ハッスル通信

橋本前夫人、子供たちも会見に参加!
小川「“ハッスル・キングフォーエバー”は心温まるイベントにしたい」

2006年7月5日

 7月5日(水)東京・青山のDSEにて、7月9日(日)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで開催される『KYORAKU presents ハッスル18』及び、7月11日(火)後楽園ホールで『KYORAKU presents ハッスル・ハウスvol.17』の記者会見が行われた。会見には、“キャプテン・ハッスル”小川直也、橋本前夫人の和美さん、橋本さんの子供である大地君(14)、茉莉ちゃん(12)、ひかるちゃん(3)が参加した。

再生する


“ハッスル・キング”故橋本真也さんに捧げるイベント “ハッスル・キングフォーエバー”と題されたハッスル7月シリーズが目前に迫ってきた。今シリーズは故橋本さんの遺族の了承を得て行っているイベントということもあり、本日の会見には橋本前夫人の和美さん、橋本さんの子供である大地君(14)、茉莉ちゃん(12)、ひかるちゃん(3)も参加した。まずは最初に会場入りした“キャプテン・ハッスル”小川直也があいさつを行った。
「ようやくイベントにまで辿り着くことができた、と感慨深いものがある。本当にこのイベントが出来ることを嬉しく思います」としみじみと喜びを語った。
破壊王は、馬鹿馬鹿しいことを真面目にやることが大好きな男だったとか。「そういった意味を含めて、明るく、楽しく、激しく、そして心温まるイベントにしたいと思います」と、小川のこのイベントにかける思いは特別である。また、「本当に破壊王を愛したファン、ハッスルを一緒に歩いてきたファンにはぜひ、“観に来て欲しい”というより、“一緒に参加して欲しい”、という気持ちです。そして破壊王を喜ばせて下さい」とファンに広く参加を呼びかけた。
続いて、遺族を代表して和美さんが「ハッスルは、橋本が亡くなってからも、ずっと家族で見させてもらっていました。家族みんなハッスルの大ファンです。1人でも多くの方に、橋本真也というプロレスラーを覚えていてくれたらなと思います。そして、明るく楽しいイベントになることを願っています」とあいさつした。今回の追悼イベントは、企画段階から和美さんの協力の下、行われている。
そして、小川が「大地。お前、プロレスラーを目指してるんだって?」横にいた大地君に問いかけた。中学2年生の大地君は空手、総合、レスリングをやっており、亡き父の意志を受け継ごうと頑張っている。「お前、デビューするなら当然ハッスルのリングだろ?」小川の半ば強制的な問いかけだったが、大地君はしっかりと「父が最後にいたリングなのでハッスルでデビューしたいと思っています!」と自分の口で決意を語った。
最後は、小川と遺族が横に並び、「3、2、1ハッスル! ハッスル! トルネ〜ドハッスル」で会見を締め、イベントの成功を祈願したのだった。以下は記者との質疑応答。

――小川さんと和美さんにお聞きします。橋本さんが亡くなられて1年と言うことで、率直に今の気持ちは?

小川 1年というのは本当に早いよね。橋本がこの世に居ないとは今でも信じられない。そういった意味でも、ここまで辿り着けて本当に良かった。

和美前夫人 私にとってもあっという間の1年でした。まだ実感がわかなく、ひょっこり橋本が家に帰ってきそうな感じがします。

――そもそもどういった経緯で、和美さんサイドとハッスルサイドがこのイベントをやろうということになったのですか?

小川 一番身近にいた和美さんにいいアイデアをもらおうかな、と思って話を持ちかけました。

――具体的にどういったアイデアがあったのですか?

小川 色んなものがあったんですけど、細かい部分でファンが知ってるものよりも掘り下げたものをいただいた。橋本は「こういった部分も好きなんだよ」というのも盛り込んでいきたい。ここでは多くは語れませんけど、ファンには当日来てもらって楽しんでもらいたいですね。

――当日のサプライズはありますか?

小川 サプライズを今言ったらサプライズじゃなくなるのでね。ハッスル自体がサプライズのイベントであり、ハッスルはサプライズが求められてるところだと思う。「今回はどんなサプライズがあるのかな」と思ってもらえれば。その内容はこの会見で言うことではない。

――いつぐらいから協力しようと思ったんですか?

和美前夫人 橋本が亡くなって、すぐですね。1年がかりです。

――和美さんがハッスルに協力しようと思った理由は?

和美前夫人 橋本が最後に上がったリングですので。小川さんがおっしゃったように橋本は「馬鹿馬鹿しいことを真面目にやることが出来る人」だったので、小川さんとともに真面目に楽しくやりたいという気持ちを受け継いで一緒にやりたいと思いました。

――他団体の選手の参加というのはある?

小川 ハッスルの世界観の中で、ハッスルらしくにぎやかにやりたい。