ハッスル通信

小川、突然の訃報に「まだ信じられない」

2005年7月11日

東京・DSEにて緊急記者会見が行われ、本日午前に急逝した橋本真也について、小川直也とDSE榊原信行代表がコメントした。

再生する


榊原代表 我々も突然の訃報に頭の中が真っ白になっています。DSEとしてハッスルを橋本さんと小川選手で作り出し、ハッスルの創世記の第一人者である橋本さんを突然の死で失ったことはとても残念で、言葉も出ない次第です。
 橋本さんとは個人的にも仲良くしていただいていて、「肩のケガが治ってハッスルに復帰する」とうちのスタッフ・関係者と話していた矢先のことになってしまいました。我々としてはハッスル自体のことも、今後考えていかなければないと思います。
 因果的なもので、13日に福岡で、15日に大阪でハッスルが開催されます。選手たちは悲しい、辛い気持ちがあると思いますが、その大会に関しては開催する予定です。選手の方々には戦う事で、橋本さんの意志を受け継いで欲しいし、DSEとしてもハッスルを日本のプロレスを、我々が出来ることを精一杯やっていこうと思います。言葉に出来ない、DSEの代表としての気持ちは以上です。
 ご冥福をお祈りすると共に、何が出来るかは分かりませんが、一番いい形で橋本さんを送り出したいと思います。ご遺族の方もいらしゃるので、我々が主導権を持ってやることは出来ませんが、微力ながら精一杯橋本さんを送り出したいと思います。

小川直也 まだはっきり信じられません。ただこうやって記者の方々が集まっていてこの場所にいることを、まだ信じたくないし、信じてません。この目で確かめなければ信じたくない。本当の意味の真実を確かめてからじゃないと言葉も出ません。

●質疑応答

――第一報を聞いたのはいつだったんですか?

小川 色々話を聞いていたんですが、午前中です。今までずっと情報を集めていたという状況です。(橋本の)携帯を鳴らして、鳴るにはなったんですけど…この後、彼に会うまでは信じたくありません。

――最後に橋本さんと会ったのはいつですか?

小川 今年の5月に電話で話したのが最後です。その後は肩の具合などを留守番電話にメッセージを入れてやりとりするという形になってしまって。7月には福岡と大阪でファンの前で何か見せらればいいなと思っていました。

――本格復帰を目の前にしての訃報でしたが

小川 まだ信じたくないです。ここにマスコミの方が集まっているという現実を受け止めなければならないんですけど…信じたくないです。

――いつ橋本さんと会う予定ですか?

小川 どこにいるのかも分からない状態だったんですが、ようやく把握できました。この会見が終わってから、実際にどうなのか確かめたいです。

――リング外での橋本さんとの思い出はありますか?

小川 今はまだ思い出とかそういうのは…自分の中で整理できていないし、確かめない限りは。

――何と言葉をかけますか?

小川 会ったときじゃないと分かりません。

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