ハッスル通信

「俺がやることはすべて『ハッスル』なんだよ」坂田“ハッスル”亘インタビュー

2010年4月21日

4・11ZERO1靖国神社大会にて、ひさびさにファンの前でハッスルポーズを披露した坂田“ハッスル”亘。さらに、坂田はこの大会に出場した“侍”越中詩郎に4・30『坂田“ハッスル”亘〜審判の日〜』(後楽園ホール)への参戦を直談判し、越中の参戦が決まった。その一方、2年ぶりに姿を現した元ハッスル軍の中村カントク改め、黒の中村カントクが「あいつにハッスルを背負えるわけがない!」と、坂田を徹底糾弾! はたして、坂田は本当にハッスルできるのか!? 思わぬ障壁が立ちはだかった坂田に、改めてその疑問をぶつけてみた。


■「俺らが持ってるエネルギーを使わなければ野垂れ死にするだけ」

――4・11ZERO1靖国神社大会でひさびさにファンの前でハッスルポーズを披露されていましたが、あのときの感想をまずはお聞かせいただけますでしょうか。
坂田 ファンの反応とかを感じる以前の問題で、こういう状況でケガでもなんでもなく半年間リングに上がれなかったわけでしょ? 2月にハッスル再興を掲げるまではモヤモヤしてたものだったり、ストレスだったりっていうのがあった中で、ひさびさにリングに上がれてひじょうに気持ち良かったし、「やっぱりリングっていいな」っていうのはあったよね。だけど、リングに上がるまではひさしぶりに緊張したよ(笑)。
――緊張というのは、試合前の緊張感とはまた違った感じですか?
坂田 うん、違ってたね。やっぱりファンに迷惑や心配をかけたっていう気持ちは当然あるし、その中でああやってファンの前に出て行くことに不安ではないんだけど、何か異質な緊張感はあったよ。ただ、あそこでファンからブーイングを受けようが、罵倒されようが、俺は『ハッスル』を背負っていくと宣言した以上、あれもひとつの“審判の日”だと思ってたからさ。それは、最初の会見をやったときからずっと同じ気持ちだし、俺の中では4・30はもうとっくに始まってるんだよ。
――あの日の大会では、セミファイナルに出場していた越中詩郎選手に参戦を呼びかけましたが、まず最初に越中選手に声をかけたというのはどういったところからでしょうか?
坂田 やっぱりあの年齢であっても、コンディションの良さとか、ポジティブなところだったりとか、そういうのもひっくるめて理屈抜きに越中さんのエネルギーは欲しいなっていうのはあったよ。やっぱり現時点で俺の中で何が引っかかるのかって言ったら、“エネルギーを発散してる人”なんだよね。例えば、越中さん以外だったら、ZERO1だと大谷選手は抜群にエネルギーを発散してるし、とにかくエネルギーがあるものは俺の目に留まるんだよ。
――越中詩郎というパーツが加わったことで、ハッスル再興にあたって何かイメージできたところっていうのはありますか?
坂田 今までやってた『ハッスル』っていうのは、いわゆるファンタジープロレスという言葉によく例えられてた。それをもっと視野を広げたところで見たときに、一般の人にとっての『ハッスル』っていうのは、インリン様だったり、高田総統や小川直也だったりとか、やっぱりその人たちにエネルギーがあったからインプットされていたわけで、俺もその人たち以上にエネルギーを出さなければならないし、そこには越中さんが必要なんだよね。世の中もこんなんだし、プロレス業界も低迷してるし、とにかく俺が持ってるエネルギー全てを使わなければ、会見でも言ったけど野垂れ死にするだけだと。それは俺個人だけの問題じゃないからさ。
――越中選手の参戦が決まって順調に進むかと思った矢先に、黒の中村カントクから「坂田亘にハッスルを背負えるわけがない!」という痛烈批判が飛んできました。
坂田 会見の内容も見たけど、そこにはリアルな感情が見えるわけだから、俺にとってはおおいに結構なことであって、こっちも本音を言えばマッチメイクに苦戦してたわけだし、それならそれで望むところだよと。大巨人だろうが、ロボットだろうが誰でも闘ってやるよ。
――あと、黒の中村カントクの言葉で気になったのは、「坂田亘は後ろ盾がないと何もできない人間」という部分だったのですが、この件に関してはいかがでしょうか?

坂田 それは黒の中村カントクに限らず、ファンがひとりでもそういうふうに思っているんだったら、俺はそことも勝負するつもりだし、否定も肯定もしないよ。ただ、現時点で俺には後ろ盾も何も無いんだから、もうやるしかないよね。
――さらに、黒の中村カントクからは、坂田“ハッスル”亘として試合をする前に、ナットーマンでの試合を要求されました。この件に関してはいかがでしょうか?
坂田 まあ、アイツはナットーマンに今まで触ったことが無いから言いたいこと言ってるけどさ、どうなっても知らねえぞっていうね(笑)。まあ、俺にとって4月30日は大豆(大事)な日だし、ハッスル再興にあたってナットーマンというチョイスは俺の中でも無かったわけじゃないからさ。だから、向こうからナットーマンの名前が出てきたことは逆に好都合であって、ナットーマンが出るからにはそれなりの相手を用意しろと。逆に、ナットーマンの粘り強さがどんなものか見せてやるし、触ってしまったことをアイツに後悔させてやるよ。

■「Twitter? 俺がやる『ハッスル』はつぶやきの面白さどころじゃねえぞ」

――ちょっと本題から外れるんですが、突然、山口日昇ハッスル代表がTwitterを始めたじゃないですか。坂田さんはTwitterをやらないんですか?
坂田 俺はまったく興味が無い。それはもう山口さんに任せるよ。

――新日本プロレスなんかもやってますよ。
坂田 だったら、なおさらやんねえよ!(笑)。だってさ、俺が「今●●●でメシ食ってるなう」とかつぶやいたとするだろ? そしたら、変な想像を掻き立てて週刊誌とかが俺んとこに来たらたまったもんじゃねえだろ。
――確かに(笑)。
坂田 まあ、これから俺がやることはすべて『ハッスル』だから、俺のつぶやきなんかに期待しないで、実際に4月30日、後楽園ホールに観に来いってことだよ。つぶやきの面白さどころじゃねえぞ(笑)。
――結論としては、坂田“ハッスル”亘はTwitterには興味が無いと。
坂田 俺は絶対にやらん!
――わかりました。あと、会見で黒の中村カントクが、「実は、私のバックには坂田が口も利けないようなある人物が控えている」と不気味な予告をしていたのですが、この件に関してはいかがでしょうか?
坂田 俺が口も利けない人物? 何をくだらねえことを匂わせてんだって感じだよね。だいたい、俺のことを後ろ盾がないと何もできねえとか言っておきながら、てめえはしっかりと後ろ盾があんのかよって(笑)。
――ちなみに、坂田さんにとって“口も利けない人物”で思い当たるふしはありますか?
坂田 話したくもない人はいるけど、口も利けないっていうのはいないんじゃないかな。まあ、そんなことより、誰でも容易に想像がつくような奴を連れて来てみろ。その場でグッシャリ潰すぞ!!
――その一方で、坂田さんも「協力を申し出てくれている選手がいるので、近々会って話し合う。近々発表するので、楽しみにしておいてほしい」というコメントを発表されていましたが、この件に関してはいかがでしょうか?
坂田 ちょうど今、俺もいろいろ動いていて、それが一人なのか、二人なのか、それとももっとたくさんいるのか、まあ、近いうちに発表できると思うから楽しみにしててよ。

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