小川と川田がガッチリ握手を交わした。「俺には俺なりのハッスルの仕方がある」ハッスル6で川田は長州力とタッグを結成。ハッスル軍査定試合に挑む！
2004年10月12日10月12日(火)東京・DSE内で『小川直也緊急記者会見』が行なわれた。高田総統をリングに引きずり出すことを訴えるために行なった記者会見だったが、ある男の乱入で思わぬ展開に発展していった…
笹原GMに紹介され会見場に現れた小川はGMの顔を見るなり「お前、誰だっけ？」と一言。しかし小川のこの質問にはこなれた様子の笹原GMはすでに小川と競演したJミートのCMもフィリップを取り出し「笹原です！小川さんと競演した笹原ですよ！」と絶妙の切り返しを見せる。「おお、そうだったな」さすがの小川もこれには一本取られてという表情を浮かべていた。
さて話は本題に。小川の主張はこうだ。『ハッスル6』高田モンスター軍の出場選手のリストに高田総統の名前がない。『ハッスル5』でハッスル軍が対抗戦を勝ち越しているのでそれは契約違反だというのだ。「高田が名古屋のリングに上がるんじゃないのかよ！」小川は一気に笹原GMに詰め寄った。
するとそこに島田参謀長が登場。「GMのためにおいしいチキンを持ってきましたよ。こんな早くて弱くてしょっぱいチキンはおいしくないでしょう」とモンスターチキンをワイロとして持参したのだ。それを見た小川は条件反射のごとく掴みかかろうとするが、島田参謀長は冷静な表情で「今日はオブザーバーとしてあなたの会見を聞きに来ただけですよ」と抵抗する。その姿を見た小川はもううんざりと言わんばかりに「もうお前なんて相手にしてられない。高田に試合させろ！」とあくまで小川の標的は高田総統である。
しかし島田参謀長は「高田総統は『ハッスル5』でちゃんとリングに上がりましたよ！」とハッスル軍中村カントクの発言「対抗戦で勝ち越したら高田総統を『ハッスル』のリングに上げる」の揚げ足を取って、もう高田総統は公約を果たしたというのだ。
「何言ってるんだよ！俺はそんなの見てないぞ」必死に反論する小川だが、この時高田総統とリングで対峙していたのはどうみても小川本人にしか見えないジュー・ドー・オーである。すかさず島田参謀長も「どうせこの覆面野郎はお前なんだろ！？」と反撃・さらに「それになあ、こうやって証拠があるんだよ」と高田総統がリングの中に足を踏み入れた姿がはっきりと写っているプロレス雑誌を高らかと掲げたのだ。
これまで幾度なく言葉のあやが事件を起こしてきた『ハッスル』。ましてや今回は状況証拠もある。笹原GMも「確かに高田総統はハッスル軍からの要求を呑んで、リングに上がりました。『試合をする』ということではなかったのでその要求を応えたことになります。これに関してはハッスル軍の言葉足らずです」と島田参謀長の主張を認めた。
何とかそれだけは避けたい小川だが「GMの裁定です。受け入れていただきます」と言われてしまってはどうしようもない。悔しそうな表情を浮かべる小川であった。
これで気を良くした島田参謀長はいつもと違って珍しく弁が立つ。「モンスター軍の秘密兵器のタイガー・ジェット・シンと試合するんですか？」と上から見下ろすコメント。小川が「一寸のチキンにも五分の魂だ。ハッスル軍なめんな！」と言葉を返しても、なんと女性である臼杵PRを盾にして「おい！チキン！そんなこと言ってもハッスル軍なんて人いないだろ。肩を壊されて休んでいるハッスルキング。黒パンツのロートルとハッスルKは他のリングで忙しいんだろ！お前嫌われてんじゃないのか？」と足並みの揃わないハッスル軍を痛烈に批判。そして例のごとくあっという間に会場から立ち去っていた…
これだけバカにされてはさしもの小川も怒り心頭とかと思いきやなにやら様子がおかしい。屈辱的な島田参謀長の言葉にも”さもありなん”という顔を浮かべて一呼吸置いて話し始めた。
「確かに長州さんもハッスルKも他団体に上がるというのは聞いてます。ハッスル軍として言えることは、こちらに出ないのなら出ないで結構。ハッスル軍には世界中にメンバー候補がいます」そして沈痛な面持ちの小川は続けてこう言い放ったのだ。
「ハッキリ言って『ハッスル』を捨てる人間はハッスル軍からリストラします」
思いよらないキャプテンからのリストラ発言に笹原GM、臼杵PRの両人も表情は険しい。するとそこにあの男が現れた。
これまで幾度なく言葉のあやが事件を起こしてきた『ハッスル』。ましてや今回は状況証拠もある。笹原GMも「確かに高田総統はハッスル軍からの要求を呑んで、リングに上がりました。『試合をする』ということではなかったのでその要求を応えたことになります。これに関してはハッスル軍の言葉足らずです」と島田参謀長の主張を認めた。
何とかそれだけは避けたい小川だが「GMの裁定です。受け入れていただきます」と言われてしまってはどうしようもない。悔しそうな表情を浮かべる小川であった。
