ハッスル通信

@UEXILEプロデュースによる“クズの事業仕分け”はどうなった!?
11・2『ジェッツ2〜ロード・トゥ・ハッスルマンズワールド〜』大会詳報

2010年11月3日

11月2日(火)、都内・新木場1stRINGにて、『ハッスルMAN'Sワールド』スピンオフ企画『ジェッツ2〜ロード・トゥ・ハッスルマンズワールド〜』が行われた。


今年7月に開催された旗揚げ戦『ジェッツ1』(西調布格闘技アリーナ)では、元新日本プロレス代表取締役で『ハッスルMAN'Sワールド』のCEOを務める草間政一氏がプロレスデビューし、前代未聞の“還暦寸前ハッスラー”誕生がちょっとした話題を集めた。

そして、第2回目となる今大会では、@UEXILEが大会プロデューサーを務め、プロレス界にはびこるクズどもを集めての“クズの事業仕分け”を敢行! 「クズとは何か?」「プロとは何か?」という深遠なるテーマに挑んだ。

この日のダブルメインジェッツ2では、“プロレスvs学生プロレス”と題して、坂田“ハッスル”亘との2度の激闘から@UEXILEに“クズ卒業”を認められた若鷹ジェット信介が、九州産業大学プロレス研究部時代からの盟友・旭志織(KAIENTAI-DOJO)とタッグを結成し、現役学プロレスラーのエロワード・ネゲロ&ムンクマンと対戦。ゴング開始前から奇襲を仕掛け、同時プランチャを放ったネゲロ&ムンクマンが主導権を握ったかに思われたが、すぐさまジェット&旭が猛反撃。中盤以降はムンクマンが一方的に捕まってしまう展開となり、最後は旭の強烈な逆片エビ固めをムンクマンが返すことができず。ジェット&旭がプロの洗礼を浴びせる結果となった。

試合後、マイクを持ったジェットは、「彼らは学生プロレスという色眼鏡で見られることに負けない気持ちでここに立ってくれました。その気持ちを僕は大事にしたいと思います」と観客にアピールすると、ネゲロ&ムンクマンに向かって「お前らがいつもやってる学生プロレスルール、自由な発想と豊かな表現力、なんかいいルールを決めろ」と、学プロルールでの再試合を要求。これに対し、ネゲロは学プロで最も危険なデスマッチである“エア電流爆破デスマッチ”(※ロープにはプロレスファンにしか見えない100万ボルトの電流が流れている)を提案し、さらに空気が読めないリアクションをした選手は減点となる3ロストポイント制を導入して再試合が行われた。なお、学プロの定番である場内生実況もさらに加えられ、たまたま客として観戦に来ていた見た目が邦彦(西口プロレス)、今大会に参戦したばってん多摩川、二人の学プロ出身者が実況を務めた。

そして行われた再試合では、電流が流れているロープに触れて悶絶する学プロコンビに対し、旭はロープに触れてもノーリアクションでいきなり序盤からロストポイント1。さらに、タッチを受けたジェットも最初こそリアクションを取っていたが、つい試合に夢中になるにつれてロープに走っての攻撃をしたところでノーリアクションだったために、ロストポイント2。これで早くも後が無いジェット&旭は慎重に闘いを進めるも、学プロお得意ムーブのひとつである数珠繋ぎの逆エビ固めに入った際、先頭のムンクマンがロープに手を伸ばしてロープエスケープしたと同時に全員に電流が流れたにも関わらず、反対側で技をかけたジェットがノーリアクションだったため痛恨のロストポイント3。これにより、学プロコンビがストレート勝ちを収め、1勝1敗のイーブンに持ち込んだ。

ここでマイクを持ったネゲロが、「僕たちは一回、プロを目指して挫折し、学生プロレスに行きました。今日このリングで闘えたのも何かの縁だと思います。最後にぜひ、プロレスで勝負してください!」と通常のプロレスルールでの対戦を直訴。これにより3本目は再びプロレスルールでの対戦となった。

その3本目では、1本目以上に強烈な逆水平チョップやエルボーで攻撃を加えるジェット&旭に対して、学プロコンビも必死に食らいつく展開に。そんな中で、ネゲロは得意のムーンサルトプレス、雪崩式フランケンシュタイナー、ムンクマンはミサイルキック、ファルコンアローで応戦し、ジェット&旭を追い込む場面を見せたものの、最後はジェットがダイビングボディアタックをカウント2でなんとか返したネゲロを原爆固めで沈めて、闘いに終止符を打った。

