ハッスル通信

新宿伊勢丹前事件の惨劇再び……
HG、タイガー・ジェット・シンから急襲!!

2007年3月16日

 HGがタイガー・ジェット・シンの急襲を受けて大ピンチだ! 3月16日(金)東京・竹芝のPRIDE道場にて、3月18日(日)愛知県体育館で開催される『KYORAKU presents ハッスル21』を直前に控えてHGが囲み取材を行った。昨日の後楽園大会で相方のRGがシンに血祭りにされたことで、HGが怒りのコメント。すると事件は起こった……。

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 会見場に届いた一通の手紙。それは高田総統からのものであった。

(以下高田総統コメント)
ハッスルファンの諸君。
約2ヶ月ぶりとなった昨夜の宴、諸君らは十分に堪能していただけたかな?
我こそがハッスルの偉大なる支配者・高田だ!

終わったことには一切、興味を持たない私としたことが、
今回ばかりは、まだあの素晴らしいショーの余韻に浸っているよ…。
旧ハッスル軍の残党どもの、苦痛に歪み、ショックに混乱し動揺する間抜けな顔。
思い出しただけでも、笑いがこみ上げてくるな。
しかし、まだまだいじめ足りないようだ。それを証拠に、まだ、旧ハッスル軍の連中は、
私に忠誠を誓っていない。
そこでだ。今日は、名古屋大会の追加カードを一つ発表しておこう。
私がハッスルを支配下に治めて以降、何かとケチをつけている、大仁田…もとい大谷。
奴には、さらなるショック療法が必要だ。
名古屋では、我がモンスター軍の最強コンビ・モンスター大将&モンスターKと対戦させる。
ただし、この2人を相手にハンディキャップマッチは、あまりに気の毒だ。
だから、パートナーを用意してやろう。
パートナーは、タイガージェットシンの悪夢にうなされているというRGだ。
大谷君。RGというハンデを背負いながら、この激流を渡りきることができるかな?
私に逆らっている限り、ストレスで残り少ない君の髪の毛がどんどん抜け落ちていくぞ。
手遅れにならんうちに、無駄な抵抗はやめたまえ。

そして、このコメントを聞いているはずの腰フリよ!
貴様は、タイガージェットシンの狂気を自ら呼び覚ましてしまったようだな?
シンは、もはや誰にも止めることはできない。伝説のスーパーヒールをなめていると
大変なことになるぞ。そういえば、昨夜の試合後からシンの姿を見かけんな・・。
月夜の晩ばかりではないということを、よく肝に銘じたまえ。

最後に、昨夜のハッスルハウスで満足しているファンの諸君に告ぐ。
あくまでも本番はあさっての名古屋大会だ。
昨夜のハウスは、これから起こるドラマの、ほんの前フリに過ぎん。
ナンバーシリーズを観なければ、それは何も観なかったと同じことだ。
セレブ小川も言っていたが、名古屋では諸君の想像を超える結末が待っている。
あの生意気なTAJIRIが、セレブの手によってどんな姿になるのか・・・?
期待していたまえ。

高田モンスター軍高田総統

 よって、3・18愛知大会の追加カードが決定!

▼高田総統のハッスル軍残党嫌がらせマッチ
“モンスター大将”天龍源一郎、“モンスターK”川田利明
VS
大谷晋二郎、RG

 高田総統が全権を握ったハッスル初興行は波乱の幕開けとなった。
「コメディアンは嫌いだ! シリアスにやるだけだ。そしてリングは血の海と化す!」
 戦前語っていた通り、昨日の後楽園大会のメインに登場した“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンは感情むき出しで容赦なくRGをいたぶった。場内を所狭しと大暴れ、凶器攻撃に飽き足らずRGをターバンで吊るしあげ。さらにストンピング攻撃と非情な攻めを見せた。試合終了のゴングが鳴っても、シンはRGに対して暴行を止めず。相方の一方的なやられっぷりを見ていたHGが、周囲の制止を振り切ってドロップキックで救出に入った。
 その後、大流血のRGは病院へと運び込まれ、包帯ぐるぐる巻き状態。幸いにも(?)RGは今週中は仕事がなく、現在自宅で静養中だとか。
 囲み会見に応じたHGは、「芸人相手にシンがまさかあそこまでやるとは思っていませんでした。いくらRGとはいえ、同情して乱入しちゃったね」と昨日のことを振り返る。
「正直、そこまでやるのか? と戦慄を覚えたが、逆にそれで怒りに火がついた。シンはゴリゴリの中のゴリゴリなので、私の相手としても不足ない」と、現在FED(ファイティングED)という難病をかかえているHGであるが、それを忘れるぐらいに怒りを覚えており、「絶対に愛知ではRGの仇をうつ」と打倒シンに意欲を見せる。
 シンの必殺技コブラクローに対抗して、相手のこう丸を握り潰すコマラクローで決着をつける!

 メイン後には、あの“キャプテン・ハッスル”小川直也が高田総統に買収されてしまったというサプライズもあった。
「まさかとは思いましたね〜。“目を覚ましてください”がキャッチフレーズだった人が、金に目がくらんだ男になってしまいました。気の迷いと信じて、まだ心まで売っていないと信じています」と、何とかしてキャプテンをハッスル軍に戻す構えを見せたHG。

 会見を無事に終えようとしたその時、会見場に車が急停車! ドアが開き、中から大声を張り上げながら出てきたのは何と、昨夜の試合後から姿を消していたシンではないか! 不意を突かれたHGはあっという間に急襲され、袋叩きにされてしまう。グロッキー状態で無抵抗となったHGを確認したシンはバボが運転する車に乗り込むと、「ファッ●、ユー」と叫びながら逃走したのだった。
 1973年、シンはアン●ニオ猪木夫妻を新宿伊勢丹前で白昼堂々と襲撃し、警察沙汰となる事件を起こしている。新宿伊勢丹襲撃事件の惨劇再び……。
 命の次に大事な腰を痛めつけられたHGは立ち上がることが出来ない。一緒に居合わせたKUSHIDAと\(^o^)/チエの肩をかり、無言で引き揚げた。
 シンとの決戦は明後日。果たしてHGは無事にリングに立つことが出来るのか!?
以下はバボとのハンディキャップマッチを控えるKUSHIDAと\(^o^)/チエの意気込み。

\(^o^)/チエ
「たくさん練習してきて、いい状態になっています。以前よりもみんなとの息が合ってきたので絶対にバボを倒します」

KUSHIDA
「メキシコ遠征で身長2mのレスラーと対戦して、弱点を発見しました。それはズバリ足です! 大きい選手は足が弱いので一点集中でいきます。今日の練習でも、3人で息を合わせた練習が出来たのでバッチリです」