ハッスル通信

ハッスル6の成功には大満足!!
しかし、ある映画にまたもや怒り爆発!!

2004年10月24日

24日、名古屋市内で行われた『東海テレビまつり』の会場で小川直也が囲み取材を行った。


タイガー・ジェット・シンとの激闘で初の大流血を喫した小川は額に絆創膏を貼って会見に登場すると怒りを爆発させた。試合後、完全なグロッキー状態で高田総統からフォールされるという屈辱を味わった小川だが、なんと怒りの矛先は高田総統ではなく救出に駆けつけなかったハッスル軍の長州力、川田利明、橋本真也に向けられた。モンスター軍のリンチでボコボコにやられている最中も救出に来なかったことで、小川の中の不信感は頂点に達していた。「(長州、川田、橋本が)まとまるだろうと期待して共闘を呼びかけたけど、新しいものにトライする気がないんだったらバッサリ斬ります」とリストラ断行を明言!! 「口と格好だけの
ヤツはいなくて結構だよ」と突き放した。盟友の“ハッスル・キング”橋本に対しても「いらないとは言わないが……。ポーズはいいから、まず闘える身体になって戻って来い」と苦言を呈した。

足並みの揃わないハッスル軍に対して、高田モンスター軍はその結束をますます強めている。「モンスター軍は高田のヤローを頂点にいいピラミッドが出来てる」と小川も認めざるを得ない。だからこそ、橋本、長州、川田のリストラを断行して「ハッスル軍をもう一回作り直す」と決意を固めたのだ。
幸いなことに、次回のハッスルは12月23、24日のハッスル・ハウス クリスマスSP(仮)で、ちょうど2ヶ月の余裕がある。小川も「2ヶ月あれば状況も変わる」と楽観的だ。「Mr.USAも2戦目で慣れてきた。3人(橋本、長州、川田)以上に体力もある」と期待を寄せた。アン・ジョーに敗れて自らバリカンで頭を剃り上げた坂田についても「いいハッスルをしていた」と高く評価。ヤング・ハッスルの成長に期待しながらも、「付いてくるヤツだけ付いてこい」。小川は一人でもハッスルする決意を固めている。

前夜のハッスル6は7758人を動員して、場内の盛り上がりも過去のハッスル・ナンバーシリーズ史上最高となり、キャプテン・ハッスルもこれには大満足だ。「後楽園ホールの規模と横浜アリーナの規模でしか大会やってこなかったけど、その中間の規模で成功が出来たのは良かった。この成功によって、今後の展開が変わってくるかもしれない」と確実な手ごたえを感じている。東海テレビでは地上波でハッスルを放映しているため、首都圏以上にハッスルへの認知度が高い。ハッスル6の会場でもハッスルKとモンスターCの会場に「C!」「K!」と声援が飛び、ハッスル・キングのトルネード・ハッスルにも腰を思いっきりくねらせた。ハッスル・マニアの多さと濃さでは東京に勝るとも劣らない土地なのだ。キャプテン・ハッスルも「当日券に1000人以上並んでくれたのはありがたい。今年最後のナンバー・シリーズをいい形で締め括れた。来年にいい形でつなげたい」と語った。

というわけで、名古屋の地で好感触を得て会見を終わろうとしたところで、小川の目にとんでもないものが飛び込んできた。

『カンフーハッスル』

大ヒットした『少林サッカー』の周星馳(チャウ・シン・チー)が主演した来年1月公開のカンフー映画だ。キャプテン・ハッスルはこのポスターを見て「オイオイオイ、誰に断ってハッスルって使ってんだよ!? どう見ても(ハッスル6のポスターを指差しながら)こっちが本物だろ!?」とギョロ目をひん剥いて激怒!!
ポスターを剥がすとビリビリに破り捨てて「気分悪りぃ」と捨てゼリフを残して会見場を後にした。

関連人物:“キャプテン・ハッスル”小川直也
関連大会:ハッスル6
関連リンク:カンフーハッスル