闘いを終えて、ジェットは「僕と旭がいま学生プロレスと交わる理由、それはもしかしたら届き切れなかったかもしれないです。でもね、この二人は少なからずプロという存在を夢見て、いま学生プロレスを必死で頑張ってます。そんな彼らの姿は、僕と旭の10年前の姿と重なるんです。本当におこがましいかと思いましたけど、そういう10年前の姿である彼らとプロのリングで闘えて、個人的には凄く感慨深いです。彼らにとってもいい経験になったらいいなと思っています。俺もこのあいだ坂田亘にボッコボコにやられて……でも、強くなること、プロレスラーであることを俺も諦めない。良かったら君らのような有能な若者がプロレスという道を進んでくれたら、俺は今日やった意義があると思います」と熱い思いを告白。これに対し、ネゲロ&ムンクマンもプロレスに対する熱い思いを語って応えたところで、大会プロデューサーの@UEXILEが「お前ら、なかなかいい試合だったじゃないか。俺の思った通りの展開になったッス!」と完全に上から目線で登場。

場内から「お前が言うな!」という絶妙なツッコミが入る中、観客に向かって「この『ジェッツ2』、@UEXILEプロデュースはいかがでしたか?」と問いかけた@UEXILEが、場内は見事なノーリアクション。そして、笑いが漏れる場内からようやく「まあまあ」「@UEXILEよりも良かったぞ!」という声が飛んだところで、「まあまあということはないでしょ! 関係ねえッス!」と一蹴した@UEXILEは、12・4『ジェッツ3』(西調布格闘技アリーナ)、12・28『ジェッツ4』(新木場1stRING)の開催を堂々発表。そして最後は、『ジェッツ2』出場選手をリング上に集め、ジェッツポーズで締めくくった。

その@UEXILEは、ダブルメインジェッツ1で本領をいかんなく発揮。いつもどおりEXILEの『LoversAgain』で入場し、さらにリング上で美声を轟かせた(※ただし口パク)@UEXILEは今大会のために用意した新曲『WON'T BE LONG』を披露(※もちろん口パク)。しかし、もちろんこれで終わるわけもなく、黒の中村カントクが登場すると予告通りに“世界の強豪バンビ”を呼び寄せる。そして現われたのはKAIENTAI-DOJO所属のバンビだ。

これまで当たってきた屈強な世界の強豪たちとは違う女子プロレスラーを相手に、「俺は女に手は上げねえッス」と余裕をかましていた@UEXILE。ならばとバンビはノーガードの@UEXILEに得意のムチ攻撃をフルスイングで炸裂させると、強烈な一発によって@UEXILEは悲鳴をあげながら場外エスケープ。途中、背中に無数の生傷を作った@UEXILEがバンビのムチを強奪することに成功し、「手を上げない」という言葉もすっかり忘れてムチを振るうもアッサリかわされ、ムチが自身のカラダに巻きついて拘束されるというひとりSM状態に。ならばと「ムチは凶器である」と主張した@UEXILEに対し、バンビも正攻法で応じてシャイニング・ウィザードを炸裂。最後はSTFで@UEXILEからギブアップ勝ちを収めた。

また、第3ジェッツでは、自称プロレスラーの五流お笑い芸人・ばってん多摩川が登場。その対戦相手であるZERO1若手選手Xとして現われたのはZERO1の若手蹴撃ファイター斎藤謙だったが、黒の中村カントクによる悪の策略によって、ばってんは抽選くじを引いて改めて対戦相手を決めることに。そして、引かれたカラーボールに書かれていたのは、「坂田亘」の文字。すると場内から「エビスコ!」というコールがばってんに飛ぶ中、私服姿の坂田が登場。

ばってんが逃げ出さないように、ランバージャックデスマッチルールが採用されたこの試合は、坂田がオーナーを務める『代官山 わたる』の店員を辞め、DDTプロレスリングの高木三四郎がオーナーを務める『エビスコ酒場』の店員として働くばってんが、煽りVで“高木派”をアピールしてしまったばかりに、試合開始早々から坂田に土下座をする展開に。しかし、そんな姑息な手段が坂田に通じるわけもなく、ばってんは坂田の逆水平チョップ、ウエスタンブーツ着用によるスネへのトゥーキックで悶絶。最後は、坂田の強烈な逆片エビ固めで、ばってんがあっさりギブアップ負けとなった。

