ハッスル通信

なんと!札幌でインリン様がインラン試合!?
14日のハッスル・ハウスvol.7 対戦カード決定

2005年5月12日

東京・DSEにて『ハッスル・ハウスvol.7&vol.8』の記者会見が行われ、一部対戦カードが発表された。会見にはインリン様が登場。笹原GMが暴走(?)するという事態が発生した。

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 岸本2代目PRが挨拶をし、いざ会見が始まろうとしたその時、臼杵初代PRが会見場に登場。そして「岸本さん、GMが呼んでます」と声をかける。「何言ってるんですか? 今から会見が始まるんですよ」と岸本2代目PR。それでも臼杵初代PRは「GMが呼んでるんですよ、GMが。急ぎらしいですから!」とGMを強調する。さすがの岸本2代目PRも、GMの指示では仕方がない。岸本2代目PRは臼杵初代PRを恨めしそうに眺め、舌打ちをしながら会見場を後にした。そんな岸本2代目PRとは対照的に、臼杵初代PRは晴れ晴れしい笑顔。「“初代”PRの臼杵です。今から会見をスタートします」と挨拶した。ここ最近、岸本2代目PRに押されがちだった臼杵初代PRだが、今日は臼杵初代PRの一本!と言ったところか。
 そして笹原GMによって発表された5月14日『ハッスル・ハウスvol.7』の対戦カードは以下の通り。それぞれの対戦カード決定について笹原GMより説明があった。

“ハッスルK”川田利明&“キャプテン・ハッスル”小川直也
VS
ジャイアント・シルバ&マーク・コールマン

−−このカードは以前、川田選手より要請があったタッグマッチです。当初モンスター軍選抜選手となっていたところに、ジャイアント・シルバ&マーク・コールマンが名乗りを挙げました。コールマンにとってはこれが高田モンスター軍再入団査定試合第2弾となります。

Erica&石狩太一
VS
アリシンZ&アン・ジョ−司令長官

−−これもアン・ジョー司令長官から提案のあったカードです。Erica選手の所属なんですが、中村カントクによればEricaのハッスル軍仮入団を認めるということで、暫定的にハッスル軍所属として試合をすることになります。

崔領二&大谷晋二郎
VS
FUJIN&RAIJIN

−−『ハッスル9』でFUJIN&RAIJINに惨敗を喫した崔選手の方からリベンジしたいという要請があり、このカードを組むことになりました。

田中将斗&金村キンタロー&黒田哲広
VS
人狼&ザ・ピラニアン・モンスターΩ&ザ・モンスター℃

−−崔選手と同じく『ハッスル9』で人狼に襲撃された田中選手から要請があり、人狼を含めた6メンタッグマッチになりました。

※これに発表済みのカズ・ハヤシ&レオナルド・スパンキーVSマリモ・ブラザーズ マリモ&ルイーベが追加


 さらに笹原GMより今回の対抗戦で勝ち越した方が、翌15日『ハッスル・ハウスvol.8』のマッチメーク権を得ることが発表された。また『ハッスル9』で新タッグを結成した坂田亘&村浜武洋の対戦カードも決定。14日にモンスター軍選抜選手と、15日には崔領二&大谷晋二郎と対戦することとなった。

 とここまでは順調に進んでいた会見だが、突如笹原GMの表情が曇る。「非常に残念なお知らせがあります」と笹原GM。『ハッスル9』終了後、高田総統からインリン様が負傷したと連絡があったという。インリン様はEricaとのM字ビターンマッチで、あまりにも激しいM字ビターンを行ったために、右股関節を脱臼。歩行もままならない状態なのだ。「本当に申し訳ないです。インリン様は札幌に来る事は出来ません」と深々と頭を下げる笹原GMであった。
 「誰が欠場ですって!」声の主はインリン様だ。負傷しているはずのインリン様だが、何事もなかったかのように、悠々と会見場に入場してくるではないか。「特別に教えてあげるけど、高田総統はチークダンスがお好きで、イタズラが好きなのよ。総統のイタズラに騙されてるようでは、まだまだうぶね」と、唖然とする笹原GMをあざ笑うインリン様だった。
 しかし一難去ってまた一難。インリン様はM字ビターンマッチの相手がいないのであれば、札幌まで足を運びたくないとダダをこねだした。インリン様のM字ビターンに洗脳されたいファンは数多く、それを目当てに会場に足を運ぶファンも数多い。「インリン様、是非札幌に来てください! インリン様のM字ビターンを心待ちにしているファンは多いんです! インリン様に洗脳されたいファンも多いんです!」と、必死に頭を下げる笹原GM。しかしインリン様はプイッとそっぽを向いたまま、笹原GMの方を見ようともしない。ハッスルに命をかけている笹原GMにとっては、インリン様の欠場は死活問題だ。そして笹原GMは意を決したようにインリン様の前に跪き、何と土下座でインリン様の札幌来場を懇願した。臼杵初代PRの「みっともないですよ! GM! やめて下さい!」の言葉も無視し、ひたすら土下座を続ける笹原GM。すると笹原GMの熱意がインリン様に届いたのか、インリン様は「そこまで言うんだったら、札幌までいっちゃおうかしら。そんなに来て欲しいの?」と問いかける。「はい、来て欲しいです」と笹原GM。こうして笹原GMの決意の土下座により、札幌2連戦どちらかが限定という条件付きながら、インリン様の来場が決定した。すると笹原GMは「やった! やった!」と大喜び! その喜びようは周りの関係者も若干引き気味である。インリン様に一番札幌に来て欲しかったのは笹原GMのようだ。ハッスルのためと思われた決意の土下座だったのだが、どうやら笹原GMの下心がなしたものらしい。さらに「今度の試合は、私のインラン試合よ」とインリン様。それを聞いた笹原GMはさらにテンションを上げて、「インラン試合ですか?」と鼻の下を伸ばす。しかしこれはどうやら大きな勘違い。インラン試合とは“インリン様がご覧になる御前試合、略して『イン覧試合』”なのだ。インリン様は「チキンや引きこもりの試合を目の前でタップリ見せてもらうわ。どちらの日に会場に行くかは、当日のお・た・の・し・み」と捨て台詞を残し、会見場を去っていった。
 インリン様が去った後も「イン覧試合か…凄いな」と笹原GMはニヤニヤ。「じゃあ後は臼杵、よろしく!」と、インリン様の後を追うように会見場を去っていく笹原GMであった。

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