ハッスル通信

重大発表! ハッスルがDSEから独立
高田総統が全権を掌握!?

2007年2月1日

 2月1日(木)東京・青山のDSE事務所にて、今年初となる記者会見が行われた。会見には高田総統が出席し、DSEからハッスルを買収したことを発表した。全権を握った高田総統はこれからハッスルをどう変えていくのか? その全貌が本日の会見で明らかに!?

再生する


 いよいよ3月からハッスルは新章に突入!? これからハッスルはどういった展開になるのか、マスコミもハッスルファンも注目する中、今年初となる記者会見が行われた。
 会見場に登場した坂田GMWであったが、いつも通りの威張り腐った様子が微塵も見られない。存在感は小さく憔悴しきった表情である。続いて登場したのは島田二等兵だ。こちらはいつも通りのはしゃぎっぷりで「これから高田総統がここにお見えになられて重大な発表をする! 新聞マスコミは一面トップに持ってくるように!」と相変わらず無茶な要望をマスコミ陣に突きつける。
「ソートーソートー」コールの中、高田総統が会見場に降臨! 役者が揃ったところで、口火を切った坂田GMWは「今年一発目の会見がまさかこんな形になるとはな……。今日はお前らにとても残念な知らせがある……」と無念に満ちた表情で話し始めた。
 すかさず高田総統は「おい! 何が残念なんだよ? 今日ほど、めでたい日はないじゃないか。貴様、決まったことをいつまでもウジウジ言うんじゃないよ…下がってろ!」と一蹴する。

「『人のフリ見て、我がフリ直せ』とは、うまいこと言ったな。ここぞとばかりに、捏造(ねつぞう)で話題の某番組を目の仇にしているマスコミ諸君! 君たちに聞きたいことがある。君たちは、おもしろくしたいばっかりに思わず、記事を捏造しちゃったりしたことはないのか? ん? 一度たりとも『ない』と誓って言えるのか…?」と時事ネタを早くも絡めてくる高田総統。そして「我こそが高田モンスター軍総統・高田だ!」といつも通りのテンションの高さで挨拶だ。
 ここから、会見の本題が高田総統の口から発表されることに!「突然だが、私はこの度、このDSEに属するハッスル事業局にM&Aをかけたんだよ。わかりやすく言えば買収したということだ。なぜならば、我がモンスター軍とハッスル軍の決着はすでについている。よって、これからは、高田モンスター軍=ハッスル、になるということだ!」
 高田総統は、2004年のハッスルのスタート以来、常々、日本のプロレス界を壊滅させると宣言してきた。そして昨年末をもって、そのミッションは全て終了したということになる。
「これからは、プロレスとは違う、“ハッスル”という新たなジャンルを確立することが我々のミッションとなる」と高田総統がハッスルの全権を掌握したことを明らかにした。よってGMだった坂田亘は平社員に降格、加藤(A)GM代行や岸本2代目PRの上司が、高田総統ということになる。
「おい。そこの平社員! クビになりたくなかったら、マスコミ諸君に、私のプランを捏造なしで教えてやりたまえ」と坂田にフリップを持たせ、これからのプランを説明させる高田総統。その内容は3つ。

1、ハッスルは、高田総統を最高責任者としてDSEより独立する。

 今までハッスルは、中立の立場であるDSEが運営していた。しかし、ハッスル事業局を高田総統が100億モンスタードルで買収したために今後は、新組織として独立し、高田総統指揮の下、運営されていくことになる。つまり、「ハッスル」は高田モンスター軍によって完全に制圧されてしまった。
 悔しそうな表情を見せる坂田は「もちろん、制圧とはいえ、引き続き俺様がGMとしてハッスルを改革していくつもりだ」と高田総統にプチ反抗。すると高田総統は、「おい。キミは事の重大さがわかっているのか!? 私は君をGMにするとは一言も言ってないぞ。GMなどという中途半端なポジションは、新しいハッスルには必要ないんだよ!」と一刀両断だ。

2、新生ハッスルでは、高田モンスター軍、坂田軍団、ハッスル軍の座組みを解体する。

 高田モンスター軍とハッスル軍の抗争は完全に決着がついている状態。存在意義の消えた両軍がこれ以上抗争を続けていくのは無意味。これからは、全てのレスラーが高田総統に忠誠を誓うことになる。ハッスルしてる奴だけが生き残る、厳しい生存競争の場になりそうだ。
「いいか。これからは、名前だけの奴、ヘコヘコ媚びを売っている様な奴は全く持って通用しねえ。総統は恐らく実力があるヤツしか好きじゃないだろう。つまり、俺様にとっては好都合な時代がきたってわけだ」と坂田はどこまでも強気なところを見せる。

3、新タイトルを設立する。

 まだ詳細は発表されていないが、新設が予定されるタイトルは、単なるお飾りではなく、他団体のようなのチャンピオンベルトとは違うものとなる。
「実力も当然だが、ファンからも認められなければ獲ることができねえ、画期的で真に価値のあるタイトルだ。もちろん初代王者はこの俺様に決まってる」と意欲を見せる坂田だった。
 平社員の坂田が一通り説明し終わったところで、高田総統は「この話は、旧ハッスル軍の連中には伝わっているのか?」と疑問を投げかける。今、ハッスル軍は活動休止中で連絡がつかない状態。“キャプテン・ハッスル”小川直也は、打倒エスペランサーのためにハッスル星に行ったきりだ。
 その情報を耳にした高田総統は「私が全権を握る以上、全てのマッチメイク権はこの私が握っている。私に楯突く奴は、ハッスルのリングには上がれないということだ。坂田君も旧ハッスル軍の諸君は、そのことをよーく考えたまえ」と、笑いが止まらない様子。
 続けて「私が創り出す“ハッスル”には、成功へのチャンスがそこら中に転がっている。ハッスルできる自信があるならば、誰でもチャレンジしてくるがいい。私のハッスルに大いに期待してくれたまえ。バッドラックだ!」そう言った高田総統は颯爽と姿を消したのだった。
 ハッスルの立ち上げ人である小川不在のまま決定してしまったハッスルのこれから。一体ハッスルはどうなっていくのか? HGやニューリン様は一体どうするのか? 新章に突入する3月大会に注目せよ!