしかしてハルク・オーガン? 固唾を呑む報道陣だが、小川はなんと「と、いうことで、もういいっすか?」と退席しようとするじゃありませんか! ちょっと、ちょっと待ってよと焦る報道陣。これにはさすがのGM笹原も、「もういいっすかって。小川選手、あなたがこの席を用意して欲しいと言ったんじゃないですか?」と突っ込む。

しかし小川、何食わぬ顔で「この後、そのレスラーが来日記者会見をやるそうだから後の事は彼に聞いてくれ! 今日はハッスルポーズも彼に任せるんで、じゃ!」とやはり立ち去ろうとする。GM、何とかしてくださいよといわんばかりの報道陣。

「小川さん、本当にもう帰っちゃうんですか?」と食い下がるGMだが、小川に「おまえ誰だ!」と一喝されるGM。本当に人を覚えない男である。“まいっちんぐ”な表情のGMだが、「GMの笹原です!」と毅然と食い下がる。頑張れ、GM!

「じゃあGMならGMらしく、中立の立場で、これ以上高田の野郎たちが横暴を繰り返さないように、ちゃんと監視してくれよ」と小川。GMが「じゃあ、ロシアン54の相手は、その選手でいいということですね?」と問いただすと、「そういうこと。以上!」と言い残して、小川は足早に立ち去っていった…。

…それから約15分後、再び同じ場所で記者会見が再開された。GMによると、先ほど小川とは別便で“ハッスル・ゴッド”の紹介で“小川直也推薦選手”となった大物プロレスラーが到着したと、中村カントクより連絡が入ったという。

その直後、中村カントクがいつものハイテンションで登場!「オイ〜ッス!」といつもどおり挨拶した後、「GM!ハッスルを救う超大物が来ましたよっての! ミスター・キャプテンO、カムヒア!」とその選手を呼び出した。

キャプテンOが登場! いかにもアメリカンな風貌に、ホーガンばりのジェスチャーを連発する! 体格は大体、小川と同じくらいで風貌も何となく似ている!

気持ちよくアピールした所で着席したキャプテンOは、中村カントクに何やら耳打ち。

「日本の皆様、はじめまして。私が小川直也、そしてハルク・ホーガンの推薦を受けて『ハッスル5』のためにやってきた、キャプテンOです! 高田モンスター軍をぶっ潰すためにやってきました」と中村カントクが通訳する。どうやら、見た目とは違ってシャイな男らしい。さらに、中村カントクに耳打ち。

「私はホーガンのソウルを伝承する男で、小川の意向もキチンと汲み取っている。高田総統とやらがビビってたじろぐようなファイトをお見せする事を約束しよう」と言う。

するとそこへ、どこから聞きつけてきたのか島田参謀長とアン・ジョー司令長官が乱入!

キャプテンOを一瞥した島田参謀長は「おい! お前は誰だ!」、アン・ジョー司令長官も「アナタ フー ヨ!」と詰め寄る。さらに島田参謀長は「お前、小川だろ!」と核心を突くような一言。「GMもだまされないでください! さっきもちょっと覗いてたらな、あのセンスのない動き…どう見ても小川だろ!」とGMに訴えかける。

すると、キャプテンOはまったく動じずに中村カントクに耳打ちする。

「私は小川ではない、キャプテンOだ!」と言い張る。「中村カントク、あんたバカか!」と島田参謀長、アン・ジョー司令長官も「ソウデ〜ス! アナタ ヤッパリ 国宝級 ノ バカ デ〜ス!」と同調する。これには中村カントクも怒り心頭、「お前ら揃って国外に追放するぞ!」と言い争いを展開する。

ここでいつもの一言、「シャラ〜ップ!」が響き渡るが、あれっ? その声はGMの声じゃないぞ。なんと、声の主はキャプテンOだった。
「モンスター、ゲットアウェイ! ゲットアウェイ!」と退場を命じる。十八番を奪われたGMはキョトンだ。

「なに下手な英語を使ってんだ! 誰が見ても小川だろ!」と言い張る島田参謀長に、「ソウヨ GM! ソイツ ハ アキラカニ オガワ ヨ」とアン・ジョー。しかし、中村カントクは「GM、彼はキャプテンOです、GMもゲートから出てくるのを見たじゃないですか!」と譲らない。

GMは少し考えると、「分かりました。中立の立場で申し上げます。ハッキリとした証拠がない限り、このキャプテンOと小川直也選手が同一人物だと言う事は出来ません。よって、キャプテンO選手の『ハッスル5』出場を認めます!」と宣言!

大喜びする中村カントクを尻目に、「覚えとけよ! 高田総統に言いつけてやるからな!」と、まるで小学生のような捨て台詞を残す島田参謀長、アン・ジョー司令長官も「リメンバー ナリタエアポート ネ!」と言ってその場を渋々と去っていった。その背中に、「おいヤドカリ! 高田の野郎に伝えろ! このキャプテンOが総統様をリングに引きづり出すとな!」と罵声を浴びせる。 気分のよさそうな中村カントクは、「邪魔者がいなくなったところで、いつものアレやりますか? ミスター・キャプテンO、ドゥユノー、ハッスルポーズ? ヒア・ウィ・ゴー!」とキャプテンOに例のアレを即す。

「3、2、1…」と中村カントク、しかし、キャプテンOは1人だけ「イッチバーン!」と指を突き立てる。おいおい、それはホーガンポーズだろ!

「オー、ミステーク! ソーリー、ソーリー! アーユーレディ?」と仕切りなおしたキャプテンOは、今度こそ「3、2、1、ハッスル! ハッスル!!」を決めた。

果たしてキャプテンOの実力とは? 高田総統の反応は?大会まであと3日、ますます『ハッスル5』から目が離せない!

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