これで気を良くした島田参謀長はいつもと違って珍しく弁が立つ。「モンスター軍の秘密兵器のタイガー・ジェット・シンと試合するんですか？」と上から見下ろすコメント。小川が「一寸のチキンにも五分の魂だ。ハッスル軍なめんな！」と言葉を返しても、なんと女性である臼杵PRを盾にして「おい！チキン！そんなこと言ってもハッスル軍なんて人いないだろ。肩を壊されて休んでいるハッスルキング。黒パンツのロートルとハッスルKは他のリングで忙しいんだろ！お前嫌われてんじゃないのか？」と足並みの揃わないハッスル軍を痛烈に批判。そして例のごとくあっという間に会場から立ち去っていた…
これだけバカにされてはさしもの小川も怒り心頭とかと思いきやなにやら様子がおかしい。屈辱的な島田参謀長の言葉にも”さもありなん”という顔を浮かべて一呼吸置いて話し始めた。
「確かに長州さんもハッスルKも他団体に上がるというのは聞いてます。ハッスル軍として言えることは、こちらに出ないのなら出ないで結構。ハッスル軍には世界中にメンバー候補がいます」そして沈痛な面持ちの小川は続けてこう言い放ったのだ。
「ハッキリ言って『ハッスル』を捨てる人間はハッスル軍からリストラします」
思いよらないキャプテンからのリストラ発言に笹原GM、臼杵PRの両人も表情は険しい。するとそこにあの男が現れた。
「おい、小川」決して大声ではないのだが芯の強さを感じさせる落ち着いた声。その主は川田利明だった。「『ハッスル』を捨てた人間というのは俺のことか！？俺は『ハッスル』を捨てたつもりはこれっぽっちもないぞ。俺は『ハッスル6』に出る」と改めて『ハッスル』への熱い気持ちを口にした。
突然の川田の乱入と川田の発言に言葉を失う小川。さらに川田はこう続ける。「それからもう一つ。新日本には”ハッスルK”として出場する」
するとここで小川が意を決したように「あんたな！それがダメなんだよ！新日本に出るからにはハッスルKとして出ろ！名前じゃないんだ。ハッスルKを背負うか背負わないかってことなんだよ！」と川田に改めて意思確認する。
「小川。俺には俺のハッスルの仕方がある。見ていろ！」川田も声を荒げる。しかしそれはいかにも川田らしい台詞。そしてそれは小川の心にも響いた。
「分かった。ハッスル軍のキャプテンとしてこれだけは言っておく。あんたと長州さん。『ハッスル6』でタッグを組んで欲しい。これはモンスター軍との対抗戦だけど、ハッスル軍査定試合だと思ってくれ」
この小川の問いかけに川田は「どこのリングでも俺はハッスルしているからな」と応える。そして小川と川田は無言でがっちりと握手を交わしたのであった。
するとそのまま会見場を立ち去ろうとする川田。小川は慌てて「ちょっと待った。何か忘れてないか？いつものあれやらないと駄目なんだよ」と川田を引き止める。そして小川はDSE社員たちを会見場に呼び出した。
「今日はハッスルKが音頭を取ってくれ」小川の要求を最初は渋っていた川田だったが「しょうがないな。じゃあやらせてもらいます」とそれを承諾。そして小川＆川田そしてDSE社員たちを交えて渾身のハッスルポーズを決めたのだった。
ここ最近の会見ではDSE社員たちを呼び出すことのなかった小川。口ではキツイことを発しながらも川田の発言がよほどうれしかったのだろう。
しかし、このハッスル軍査定試合で小川が認めるだけのハッスルが出来なければハッスル軍からのリストラが宣告されたのも事実。『ハッスル6』は高田モンスター軍との抗争だけでなくハッスル軍内部に激震をもたらすかもしれない。
突然の川田の乱入と川田の発言に言葉を失う小川。さらに川田はこう続ける。「それからもう一つ。新日本には”ハッスルK”として出場する」
するとここで小川が意を決したように「あんたな！それがダメなんだよ！新日本に出るからにはハッスルKとして出ろ！名前じゃないんだ。ハッスルKを背負うか背負わないかってことなんだよ！」と川田に改めて意思確認する。
「小川。俺には俺のハッスルの仕方がある。見ていろ！」川田も声を荒げる。しかしそれはいかにも川田らしい台詞。そしてそれは小川の心にも響いた。
「分かった。ハッスル軍のキャプテンとしてこれだけは言っておく。あんたと長州さん。『ハッスル6』でタッグを組んで欲しい。これはモンスター軍との対抗戦だけど、ハッスル軍査定試合だと思ってくれ」
この小川の問いかけに川田は「どこのリングでも俺はハッスルしているからな」と応える。そして小川と川田は無言でがっちりと握手を交わしたのであった。
するとそのまま会見場を立ち去ろうとする川田。小川は慌てて「ちょっと待った。何か忘れてないか？いつものあれやらないと駄目なんだよ」と川田を引き止める。そして小川はDSE社員たちを会見場に呼び出した。
「今日はハッスルKが音頭を取ってくれ」小川の要求を最初は渋っていた川田だったが「しょうがないな。じゃあやらせてもらいます」とそれを承諾。そして小川＆川田そしてDSE社員たちを交えて渾身のハッスルポーズを決めたのだった。
ここ最近の会見ではDSE社員たちを呼び出すことのなかった小川。口ではキツイことを発しながらも川田の発言がよほどうれしかったのだろう。
しかし、このハッスル軍査定試合で小川が認めるだけのハッスルが出来なければハッスル軍からのリストラが宣告されたのも事実。『ハッスル6』は高田モンスター軍との抗争だけでなくハッスル軍内部に激震をもたらすかもしれない。
関連人物：“キャプテン・ハッスル”小川直也、“ハッスルK”川田利明、長州力
関連大会：ハッスル6