試合後、「末岡、そもそもプロレスというジャンル、生態系を崩したのは俺たちかもしれない。それによってお前らみたいなのが入りやすくなったのも事実だ。だけどな、いま俺は改めてプロレスに真剣に向き合って考えていきたいと思う。これからも試行錯誤が必要だと思う。わかるか? 何がわかるんだ?」という坂田の問いかけに対し、ばってんは「試行錯誤です!」と返答してしまったばかりに、再び坂田の怒りに火を注ぐ格好に。そして、坂田が「俺と高木、どっちがいいんだ?」と究極の選択を迫ると、ばってんは「坂田亘です!」と即答。さらに、「そもそもお前は、俺と高木を同列に見てるのか?」という坂田の問いに対し、「いえ、次元が違いました」と答えたばってんだが、はたしてこの男の今後の運命は……!?

その他の試合では、第2ジェッツに登場したウルトラマン・ロビンが伝説のコルバタを披露。また、第1ジェッツでは、“クズの総大将”佐野直が、謎の外人レスラーのジェロニモ、キャットファイターのシャッターチャンスわかを相手に3WAYマッチで18禁殺法を炸裂させて、クズっぷりをいかんなく発揮した。

全試合終了後に大会総括を行った大会プロデューサーの@UEXILEは、「俺のプロデュースなのに、最後はブーイングを浴びるというとんでもない目に遭ったので。でも、他の試合は自分の設定していたテーマ通りに運びましたので、これに懲りずに。まあ、自分が出役にならなかったら、プロデュース興行はすべて丸く収まったのかなという可能性も見い出せたので。今後も可能性を信じて、これに懲りずに@UEXILEプロデュース興行を打っていきたいと思いますので。誰にも邪魔されなければ。よろしくお願いするッス」と、聞いたほうもビックリするほどのいたって真面目なコメントで総括。はたして、年内であと2回開催される『ジェッツ』で@UEXILEプロデューサーの手腕が発揮されるのか!? ロード・トゥ・ハッスルマンズワールドへの道は、まだ始まったばかりだ!


▼11・2『ジェッツ2』(新木場1stRING)全試合結果
【第1ジェッツ:クズカクテル「カオス」:3WAYマッチ】
○佐野直(スタンリークラブ)
[5分36秒、逆片エビ固め]
×シャッターチャンスわか(キャットファイター)
※もう一人は、ジェロニモ(インディアン)

【第2ジェッツ:出るか、伝説のコルバタ!:タッグマッチ】
○佐藤悠己(フリー)&ウルトラマンロビン(ヒーロー・SPG)
[14分58秒、ダイビング・フットスタンプ]
ニセHG(元・高田モンスター軍)&●サイクロン北原(頑固プロレス)

【第3ジェッツ:クズの中のクズ「ナメてんのか!」】
○坂田“ハッスル”亘(ハッスルMAN'Sワールド)
[6分40秒、坂田派逆片エビ固め]
●ばってん多摩川 (自称プロレスラー)

【ダブルメインジェッツ1:「歌うす!」】
○バンビ(KAIENTAI-DOJO)
[4分13秒、STF]
●@UEXILE(ハッスルMAN'Sワールド)

【ダブルメインジェッツ2:プロレスvs学生プロレス:タッグマッチ】   
若鷹ジェット信介(ハッスルMAN’Sワールド)& 旭志織(KAIENTAI-DOJO)
[2-1]
エロワード・ネゲロ(学生プロレス)& ムンクマン(学生プロレス)

《1本目》プロレスルール
若鷹ジェット信介&○旭志織
[8分24秒、逆片エビ固め]
エロワード・ネゲロ&●ムンクマン

《2本目》エア電流爆破デスマッチ(3ロストポイント制)
○エロワード・ネゲロ&ムンクマン
[2分48秒、3ロストポイント]
●若鷹ジェット信介&旭志織

《3本目》プロレスルール
○若鷹ジェット信介&旭志織
[8分58秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド]
●エロワード・ネゲロ&ムンクマン